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キャンプは真夏にやるものではなくなったのかも

紀伊半島の鳥羽の某キャンプ場にて。

紀伊半島の鳥羽の某キャンプ場にて。

 

ワタクシ
「夏休みはキャンプにいく。」
というイメージがあるのですがコレだけ暑いとテント泊は結構きついのです。
というわけで、
コロナ過でキャンプブームが盛り上がったものの意外と快適じゃないことに気が付いて下火になってるっぽいのです。

 

真夏のキャンプは過酷なのです

 

ワタクシ
日本人は長い休みが取れないのでキャンプは夏にやりがちです。
でも日本の真夏のキャンプは結構過酷なのです。

 

若い頃は夏にキャンプしても結構平気でした。
実際、1週間毎日キャンプで日本中を回ったりしましたし。

が。

最近は真夏のキャンプが億劫です。
というのも、
「最近の夏は夜になっても全然涼しくならない。」
んですよ。

実際やってみるとわかりますがテント泊でくそ暑いというのは結構不快でして。
テント内の気温は夜中にテントにかかってるフライシートを剥がさなきゃ暑くて寝れないレベルです。
※夜中でも30度以下にはならない。

テント内は暑いだけでなく湿気が凄いことになっています。
朝、テント内が結露してるくらい湿度が高いのですよ。

夏の夜のテント内の不快指数はかなり高いハズ。

蒸し暑くて寝れないからと言ってテント外に出れば蚊の総攻撃を食らいます。
※海岸に多いヌカカという種類の蚊にやられると1週間は痒いです。

もちろん屋外なので冷房なんてありません。
汗かきっぱなしです。
暑くて汗かいてもキャンプ場の近くにお風呂やシャワーがあるとは限りません。

身体を冷やすための冷たい飲み物には限りがあります。
真夏の暑さの前では用意した氷はあっという間に溶けますし、
クーラーボックスだって保冷力はないよりマシ、というレベルになります。
※できることなら板氷を絶対買うべき。厚い氷は解氷されたロックアイスより確実に溶けるのが遅いです。

また何とか夜をやり過ごして朝になって苦難は続きます。
日が差すと早朝でもさらにテント内の温度が急上昇します。
時間的には5時とか6時にテントを撤収しないと撤収すらも暑くてやってられません。
ちょっとでも遅れるとテントの撤収作業だって汗だくになります。

優雅に朝食食ってる場合じゃないんですよ。
このように夏のテント泊は暑さからの逃げ場がないのです。

ワタクシは2024年の夏はキャンプで連泊しながら都合1800km移動をしました。
キャンプ場はともかく気温的には快適とは言い難かったのです。
歳とると真夏のキャンプはマジでキツイのです。

っていうか、
最近の圧の暑さは異常です。
近いうちにキャンプ場で熱中症を発症する人も出てくるんじゃなかろうか。

夏休みはキャンプ場は特別料金

 

ワタクシ
コロナ禍以降のキャンプブームが落ち着いたようで、お盆休みでも予約が無くてもキャンプ場を利用することができました。
が。
全てのキャンプ場で「夏季特別料金。」で驚くほど高かったのでした。

 

まあ以前のように五百円とか千円とかでキャンプ場を利用できるとは思ってなかったとはいえ。

一番安いところでテント一張り、二名で6500円(税別)。

使い放題のシャワーがあったところと水シャワーは無料、温水は300円とかそういう感じであっただけマシ。
※夜中にシャワー浴びに行くほど暑かったです。

昔のキャンプ場代金を知ってると「やっぱ高いよなぁ。」と思ってしまいます。
そりゃ今時のロングツーアラーはネットカフェに泊まるわなぁ。
※クーラー付いてるしねえ。

 

アバルト595。

アバルト595。


文章とは関係ない写真ですが新しく買ったカメラにはこういう画像加工の機能がツイてて面白いのだった。

 

キャンプ場は整備が必要なので経費を含めた料金になるのはわかるのですよ。
今時、キャンプ場とはいえ整備されてないと口コミでやたら酷いこと書かれるから手も抜けないし。
※逆にそういう低評価のところの方が空いてていいかもしれないですが。

一応、無料のキャンプ場もどんあ所か興味があったので見に行ったのですが、
トイレは簡易トイレで水場がありません。
まあ「泊まるならお好きにどうぞ。」というレベルの場所でした。

