長寿命?ハァ?って感じですぐダメになる。
粗悪なLED球が大量に出回っていますので購入の際は注意しましょう。
LED球で何万円も散財したワタクシが言うのだから間違いないのです。
当記事の目次
大量に出回ってる車・バイク用の安価なLED球は大抵ハズレ
LED球を自作してた時代から。
いい加減、ゴミにお金かけるのがバカらしくなりました。
「おお!安い。」
店先でこう思うLED球は大抵ダメですね。
某輸入工具店のカウンター横とかで2球で300円位のものを良く買いました。
圧倒的に暗いし光が拡散しない。
30個くらいストックがある。
「30球で1000円!」
LED球はネットショップで、こういう単位で袋で売られてたりします。
※ネットで何か買う時は酔うと気が大きくなるので危険。
ウエッジ球形式は構造が単純なので割と早くから市場で安価に売られていました。
以前は、あんまり明るくないLEDが一個のものが多かったのですが、今では複数のLEDを搭載したいかにも明るそうなLED球も存在していますね。
いずれも、ちゃんと点灯します。
購入当初は。
ネットで買った袋いくらの安価なLED球の半数は、
だったりします。
※しかも寿命が短くて最悪。
新品なのに半分点かない。
その半分は点いても暗い。
50個くらいストックがある。
「あれ?LEDって電球の何倍も寿命が長いんじゃなかったっけ?」
と思っても、あとの祭りでドンヒャララ。
結局泣き寝入りするという始末。
当倶楽部のガレージにある電球工具箱には「使えないLED。」が何個も 何十個も 入っています。
捨てるのももったいないのですが、使い道がない。
そんなわけで、ツールボックスに大量に在庫してございます。
こういう経験をされている、車やバイクの発光系マニアはかなり多いハズ。
※昔はマジでこういった被害者がたくさんいたのですが、騙されすぎて既に半分以上は絶滅したと思われます。
不合格品が安価に出回ってる噂がある
なにせ、新品でも点かない、ホタルくらいの明るさ、というレベルですし。
最近、これらに関するうわさを聞きまして。
どうも、「生産国で性能を満たせず不適合になった製品が大量に出回っているのではないか。」というもの。
確かに、「某国ではとりあえず真似して作ってみる。」という文化ですし。
※服とか一瞬でコピーされますよ。粗悪な素材で。
性能の検査は実際やってるかどうかすら疑わしい。
しかも、
素材が安っぽい。
さらに、
ソケットに付け外しする際にもげるモノすらある。
人件費も材料費も削りまくって作られてるのでしょうねえ。
結局、寿命が短いLEDなんてのは大量のゴミを生産してるのと同じですが、ただでは起きないのが新興国の民。
それを利用するバイヤー。
※転売目的の日本人も多いそうです。
噂は上記のような流れで、粗悪なLED球が日本をはじめ多数の国に輸出されている・・というもの。
すんごい暗い。
昼間見えないレベル。
嵩張るのでだいぶ捨てた。
こういう細かい安価な工業製品は、粗悪品が出回りやすいのですねえ。
騙されたと思うたびに悲しくなります。
そういう安さと商品のうたい文句に何度も騙されるワタクシが悪いんですがね・・。
ちなみに・・
純正の配線の電球だけLED球に変えるのが割と流行っています。
電球を取り換えるだけなので、非常にお手軽な改造と言えましょう。
でも、
「実際明るいの?」
となるとイマイチなことが多いようです。
実際点灯させて、ハロゲン球や白熱球と明るさを比較できるといいのですが。
「しかもライトとしてどうなの?」
というレベルの商品が少なくない。
特にヘッドライト。
という安価なLED球が大量に出回っています。
※もちろん、車検には通りません。
また、ウインカーなどもサドンデスすることがあるので要注意です。
メーターのバックライトくらいなら、サドンデスしてもまあ笑えるのですが、
については、整備不良になるのはもちろん、危ないですよ。
