産地で買ってもそれほど安くない・・のですが穴場もある。
「産直。」
それは農家さんが農作物を直接持ち込んで売るシステムです。
ここでは規格外の商品が出回ります。
この価格を知っちゃうと市場価格なんてばからしくて払えませんよ。
長野の秋のお土産の定番はブドウだ
もちろんリンゴも美味しくて種類もたくさんあるんですが最近はブドウが華やかです。
昭和世代の高級ブドウと言えば巨峰(キョホウ)じゃないですかね。
ワタクシも親にさんざんもったいぶられてようやく食べた記憶があります。
※その前のブドウと言えばデラウェアが当たり前だった時代です。
とはいえ、
ブドウの世界ではいつまでも巨峰(キョホウ)が最高峰ではないのでした。
長野では秋になるとスーパーでは様々なブドウが並んでいます。
どれも品種改良が進んでいて、
という特徴があります。
そして、
ひと房1000円とかになるのが当たり前です。
なんだそれは?
巨峰(キョホウ)でも十分美味しかったものですが。
最近はブドウが儲かるらしい
大粒で皮ごと食えるのが当たり前で、それが高級ブドウの定番となりつつあります。
大粒でも種があるだけで一気に市場価値が下がるようです。
ただし、
ひと房1000円越えが普通。
みんなブドウにそんな金額払えるの?
すげえ。
みんな金持ち♪
すでに庶民の食い物ではない。
下手すりゃマツタケより高い。
とはいえ、
この価格帯の品質を維持するためには農家さんも大変だそうで。
※わざと摘果して粒を大きくするらしいですが全部手作業。ローカルテレビのニュースでやってた。
JA関係のスーパーなどでも贈答用だと3房で5000円とか割と普通です。
というわけで、
長野ではリンゴ農家がブドウ農家に鞍替えするということが普通に起きています。
それも大量に。
「リンゴが無くなっちゃう・・。」
というところまではいきませんが農家だって儲からなければ生きていけませんので。
とはいえ、
そんな高級だと庶民には食えるわけないのです。
ワイン用ブドウも!
夏に行った高山村ではリンゴ畑をつぶして食用じゃなくてワイン用ブドウが作られていましたな。
これも、温暖化でブドウが北の方でも取れるようになったから、らしいです。
※長野産のワインはまだ高いですが、このまま円安が続くと海外の安いワインが舶来の品くらい高級になるかもしれません。
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ともあれ、
リンゴ畑は急速に減っているようです。
※2019年には台風でリンゴの一大生産地一帯がやられたし。
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リンゴはかつては金の生る木だったらしいのですが、いまではブドウが金の生る木にとってかわったようです。
お隣の須坂市でリンゴ農園だった友人の実家がすっかりブドウ農園になったと言って笑ってました。
※リンゴの包装、出荷関係の資材や機械の横でブドウの出荷作業してるらしい。
もちろん、おすそ分けでご家庭用のブドウをたっぷりもらったのですが。
ちなみに・・
「産直。」
といえば、農家が直接販売してるような施設です。
これには施設の規模や来店客数などによってランクがあるんですよ。
街道沿いの大規模な産直だと、なんでもそれなりの強気な値段で売りに出ています。
傾向として、規模が大きいところほどスーパーより多少安いとはいえ、お買い得感は少ないです。
最近は道の駅も同様です。
※でも道の駅は商品の回転が速いので鮮度が良いものが買える可能性が高い。
産地で買うなら絶対産直がおすすめ。
できれば試食させてくれるような産直売りがば望ましいです。
おススメは、
街道から一本入ったところの地味な「産直。」です。
こういう所を地道に探すのです。
掘建て小屋規模からプレハブ建て位まで、規模はいろいろですが現地のお祖母ちゃんとかが店番してたりします。
こういう所の
みたいな奴は本当にお買い得で自宅用ならこれで十分です。
当倶楽部の野菜は最近ほとんどが産直で買った旬なものです。スーパーだと高い。
※市場価格の半分以下は普通。
商売っけがないのでたくさん買うとオマケしてくれたりするのもポイント高い。
※この間、野菜と果物1000円分買ったら、ナスをオマケに一袋もらった。夏は桃とか「この値段でいいの?」って価格で売られてたし。
産直の特徴は規模が大きくても売り子さんが農家の人なので、商売がヘタという所ですな。
農業の専門家なので買い手ももっといろいろ聞けばいいんですよ。
※農家さんはシャイな人が多いので、ぶっきらぼうな対応されることもありますがそれはそれです。
「産直。」の農産物を狙うなら午前中がいいですよ。
大体10時くらいだとお店にも商品が出そろうはずです。
※農家さんは毎日の農作業が終わってから出荷しに来るっぽい。
夕方は16時だともう閉まっています。
※空いてても売り物がないとかね。
長野の「ブドウ三姉妹。」とはなんだ?
