
毎年春にやってくる自動車税が嫌いだ。
生活するうえで凄まじく負担になるからです。
みんなそう思ってるはずなのに全然改善されるどころかむしろ増税されている。
車やバイク関係の税金は高すぎると国民は大きな声で言わねばならない。
でないとこれからもやりたい放題やられるよ。
毎年話題にはなる自動車税高すぎ問題

自動車税関係の話題がネット上に賑わうのは毎年3月下旬から5月一杯くらいまでです。
日本人は人がいいのか忘れっぽいのか、これは非常にもったいないことですよ。
日本の車関連の税制に対して不満や不信感を抱いている車の所有者は多いのです。
日本自動車連盟(JAF)が毎年行っているユーザーアンケートでは、
「車関係の税が負担であると感じている人の割合は実に98.3%に上る。」
のです。
この国民の声を政治家たちは無視し続けているわけです。
車関係の税金
※軽自動車の場合は「軽自動車税。」
※ディーゼル車の場合は「軽油引取税。」で液化石油ガス(LPG)車の場合は「石油ガス税。」
・・いい加減にしろ、と言いたくもなりますな。

ロータスヨーロッパ。
今後自動車税は重量税に一本化するという噂話もある。
そうなったら車重700kg台のこの車は減税になるんでしょうかねえ。
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世界的に見ても日本の自動車関係の税金は高いのです。
超金持ち国家では税金が高い国もありますが、今の日本は貧乏国家なのです。
生活に密着する車に対する税金が多い上に高すぎるよって話です。
車関係の税金は納得いかないことだらけ

