KDX125SR KDX125SR2 バイク メンテナンス

【KDX125SR】前後のウインカーを更新して移設してみた

KDX125SR2号機。

KDX125SR2号機。

 

ワタクシ
KDX125SRのウインカーは古臭いデザインで設置位置も良くないのです。
いかにも35年前のバイクって感じです。
以前から2号機のレストアでは何とかするつもりでした。
この際、前後のウインカーの交換とテールランプの増設をしたわけです。

 

ウインカーはバイクが古臭く見えるパーツ

 

ワタクシ
バイクのウインカーの形にはその時代時代のトレンドがあるのです。
またメーカー独自のデザインというのもあります。
なのでウインカーは脈絡もなく適当に変更するとしっくりこないことも有るパーツなのです。

 

ウインカーはライトやミラー、ホーンなどと並ぶバイクの顔を形作っています。
バイクの印象にはいろんな要素が絡むのですがウインカーはバイクを印象付ける重要なパーツの一つです。

でも、
ウインカーはコケると粉砕することが多く交換頻度が高い代表的なパーツなので、
ミラー同様、昔から他車流用されがちなパーツでもあります。

ウインカーのデザイントレンド

保安基準が厳しかった時代は大きく張り出したウインカーが採用されてました。
Z2とかの時代がこれです。
※ビキニカウルのRZ250RなんてRZ250と共通パーツですがウインカーがデカく印象的。

 

Z1-RとZ750D1。

Z1-RとZ750D1。


ワタクシは丸タンクのZ1系には純正のウインカーが一番似合うと思っています。
大昔、ワタクシの0号機(黒いZ2)の時に小さいウインカーにしたことがあるのですが気に入らず純正に戻したことがあります。

 

そのうち、
カウル埋め込み型ウインカーが増えます。
RG250γが最初かな?
ウインカーを車体に埋め込んでシルエットだけ見ればレーサーっぽいのが流行ったのです。

というわけで、
レーサーに近い方が偉かったフルカウル全盛時代は埋め込み式ウインカーとともに始まったのでした。
※この時期はカウル付きに限らず、ノンカウル車でもリアウインカーは車体に埋め込むタイプが増えたのです。

が。

レプリカ度合いが進むにつれて埋め込み式ウインカーが煩わしくなります。
ウインカーを外せばそのままサーキット走行できるように別体式に進化するのです。

ゆえに。

レプリカ時代の後半から終盤はウインカーはカウルとは別体式の小型タイプがトレンドになります。
※この頃はエンデューロレースが盛んでオフ車はテールランプもウインカーと一緒に外せるように進化します。

埋め込みウインカーでスッキリしたデザインのVT250FGと同じテールカウルを持つVTZ250は、
後期型は時代の流れかどうかは定かではないのですがウインカーがわざわざ別体式になるのです。

 

VT250FH。

VT250FH。


この頃のバイクは埋め込み式ウインカーが流行ってたのだ。

 

車体にウインカー埋め込まれすっきりしたデザインが主流だったのが、
別体式ウインカーというデザインに変化したのはこの頃の様な気がします。

今もその別体式ウインカーの文化が続いています。

  • ウインカーを他車と共用できる
  • 量産効果でコスト的に有利
  • デザイン的に自由度が高い
  • どうせコケたら壊れるのでなんでもいい
  • ので、これからもウインカーは埋め込み式が主流になることはほとんどないと思われますな。

    埋め込み式だと車種ごとのカウルにフィットする専用設計なものが多いので汎用性無いしねえ。
    ※逆に言うと埋め込み式ウインカーは贅沢な作りなんですがね。

    KDX125SRはウインカーの設置位置が悪い

     

    ワタクシ
    オフ車は転倒するのが当たり前なので転倒時に破損が少ないようにウインカーの小型化が早かったように思います。
    そして、ラバーマウントだったりステーが変形しても折れないタイプだったりという進化をたどりましたな。

     

    KDX125SRのリアウインカーは、
    テールカウルに隠れるようにサイレンサーやラジエターリザーバータンクを内包するサイドカバーより内側に設置されています。
    これは、
    転倒時に破損を防ぐため車体から極力出ないような位置に設置したためと思われます。
    もちろんステー部はラバーマウントです。
    ※またがるときに邪魔にならないように車体に寄せるのは車高が高めなオフ車にはよくある傾向です。

    コレはコレでいいのですが、
    右側はサイレンサーから吐き出される未燃焼2stオイル交じりの排ガスであっという間に黒くなるのですよ。
    ※左側は役に立たないチェーンカバーのせいでチェーンルブが飛び散って汚れるのですよ。

    少し考えればすぐわかるような気もするのですが?

