なので下道のみの中距離ツーリングに行くことにしました。
こういうプランニングができるのが長野県在住のいいところです。
長野市を出立して新潟、群馬をめぐり日帰りするというザックリしたプランです。
大体360kmですがなかなか楽しめました♪
当記事の目次
いきなり出遅れる
ゆえにスタートはどんなに早くても9時半ころになります。
朝6時くらいに出立を予定していたのですが鼻から予定が崩れました。
こういう時に文句を言ってはいけません。
仕事があるだけありがたいのです。
そういいう時は次善の策を考えればいいだけです。
よく考えたら、
夕方にテントの設営をして、風呂を探して、買い出しをする、とかキャンプのような準備をしなくていいのです。
別にゆっくり観光したいわけではありません。
バイクで移動できればいいんです。
ゆえに、
9時半スタートでも400km弱くらいなら余裕で走破できるはず、と思い直します。
なにせ、
渋滞が少ないので距離を稼ぐにはもってこいだからです。
都会に比べたら田舎の交通量なんて屁みたいなもんだからです。
とはいえ、
心理的な時間の余裕というものはあるに越したことはありません。
なにせ今回の得物はレストアし終わった直後のVT250FHですので。
※オイル滲みの発生していたフロントフォークのOHはもう行いました。時系列的には逆になりますがそのうち記事にします。
というわけで、
早朝にVT250FH各部の最終チェックを行い、ざっくりした工具を積み込んだ状態にして置きました。
※マニュアルによるとタイヤの空気圧は2.25なのね。ちょっと高い気がする。
さくりと用事を済ませてから、ほぼ予定通り9時半に出立することができました。
この時点で、気温は32度を超えています。
頑張れ、250cc水冷ツインカムVツイン。
この気温の中、何処まで水温が上がるか楽しみです♪
GARMIN壊れる?
衛星を捕まえてくれないのです。
まあいいや、とそのまま出立しましたが何度電源を入れ直しても衛星を捕まえてくれません。
今回もハンディGPS「GARMON 60CS。」をお供にします。
RAMマウントのキットでは物理的にVT250FHのハンドルに搭載できません。
なので、
考えた結果、タンクの前方、傾斜しているフラット面に吸盤式のRAMマウントをつけて運用することにしました。
吸盤式のマウントベースは普段車のフロントウィンドウに貼り付けて使っているものです。
※途中で吸盤が取れても大丈夫なようにDEGNERのタンクバッグの持ち手にくぐらせて一応脱落防止としました。
スマホの電波とか関係ない元軍事技術なのがかっこいいハンディGPS。
バイクにスマホとかを固定するならRAMのシステムが貧乏くさくなくていいです。
こういうモノをケチるからキミはいまいち大物になれないのだよ、U君。
これだけ考えて設置したのですが電源を入れても衛星を捕まえてくれません。
走行中、何度か電源を入れ直したりしたのですが、やっぱり衛星を捕まえてくれません。
前回、VT250FHの走行テストの際、
タンクバッグ上面のクリアビニールの地図を入れておく所で運用したらクッソ熱くなってたので、壊れたかなぁと思っていました。
※もう10年以上極めてハードな使い方してるしねえ。
それでも、
シタバタして見たかったので出立から80kmほど走った道の駅で休憩時に全部リセットしてやりました。
リセットの方法は、
[実行]ボタンを押しながら、電源を入れる。
です。
※こんな古いハンディGPSの情報を必要としている人はどれくらいいるんだろうか?
