しかも二台同時に。
一台は前、一台は後。
幸いタイヤサイズが一緒なので前後のセットを安く買ってみました。
オフ車のタイヤチョイスのコツも書いておきます。
実はセロー225WとKDX125SRはタイヤサイズはほぼ同じ
どのオフ車もDUNLOP D603を一回履かせてから、他のタイヤをセレクトしています。
でないと、
車種に合わせたタイヤセレクトの的確な判断ができない。
からです。
つまり、
「いつもの標準となるタイヤを使った結果どうだったか?」
の指標としているのがDUNLOP D603と言うわけです。
その結果、
等を考慮してタイヤをセレクトするようにしています。
ブロックが完全に無くなる前に交換したいもんです。
タイヤセレクト
雑誌やネット、各種メディアでのバイクそのもののインプレと同じくらい、タイヤのインプレはあてになりません。
そんなの乗り手とスキルで全く違った印象になるからですよ。
特にオフロードタイヤは顕著です。
未舗装路を
ではタイヤセレクトは全然違います。
でも全然違います。
さらに、
乗り手の体重や使う速度域でタイヤの印象って全く違うんですよ。
なので、
自分の乗り方とマシンの性格、使い方でタイヤセレクトを微調整していくしかないんです。
今回、IRC GP21&GP22の前後セットを1セット購入しました。
IRCは昔から好きなんですよねえ。
※昔、公道2st用のオフタイヤ売ってて、これがまたワタクシの感性にピッタリでしてDT200WRでリアスライドを自由に使えるようになったのはこのタイヤのおかげです。
ここ数年、セロー225WもKDX125SRもオンロードツーリングに使いまくったため、タイヤがだいぶ減っています。
オフロードタイヤは接地面が少ないのでオンロードで使うと早く減るものが多いのです。
※細い峠でオンロードバイクを突っついて遊んでたからではありません。
1セット買ったのは、
をそれぞれ入れ替えるためでございます。
※本当は2セット買いたかったのですがチャリ買っちゃったので使えるお金がありません。
ちなみに・・
オフロードバイクや古いオンロードバイクの様にフロントタイヤの径が大きいバイクはリアタイヤが早く減ります。
後輪荷重って奴です。
イメージです。
ワタクシはこういったメリハリのある走り方が大好き♪
※派手ですが遅いんですよねえ、タイム測ると。
今のバイクのようにフロントタイヤにグリップ一任、
勢いを殺さずハイスピードをキープしたまま曲がるといった芸当ができません。
なので、
この手のバイクはリアタイヤ二回にフロントタイヤ一回
みたいな交換サイクルになります。
※当倶楽部の場合、Z1-RとZ750D1は前後一緒に変えちゃいますけど。
目的に合わせたタイヤ選び
オフロード性能も林道遊びするくらいなら十分です。
ただし、オンロードツーリングするとあっという間に減るんですよねえ。
KDX125SRとセロー225Wは、
気を使って整備していますが、いずれも30年選手です。
※走行距離はどちらも5万キロ以上、二台とも心臓移植(エンジン交換)履歴アリです。
二台ともクラッシックバイクです。
もちろんメーカーから出てくるパーツもだいぶ欠品が増えてきました。
したがって、
現在は林道 酷使 ツーリング用に使うのは止めています。
2021年現在、当倶楽部の県道散策遊撃隊としての任務に就いています。
とはいえ、
オフロードバイクとしてこの世に生を受けたからには、オンロードタイヤを履かせるのはかわいそうなのですよ。
引退したご隠居が本気出すと結構強いように 実はまだこの二台もオフロード性能は捨てたもんじゃありません。
なので、
ちょっとした未舗装路や悪路でも使えるタイヤをセレクトしてみました。
DUNLOPオフタイヤ3兄弟
DUNLOPの公道用オフロード用バイクタイヤはわかりやすいのです。
オフロードバイクのタイヤセレクトに悩んだら、とりあえずこれらを基準に考えるのが手っ取り早い。
しかも、
昔からずーっと作り続けてくれているし、田舎のバイク用品店でも在庫がある位メジャーなタイヤです。
■D603
