テクニック バイク

公道でのバイクのコーナーリング論【安全が最優先】

Z750D1。ドラレコの後ろの動画よりキャプチャ。

Z750D1。ドラレコの後ろの動画よりキャプチャ。

 

ワタクシ
最近ツーリングしてて思うんですよ。
バイクで走ってる人のコーナーリングスピードが高すぎるなって。
それホントに制御できてるの?って思っちゃう。
公道で一番カッコいいのは「絶対事故らない。怪我しない、させない。」奴なんですよ。
「無事これ名人。」とはよく言ったものです。

 

バイクで速く走りたければコーナーリングスピードを上げればいい

 

ワタクシ
バイクで峠を早く走りたければ「コーナーリング速度を上げればいい。」のです。
単純にそれだけの事。
ただし、
訓練されていない人間がコントロールできる速度なんてたかが知れてるのです。

 

バイクの高性能化に伴い、コーナーリングスピードはどんどん上がってる気がします。
皆さん、ストレートで減速もそこそこで、コーナーにすごい勢いで飛び込んでいきますな。
ほぼ度胸試しレベルのスピードです。
見通しのよくない峠でもその勢いなのでビックリします。

そもそも、
80年代中盤以降のスポーツバイクは、

  • 極太タイヤ
  • ガッツリしたサス
  • 各所の剛性が不必要なレベルまで高く
  • ハイパワーなエンジン
  • よく効くブレーキ
  • どれも、公道で走るレベルを超えていますね。
    ※こんなの公道で乗っていいのか?と言うレベル。

    結構バイク任せに適当に走っても走り切れちゃうんですよねえ。
    それがまた逆に「おっかない。」と思うのです。

    古から「速さというのはバイク乗りの中で一定の偉さ的な物差し。」があります。
    ワタクシもそういう物差しの中で生きてたこともないとは言いません。
    全く意味ないですが。

    ただし、
    バイク仲間で、
    「速さというモノサシでしかバイクの価値観を測れなかった。」
    人たちは現在ただ一人としてバイクに乗っていません。
    ※たぶん、ホントは怖かったんだと思う。なので理由付けて卒業と言う名の中退を選んだように思います。

     

    メリハリなんか必要ないサーキットでのコーナーリング

     

    ワタクシ
    ゴーカートなんかやるとわかりますが、
    アクセルとブレーキを駆使してドリフトバリバリやる人。
    派手さはなくメリハリ無く淡々と走ってる人。
    意外と後者の方がタイムが良かったりします。

     

    速度をいかに落とさずに走るか?を競うサーキットでは
    「メリハリのある運転は逆に遅い。」
    のです。

    実はこれは公道の峠で速く走る場合でも同じです。

    ただし、
    公道は何があるかわからないのですよ。
    見えない場所で想像できないことが起こっててもおかしくないのです。

    そんな状況でも、暴走して度胸試し的なスピードで先の見えないコーナーに突っ込んでいくのは凄いと思うけれど絶対真似したくないですな。
    ※群れて走ってる人で後続車両に多いスピード過多の所人たち。先行者に全部任せて大丈夫なの?自分でちゃんと状況見てるの?

    はっきりいますと、

  • 「想像力不足。」
  • 「自信過剰。」
  • 「知識不足。」
  • なライダーが多い気がします。
    ※減りまくったタイヤで勢いよく走ってる人もいるけど、当人は知らないのだろうか?

    知れば知るほどそういう人が走ってる公道は超怖い。
    自分で自分は守らなきゃなりません。

    ちなみに・・

    一流のレーサーは「サーキットで速度をいかに落とさずに走るか?」よりさらに上のレベルで競っています。
    ※次元が高すぎて全く話についていけないレベルで。数ミリ分ブレーキ引くとかそういう次元。

    ただし、
    大抵の一流レーサーは公道ではすごく大人しく走りますな。
    ※とんでもなく上手いですが。上手いは速いと同義ではないです。

    訓練を積んだレーサーほど公道では無茶しません。
    公道の方が怖いのをよく知ってるからです。

    実際は強いけれど、強さをひけらかさないで実はとんでもなく上手い。
    こういうのがカッコいいんですよ。

     

    公道では【コーナーリングスピードは抑える】でも楽しめる

     

    ワタクシ
    公道でバイクで遊ぶには「コーナーリングスピードは抑えろ。」です。
    当たり前ですが、100%の力で走っちゃダメなんですよ。
    常に半分くらいの力で。
    余裕をもって。

     

  • コーナーリングスピード下げないため、減速を抑えてコーナーに飛び込んでいくスリルを楽しむ。
  • コーナー手前でガッツリ減速してゆっくりコーナーを回ってバイクの向き変えが終わったらアクセルワイドオープンで機械を操ってる感覚を楽しむ。
  • 個人的に後者の方がコントロールしてる感があって楽しいと思うのですが。