※特にバイクの一灯式テールランプが切れたら夜中は直前まで見えません。
ついでですが、
ヘッドライトについては「ハロゲンバルブも安価な奴は光量が足りないことが多い。」です。
実際見たのですが、まともなバルブの半分くらいしか明るさがありません。
車検の時の光量&光軸検査と同じ機械で計測したのに立ち会いました。
※「車検対応。」と堂々と書いてありましたが。
いずれにせよ、安い物にカエルの様に飛びついて無駄金を使わないことです。
そんな人柱はワタクシだけで十分です。
やはり、信用できるのは小糸製。
カーショップとかホームセンターのよくわからないメーカーのh4はいまいち信用できない。
せっかくなのでLEDの特徴も覚えて帰ってくれ
ちゃんと作られたLED球であれば、これらの特徴を持っているハズなのです。
ワタクシはLED球についてはソレこそ数万円単位で失敗しています。
それほどまでに、高照度・長寿命・省電力のLEDには発電力の少ない旧車には魅力があったのです。
LEDの特長
これらの特徴は、発電力の小さい旧車には向いていると昔は思っておりました。
昔はいかにたくさんのLEDを付けるかが明るさのポイントだったのだ。
でも暗い。
省電力にしたかった
旧miniERAターボの電圧計は常に12Vを切る位(後に純正の配線に問題があることが判明)。
※スイッチを入れると10Vを切るエアコン(クーラー)はエンストしそうになるので実質使えないし。
これにはさんざん悩みまして。
オルタネーターを特注、55Aから70Aに大容量化してみたもののそれほど改善せず。
※この時点で配線に問題があると気が付け、当時のワタクシ。
電球をすべてLED化するという暴挙に出ます。
メーターごとに、白熱球の形式が全然違い、国内でに流通してない形式のものもアリ自作しまくりました。
確かに、メーターが8個もあるERAターボですのでそれらの電球を全部LED化すると多少電圧低下が収まりました。
最終的には、テールランプも全部LED化したのですが、その日その日によって電圧計の値が全然違うので、疲れ切って諦めました。
※古い英国車は、電球云々ではなく根本的に電装が全部だめという事です。
この様に、ワタクシはLEDに対しては結構な憧れがあるのですが、実装には失敗した経験の方が多いのです。
今となっては白熱球&ハロゲンライトに戻りつつあるのがまた皮肉。
※安物買いしまくって嫌になったパターン。
最近は
「LED球は、スパッと点く&明かりがはっきりしすぎるので旧車には似合わない。」
と思うようになりました。
実際通電させないと明るさすらわからないLED球より、白熱球の方が確実なんだもの。
※ホームセンターにあるLED球のテスト器具は、やたら明るいけれども。
LEDの原理
一応、これくらい知っておけばオッケーと言うことで。
LED(Light Emitting Diode)とは「発光ダイオード。」と呼ばれる半導体素子です。
昔は発光ダイオードと普通に言ってました。
※1991年式のDT200WRのスピード警告灯は「発光ダイオード。」とマニュアルにも記載がある。
LEDチップに正しい方向で電圧をかけると、
という何のことやらわからない原理で発光しているようです。
LEDの寿命
コレを聴くと、粗悪なLEDがいかにクソかということがわかります。
半導体であるLED(発光ダイオード)の素子は、原理的には半永久的に光ります。
とはいえ、
LED球は物理的に劣化するので、ずっと使えるというわけでもないのですよ。
LED球は、白熱電球のようにフィラメントが切れる「球切れ。」にはなりません。
発光部であるLEDチップや蛍光体、樹脂などの材料が劣化すると、次第に暗くなっていきます。
もちろん、粗悪な素材を使っていれば劣化スピードは速まります。
ただし、
LED自体は、故障がなければ明るさが落ちても無理やり長く使えます。
※この時点でなんかダメな気がしますが。
そこで、