簡単なボタンの操作チェックをした後、再起動すると・・。
衛星を捕まえ始めました♪
というわけで、
今回のツーリングの走行距離はGPSの走行距離に、リセットした80Kmを足した距離ということになりますな。
買い換えるお金なんてないので 直って良かった♪
あまりに熱いので道の駅のトイレで顔を洗い、クールタオルを湿らせて再スタートします。
GARMINが異常になる原因は、電池を外して長いこと放置するとメモリ内から設定が飛んじゃうかららしいです。
※そういえば前回電池を使い切って、帰宅後すぐに電池を充電したんだった。
R117とR353の快適ツーリングルート
新潟県十日町市の南端あたりからR353で進路を南東に変更、南魚沼をかすめてR17にでました。
本州の中央、東京から新潟まで続く大動脈の二桁国道です。
長野市を抜ける際にR117でちょっと渋滞にはまりました。
35年前の水冷Vツインエンジンの水温はどうなることかと思っていました。
このツーリングを通して水温計は半分よりちょっと上くらいまで行きましたが、それ以上上がることはありませんでした。
この日は35度に迫ろうかという気温でしたが、水温的にはいい感じです。
サーモスタットも電動ファンもちゃんと動いているようでオーバーヒートの心配はなさそうです。
渋滞する箇所を抜けちゃえば、基本的には快走路なので水温も低い位置で安定しました。
※レストアの際に冷却水も交換しています。時系列ではありませんがそのうち記事にします。
稲が青々と育ってるのを見ると清々しいですな。
秋の収穫時期には一面が黄金色に冬の豪雪期には一面が真っ白になる。
※かまくらの里の近くです。
飯山市の渋滞エリアを避けるため、豊田飯山ICの北でR117と並走する一本西の県道ですらない抜け道を進みます。
この道と接続する県道を使えば戸狩スキー場付近まで混みあう飯山市街を抜けられるので渋滞知らずで進めます。
R117はR353に接続するのでこれを右折して南東に向かいます。
いわゆる「インスタ映え画像。」で有名な清津峡に寄る予定でいましたが、
R353から分岐する細い道に車がうようよいるっぽいので省略。
※バイクの単独行だとこういう時凄く変更が効くので楽です。
魚沼スカイラインで遊ぼうかと思いましたが、これもいく先が180度違うので取りやめ。
こういう時に時間があると寄ってこうかと思うんですよねえ。
何事も時間の余裕の範囲で遊ぶべきです。
時間だけは無駄にあった若いころは、
単独行なら お金のかからないなら 目に付いたものすべてに立ち寄ってましたが選択と集中って奴です。
※ワタクシも大人になったなぁと思いますわ。
そうこうしているうちに、R353は急激に標高を下げR17に接続します。
この先、R17を南下しますが周囲はスキー場だらけになりますな。
ちなみに・・
最近の関東圏からの長野県北部ツーリングの際は関越自動車道で湯沢IC付近まで来て、R353、R117とつないで入ってくるのがトレンドらしいですな。
今回ワタクシが走ったのとは逆のルートになりますが、確かにこのルートなら大抵空いてるので快適なペースで走れるはずです。
高速でも渋滞が想定される上信越道軽井沢周辺や中央道大月周辺などがない分、楽かもしれません。
まあ、イマイチメジャーになり切れないルートですがワタクシは結構好きなルートです。
快走R17!湯沢からの三国峠越え
スキー場を見ながら快適に流す峠越えのルートです。
有名な苗場スキー場もこのルート沿いにあります。
R353からR17を南下すると進行方向右手にたくさんのスキー場が見えるようになります。
東京在住時代はこの辺りにスキーしに来たものですが、長野の雪を知っちゃうとこの辺りの雪は固くてザラザラなので来なくなりますな。
とはいえ、
せっかくなのでR17を逸れて久しぶりにガーラ湯沢や越後湯沢市街を流してみました。
スキーブーム時には一世を風靡したガーラ湯沢の横を通り、越後湯沢の駅の前でパチリ。
何処のスキー場も似たようなもんなので寂れているかと思いましたが、お祭りがあるらしく人はそれなりに歩いていました。
もっと閑散としてたら定食屋さんでご飯でも食べようかと思っていたのですが、ここは華麗にスルーします。
神立付近で再度R17に戻ります。
まだまだスキー場が続きますな。
グランピングっぽい施設が新設されてたりします。
ここからはフジロックで有名な苗場を目指します。
夏のスキー場は駐車場も広いのでもっとイベントとかやればいいと思うんですが、人が集まるのはフジロックくらいなんでしょうねえ。