「自動車関連財源。」
「道路特定財源。」
に充ててるなら、受益者負担なのでまだ納得できますが今はそうじゃないのです。
自動車関係の納得できない税制はこれだけではありません。
燃料関係の税金はあくまで「一般財源。」であり、道路整備だけに使われてるわけではないのです。
一般財源とは使途が特定されず、
「どのような経費にも使用できる。」
政府や政治家、官僚にとって使い勝手のいい財源このとですよ。
燃料関連の税が「一般財源。」であるだけでも腹立たしいのに、
燃料関連の税には本税に対しても消費税が掛かるという二重課税ではないかと指摘があるにもかかわらず、政府は毎回のらりくらりと答弁しますな。
2024年末にようやく見直しになりそうな気配だったのに時期は未定という先送り感たっぷりの納得いかないものでした。
それでも 日本人は平和主義なのか 暴動は起きません。
※仏蘭西ならすぐ暴動になってるよ、きっと。
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車関係の納税者はもっと知らなきゃいけないし、理不尽な税金に対してもっと怒らなければなりません。
※無知でいるということはずっと搾取され続けるということです。
昔の話になりますが、
もともと「自動車重量税。」も導入時には道路整備のみに使われる「道路特定財源。」だったのですよ。
現在は燃料関係の税金と同じで強引かつなし崩しに「一般財源。」とされてしまっています。
更に頭に来るのが、
近年はいわゆる環境性能の善しあしで税が変わるのです。
自動車取得税に代わって導入された「環境性能割。」がそれです。
「グリーン化特例。」と関連した「自動車税。」
「エコカー減税。」に関連した「自動車重量税。」
いずれも「国が定める基準をクリアした環境性能に優れた車両は税制上優遇する。」という割ともっともな指標ではあります。
基準をクリアすれば税金がは安くなるのは歓迎すべきことかもしれません。
グリーン化特例やエコカー減税を施行することで、
環境性能に優れる新しい車両を優遇するのはまだわかりますが、
代わりに古い車両には割り増し課税して廃車を促進する制度には納得いきません。
これは、
「自動車重量税。」は「初年度登録からの使用期間が長い車両。」に対して重課税とするということです。
古い車だって実際に車検をパスできる道路運送車両法に適合した合法的な存在です。
にも拘らず、年式が古いだけで割増しで課税されるのはどうしても腑に落ちません。
そもそも自分が持ってる車をいつ手放すかは個人の自由です。
国がそれに介入し、持ち主の意思を無視して廃車を推し進める課税はどう好意的に解釈しても「押しつけ。」としか思えません。
※物価高騰、給料上がらずでは車を手放しても別の車を買えないくらい生活がひっ迫してるのに買い替えなんて無理です。
車関係の税金はかなり無理やりなものが多いのですが日本国民は起こらないから政府がやりたい放題です。
ワタクシは、以前あった「古い車を廃車して新しい車を買ったら補助金が出るスクラップインセンティブ。」に並ぶ悪法だと思うのですよ。
※この時、目先の補助金目当てにスクラップにした車両が現在高値で取引されてます。
日本の車関係の理不尽な税金の立案したり承認したりした政治家や役人の「前世は人買いとかやってたんじゃないか。」という非道っぷりです。
以前は世界一の車大国だったにもかかわらず、日本の自動車文化は残らない。
車というのは歴史的に意義があろうとなかろうと人気があろうと無かろうと日本の屋台骨を支えてきた文化です。
欧米で例があるようにむしろ古い車の税制を優遇して保護するくらいの気概が当てもよさそうなものです。
100歩譲って、
日本中で行われてる「街おこしを伴う旧車イベント。」に参加したら減税するとかもでいいのです。
これだって立派な地方創生のボランティアですよ。
古い車が公道を走るためにはキチンと整備されていることが大前提です。
そのために旧車オーナーは涙なしには語れないような苦労をしているのです。
車検を取って公道で使用するだけでも新しい車よりお金はかかります。
その分、関係業者を潤しているのです。
現時点で泣きながら旧車を維持しているワタクシを含めた日本全国の旧車マニアたちはあまりにも救われないのです。
むしろ感謝状をもらってもいいくらいなのに追加で割増で課税される理由など何もありませんよ。
名車や人気車ならイベントでちやほやされるからまだマシなのです。
マニアにも車名がわからないような古い商用車やファミリーカーなんて維持の苦労は筆舌に尽くしがたい。
よほどの思い入れ入れが無ければ乗れませんがこういう車こそが大衆文化を色濃く残しているにもかかわらず、重課税。
なんかおかしいですよ。
前述したとおり、日本では車検にパスしている限り、公道上での使用に制限が課せられることはないハズなのです。
車検を行う上で初年度登録年時点の保安基準や排ガス規制に適応していれば法的には何の問題もないハズです。
したがって年式は関係ないハズなのです。
年式で重課税されるいわれなんて全くないのです。
年式が古い車に対して強制的かつ納得いかない一方的な割り増し課税に
「ワタクシの脳みそでは妥当性があるとはどうしても思えない。」
のですよ。
オマケ
車検時に入らなければならない「自賠責保険。」ですが、某省庁が余ってるなら貸してよっつって借りていきました。
それを返せる見込みもなく、どこのローンなら通るんだよ?ってくらい長期での返済計画になってたりします。
俗にいう「借りパク。」ってやつです。
これさえなければ国民の負担する自賠責の金額はもっと下がったのかもしれません。
ということは車検代も安くなるというわけです。
ワタクシは全く納得いきません。
誰か納得させてください。
政府や役人の都合で国民の負担が増えるのは税金だけじゃないんですよ。
車やバイクは税金取り放題なのです。
ユーザーがもっと学んで問題視しなければなりません。
でも困ったことに選挙時にそういう公約を掲げる政治家っていないんだよね。
ちなみに・・
2025年時点で自動車重量税が割り増しになるのは初年度登録から13年を経過した車両です。
初年度登録から18年を経過するとさらに割増しになるのです。
基本の自動車重量税は車両重量0.5tあたり年間4100円です。
13年経過の場合で車両重量0.5tあたり年間5700円になり、
18年経過では同じく年間6300円となります。
13年まえと言えば2025年時点での初年度登録は2012年(平成24年)。
18年まえと言えば2025年時点での初年度登録は2007年(平成19年)。
・・最近じゃねえか。

Z1-R。
バイクも古くなると税金あがるんですよ。
当倶楽部のバイクは全部割り増し税金対象者です(´;ω;`)
この年代の車は保安基準的にも環境性能的にも現代の車両と比べても劇的な差があるとは思えない。
3年間のコロナ禍もあったので走行距離は少なめかもしれませんし。
それでも容赦なく割り増し課税されるのです。
何処に納得するポイントがあるというのだ?
車やバイクのユーザーが出来ること

