春先の峠には普通に雪が残っていますよ。
雪解け水が朝晩には凍ったりもします。
バイクでこれらに乗ると一瞬で転けますよ。
長野県には4月でもそんな峠が多いです。
そうなると財布も心も身体も寒くなるので様子を見ましょうよ。
という記事です。
当記事の目次
標高の高い場所はバイクにとっては危険がいっぱい
長野の田舎の峠は3月でも普通に凍ってるし雪が残っています。
麓には全然雪がなくても峠付近は思いっきり雪があることは普通です。
2020年は年明けから異常な暖冬で雪が本当に少ないです。
1月、2月に長野市街地でバイクを見かけるなんてのはワタクシが長野市郊外に移住してから初めてです。
※それほど今年は異常気象です。
とはいえ、
峠付近は雪解けやら湧き水やらが凍っています。
一瞬日陰に思えるような路面でも完璧に凍ってたりします。
特に3月の朝夕にバイクで峠越えなんてのはもってのほかです。
麓で20度あっても標高1,000mでは普通に雪があるもんです。
氷と雪はバイクの大敵
道路を管理する人がガンガン融雪剤を撒いてくれていますが、氷は解けません。
融雪剤は雪が凍らないようにするだけです。
すでに凍った氷を解かす即時性はあんまりありません。
特に峠などの標高が高めの場所で、
は、やっぱり思いっきり凍っています。
氷に乗ると転びますよ
氷の上ではオンロードタイヤでもオフロードタイヤでも
まったく意味を成しません。
有無を言わさず一瞬で転けます。
特にアスファルトの上の氷はバイクの運転技術が上手い下手の関係なく一気に行きますよ。
※ワタクシはこれで足折りました(´;ω;`)
峠の登りで少しでも雪や氷があったら引き返すのも手です。
※ただし、南斜面は雪がなくても北斜面(特に日陰)には残ってるということもよくあるので困りものです。
氷に対してバイクのタイヤは本当に無力です。
※しかも転ぶと地面がツルツルしてるので自分も滑ってバイクを起こせませんよ。
引き起こそうとして二度三度と地面にたたきつけられるバイクのダメージは結構デカイです。
雪解け直後は路面が埃っぽい
雪が溶けてなくなった後の酷道や険道はゴミだらけです。
雪がなくなっても交通量の少ない酷道や険道の路面状態は良くないです。
まあ、年間を通して山の中の細い道はそんなもんですが。
コレは台風のあとね。
春先は路面の砂や土が多いんですよ。
雪解けに運ばれてきてそのまま路面に残ることが多いです。
雪ほどではありませんがコレもスリッピーですよ。
※秋の落ち葉もそうなんですけどね。
そういう場所に踏み込むにはよほど自信があって自己責任をとれる人に限ります。
ちなみに・・
ワタクシはこういう細い道を散策するツーリングが大好きです♪
細い道でデカいバイクを振り回す感覚はバイクの楽しみ方の一つです。
自足にして60km/hくらいでグワングワンとデカいバイクを操るのはなかなか難しく奥が深い楽しみ方です♪
※まっすぐな高速道路でアクセル開けるだけ・・ってのは退屈で。
もちろん何があっても自己責任でございます。
長野県はそういう道だらけです。
メインの国道沿いにはそういう旧街道(ほぼ廃道)が残ってたりします。
旧街道をつないで宿場町に出ると軽めの旅人気分を味わえます。
※旧街道の宿場町は古い町並みが残っててこれまた絵になるんですよ。
長野周辺は3月でも普通に雪が降る
長野県では普通に春先でも雪が降ります。
平地では全く雪が降って無くても峠には普通に降ってることも多々あります。
長野県では「山沿いでは雪」という天気予報を実体験できます。
本当に平野部では晴れててもちょっとした山が白くなったりします。
※360度山なので低い山の上の方が白くなってるのもよくわかるんです。
ということは・・白くなってる山を抜ける峠道には「雪がある」ってことです。
路面が乾いてればまだ何とでもなるんですが。