※2023年のフジロックは既に終了しているのは確認済み。
苗場ルートの三国峠越えはR17という大動脈であり、天下の二桁国道なハズですが交通量はかなり少ない快走路です。
特に上りエリアはデカいバイクでも 免許の心配さえなければ パワーをかけられるので走って楽しいです。
そして思いのほか暑い。
※長野に比べると標高が低いので当たり前ですな。
VT250FHも小排気量ながら頑張ってくれます。
250ccVツインエンジンは25km/lという高燃費をたたき出す割に割とストレスなくぶん回ってくれます。
さすが43馬力。
VT-Fシリーズ最大馬力のエンジンです。
一瞬で100km/hみたいな絶対的なスピードはないのですが、
これはこれで十分。
早く走らせるには腕が必要で面白いし実用的です。
※お財布にも免許にも優しいのは250ccクラスな気がしますな。
ほどなくして苗場スキー場です。
やっぱり苗場は格が違う気がしますな。
昔は苗場スキー場なんてのはお金持ちの行くスキー場で高根の花の異次元の存在でした。
もちろんワタクシの要は小さきものはスキーしに来たことは一度もありません。
とはいえ、
ちょっとあこがれはあったわけです。
というわけで、
昔、真夏にこのレストランで単独ツーリング中にきったない恰好で飯食った思い出があります。
一番安い麺類だった気がしますが。
今回も飯くらい・・と思いましたが、イマイチ腹減ってないのでさらに進むことにします。
※ワタクシはツーリングしてると幸せ指数がアップしまくって腹も減らなきゃ喉も乾かないモードに入るのでした。
改めて走ると三国峠はとんでもない山の中ですなぁ。
景観は良い方ではないですが時々木々の間から見える遠くの山が山深さを思い知らせてくれます。
※とはいえ、長野の山の中はここの数倍は秘境感が高いですが。
ああ、新潟に入ったところも写真撮っておけばよかった・・と、この時思いました。
前にも後にも車がいないそんな山の中の道をずんずん進んでいきますと群馬県に入りました。
最初の予定では、ここからさらに東に向かう予定でしたが時間の都合上省略することにしました。
そして、
左足の脛が攣り始めます。
これは、脱水の初期症状ですな。
早急に休憩をとる必要があります。
というわけで、
案内板に従い、群馬県道53でR17を逸れて「道の駅たくみの里。」を目指します。
ちなみに・・
単独行でのツーリング時は休憩を取らない傾向にあります。
250kmくらいなら一気に走っちゃうこともあります。
※ワタクシだけ?
とはいえ、
特に真夏は走行中に予想以上に身体の水分を失ってるし、身体に熱をため込んでいます。
ヘルメットやウェアなどフル装備で走ることを余儀なくされるのバイクは熱中症発生装置に近いのです。
特に中高年ライダーは何らかの症状を少しでも自覚したら、すぐに休憩すべきです。
熱中症は手遅れになるとシャレになりませんよ。
※下手すりゃ死んじゃいます。
ワタクシは脱水が進むと割と左足の脛が攣るのですわ(笑)
ゆえに、
そうなったら無理やり休んで水分補給+血行促進ストレッチをするようにしています。
それと、
真夏のツーリングの際は、タンクバッグには500mlのシグボトルに冷たいレモンドリンクを入れて携帯しています。
氷多めで薄めに作るのがコツです。
※ごくごく飲むには味が濃い方が飲みにくい。
これがあれば、自販機のない景観の良い場所で休憩しても水分補給ができますし、無駄なお金を使いません。
空になったら冷たいペットボトル飲料を買って詰め替えればしばらく冷たいのもありがたい。
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群馬の山の中の県道を繋ぐ
せっかくなのでここから群馬の県道を繋いで西に向かうことにします。
今回使わせていただいた群馬の県道は、
良い感じの田舎道です。
もちろん、以前何度か走っていますがそれこそ5年以上前のことなので久しぶりです。
※前回通った時はまだワタクシタバコ吸ってた記憶があります。
ツーリングは街道沿いを流すツーリングもいいのですが、
延々と青々とした木々の間を抜け、小川沿いで交通量の少ない グネグネした 山の中を走るのが楽しいのです。
夏のツーリングというのは多少暑くても毎回こうであってほしいもんです。
特に真夏はセミが鳴いてたり、道端にヒマワリが咲いてたりするので「僕の夏休み。」感がマシマシですな。
群馬県道53号
ここも車通りがほぼない山の中の道です。
R17から右折する車はほとんどいませんな。
群馬県道53に入るとすぐにでかい藁の恐竜が出迎えてくれました。