これがとんでもなく高級でして。
ワタクシももらったことしかないです。
買えるかそんな高級なもの。
ブドウ三姉妹
らしいです。
全部素晴らしく甘いです。
種もないし。
一見、きれいすぎて蝋細工に見えるくらいです。
でも美味い。
糖度がどれくらいか知りませんが昔の干しブドウより絶対甘い。
これが贈答用だと、JA施設で6000円を超えます。
全部ひと房ずつなので、ひと房2000円超え。
牛丼がいかに安いか思い知る。
うわマジか。
軽めのマツタケくらいの値段がします。
※マツタケはそんなに旨いもんじゃない、というのが長野で普通に貰うようになって急に興味が無くなった食材の一つ。
りんご三兄弟というのもいた
すべてリンゴの種類なのですが、この「だんご三兄弟。」にあやかったネーミングがまた農協っぽい。
※農〇のセンスはひどい。〇協の実態は金融と保険屋で営農関連で何とかしようという気概が全くないのも長野に来てよく分かった。
これもセット売りになると素晴らしく高級になるのです。
昭和世代には懐かしいフジとかサンフジなんてのはもう昔の品種らしいです。
十分美味しいですが。
ともあれ、
秋の長野はフルーツ王国です。
※厳密にいうと長野のフルーツ関係の収穫は夏の桃やあんずから始まるんですが。
ちなみに・・
農産物の高級路線は確かに効率がいいのはわかります。
日本の農業はこういう方向を目指しているのかもしれません。
ただし、
コレだけ高級になっちゃうと一般市民が買わなくなるのではないかと心配してしまいます。
ただでさえ、生活が苦しくなりつつある日本国民です。
特に、
主食になり得ない果物を買うなら、腹に溜まる主食系を買うのではないでしょうか?
どんなに美味しくても買えなければ意味がないのです。
「高級なフルーツが売れるのは好景気で金持ちな日本であることが前提。」
と思うのですが。
これが街道の一本裏沿いの産直だといきなり半額近くなる。
これだけ一気にブドウ畑が増えたら、需要と供給の法則通り「値下がりする。」ようにも思えます。
そして、
流行のブドウがこれだけ甘いということは相当肥料を食うと思われます。
これも、
肥料を海外の生産に頼っている日本だとちょっときつそうです。
※円安で肥料価格が高騰してるのでブドウの売価に転嫁せざるを得ないし。
だからと言って、ワタクシにはどうすりゃいいのかはわかりません。
今あるブドウを無駄のないようにみんなで食べればいい、くらいしか思いつきませんが。
お土産のハズシ技としてのプルーンやイチジク、栗
冷蔵庫の野菜室がブドウだらけです。
なので、
ブドウの他に喜ばれるお土産のハズシ技もあるのです。
流通量は少ないですが、
なんてのは喜ばれます。
こういうのは小さい産直ではほぼ出回りませんが、道の駅やJA関連施設で買うことが出来るハズです。
※流通量が少ないので早めに行くのが吉。
でも現在は主流ではない。
関東圏にお土産でもって行くと、こういうものが思いのほかウケるんですよ。
栗は結構面倒くさいので、お年寄りにしかウケませんが。
※梅と紫蘇と栗は面倒くさい作業が付いて回るので若者にはウケません。種なしブドウがウケるのはこういうわけですな。
ワタクシの実の母親なんか、イチジクをあげたら大喜びで速攻でワインで煮てシナモンかけて自作ケーキに埋め込んでいました。
一応、生で食えよ一個ぐらい。
※その後、「イチジク送れ。」というLineメッセージが来た。Lineの使い方なんか教えなきゃよかった。
まとめ
最近の長野の秋の名物になってるのがブドウです。
お高いのでツーリングやドライブの際に喰いまくるというわけにもいかないでしょうがお土産には喜ばれますよ。
手が出せる範囲でお土産にどうでしょうか?
