VT250F

【VT250F】メーカー純正パーツ価格はどれくらい上がっているのか?2023年

VT250Fのパーツリスト。

VT250Fのパーツリスト。

 

ワタクシ
バイクの純正パーツは値上がりします。
ツマンナイパーツでも倍くらいの値段になってることもあります。
値上がってもいいんですが欠品は勘弁してもらいたい。
10年以上経過した中古バイクのパーツ欠品は日常茶飯事です。
今回はそんな話です

 。

パーツリストに価格がそのまま乗ってるHONDAのパーツリスト

 

ワタクシ
メーカーにもよりますが昔のパーツリストには、単価が記載されていたりします。
これが今思えば結構安くて面白い。
いい時代でしたな。

 

2023年になってから当倶楽部にきたVT250FH。
ダラダラとレストア作業を進めています。
※冬は寒すぎて作業が進まないのですよ。

とりあえず、大まかな外装を外して洗車、各機能の状態を確認しています。

なかでもキャブとタンクはひどい状態でした。
タンクは後回しにして中古キャブは別途調達したところです。

分解清掃して、最低限交換すべきパーツをリストアップしました。

パーツナンバーを調べるために必要なパーツリストはヤフオクで調達。
2000円程度でした。
※程度は良くないですがパーツリストなんてのはパーツ番号がわかればいいのです。

 

VT250Fのパーツリスト。

VT250Fのパーツリスト。


しっかり当時の単価が書いてある。タンクとか安い。

 

この調達したパーツリストに、部品単位の金額が入っていてなんだか新鮮です。
ワタクシはHONDAが嫌いなのでHONDAの車種を一台も持っていません。
ゆえにHONDAのパーツリストは十年ぶりくらいに見た。
※CR80のチューニングして以来だわ。

もちろん当時のパーツリストそのままの金額で買えるわけはない

 

ワタクシ
当倶楽部ではパーツを購入する際はExcelでパーツ番号、パーツ名、必要個数を入力した表を作ります。
※これをもとに、部品の管理とか発注日とかを管理してたりもします。

 

必要数をきちんと把握しておかないといけませんので、4個必要とか2個必要・・なんてのも表に記入します。
今回はパーツリストに単価が入ってたのでこれも表に入れてみました。

うむ。
 当時の価格なら 結構安いぞ。

と思ったのは確かですが、どうせそのままの金額で売ってはくれないのです。
汎用性のあるゴムグロメット 多分同じものを別ンぼバイクでも使ってるハズ ですら値上がりしています。

まあそういうものなのですよ、メーカー純正品ってのは。

ちなみに・・

どこのメーカーでも純正パーツは時間がたつと値段が上がります。

その値上がり割合が高いメーカーと低いメーカーはやっぱりあるのですよ。

YAMAHAは昔から絶版車種の純正パーツは高かったね。
※ワタクシがRZ250に乗ってた頃は既に値上がり傾向にあったということは廃盤になってから5年くらいで上がる?

SUZUKIは比較的値上がり割合が低かったんですが、最近はやっぱり世の例のなぞってそれなりの価格高騰になってるようです。

メーカーさんも資産で計上せねばならないので、税金かかるしねえ。
※倉庫内のパーツの棚卸とか超大変そう。でも面白そう。

ワタクシたち貧乏ライダーにとっては安い価格で純正パーツは提供していただきたいところですが、そうも言ってられないのでしょう。

そんな感じなので、
中古バイクをピンシャンさせようとすると新車以上に高価な買い物になることがあるんですよねえ。

Webikeの純正部品購入システム超便利

 

ワタクシ
巡視部品を発注する際にショップに出向くなんてことはしません。
細かいパーツをたくさん頼むと大抵のショップは嫌な顔します。
田舎に住んでてもネットで一気に純正部品を発注できる。
なんてよい世の中なんだ。

 

ワタクシはもう何年も前からネットの総合バイクコミュニティ「Webike。」さんで純正パーツを発注しています。
何せ対応が早い。
※webikeの創成期はいちいち対応が遅かったんですが、最近はシステム化されたのか超対応が早い。

純正部品の見積もり=そのまま発注できたりしますな。

 

webike。発注したら2日できた。

webike。発注したら2日できた。


驚くべきは日本の流通網ですな。

 

KAWASAKIの場合ですが、以前はKAWASAKIのパーツサイトで部品の在庫とか欠品とか確認してからWebikeで発注していました。
いまではWebikeでオンライン在庫照会が可能です。
※パーツナンバーを入力すると、パーツ名が表示される。超便利♪

で、
新車当時と最近のパーツ代金はこんな感じ。
※細かいもんばかり頼んでいますが、とりあえずエンジン始動&押し引きで移動できる状態にすることを目的としています。

大体どのパーツも価格は当時の2倍から3倍くらいみたいです。
中古バイクを買うならそれ相応の覚悟がいるってことですよ。
※致命的な欠品があれば、そこで修復は不可能になる可能性もあるのです。

覚悟もなく勢いだけで、80年代くらいのプレミア付きのレアな中古車とか買って、維持管理に泣いてる人も多いんですよねえ。
※それを楽しめなければ古いバイクに乗るのはやめた方がいいのですよ。

NO パーツID 名称 リスト単価 欠品 実売単価 必要数
1 45530-MA5-671 マスターシリンダーセット 1800 3,344 1
2 43109-MA3-006 ダストシール 140 319 4
3 43209-MA3-006 ピストンシール 140 330 4
4 45107-ML4-006 ピストン 760 1,496 4
5 16180-MB6-681 ジョイント 580 × 1
6 16010-KV0-701 ガスケットセット 1400 × 2
7 16111-KV0-701 バキュームピストンセット 4400 × 2
8 16211-KV0-000 キャブレータインシュレータ 310 935 2
9 17701-KV0-000 フューエルチューブ 300 × 1
10 64122-KV0-000 サイドシェルターラバー 70 170 2