この周辺は「たくみの里。」といわれているようです。
いきなりデーンとある。
夜見たら泣くくらい怖いと思う。
「道の駅たくみの里。」は県道沿いではなく、ちょっと入った場所にあります。
看板があるので分かりづらい訳ではないのですが、ちょっと変わった作りです。
お客さんもそう多くはなさそうで、駐車場は2割くらいしか埋まっていません。
ここは道の駅だけで完結せずに周辺の集落までも複合的な道の駅として稼働させてるっぽいところが新しいです。
道の駅周辺のお店や街を含めての施設になってるっぽいですな。
各種体験エリアもあれば各種ショップも独立形態です。
各施設が別棟になっているので雨天時などは歩き回るのは大変そうですが、これはこれでアリです。
この日は炎天下で歩き回る人は言いませんでしたが、いろんなイベントとか出来そうです。
とりあえず、ワタクシは補水を兼ねて食事することにしました。
飲食できる場所がちょっとわかりづらいです。
単独行なので長居するつもりはありません。
安くて早くて美味いと決まってるカレーにします♪
大変美味しかったけど、もう少し量があってもいい。
※暑いのでこれくらいの量で良かったのですが涼しいと物足りないんじゃないかね?
時間は13時半。
義務教育で教わった知識に寄ると、気温が最高潮になる時間ですな。
頭から水をかぶり、クールタオルを濡らして再出立します。
とはいえ、
ここまで200km近く走っています。
この先、ガソリンスタンドのない山の中ばかり走るのでいささか心もとない。
計算ではVT250FHは満タンで300km以上の巡行が可能ですが常にガソリンは余裕を考えます。
単独行というのは何があっても一人で対応出来なければなりませんのでギリギリアタックとかすべきではないのです。
※田舎は猛烈な勢いでガソリンスタンドが減っているのでいつでも給油できると思ったら大間違いですし。
なので、
この辺りで比較的大きな街、中之条町を目指してそこで給油することにしました。
※久しぶりにフルサービス型のガソリンスタンドでした。長野のガソリンスタンドはセルフが多いのですよ。
四万温泉(シマオンセン)と四万川ダム
R353に接続します。
実はまたR353です。
さっき新潟の十日町で通った奴ですな。
R353は苗場山を越えられない分断国道の一つなのです。
長野や群馬にはこの手の分断国道がたまにありますね。
※すぐ西に分断国道R405もあります。
せっかくR353に当たったので北上して国道が分断されてるところまで行くことにします。
この辺りは四万林道という直線が気持ちいい林道をオフ車で走りに来ることはありますがオンロードではあんまり来ません。
暑いので標高をあげて涼みたいし、なんとなく時間に余裕がありそうだし、まだ日が高いし。
寄り道する理由はいくらでもあるのです。
四万温泉街を右手に見つつさらに進みます。
ほどなく終点の看板はありませんが、ダムにぶち当たります。
四万川ダムです。
ここがR353の分断地点です。
※たぶんワタクシが生きているうちに接続されることはないと思われます。
ダムは遠くから見るもんですなぁ♪
四万温泉は割としっかりした温泉街です。
その中に「千と千尋の神隠し。」の油屋のモデルとなった と言われる数多いうちの一つの 旅館があります。
中央やや左の方の建物が「積善館。」です。
※もっと奥行きがあるのですが混んでたので遠慮しました。
せっかくなので写真だけでも撮ってこようと思ったのですが人も車もごった返しています。
こんな山奥にある温泉宿で結構な宿泊料なので空いてるかと思ったのですが。
みんなお金持ちですなぁ♪
汚いバイク乗りはワタクシだけですし。
※温泉に入らずに温泉街を見に来ただけなのもたぶんワタクシだけでしょうが。
良いのですよ。
ツーリング先ではお風呂に入らない主義です。
お風呂入ると酒飲みたくなるので。
※どうせまた走れば汗かいて汚れるんだし。
ちなみに・・
こういう奥まったところにある温泉街というのは大抵いい温泉でして。
※じゃないと長いこと営業なんてできないんですよ。
昔からある山奥の温泉街は川沿いに作られていることが多いです。
川や谷に沿った形でいわゆる「温泉街。」が形成されているので、古くからある温泉街ほど道が細い傾向が強いのです。
四万温泉もこのパターンを踏襲しています。
※その証拠に車通りを意識したR353から一本外れた道が温泉街です。
道が細く、脇はすぐ河原ですのでデカい車でこういう所に入ってくるので、すれ違いができずに渋滞しがちです。
・・やっぱりデカい車って要らないくないですか?