秋は道の駅の産直コーナーには必ずブドウがあると言っていいほど、全県のどのエリアでもブドウを扱ってるはずです。
かつてのりんごの勢いで。
ブドウなどのお土産を家族への「付け届け。」にしてアナタの格を一気に押し上げるのです。
こういうことをたまにしないと、
「お父さんだけ遊んできて(怒)」
みたいに家族からひんしゅくを買うかもしれません。
それを避けるためにはお土産に限ります。
そんな時に長野のお土産は最適なのです。
ブドウなどのお土産を会社への「付け届け。」にしてアナタの格を一気に押し上げるのです。
※会社に迷惑かけて遊びに行ってるわけではないので会社へのお土産は毎回持っていく必要はないという主義ですが。
ツーリングの翌日に給湯室に
「みんな出てベてね♪」
みたいにブドウをシレっとおいておくのがいいでしょう。
会社の場合、うんちく語りすぎで、でしゃばりだと「面倒くさいオジサン。」になってしまう可能性が高いです。
会社ではうんちくは味の後で勝負すればいいのです。
お土産については何か聞かれたら答えるくらいでちょうどいいのです。
ただし、
家庭でも会社でも ご家庭用の安いブドウだとしても もったいぶってふるまうのがコツです。
間違いないのは道の駅で買うことですが、ちょっとした県道沿いの産直施設などは本当に穴場です。
当倶楽部では某大きな病院の隣の産直施設がお気に入りです。
※最近、毎週のように行っています。
秋の長野ツーリングの際はぜひお土産にブドウを。
リンゴも美味しいですが皮をむく手間が若者にはイマイチウケないのがちょっと残念。
※この品種改良の勢いだと、皮ごと食べられるリンゴも出てきそうな気配ですが。
今の世の中、手間のかかる食い物は どんなに高級でも BBAにしかウケないのですよ。
ともあれ、
遠くの山々の稜線がくっきり見える秋晴れの長野ツーリングやドライブは天国かと思うくらいの気持ちのよさです。
秋晴れで収穫前の田んぼやフルーツがたくさん実ってる長野の街道を流すのは最高です。
※オープンカーなんか最高だと思う。
しかも、
暑くもなく寒くもない♪
「長野に移住して本当によかった♪」
と思うのはこの時期かもしれません。
ただし、
もう数カ月もすれば次第に遠くの山々が雪化粧をするようになり、長い冬がやってくるのでした。
ちなみに・・
当倶楽部のロータスは二年に一度埼玉の主治医の店迄車検に持っていくことにしています。
11月に車検が切れるので10月後半あたりに持っていくのが恒例になっています。
この際、ショップの皆さんへの付け届けとしてブドウが大変重宝しています。
※もちろん「ご家庭用。」しか買えないんですが。
めちゃめちゃもらうのですが、食べきれません。
全然ありがたくない。
その際、いろんなネタをもらえたりするので侮れない。
※内容が濃すぎて説明が大変なのでブログには書きませんが。
また、その際に泊めていただく家族ぐるみの付き合いをしている大先輩の家にもブドウを持っていきます。
これも大変喜ばれまして。
※その代わりに鰻とか大量に持って帰れとか言われるので侮れない。
少なくとも当倶楽部では「秋はブドウが交易の品として大活躍。」するのでした♪
※もちろん、その土地の高級な食い物と交換してくるのですが。