欠品だらけで参る

 

ワタクシ
さすがに30数年前のバイクのパーツが全部出るとは思ってませんよ。
しかし、重要部品が手に入らないというのはちょっと苦しいものがありますな。

 

VT250Fをばらしてて思ったんですが、かなり凝った作りをしています。

例えば、
ガソリンコックからのガソリンホースは10mm。
途中で二つのキャブに分岐するのですが、ここから8mm。

多分オリジナルと思われるT字型のホースジョイントは、

  • 一方が10mm
  • 二方が8mm
  • という「ちょっとこれ普通には市販されてないだろ?」といったパーツが組まれています。
    もちろん樹脂なので劣化して破損する可能性がある。
    ※当倶楽部に来たVT250FHもこのパーツが粉砕していました。

     

    VT250F。中央で粉砕しているホースジョイント。

    VT250F。中央で粉砕しているホースジョイント。


    大事なパーツだと思うけど欠品。

     

    このパーツがないと、タンクからキャブにガソリンを送ることはできません。
    結構重要な部品ですが汎用性は多分ない。
    そして、キャブ仕様の各種VTシリーズは全部このパーツを使ってると思われます。

    これ、メーカー欠品です(笑)

    仕方ないので、

  • 8mm-10mmホース変換ジョイント
  • 8mmのT字ジョイント
  • を組み合わせて代用することにします。
    ※そのうち、ホームセンターか輸入工具店に行ってきます。最悪ネットで買う。

    あと、

  • キャブのフロート室の異形ゴムパッキン
  • ダイアフラム付きピストンシリンダー
  • この辺も欠品です。
    ※ダイアフラムって何とか柔らかくする方法ないのかしら?硬化してるのでレスポンス悪そうです。

     

    VT250F。とりあえず第一弾として細かいパーツが届いた。

    VT250F。とりあえず第一弾として細かいパーツが届いた。


    純正部品が出るだけでもありがたいと思わないとね。

     

    ゴム製品は中古で買うと信用ならんものばかりだし。
    キャブパーツの大手メーカーKeyStarさんから販売してくれてないかしら?

    いやぁ、手厳しい。

    劣化したパーツで無理やり組んでダメだった場合、V型エンジンはキャブを外すのも面倒だしねえ。
    ※でもV型エンジン搭載車のメンテナンスは面白いからいい。作業性は並列4気筒よりマシ、ですし。

    外装がとりあえずそろってるだけでもありがたいと思わないとな。

    ちなみに・・

    真っ先にメーカーの在庫からなくなる純正パーツは外装関係です。

    特にカウルとかタンクとかデカール(ステッカー)とかです。
    マニアはたいていこういうパーツを 無駄に ストックしていますよねえ。

    VT250FH。

    VT250FH。


    片っ端から外せるものを外して、清掃&グリスアップを続けています。

    とはいえ、
    長く乗ってるとそういった外装パーツはいつのまにか何となくストックされていくものなのです。
    ※四半世紀にわたってZ1-RやZ750D1ののパーツを収集してきたワタクシですので結構いろいろストックはあります。

    特に酔った時のヤフオクはやばい。
    ちょっといいかも♪みたいなパーツでも買っちゃいがちです。
    全然パーツがなかった時代を知ってるので、あると収集してしまう体質になってしまいました。

    ゆえに、
    最近は夜寝る前にヤフオクを見ないようにしています。
    ※これ以上バイク増えても困るし、 自販機でジュース買うのもためらうくらい お金ないし。

    まとめ

     

    ワタクシ
    中古バイクを買ってもまともに走らせるまでにはちゃんと整備しなければなりません。
    その際、パーツがないとか高いとかそいうことは多々あるのです。

     

    とりあえず、
    VT250FHのパーツ欠品はまだまだ出てきそう・・な気配ですが、これからもっとバラしてみないとどうなるかわかりません。
    ※エンジン載せ替えの可能性もまだあるし。

    とはいえ、
    VT250FHはVT250Fシリーズの最終型で生産数が極めて少ないレアな車です。
    ※主に違うのはブレーキ周りだけ・・と思ってたら結構マイナーチェンジでパーツが違うのね。

     

    VT250F。

    VT250F。


    テール回りもものすごく凝った作り。
    景気がいいというのはこういうことなのですな。

     

    これからもパーツ欠損に苦しむことは請け合い。
    ま、のんびり楽しくいきますよ。

    あ、そうそう。
    16インチのフロントタイヤ装備のバイクはほぼ絶滅してるけど、そのサイズのタイヤは今売ってるのかね?
    当倶楽部のVT250FHのフロントタイヤ、バーストしてるんですが。
    ※程度最悪。

    ちなみに・・

    さすがに30年以上前のバイクのパーツがまともに出るとは思ってませんでしたが、
    エンジンは長らく作られたモデルですので何とかなるんじゃないかと思ってましたが甘かった。

    とりあえず、
    押引きできるようにしないと邪魔でしょうがない。
    ブレーキ関係とエンジン始動くらいまではとっととやってしまう予定です。
    ※ブレーキ関係はたぶんCBRとかと同じなのでパーツが出てホッとしています。

    こういうパーツ探しの迷宮に入ると長いんですよ。
    Z1-Rのパーツ探して関東一園の解体屋をさまよってたのを25年ぶりくらいに思い出しています。
    ※その時、VT250Fシリーズなんて馬に食わせるほどあったんですが今どこに行っちゃったんですかねえ・・。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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