体制に逆らっても何も変えることはできないのか?
前述したとおり、
JAFは毎年実施しているユーザーアンケートを通じて得た結果を元に自動車関連税制の是正を関係各省庁に提言を行っています。
※JAFはホントにありがたい組織だと思うのです。
そして、
日本自動車工業会(JAMA)も定期的に税制に関すして政府に提言を行っているらしい。
※JAFほど表面に出てこないけどね。
そのはずですが、
その低減の成果は2025年時点で
「完全に無視。」
されていますね。
日本の政策決定において影響力があるのは与党有力議員からの提言しかないのです。
ただし、
金集めと権力争い、派閥争いに御執着らしく、国民の声を聴いてはくれません。
車の税負担に困っている国民が「きわめて遺憾である。」と誰かの真似していったところで与党有力議員には全く響かないのです。
国民は、
「有力政治家をどうやって動かすか。」
を考える必要がありますな。
一人一人の車を所持する国民が政治家を動かすことができる強力な手法は存在ません。
選挙に行けばいいのですが比例代表とかわけわからんシステムで当選させたくない議員が当たり前のように議員になってたりします。
ここでも国民は舐められてごまかされているんじゃないのかね?
圧力団体はJAFがその役を担うべきかも知れませんが、政治的な影響力を期待する方が可愛そうです。
※そもそもJAFに加入してない車ユーザーも多いので「一部の意見である。」と有力政治家に一蹴されるでしょうねえ。
今から強力な圧力団体か車関連の政策に強い国政政党を作る?
自民党一極集中しているこの国の政党政治で新たな政党つくっても空中分解どころか立ち枯れるだけなので現実的な話ではないでしょう。
※バブル期には「モーター新党。」とかあったんだけど静かに消えたね。「スポーツ平和党。」とかね。
現実的に車のユーザーが政治に一石投じられることがあるとすれば、ネットを使って影響力を増すしかないのです。
具体的には選挙が近づいたタイミングでSNSなどを通じて大声を上げることくらいか?
※もうやってる人もいると思うけど、実際いどうなんだろうね?それくらい国民は政治に無関心だし無気力なのが現実だよね。
選挙直前の議員は1票の重みに敏感になりがちなので、
もし何らかのコネクションがあって地元の議員や候補者に直接訴えられるなら多少は影響力があるかもしれません。
※選挙中はそれどころじゃないのでタイミングも重要だと思うけどね。
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ちなみに・・
国民としては、有力な政治家が動いてくれるまでしつこく声を上げ続けるしかありません。
日本人は人がいいのか、のど元過ぎれば何とやらなのか知りませんが、
「どんな問題でもすぐ忘れる国民性。」
なのです。
日本は割と豊かで食っていけないなんてことは現時点ではほぼないので切羽詰まってないからかもしれません。
政治家や政府、官僚などに
「国民がいつまでもいい奴だと思ってるんじゃねえだろうな?」
と、しつこく言い続ける有権者が増えればいいのです。
これが一番大事なのかもしれませんな。
※ワタクシはブログ等で情報発信して税金の理不尽さを共有するくらいはします。
まとめ

持ってるだけでも課税されるし走ったらさらに課税されるのです。
国民はそんなに裕福な人ばかりではありませんよ。
自動車に関係する税金の知識は車のユーザーがそれぞれ学んでおくべきです。
知らないと一生ずっと搾取され続けるということです。
※ちゃんと学ばないとどんどん大衆に流されていくだけです。
現行の日本の法律に適合した車を長く乗り続けるのがなんで悪いのかを説明していただきたい。

自動車税の請求書2025年分。
こいつらのせいで毎年この時期は爪に火を点すような貧乏暮らしになるのです。
※マジで休日に農家のバイトしようかと思っています。
古い車を維持することで、
という意味では環境に配慮ているハズです。
むしろ高燃費とクリーンな排ガスしか環境的によくない車より、よほどSDGsの考え方に沿ってるという解釈もできるのですが。
言っておきますが3000cc以上の高級外車にも環境性能で割り引く税金が適用されています。
なんかおかしくないですかね?
お金持ちはそういう車をどんどん買い替えるんでしょうねえ。
ゴミがバンバン増えるだけですな。
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ちなみに・・
長く乗った車には物語がついているのですよ。
感情的な話ではあるのですが、
車とオーナーの間には、それこそ一台一台別の物語と事情があるのです。
車を買ったときの感動はそれぞれです。
それは決して人気車に対する思い入れだけではありません。
人それぞれに大事な愛車があるのです。
愛着のある車だからこそ、オーナーはお金をかけて大切に長く乗るのです。
それはそれでドラマがあるのです。
それを13年経ったからと言ってお国の都合で廃車を促す。
そういう国民感情を逆なでするような自動車税制度なんですよねえ。
今後は経済上の理由から同じ車に長く乗らざるを得ない人が増えるはずです。
車関係の税金に対しては感情面も含めて減税方向で対処していただきたいものです。
議員や役人の皆さんには本気で国民が自由に使えるお金を増やす方法を考えてもらいたいですな。
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