    ゆえに。
    今までワタクシが見てきたKDX125SRのリアウインカーはどれも黒ずんでいました。
    ※ウインカーの凹部、ネジ部はもちろん、少しでも割れや欠けがあるとそのすき間は真っ黒になってますな。

    設計上仕方ないのですがもう少し何とかならんのかね?

    RSVサイレンサーなら何とかなる

    ワタクシはこれがずっと気に入らず、
    当倶楽部のKDX125SR1号機では対策しました。
    純正サイレンサーでは出来ないのですがRSVのサイレンサーだと排気口を外して内部の消音材を交換できる作りになっています。
    当倶楽部ではRSV製のサイレンサーを小加工して排気口の向きを45度ほど回転させました。
    これでウインカーへの排ガス直撃を防ぐことに成功しています。
    ※RSVのサイレンサーはもう手に入らないかもしれませんな。

    車体からはみ出さないように設置されてるリアウインカーとは対照的に、
    フロントウインカーはかなり張り出した位置に設置されています。
    KDX125SRのフロントカウル(というかライトバイザー?)は、
    このクラスにしては巨大な部類なのでそれを避けて横に張り出してるのかもしれません。
    コケてもハンドルがあるのでウインカーにダメージないからねえ。

    KDX125SRは他車と共通のメーターが巨大で大きく、
    設置位置が変なのでそれを覆い隠すためにライトバイザーがバランス悪いくらいデカいんですよ。
    当然、コンパクトなリアウインカーとのバランスが最悪になりますな。

    原付2種のコスト削減を考えれば仕方ないにしてももう少し何とかならんかったのかね?

     

     

    ワタクシはこれも気に入らないのです。
    1号機はKLX250のライトバイザーを流用しています。
    一気にスタイリッシュになりましてウインカーの張りだし具合もいい感じに収まりました。

     

    KDX125SR1号機。

    KDX125SR1号機。


    すごく自然についていますが固定するには大変な苦労があったのです。

     

    2号機は社外品のライトバイザーを採用したのでウインカーをどうしようかって感じです。

    こういう詰めが甘いのがKAWASAKI。
    コレを愛でられないとKAWASAKI党にはなれないらしい。
    ワタクシはZ1-Rに長く乗ってるのでKAWASAKI党と思われている節がありますが特にメーカーにこだわってはいないのです。
    ※長らく嫌いだったHONDAもVTのおかげでかなり許せるようになったし。

    というわけで。
    この際2号機のウインカーの設置位置を変えてやろうと思います。

    ついでに、
    1号機の時はやらなかったウインカー形状も今どきっぽくしてみようじゃありませんか。
    ※どうせなら1号機と違ったことをやりたいのですよ。

    せっかくなのでLEDウインカーにして見ようかと

     

    ワタクシ
    ウインカーの他車流用を考えたうえで4つセットでヤフオクをめぐってみますがどれも高い。
    10年以上前のバイクの古びたウインカーが4つで5千円とかします。
    ※昔は解体屋さんで1個300円とかで買ってたのですが。

     

    ヤフオクを漁ってみたものの、どれもイマイチ。
    業者が売ってるのでどれも強気な値段で売ってますな。

    最近のヤフオクは昔の部品交換会のネット版みたいな雰囲気は全くなくなりましたな。
    ※転売ヤーっての?どうせ手間の割に儲からないからやめたほうがいいと思うよ。

    で。

    バイクのウインカーで検索しても出てくるのは新品の最近の中華製の汎用品のLEDウインカーが非常に多いです。
    まあコレはコレでいいのかもしれません。
    どうせ消耗品だしね。

    そうそう。

    でもそれならヤフオクよりも楽天やamazonやYahooShoppingの方が同じモノでも安いこともあります。
    ヤフオクで入札する前に他のネットショップを回ってからでも遅くありません。
    ※べらぼうな送料を請求してくるしねえ。

    なんだか最近のヤフオクはお買い得品が非常に少ない感じで、
    よほどの希少なパーツ以外は入札することはほぼなくなりました。
    昔のヤフオクは面白かったんですが。