「初期の明るさから、70%に落ちるまでの使用可能時間。」
という統一的な規定ができたわけです。
LEDの寿命の規定
(社)日本照明器具工業会によると、
「光束維持率が初期全光束の70%までに低下した時点。」
■光束維持率
最初の明るさに比べ、どれくらいに明るさが維持されているかを示す割合。
LEDの明るさが70%に落ちるまでの時間は、一般的におよそ40,000時間前後と言われています。
40,000時間は、1日に10時間使用しても10年以上持つのですよ。
※光束維持率70%は、白色LED照明器具に限られます。
※カラーLED、表示用途、装飾用途などの場合は、光束維持率が50%など、各々に異なる寿命設定があります。
※最近では60,000時間くらいの品質のLED電球なども増えています。
一般的に、
白熱電球の寿命は約1,000~2,000時間くらい
蛍光灯・HIDランプの寿命は6,000~12,000時間くらい
と言われています。
本当にその寿命が担保できるならLEDの寿命はずば抜けています。
一般照明用のLED電球の場合、
明るさが70%に落ちても使えないことはないのですが、使われている器具の劣化や、内部の回路・部品の劣化・寿命も考慮して、8年から10年位での交換が推奨されています。
車やバイクの場合、劣悪な環境での使用も多いとはいえ、3年くらいは頑張って貰いたいものです。
ウエッジ球ではないのがポイント。
なかなか売ってない。
10個くらいストックがある。
安価な車やバイクの後付けLEDが1年とか半年とか1カ月とか1週間とかで切れるのは、
「粗悪品だから。」
と言い切れますな。
※バイクや車は振動がある、電圧変動がある、など百歩譲ったとしても、売り文句で「車やバイク用で長寿命と謳ってるのは商品としてはどうなんだ?」って話です。
まとめ
はっきり言いますが安いLED球なんていくら買っても銭失いの元です。
お遊び&人柱覚悟で安価なLED球を自分の車に装備するのは楽しいと思いますが、寿命は商品の売り口上通りとは思えません。
結局、あっという間にゴミになるだけのような気がします。
※最初からゴミのような商品も多いです。当倶楽部のツールボックスに入ってるLED球はほとんど駄目です。
ワタクシも昔はLED球大好きでしたが、次第に白熱電球に戻りつつあります。
アナログな白熱電球は、ガラスなので保管が難しいですが当倶楽部のガレージには必ずストックしてあります。
※ツールボックス内に梱包材で動かないように押さえつけてある。
安いLED球より、アナログな電球の方が信用できるので。
確かに、今どきは車もバイクもLEDだらけです。
ウインカーもメーター証明もLED装備が珍しくなくなりました。
照射角の関係から無理だと言われていたヘッドライトもLED化されて久しいです。
なので、
ちゃんとしたメーカーが作るLED製品はちゃんと長寿命なのはずなのです。
じゃなきゃ、保安部品のLED化なんて危なくてしょうがないですし。
ラパンSSのポジションランプに使ったら1か月持たなかった。
10個くらいストックがある。
ただし、
純正のLED灯火装置は「寿命が来たらユニットごと交換が前提。」の作りですよね。
車やバイクの異形ヘッドライトユニットの値段を調べてみると腰抜かしますよ。
車やバイクの寿命より、ライトユニットの劣化の方が早いので10年のるなら一度は交換を覚悟した方が良さそうですし。
ある意味、高価な消耗品がまた一つ増えた、ということなのでしょうねえ。
※軽くてカッコいいので、燃費にもデザイン的にも有利なのはわかりますが。
素人が思い付きで、LED球に自分で交換するなら、それなりの ちゃんとクレームが効くような メーカー製を選んだほうが良いですよ。
さすがに有名一流メーカー製LED球は高価なのでLEDにするメリットが一気に下がります。
そうなると、
「もう白熱電球とかハロゲンランプとかでいいじゃん。」
となるわけですな。
↑ワタクシ今ココ。