須坂市には有名な毛無峠へのアクセスや湯沢林道、山田牧場、菅平へのルート・・でも印象が薄い。
コロナで異動制限かかかるご時世、印象の薄いこのエリアの散策してみました。
ちょっとした散歩にはとても素敵なダムがありました。
須坂市をドライブ
県道ですらないローカルな道の先にあるのが「豊丘ダム。」です。
どうしたものかと。
誤解されてるので言っておきますが、
「ダムの記事が少なくないですがワタクシはダムマニアではない。」
のです。
ダムマニアでなくても絶景なら歓迎というだけです。
「そもそもダムは道のどんづまりにある。」
のでツーリングの目的地にしやすいのです。
※奈川ダムみたいな例外もありますが。
長野でバイクで山沿いの集落を流していると
「○○ダムこっち。」
みたいな看板はいろんな所で見かけるのです。
ならば、
行ってみたくなるってもんじゃありませんか。
※大抵は道の状態は良いとは言えないのですが。
ただ、
「地味すぎて非常にブログ記事にはしずらい。」
のですよ。
※美味いラーメン屋があるわけでもないので。
と言う「地味なダム系記事を無理やり一本にしてみたのが今回の記事。」です。
最近、当ブログの記事はいろんな荒業を繰り出してる気がしますがネタがないわけではないのです。
「豊丘ダム。」は非常に行きやすい距離と地理関係で秘境のダムと言う感じではありません。
その割には貸し切り感と景色で非日常が楽しめる素敵な場所でした。
県道ですらない「豊丘ダム。」への道
須坂市の東長野県道349号を走ってると地味に「豊丘ダム。」の案内板が出ています。
※通常の青看板ではなく、手書きっぽい小さい看板ですので見逃すな！
ダムは観光資源ではないのでそんな親切な看板なんかないのです。
だからこそ、住民でも知ってる人は少ない隠れスポットとなっています。
スマホなどのGPSを駆使して何とかたどり着くのだ。
文章で書くより、Google先生の地図を見たほうがはるかに早い。
一目両全って奴だ。
途中、結構深い砂利の区間があるのでデカいオンロードバイクは気を付けよう。
※鉄工所の前当りです。ふかふかですので、重量のあるバイクはハンドル取られます。
ちょっと深めの砂利道がある。
やはり長野の山沿いを散策するには250ccくらいのオフ車が最適だと思います。
※たぶん秋は落ち葉が凄いことになるはずですが、紅葉は絶景かもしれません。
道の両脇に雑草が生い茂って見通しが悪いコーナーが続くので、ホーンを多用して警告しながら進みましょう。
こんな感じの道が続く。
ダムよりだいぶ前に謎のレリーフがある。
こんな山っぽいですが須坂市街地というか住宅街からすぐです。
突然、目の前にデカいダムが現れます。
このダム湖は昇竜湖と言う ストリートファイターの必殺技っぽい 名称です。
田舎のマイナーダムはいつでも人が少ない
※展望台とトイレ（ダムを渡った先）、ベンチが点々とはある。
自販機すらもありません。
ただ、深緑の深そうな水をたたえたダムがあるだけなんですが、なんかいいのです。
豊丘ダムは結構新しいダムですな。
軽く周囲を散歩するのもいいんですが、あまりに人が少ないのでちょっとビビります。
※ワタクシ達が行ったときは数組のカップルと新車の慣らしに来たようなおじさんドライバー、バイク乗り1名がいただけでした。
ライトアップ
イベントなどでライトアップすることもあるようです。
各所にライトアップ用の発光器が設置されています。
光源が全然なさそうなので、夜は星が凄いことになりそうです。
また、
花火などのゴミを散らかすフトドキ者が居るようでゴミが散乱しておりました。
こういう奴らがまだいるのかと思うと情けない。
「豊丘ダム。」は須坂の市街地から30分程度で着けるいい散歩スポットです。
※有名な観光地「米子瀑布。」より確実に近いしお手軽です。
当日は雲が多かったですがこのダム湖の色がすごい。
そして周りの山々の紅葉は絶対きれいなはず。
長野のダムは大抵どっかしらの電力会社のマークがついていますが「豊丘ダム。」にはそれがない。
何処がスポンサーで何のためのダムなのかしら？
ので軽く調べました。
豊丘ダム
と言うことらしいので発電目的ではないのね。
※ついでに発電すればいい、とか思うのですがたぶんなんか理由があるんだろうね。
と思ったら。
ダム直下で放流水を利用した発電施設があって中部電力に売電してるんだってさ。
晴れていればさらにいい景色なはず。
ダムの真上から須坂＆長野市街方面を見る。
上から見ると結構高い。
尻がかゆくなる。
ダムの周辺には桜がたくさん植樹されていますので春は絶対桜が綺麗なハズ。
そして、
ダムの周囲の山々は広葉樹が多くて秋は絶対紅葉が綺麗なハズ。
何よりも空いてるので、気分がいいハズ。
こういう所でコーヒー沸かして飲んだら素敵かもしれません。
カップラーメン食べてもいいでしょう。
今度、お湯沸かしセット持参で来ようっと。
※その際は「来た時よりも美しく。」で周囲のゴミも一緒に持ち帰りましょう。
いいところを見つけました。
どうやら昇竜湖は一周できるようでしたが雲が雨雲になりつつあったので止め。
今回はちょっとしたついでに車で寄っただけなので今度は小さいバイクで来てみようと思います。
※そしたら近くの長野県道346のレポートもかけるしな。
ちなみに・・
こういう所で野営（テント設営無し。ベンチに寝袋で寝る。）すると気分がいいのですが、ふとした瞬間に妙に怖くなることがあります。
人の気配が皆無で真っ暗＆深い水源がそばにあるって結構怖いんですよ。
若いころの一人ツーリングでは日中ぐったりするまで走って、こういう所で野営したりもしましたが。
なんかスイッチはいると急に怖くなることがあるんですよ。
かといって、
もう少しメジャーなところで野営すると、珍走団が集まってきたりしてそれはそれで大変なことになるのですが。
今流行りの車中泊とかは珍走に囲まれたりしないのかしら？
今どきそんな珍走はだいぶ少なくなったハズなので大丈夫かと思うのですが、ワタクシが旅してた頃はこういうところでの野営は珍走とトレードオフでした。
やはり野営とはいえ、キャンプ場が安心ですな。
まとめ
※ダムカードがもらえるとことは市街地にありますし。
北信地域在住なら、ちょっとしたバイクでの散歩やツーリングの目的地としても最適です。
豊丘ダムは派手さこそありませんが綺麗なダムです。
人も少なく、静かでいい所でした。
多分、春も秋も綺麗なはず。
※桜や紅葉は名所ではなくこういうひっそりしたところで存分に味わいたい派です。
長野県須坂市。
実は長野在住10年以上になりますが、どこからどこまでが須坂と言えないくら境界がいはっきりしないんですよ。
小布施と長野の間、くらいの存在感で東西がどこまでかよくわからない。
それでも、
ちょっとした散歩するにはとてもいい街です。
何せ山と郷の距離が近い感じがするし。
そんなに大きな街ではありませんが
結構暮らしやすいし、散歩ツーリングスポットは結構あるのかもしれません。
そして、
この秋「地味なダム巡り。」はちょっと楽しいかもしれないと思い始めています。
ダムの事務所の扉に貼ってあった県内ダムの案内図。
どういうカテゴリのダムをチョイスして地図に載せてるのか謎。