こういうキャンプ場も昔はよく利用したんですがね。

大抵、安いキャンプ場というのは安さに比例して

  • マナーがよろしくない
  • ごみが散乱
  • 夜中うるさい
  • 花火のゴミ片付けない
  • 音楽かけまくる奴がいる
  • 広範囲を占有してる奴がいる
  • トイレや水場が汚い
  • といった民度が低い連中が集まってくる傾向がありますな。
    子供連れほど 風紀が悪いし教育上良くないので 安いキャンプ場は避けたほうがいいと思うのですが。

    ワタクシ達は不快になるようなキャンプ場は出来れば避けたいのです。

    大昔は河原の広場にシンプルなトイレとシンプルな水場があって、朝方おばあちゃんがお菓子の缶もって集金に来る。
    皆ソロキャンプ用の小さいテントでサイト区画なんか適当で・・みたいなのどかなキャンプ場がたくさんあったのですがねえ。

    もうほとんどそんなキャンプ場はないよね。

     

    海沿いのキャンプ場。

    海沿いのキャンプ場。


    奇跡的にこの日はキャンプ場に蚊がほとんどいないのでした。
    ※でもくそ暑い。

     

    ワタクシ達もいい大人なのでシンプルで静かなキャンプ場がいいのですよ。

    公的なキャンプ場を除けば、
    設備が整うほど
    キャンプ場が整備されているほど
    料金は高くなるのですがそれも仕方ないのかもしれません。

    夏のキャンプは全然快適でないことに気が付いた人から止めていく

     

    ワタクシ
    コロナ過で散々キャンプブームをあおったメディアは影を潜めたようです。
    キャンプ人口は数年前に比べてかなり減りました。
    これは「キャンプは意外に快適じゃないしカッコよくない。」ということを悟った人が多いからじゃないかと思うのです。

     

    雑誌の特集のように、
    「自然の中でカッコいいキャンプグッズに囲まれてゆっくりした時間を過ごす。」
    そんなの嘘です。

    実はキャンプは結構あわただしいのですよ。
    料理なんかしはじめたらシャレにならないレベルで忙しいし、
    料理道具の後始末はすさまじいレベルで大変です。

    撤収を考えると凝った料理はしなくなるものです。
    ベテランキャンプライダーは肉焼いた油をパンで拭って掃除も兼ねて食事にしてたりします。

    キャンプでゆっくりしたければ、
    「料理は最低限が正解。」
    なんですよ。

    オシャレなキャンプグッズなんかない方が勝手が良かったりするのです。
    道具は最小限な方が撤収が楽だから。
    どんどん要らないものは持って行かなくなる。
    荷物が多いキャンパーはオシャレさんか初心者です。

    特にバイクでキャンプツーリングでは荷物は少ない方がいいのです。
    荷物は展開すると撤収するのに倍時間がかかります。
    最初からない方がいいのです。

    キャンプで後始末を楽にしたければ、
    「持って行くものは最低限が正解。」
    なんですよ。

     

    キャンプでは小さいスキレットが大活躍。

    キャンプでは小さいスキレットが大活躍。


    肉を焼いた油でおにぎりを炒めるとチャーハンになるし油汚れの掃除が楽になるのだ。

     

    ゴミは極力減らすのが基本です。
    昔の安いキャンプ場はゴミは持ち帰るのが基本だったのでゴミは極力出したくない。
    食材のゴミは散乱すると夜中に虫や野生動物が来るし。
    キャンプでたくさんの食材を用意して現地で加工するのは非効率です。
    経験上、加工品を買って食べるのが最もゴミが出ない。
    ※キャンプのお祭りテンションでいろいろ食材を買うと外食より高くなったりするものなのですよ。

    ちなみに・・

    昔からキャンプをする人というのは、

  • キャンプすること自体を楽しみたい人
  • 極力安く宿泊したい人
  • がいますな。

    昔は前者の方が明らかに少数派だったのですが、
    最近の高級キャンプ場を見ると逆転していますな。
    キャンプ場も前者への対応に全振りしてるような気がします。

    ワタクシ達が訪れたキャンプ場では普通のホテル並みかそれ以上の料金でしたがグランピングパックなんかエアコン付き&飛騨牛のディナー付きでした。
    ※それがキャンプかどうかは別として、だ。

    最近のキャンプ場。

    最近のキャンプ場。


    ちっこい2ドアの車はワタクシたちだけ。

    そんなのお金のない貧乏な若い旅人が利用するのは無理なんですよ。
    お金にならない貧乏人はキャンプですらも相手にされないのですな。
    キャンプ人口が減るのもわかりますな。

    キャンプは次第に選ばれた金持ちの遊びになりつつあるような気がします。
    ※バイクも同じだし、最近の趣味というのは金持ちに合わせて業界が動いてる気がしますな。

    キャンプはちょっと涼しい時期がおススメ

     