    そもそもヤフオクは中古品や昔のデッドストックを売り買いする所であって、
    新品買うならネットショップの方がいい気がします。

    中華の新品パーツはヤフオクの検索キーワードを少し変えて大量に出品してるので煩わしいし。
    中古でも強気な高額で出品されてる商品はずっと入札がなく、
    出品者も管理してるんだかわからないくらいぐるぐる回ってるだけで邪魔です。

    こうなると買う人がいなくなるのでシステムとしては衰退の一途だよねえ。
    ネットで個人売買を仲介するシステムとしてはパイオニアだったのですが、
    ネットの文化はあっという間に廃れるんですよねえ。

    ヤフオクの運営はもっと個人出品者を大事にした方がいいと思う。

    話がそれました。

    結局、なんだかんだで楽天で中華製のLEDウインカーを手に入れました。

     

    バイク用LEDウインカー
    created by Rinker

    ほんとにいろんなのかある。
    このリンクからいろいろなウインカーの検索ができるようになっています。
    採用のポイントは比較的大きくて見やすいことです。
    流れなくてもいいので目立つ奴。
    周囲から見えないのは意味がないのですよ。

     

    最近は流れるウインカーが標準な様で、多種多様な形状の流れるウインカーが選べますな。
    ワタクシ的には見ずらいので流れない奴がいいんですがね。

    最近は、線上に配置されたLEDのウインカーを装備したバイクが増えましたな。

    が。

    ただでさえLEDは光に指向性があるのでちょっとでも角度がズレるとはっきり言って見えずらいのです。
    特に天気のいい日は不可能級に見えないことがあって危ない気がします。
    それでもメーカー純正で採用されてますよねえ・・。

    まあ今回買ったLEDウインカーも見えずらかったら取り換えればいいだけです。
    世の中にはやってみないとわからないことは結構多いのです。
    ※公道デビューまでまだ先なのでのんびり行きます。締め切り無いしね。

    フロントウインカーは以前記事にしたライトカウルにアルミ材で自作したステーを増設して設置しました。
    リアウインカーは純正よりちょっと高い排気が直接当たらない位置に設置することにします。
    ※リアフェンダーをKXのものにしたので隙間ができたからちょうどいいやってんで。

     

    KDX125SR2号機。

    KDX125SR2号機。


    実は一回ウインカーのセレクトに失敗しています。
    点灯するし問題は無いんですが、いかんせん小さすぎて見えずらいのでオミットしました。
    こうしてまたゴミのようなパーツがガレージに転がることになったのです。

     

    せっかくなのでテールランプも増設して見ようかと

     

    ワタクシ
    KDX125SR2号機には加工したKXの外装を無理やりつけています。
    ゆえにいろんなところに隙間ができています。
    これを逆に利用することにします。

     

    KDXのリアフェンダーは尻下がりだけれどKXのリアフェンダーは結構跳ねあがってるので、
    リアフェンダーとテールランプユニットの間にちょっとした隙間ができました。

    ここにウインカーを設置しようと思ったのですがそうなると後端に蓋をせねばなりません。
    どうせ蓋をするならテールランプかリフレクターを追加してやろうということに。
    ※手間はほぼ同じだし。

    適当にガレージに転がってたLEDのテールランプユニットがこの隙間にほぼぴったりでした。
    純正のテールランプも生かすのでこの配線に割込ませる形でテールランプユニットを設置します。

     

    KDX125SR2号機。

    KDX125SR2号機。


    武骨な四角形の追加ブレーキランプが何となくそれっぽくて気に入っています。

     

    設置用のステーは例によって当倶楽部ガレージに転がってたアルミのバーを加工して、
    ウインカーステーも兼ねたテールランプステーにしました。

    サイズ的にまさに測ったようにぴったりです(笑)
    純正のリフレクターも生きるので道路交通法的に問題は無いハズです。

    後端はぴったりですがサイド部には隙間があるのでココは樹脂系の素材を切出して蓋にします。
    加工用の樹脂素材(KXの外装を切った張ったした際に出たゴミ)もたくさんあるのでコレを成型して使うことにします。
    オフ車の外装は半田ごてで加工できるので楽です。
    ※溶ける際のガスは有毒なので換気がいいところでやらんといけませんが。

    まとめ

     