※せめて5ナンバー枠、全幅は1700mmもありゃ十分ですよ。
意外なことにバイクがあんまりいない
それしか道がないので。
途中で群馬県道55と接続するので右折して西に向かいます。
R353を離れるとまたワタクシだけしかいない田舎の山の中の道になりました。
道はそれほど細くもなく、路面もあれてない2車線から1.5車線で良いペースで走れます。
※見通し悪いところは警笛鳴らしています。
なーんもありませんな(笑)
終点近くに「日本ロマンチック街道。」の看板が朽ちかけていました。
この区間走行中にほぼ一台も走ってる車を見かけませんでした。
夏の休日の真昼間だというのに。
中々いい道なんですが観光地があるわけでもなく、景観も良いわけでもないのでマニアックな人しか来ないのかもしれません。
※ごくたまにある施設に停車中の車はあったので人は居るはず。
並行して走る国道でも別に問題ないわけですし。
むしろ、
走りやすくコンビニやガソリンスタンドがある国道の方がいいのかもしれませんな。
長くなったのでだいぶ端折ります。
※この先はもう散歩のルートなので書いてて面白くないし。
この後、R292で草津に入る手前で嬬恋パノラマラインを抜けて長野県道35で長野市街に戻ってまいりました。
この日はなぜか志賀草津高原道路へのアクセス路であるR292でもバイクはほとんどいません。
そして、
まさかの嬬恋パノラマライン北ルートでバイクと遭遇ゼロ。
「愛妻の丘。」にすらバイクは一台もいません。
何ということだ。
雨がぱらついているけれど まだ日が高いというのに。
今回のツーリングは全般を通して、
「ほとんどバイクとすれ違わなかった。」
ということに何より驚いています。
道の駅ですら休憩中のバイクは多くありませんでした。
バイク乗りはみんなどこ走ってるの?
ツーリングキャンプ流行ってるんじゃないの?
荷物満載のロングツアラーとかどこ行ったのさ?
もしかして暑いから出かけないの?
ちなみに・・
「日本ロマンチック街道。」は何年か前にそういうプロジェクトで群馬と長野の一部ルートをそう呼ぶようになったと記憶しています。
今調べたところ公式では、
「日本ロマンチック街道(にほんろまんちっくかいどう)は、長野県上田市から栃木県日光市までの全長約320 kmを通過する広域観光ルートからなる街道である。」
By wiki
ということです。
起点と終点は抑えておきたいですがそれを示す看板などあるのかしら?
長野県上田市ったって結構広いし、起点(もしくは終点)はどこなんだ?