    デカくて重い機械を振り回してる感覚と言うのはスピードを競うより楽しいし飽きないもんですよ。
    ※なかなか出来ないので攻略するのが難しくて面白い。

    今どきのビックバイクは怖くてワイドオープンなんかできないか・・。
    まあ、3000回転でも100km/hとか行っちゃうからなぁ。
    そりゃ怖いし飽きますわ。
    そもそも、そんなバイク買う方が悪い気もします。

    そして、
    最近のバイクはノンカウルのストリートバイクでも車体自体がコーナーリングスピードを上げるような設計になってるし。
    バイク任せでも走れちゃうから、実際怖いのに公道でスピード出しまくる。
    いい大人がやることではないのです。

    コーナーリングはおとなしく。
    ※ヘアピンをインベタで小さく回るコーナーリング技術がない人も多数いますな。

    たまにやると驚かれますが、オフ車乗りなら当たり前の技術ですよ。
    バイクはホントに奥が深いのです。

     

    峠のバイク事故の原因はライダーのスキル不足だけではない

     

    ワタクシ
    基本的に峠でコケるのは「スキル不足。」だけではありません。
    それに加えて、
    「知識不足。」
    「思い切りが良すぎる。」
    等との相乗効果の結果なんでしょうけど。

     

    公道を走る上で大事なのは、人と比べて速い遅いではなく、確実に予測をして、確実に安全に走り切って無事に帰ってくることなんですよ。
    遊びで怪我したり事故してもいい事なんてないのです。
    安全マージンを取って走るのです。

    公道は無法地帯

  • コーナー出口に違法駐車
  • コーナー出口付近の側道から軽トラが出てくる
  • 対向車がはみ出してきた
  • 路面が濡れてる
  • 路面が荒れてる
  • 路面に砂がある
  • 路面が一部未舗装だった
  • 路面に落ち葉がある
  • 工事中で信号待ちの車の列がいる
  • コーナーの途中に段差がある
  • 路面に縦溝がほってある
  • 動物が轢かれてる
  • などなど、想像を絶する状態になってることが少なくないんですよ。

    こういった状況で、減速もせずに突っ込んでいったら・・。
    とっ散らかりますな。
    ※目の前でいきなりUターンされて突っ込みそうになったこともある。

    アナタがいかにバイクのコントロールが上手くてレーサー並みでも、峠で不必要に飛ばす奴はダサいんですよ。

    さらに、
    スポーツバイクに大荷物積んだ状態
    「一番重いものがあってはいけない場所に重量物(トップケースだ)積んだ状態で峠で飛ばしまくってる。」
    神経は理解しかねますな。
    ※荷物を積むとバイクの運動性は確実に落ちます。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    公道ではコーナーリングスピードは抑えるべきですよ。
    少なくとも見通しが悪い所ではその方が安全です。
    コーナーリングスピードを競いたいならサーキットへどうぞ♪
    その方が安全ですよ。

     

    どの口が言うのか?と言われそうですが
    「公道はあくまでも公道であり誰でも走っていい場所。」
    です。

    地元住民や初心者ナンバー、ご老人なども多くいるのです。
    峠や高原道路は速く走りたい人達だけの道ではないんですよ。

    前に遅い人が居ても煽りまくるのではなく、そのスピード域で楽しんだらいいんです。
    ※ワタクシは車間距離を取って安全な範囲で片手で運転したりしますよ。

    今はドラレコの時代ですので、何かあったらほぼ全部記録されています。
    当初、ドラレコの主な用途は事故の時の対応でしたが、今はドラレコは自己防衛のための動画としての役割が大きくなりつつあります。
    ※かくいうワタクシもいつでもドラレコの画像を公開可能なようにスタンバっております♪

    念のため、コーナーリングについて再確認しておきます。

  • 車体を直立させてコーナー手前のストレートでしっかり減速
  • バイクをバンクさせ適当なスピードでコーナーリング
  • シッカリ向きを変える
  • バイクの向きが変わり出口を向いたらアクセルオン
  • 車体を直立させて次のコーナーに備える
  • ※細かいことを言うともっといろいろやってるんですが書ききれませんな。

    バイクがバンク中に進行方向に障害物を見つけても回避できる速度で。
    ※バンク中にフロントブレーキかけると不安定になりますので。

    こういう話題の場合、画像を記事に混ぜにくい。

    ので、
    実験的に画像は無しの記事で。
    「画像を多くするより、文字だけにして仕事中にPCで読めるようにしろ。」
    という ワタクシの努力を全く無視した 貴重な意見をいただきましてな。
    実は記事用の画像整理しないと非常に楽だ。
    これからはコラム系は画像なしで行こうかな。
    ※つか、勤務時間はなるべく仕事しろ。どの口が言うか?と言われると肩身が狭いのですが。

    Z750D1。ドラレコの後ろの動画よりキャプチャ。

    Z750D1。ドラレコの後ろの動画よりキャプチャ。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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