東京在住時代は、
のイメージでした。
長野県に移住してからというもの
というイメージに変わりました。
※そして風が痛いくらい冷たく、凍死するくらい寒いです。
それでも、
3月になるとだいぶ春めいて暖かい日もあるんですが三寒四温とはよく言ったもんで油断してると冬が本気で引き返してきます。
※この時期に体調崩すのは都会からの移住者が多いです。
ちなみに・・
車でも3月中に夏用タイヤに履き替えるとかいうのは早すぎます。
※4月中旬から後半に夏用タイヤに変える方が安全ですよ。
なぜか長野県民は、
という愚かな勘違いをしている人が多いです。
※スタッドレスには早く履き替え、夏タイヤには遅く履き替えるのが正解です。
朝晴れてても昼過ぎから大粒の雪で軽く積もるってのが普通にあります。
※これだと通勤はできても帰宅はできません。
あ、あとね。
春先でも少しでも路面がぬれてる場合、朝晩は橋の上が凍ります。
ので、夏タイヤは全くグリップしませんよ♪
昨日まで最低気温が5度くらいでもいきなり当日-3度くらいになるのは普通です。
林道の雪解けはさらにひと月遅い
舗装路の雪がなくなっても林道では油断はできません。
ワタクシが良くいく林道ではGW後半(5月前半)くらいまでは普通に雪が30cmくらい残っています。
※標高は大体1300mくらいです。
アスファルト上の氷と違って未舗装路上の雪や氷はまだ多少グリップします。
※油断すると転けますが。
調子に乗って、タイヤで雪を掘りつつ進んでハマるとバイクが直立したまま進めなくなることも多いです。
※ここから掘り出すのに汗かくから風邪ひきがちです。
ちょっとした積もった雪くらいなら楽しめるんですが、雪崩クラスの雪の塊になるとちょっとビビります。
木々を根こそぎ薙ぎ払いつつ雪が落ちた後は雪崩のパワーを感じます。
※雪崩に巻き込まれたら恐らく助かりません。
ちなみに・・
林道は、台風や雪などの自然による影響が極めて大きいです。
道路の崩落や倒木、がけ崩れによる道路閉鎖も多々あります。
こうなると何かしらのトラブルが発生した際は偶然の救助は絶望的です。
※携帯も繋がんないしね。
たまに猟銃担いだ猟師さんがいたりしますが。
※アンテナ付けた猟犬ワンコがかわいいんですが。
とにかく交通量が少ないので情報がほとんどないのが林道です。
普段から極力単独で林道には入らないようにしています。
※どうしても単独行の場合はいつも以上に慎重に走っています。
特に、冬明けの林道は危険がいっぱいなので単独行は止めるべきでしょう。
※下手すると遭難です。
まとめ
春先の標高高いところのツーリングはあんまりおススメしません。
ちょっとリスクが大きすぎです。
春先は、身体もバイクも冬眠から覚めさせるウォーミングアップだと割り切って極力標高の低いところをつないでいくルートを検討しましょう。
特に4月いっぱいくらいまでは慎重にルートを考えましょう。
遊びで事故とか怪我とかたまらんです。
海沿いツーリングとかでもいいじゃないですか、海が近ければ。
もしくは交通量の多めな整備された舗装路をつなぐルートってところでしょうか。
交通量が多い国道などは比較的雪が少ないです。
※それでも日陰は注意した方がいいです。
3月前半の日曜日の夕方・・
ワタクシがスタッドレス履いた車で雪の積もった舗装峠道を降りてきたら逆に峠に向かっていく元気のいいバイクがいました。
マジで心配だから!
二つ目のコーナーの路面凍ってたから!
峠の下りはマジで緊張するのよ、北側斜面に降りるのは。
融雪剤撒かれたところをバイクで走るとね・・
結構巻き上げて車体に付いていますよ、塩カルが。
そのまま一冬放置すると・・
フレームの黒い塗装が色褪るくらいダメージあります♪
怖いですね?
バイクで塩カル撒いた道路を走ったらマメに車体下側を水で流しましょう♪
怖いですよ?