なにがロマンチックなのか定かではありません。
まったくもって謎だらけです。
企画自体の詰めが甘すぎます。
構想自体は素敵なプロジェクトですが、
現地人すらもろくに認識せず、観光客はそもそもしらず、だいぶ忘れ去られてる感じがしますな。
※細々と活動は続けているようですが脱退する自治体も多いみたいです。
このように何となく残念な「日本ロマンチック街道。」ですが、
その名称のもとになったのはドイツにある「ロマンチック街道。」です。
ワタクシは欧州の本家ドイツのロマンチック街道を全線走破しました。
BMWR1150Rで。
素晴らしく良いツーリングルートです。
※言っておきいますが「日本ロマンチック街道。」の様なグネグネ道はないです。
本家のくせに「ロマンチック街道。」と日本語表記されてたのが印象的です。
恐らく資本が日本から現地に渡って整備されたのでしょうねえ。
金があるとはこういうことです。
当時は日本からの観光客も結構多かったのです。
ふと立ち寄った名もないような小さな村のお祭りでも日本人観光客がいたりしてちょっと嫌だったものです。
※ワタクシはそうはちゅTOKYO YOKOHAMA HIGHWAY MAGICIANというYellowCornのジャケットを着てたので日本人観光客からすぐ見つけられて嫌でした。
最近、現地の友人にその話をしたら今はもう日本語表記はないらしいです。
2023年現在、日本から欧州に来る観光客は激減してるらしく、見るアジア人は中華の国と半島の国の人ばかりなようです。
金がないというのはこういうことです。
そっか。
日本人はもう欧州に気楽に旅行に行けないほどお金ないのか・・。
若いころこそ旅をしていろんな経験を得るべきですが明日の飯もないのに旅行とか行けませんしねえ。
ワタクシ達世代はいい時代を過ごしたと本気で思いますなぁ。
話を元に戻しますが、
「日本ロマンチック街道。」はもっと大体的に売り込めばいいのでしょうが、
それなりの観光地とか無いと そもそも旅行が得意でない 日本人は来る理由を見つけられないのかもしれません。
※まあ一泊二日程度の日程でそのうちワタクシが走破してやろうかと思っておりますが。
コロナ禍以降、日本人は国内ですら移動しなくなったような気がしますな。
ありていに言うと貧乏ってそういうことです。
まとめ
一日時間ができることはあんまりないし、単独行で自由に勝手に走り回れたのは楽しかったです。
何というか、すげえ自由です。
ぐりぐり走る下道は最高ですな♪
昔は一日650km(高速100㎞利用)とかやってましたが、最近はこれくらいがちょうどいいですな。
とはいえ、
長野市を起点にして300kmから400kmくらいで周遊できるコースを作るとなるとなかなか難しいのですよ。
長野~白馬~糸魚川~上越ルートも素敵な周回ルートになりますが、
夏は海水浴客でごった返しているし、砂浮いてるし、標高が低くて暑いので避けがちなのです。
※混むのがわかってる所に行く場合は入シーズンを避けるのが基本です。
今回のツーリングのために久々にツーリングまっぷる(2013年版)を見て広域ルーティングしましたが、それすら楽しかったです。
※地図の小さい文字が見えなくなりつつあって「もう若くねえ。」というのを実感しますがね。
誰も走ってねえ。
ちょっと雨降っていますが遠くに晴れ間が見えるので突き進みます。
それよりも、
バイクにほとんど会わなかったのが気になります。
バイク乗り、数値的には増えてると聞いていますが思いのほか乗ってないのかね?
例え気温が35度近くても標高1000m付近はそれなりに涼しいのに。
ガソリン代が高くて給料低くて暑くて遠出したくない、というのも分からないではないですが時間は有限ですよ。
※みんなが行く観光地ツーリングルートにはバイクがそれなりにいるので集中してるだけ?
ともあれ、
なかなかコストパフォーマンス的にも最高レベル。
楽しさも最高レベルで満足できる良い一日でした♪
やっぱりワタクシの走り方だとVT250FHは25km/lがいいところですなぁ。
2stのKDX125SRとほぼ同数値なので、もう少しいってほしい気もしますが、
2023年の初めまで廃棄が予定され、朽ちかけてたご老体ですのでこんなもんなのかもしれません。
※セロー225Wは余裕で30km/lを超えるんだけれどあちらは単気筒で排気量もちょっと小さく低回転型だし。
嬬恋パノラマラインでちょっとだけ夕立っぽいものにあいましたが、当然ノーカッパで切り抜けました。
日帰りなのでかえってシャワー浴びれば済むので別にいいのです。
夕立やスコールは夏のツーリングではセットなのです。
ちなみに・・
未だにワタクシはソロツーリング中に16時が迫ると、
「今日のキャンプ地はどこにしようか、お風呂はどこにしようか、買い出しはどうしようか悩む。」
という昔からのソロツーリング時の癖が抜けずにちょっと焦るのがおかしかったです。
※ソロで走ってたロングキャンプライダーはみんなそんな感じだったハズ。
最近のキャンプ場はソロバイク乗りが飛び込みでキャンプ出来るほど空いてないらしいですな。
それもツマラナイな。
ソロキャンプで何日も旅をするなんて何もかも懐かしいです。
今の世の中、中高年がソロでキャンプしながらバイクで貧乏旅とかしてたら通報されそうですしねえ(笑)