    ワタクシ
    どうせキャンプをするなら真夏を避けるのがおススメです。
    むしろ中高年のキャンプは少し涼しい時期がいいのかもしれません。
    虫がいないし、汗かかないし「ゆるキャン△。」はいつも寒い時期の話だし。

     

    バイクもそうですが、
    「寒けりゃ着ればいい。」
    のです。
    自然の中で遭難レベルでなければ手持ちの衣類を全部着こんで暖を取ればいいのです。

    が。

    「暑いと逃げようがない。」
    のですよ。
    ここ数年の真夏の猛暑は夜もそれほど気温が下がらない。
    ※この暑さはコロナでだいぶキャンプから離れてたワタクシ達はかなりキツイ。

    この夏のキャンプを経験したワタクシ達。
    以前は一年中キャンプしてたものですが「キャンプは秋の涼しい時期に行くのが正解。」の様な気がしています。

    暑すぎるキャンプは楽しくないのです。

    そういえば、
    夏休みにキャンプ道具を満載したツーリングライダーを見かける機会は明らかに減っていますな。
    数年前ならお盆時期の休みの前後はそういうライダーであふれてたものですが。
    ※ソロライダーはたまに見かけますが団体のキャンプライダーは確実に減っている感じがします。

     

    キャンプ泊のライダー。

    キャンプ泊のライダー。


    ご挨拶はしましたが孤独を愛する人っぽかったので、それ以上の接触はしませんでした。

     

    その代わりと言っては何ですが、
    「車中泊。」をよく見かけるようになりました。

    車中泊が増えた

     

    ワタクシ
    「車中泊。」は最近流行のたび形式ではあります。
    乗ってきた車の中でそのまま寝るので宿代もキャンプ場代も要らないという新しい貧乏旅方式。
    車メーカーも「車中泊。」しやすい車種をラインナップするなど一部市民権を得ているけれど、
    宿泊先にお金を落とさないしマナーの悪さから嫌われているのも確かです。

     

    キャンプライダーの減少に反比例するように道の駅で大量発生してたのが「車中泊。」の人達。
    大体、軽自動車からデカいの迄ワンボックスの車で荷物満載して後方視界ゼロな車に乗ってるイメージ。

    「車中泊。」やってる人は駐車場にロープはって洗濯物干してたりするのですぐわかるのです。
    ヘタすりゃ芝生エリアとかベンチを占領してコーヒー沸かしてたりするし、
    喫煙所を無視してる人も少なくないなどマナーの悪さが目に付くのです。

    それをやってるのが結構いいオッサンが多い。
    ※中年夫婦とかがやってると微笑ましいどころか図々しく見える。

     

    車中泊だらけの道の駅。

    車中泊だらけの道の駅。


    この写真撮ったのは朝の7時くらいです。

     

    現地で知り合って「車中泊。」同士のコミュニティとか出来てるみたいで何とも近寄りがたい。
    夏は特に洗濯物とか満載した荷物とかを見るとなんか汚い 浮浪者的な 感じすらするのですが、
    中には子供連れの「車中泊。」家族もいるようだけれど教育上どうなのか?と思うのですよ。
    ※子供にはちゃんとキャンプ体験させてやれよ。

    確かに車ならテント泊よりエアコン効かせて寝ることも可能・・ではあるけれど周りの人はたまったもんじゃないねえ。
    ※車の排熱はかなり暑いし、うるさいし。

    「車中泊。」する人たち全員がそういう感じではないと思うのですがイメージは良くないのよ。
    なので、
    地域によっては「車中泊。」されそうな場所を夜間巡回して追い払ってるそうな。

    「車中泊。」を毛嫌いする地域もある一方、
    「車中泊。」を積極的に受け入れる道の駅もあるようなので一概に全面禁止にはならないとは思いますが、
    朝早く訪れる普通の道の駅利用者は洗濯物を干してある駐車場にギョッとするのです。

    「車中泊。」して洗濯物干してるような人がたくさんいる 衛生上不安がある 道の駅で、
    その地域で朝とれた地元の農産物を買う気にはなれないんですよねえ。
    ※少なくともワタクシは買わないです。

    ちなみに・・

    そういえば今回お世話になったキャンプ場は軒並み「ゲリラ車中泊。」対策を強化してるようでした。
    ※管理人がいなくなる18時から7時の間はゲートを締めるとか普通にしてました。

    キャンプブームとか車中泊ブームになるとマナーが悪いというかほぼ犯罪みたいな人が増えるんですよ。
    それもいい大人が善良そうな顔してやるのでタチが悪い。
    それって泥棒と同じですよ?