最もオフロード寄り。普通の林道ツーリングならこれで十分。ちょっとゴムは柔らか目。
※良心的な公道用オフロードタイヤと言う位置づけ。これを超えるとエンデューロタイヤ(公道不可)とかになっていく。
■D604
最もオンロード寄り。ほとんどオンロードツーリング用。まったく減らない(笑)
※かくいうワタクシも林道デビューはこのD604を前後に履かせたDT200WRでした。泥の林道で全然グリップしなくてけちょんけちょん(笑)
■D605
かつていろんなオフロードバイクの純正タイヤにもなったくらい標準。だいぶオンロード寄り。
※まずこのタイヤでオフロードに行く前に徹底的にバイクの車体に慣れるという意味では正解。
タイヤ選びに迷ったら、大まかな上記の性格を理解したうえでチョイスすると基準にしやすいですよ。
各タイヤメーカーもいろいろ揃えてくれていますが、DUNLOPの3兄弟が一番わかりやすい。
実は今回DUNLOP D605でもよかったのですが、 たまたま投げ売りの IRC GP21&GP22にしたのは前後で11000円(送料込み)と激安だったからです。
DUNLOPは安いところで前後13000円位からありますが、当倶楽部は中古のオフタイヤ探してたくらい貧乏なのですよ、ええ。
フロント用がGP21、リア用がGP22となっています。
セロー225WとKDX125SRの純正タイヤサイズ
オフロードタイヤはワンサイズ位太い奴も履けるようですがいろんなところに干渉するので止めたほうが良いです。
■セロー225Wの純正タイヤサイズ
フロント 2.75-21
リア 120/80-18
■KDX125SRの純正タイヤサイズ
フロント 70/100-21
リア 4.10-18
2台とも純正タイヤサイズが前後でインチメトリックが混在です(笑)
ちなみに・・
セローを基準に互換性をまとめますと。
フロント | |
80/90-21 | 違和感なし |
70/100-21 | 幅が細い |
80/100-21 | 外径が大きい |
90/90-21 | 外径、幅ともに大きい |
リア | |
4.60-18 | 違和感なし |
4.00-18 | 幅が細い、外径が大きい |
4.25-18 | 外径が大きい |
110/90-18 | 幅が細い |
120/90-18 | 外径大きい |
まあどれも履けますが。
幅が太かったり、外径が大きかったりすると、スイングアームやフェンダーなどに干渉しますよ♪
ワタクシ、太めのエンデューロタイヤ履いたDT200WRで林道アタックしまくったら、サイドカバー内にある2stオイルタンクと干渉して穴が開いたことがあります。
※いきなりオイルランプついて大いに焦りましたが。
ま、前転気味の大転倒してシートフレームから落ちたのでフレームがちょっとよじれてた、って言う話も有るのですが♪
まとめ
特にオフロードのタイヤは奥が深いのです。
こればっかりは個人の感想ですからねえ。
と言葉で言っても個人個人の感覚的なものはわかりませんし。
色々試してみて、一番使い勝手がいいタイヤをセレクトすりゃいいんじゃないでしょうか。
2セット買うと配送のお兄さんが半笑いで運んできてくれる。
でも無頓着な人はどんなタイヤでも慣れちゃうので、タイヤの銘柄なんて全然気にしませんよねえ。
坊主みたいなすり減ったタイヤでも未舗装路で本気で速い人もいるし。
※何やってんだか教えてもらいたい。
少なくとも、
ふつうお人はあんまりすり減ったタイヤはグリップ力も下がるし、アブナイので早めに交換したほうが良いと思うのです。
ま、コケるときはタイヤの寿命とか銘柄とかまったく関係なくコケるんですが。
ちなみに・・
本来であれば、新品タイヤへの交換は春にやるのがおススメですよ。
タイヤのゴムが一番いい状態で過酷なバイクシーズンを乗り切ることが出来るからです。
今回は中古タイヤ探してて 酔っぱらって調子に乗って 新品タイヤ買っちゃったので仕方なく。
※だって秋は落ち葉で滑るし、路面温度も低くて減ったタイヤだとちょっと怖いんですよ。
次回はタイヤ組みつけのコツでもまとめますかね。