    ワタクシ
    電装系が進むとさらに形になってきた気がしますな。
    色的にKAWASAKI車だということはわかるのですがなんだかわけわからない(笑)
    こういうのが良いのです。

     

    なんでもやってみるモノでだんだんと形になってまいりました。
    こういう走るのに関係ない所は弄っててすごく気が楽です。
    ※灯火類や補器類は法的な基準があってヘタすると違法改造や整備不良になるので気は抜けないのですが。

    見かけがボロでもポンコツでもバイクは走るのですがボロイバイクでも微笑ましく見えるのは若い時だけですよ。
    オッサンがボロイバイク乗ってるとひたすらみじめに見えるので極力綺麗に仕上げたいと思っています。

    一応、既に私有地での走る曲がる止まるは確認してるので公道デビューはすぐできるのですが、
    錆まくったスポークとか吹っ飛んでるエンジン側のスプロケガードとかを何とかせにゃなりません。
    こういう所がしゃんとしてると見栄えが大変よろしいし、35年前の鉄スポークなんていつ折れてもおかしくないのです。。

     

    KDX125SR2号機。

    KDX125SR2号機。


    ついでに古臭く見えるキルスイッチを現代っぽくしてみました。

     

    ・・スポーク張替えかぁ。
    結構面倒くさいんだよねえ。
    めったに使うものではないし作っても場所取るんだけどスポーク調整用の治具でも作るかなぁ。

    最近のバイクのホイールを流用してモタード的なオンロード用の小径ホイールにすることも考えましたが、
    近所の峠の下り最速を目指すわけでもクローズドコースを走るわけでもないのに35年前のバイクにそこまでするのもねえ。

    純正のホイールにオンロード向けのタイヤとかでいいような気がしますな。
    ※D604かねえ。あのタイヤ、全然減らないんだよね(笑)

    KDX125SR2号機のレストアはじわじわ進んでいますが完成や仕上げはまだだいぶ先になる見込みです。
    ※マジで資金的に厳しいのよ、最近。

    ちなみに・・

    田舎は土地があって置き場に困らないので増やそうと思えばバイクはすごい勢いで増えます。

    ナンバーを切っておけば税金もかからないし、車検も関係ないので維持費はほぼゼロですし。
    ※とはいえ、屋外で放置するとあっという間にスクラップになるし、マフラーによくわからない虫が巣を作ったりしますが。

    田舎のバイクマニアはそういう人が結構いるのです(笑)
    ※知ってるだけでも4人いる。

    当倶楽部でも田舎のバイク乗りの例に倣ってここ数年でバイクが何台か増えました。

    ただし、
    屋内には保管する場所はもうないのでこれ以上増えることはないでしょうねえ。
    ※ひそかにガレージになる小屋を作ろうと画策してたエリアには薪小屋が建造されたので空きエリアが無くなったし。

    もちろん新しいバイクを買うお金はないのですが、
    回りの仲間がバイクを降りたり、大きいバイクから小さいバイクに乗り換えたりしています。

    その際、
    「○○(結構名車)があるけどどう?安くしておくよ。」
    というマジで破格の話が舞い込んでくるようになりました。
    これ以上運用するのもお金もかかるし、全部に均等に乗る時間もありません。
    ※2024年だけで5台くらいそういう話が合ったけど タダなら貰うけど そんな金も置き場もないのですよ。

    デカいバイクを増車するの場合、保険だ車検だとお金がかかるので大変です。

    そう言う点では原付2種は車検がありませんので公道デビューするのに自賠責だけ入ればいいのです。
    ※当倶楽部では車の任意保険に付帯したファミリー交通保険特約があるので 出来れば個別の任意保険の方がいいけれど 何台あっても任意保険代は変わりませんし。

    とりあえず、
    増えるバイクが原付クラスだと資金的な負担は少ないのもたしか。
    原付クラスなら小さいので置き場は省スペースでいいし。

    まあ冷静に考えれば。

  • 原付2種は渋滞の少ない田舎ではバイパスではあおられ気味だし。
  • 急勾配の県道の峠を登るのはエンジンが可愛そうだし。
  • その割には高いし。
  • これ以上バイクあっても乗る時間無いし。
  • やっぱり当倶楽部は原付クラスであってもこれ以上バイクが増えることはなさそうです。
    ※美味しい話は結構来るんだけれどねえ。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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