    確かに昔から「ゲリラキャンプ。」といわれるキャンプ場料金を踏み倒す犯罪人は存在しました。
    キャンプ場の管理人さんが帰った後の深夜にキャンプ場に入り
    キャンプ場の管理人さんが来る前の早朝にキャンプ場から出ていく
     貧乏人 悪者が結構居たのです。

    ワタクシも何度かそういう手合いに誘われたことがありますが、
    「良い大人がキャンプ場代金踏み倒して犯罪者になるのはバカらしい。」
    と思ってたのでそういう話には一切乗りませんでしたが。
    ※ワタクシよりはるかにお金に不自由してない人達が平気でゲリラキャンプを自慢げにやるのが不思議でした。

    ワタクシは本気でお金がなかったので、

  • 運動公園の東屋とかでテント張らずに寝るとか
  • 無人駅の待合室で仮眠するとか
  • 嵐の中の電話ボックスで仮眠するとか
  • はたまにしました。

    今考えると犯罪ギリギリだったかもしれませんがもう時効でいいかと。
    当時はそういう所で仮眠する貧乏ライダーやチャリダーは結構いたんですよ。
    ※ものすごく蚊に刺されたりするんですが。

    まとめ

     

    ワタクシ
    真夏のキャンプは結構きついのです。
    最近の猛暑のキャンプだとテント内で寝ることもかなり厳しい。
    バイク乗りだと車のエアコンに逃げることもできないので、さらにきつさはアップするのですよ。
    なので、キャンプは涼しい時期にやることをおススメします。

     

    ワタクシは2024年の夏はアバルト595でキャンプに行ってきました。
    伊勢神宮にお参りして長良川を河口から源流迄北上するというルートで数泊のテント泊をしました。

    その間、
    ワタクシ達が利用したキャンプ場でバイクでキャンプしてた人は2名だけです。
    宿泊しませんでしたが無料のキャンプ場を見入った際にもう1名見かけたくらいで、
    バイク乗りのキャンパーがすんごく少ないのにびっくりしました。
    ※全部男性のソロライダー。

    昔は夏の休暇中のキャンプ場なんて言ったらバイク乗りだらけだったものですが、
    本当に減ったみたいでビックリしました。
    昔はキャンプライダー同士で酒飲んだり情報交換したりするのが楽しかったのですが、
    コレだけキャンプツーリングする人が減ってるとそれには期待できないよねぇ。

    ひとえに、

  • キャンプ場代が高い
  • キャンプツーリングはキツイとわかった
  • ということなのかもしれませんなぁ。

    夏のキャンプツーリングは廃れていくのかもしれません。

     

    それでもこういう景色の下で食事できるのがキャンプ。

    それでもこういう景色の下で食事できるのがキャンプ。


    下手するとヌカカにやられるのでおススメはできませんが。

     

    車で来るキャンプもブームはかなり落ち着いたみたいでした。
    お盆休み中でしたが数件キャンプ場に連絡入れれば予約なしで利用できたくらいです。
    ※電話ですんごい態度が悪いキャンプ場もたくさんありましたが、そういう所はブームがさらに沈静化したら廃れるはず。

    そして、
    車でキャンプに来る人で5ナンバーや軽自動車のような小さな車でキャンプしている人は皆無。
    キャンパーは皆大きなワンボックス車やSUVばかり。
    持ってくるキャンプ道具も高級そうです。
    全部ホームセンターの安物で小さいテントというのはワタクシ達しかいませんでした。
    ※ワタクシ達の場合、バイクでのキャンプを想定した道具なので小さいほうが価値があるとはいえ、非常に貧乏くさくて肩身が狭い(笑)

    ワタクシ達がしばらくキャンプから遠ざかっていた間に、
    キャンプ場はますます高級化して便利で綺麗になっていますな。
    グランピング施設とか設備投資を回収できるか心配になるくらい高級ですし。
    シーズン以外は平日にキャンプ場のお客さんがいないのは普通ですし。

    そんな訳もあって、
    夏季休暇時の特別料金設定はもはや普通になっていました。
    キャンプ場利用料は車1台大人2名で6000円以上はもはや普通でした。
    以前の価格を知ってると「超高い。」のですがこれも時代の流れですかね。

    バイクは既にお金持ちの趣味になりましたが、
    今後はキャンプもお金持ちの趣味になりそうな気配がします。

    そして、
    別記事でも書きましたが真夏は暑すぎるのでバイクに不向きな時期になりつつありますな。
    「真夏はキャンプもバイクも不向き。」
    これがソロキャンプライダーにとって最大の温暖化の弊害なのかもしれません。

     

     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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