古き良き昭和の香りと雰囲気を残した地元民に愛されている大衆食堂です。
いつも国道18号から見かけるのですが、一度も寄ったことがなかったので行ってきました。
ついでに旧北国街道を散歩してきました。
徒歩で。
当記事の目次
「まちだ食堂の鉄板ナポリタンは食っておけ。」
そんならいっぺん行ってみようではないか、ということになりました。
ついでに、旧北国街道の散歩もします。
近所に何もないのでこういうプランニングになったわけです。
手段と目的が逆転している気もしますが、それでいいのです。
実は「まちだ食堂。」さんは実は以前から、R18を走るたびに気にはなっていたのです。
でも、
特に近くに何らかの目標物があるわけでもないのでいつも素通りでした。
それに、
営業時間が微妙なので、タイミングが合わないということもあったのです。
昼は11:30から14:00まで。
今回は、 無理やり
という旅を設定しました。
実は前々から、この辺をしっかり自分の足で歩いてみたかったのです。
いつもバイクや車でワーワー言って走り回ってるだけではないのですよ、ワタクシも。
※周りの同年代より、明らかに浮わつているので、そろそろ落ち着く時期に来ている気もします。
ちなみに・・
バイクツーリングや車のドライブシーズン以外は、当倶楽部はこのような旧街道の散歩とか食べ歩きみたいなことばかりしています。
記事にしてない長野の食堂の話は数多いのですが、文書に起こすのが面倒くさい。
食べ歩きブログを作ってもやっていける自信はあります。
ですが、食事するだけでは、そうそうドラマなんかないのです
ワタクシ的には 暇つぶしがてら 知らない街を歩くというのは、とても楽しく脳が活性化するくらい刺激があることなのですよ。
※いつも通ってる街道の一本裏の旧街道をゆっくり歩くなんて言うのはたまりませんな。
ワタクシは混んでいる観光地よりも、誰もいない知らない街をフラフラ歩く方が性に合っています。
どうでもいいような小さいことを「おお!」とか言ってる方が、見せるためのでっかい建築物とか娯楽施設を見るよりも面白いのです。
脳のシナプスが、活性化してる実感があります。
※嫁には「健康的かつ一番安上がりな趣味。」と言われています。
「まちだ食堂。」昼の営業時間は11:30から
基本的には地元民に合わせているわけで、ワタクシたちのようなよそ者は顧客ターゲットではないのです。
なので、この昼の営業時間のタイミングに合わせて訪問することはなかなか難しいのです。
今回は「まちだ食堂。」さんの営業開始時間に合わせて到着しました。
「まちだ食堂。」はR18の中之条信号をのすぐそばにあります。
R18を東側にそれてすぐ左側です。
一見して、普通の民家ですが看板はありますので間違うことはあまりないでしょう。
駐車場は、お店とR18号の間にある区画がない砂利の空き地です♪
※R18から直接駐車場に入れますが、知らないとまずわかりません。
駐車場わきには名物の「鉄板ナポリタン。」の登りが立っています。
区画はないので、他の車が出しやすい様にきちんと止めましょう。
さて、どんなものを食べさせてくれるのか楽しみです♪
一番乗りでお店に入ると、店員のお祖母ちゃんから、カウンター横の手洗い場の石鹸で手を洗って消毒するように促されます。
今のご時世、仕方ないです♪
出来る範囲で一生懸命対策してるっぽいところが微笑ましい。
席はどこでもいいと言われましたが、せっかくなのでカウンター席に座ります。
※ワタクシは定食屋さんはカウンター席に座りたいタイプなのですよ。中の作業が見えるならなおさらです。
ですが今回は、カウンター席から厨房の様子は見えませんでした。
今回は
「鉄板ナポリタンセット」
「チャーハンセット」
を注文しました。
「メニュウ。」という表記があるメニューの冊子がたまりませんな。
※昭和モダンぽい。知らんけど。
オーダーが来るまでの間に店内を見回します。
そしてご家庭っぽさ。
マニアにはたまりません。
普通の家を改造したのであろう店舗は決して広くはありませんが、何処を切り取っても、
「ザ・昭和。」
と言ったたたずまいなのでした。
※古くから営業している田舎の定食屋さんは、いい意味でこういう感じのお店が多いのです。
「町田食堂。」のボリュームたっぷりのセットメニュー
「チャーハンセット。」には、割と普通盛のラーメンが付いてきます(笑)
かなりボリュームがあるので苦戦しました。
全てが昭和なメニューでしたがすべてが凄い美味しいのですよ。
でないと長い間営業を続けられませんからねえ。
全てがなんだか懐かしい感じです。
※30年位前に、RZ250で東北周遊ツーリングした時、小雨振る秋田の田舎国道沿いので寄った街道のラーメン屋さんのラーメンライス定食を思い出しました。
出てきた瞬間、あまりの量に嫁が反射的に「うわ、マジか。」と言っていました。
「鉄板ナポリタンセット。」なのに「普通の唐揚げ定食+普通のナポリタン。」といった様相ですので無理もない。
鉄板ナポリタンセットも味は美味しいのですが短期決戦したにもかかわらず、嫁には多かったようで割と早めにギブアップしていました。
※嫁が唐揚げ定食分を半分以上ワタクシに譲渡するくらいボリュームが多いのでした。
ワタクシも「普通盛のチャーハン。」と ミニラーメンって書いてあるのに 割と普通盛の「いわゆる普通の正しい昭和の醤油ラーメン。」のセットの攻略に手間取っています。
普通は、どっちか小盛ですよ。
とはいえ、
食べ残すのは食堂に失礼だし、SDGs的にも、食文化的にも大変よろしくありません。
主にワタクシが 凄い頑張って、食べきりましたが腹いっぱいすぎて苦しい。
頑張って食べている間にも、お客さんが続々と入ってきています。
始業30分もしない間に、ほぼ満席になりました。
「立地的には全然いい場所ではない。」と思うのですが、老舗の定食屋さん「まちだ食堂。」さんはさすがです。
早く来てよかった♪
田舎の定食屋さんは出来る限り、開始時間と同時に入るのが鉄則ですな。
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ちなみに・・
「まちだ食堂。」さんは夜は居酒屋になるようで、オツマミなどが充実しています。
※昼は焼き鳥は頼めないシステムです。
いいなぁ、こういうお店で焼き鳥とか食べたいなぁ。
でも当然お酒も飲みたいので、この辺に泊まらないと食べられそうもありません。
宿泊施設とかなさそうだし、本当に近所の人しか来ないんだろうなぁ。
いいなぁ、近所の人。
当倶楽部の近所にあったら通いたいです。
※当倶楽部の近辺には飲み屋がないです。定食屋もない。たまにイノシシやカモシカが出るし、ハクビシンが白昼ゴミ漁ってるくらい田舎です。
腹ごなしは旧北国街道散歩
中高年は食べ過ぎたら食後に軽く運動しないとあっという間に老化しますので。
ただし、
近くには駐車場がないのでした。
今回は車で出かけましたので、知らない街歩きをするためには駐車場を探さねばなりません。
でも、でもですよ。
近所に観光地などないただの住宅街ですので駐車場なんかないのです。
※近くのベイシアに止めちゃえ!という案もあったのですが、大人としてマナー違反なので止め。
「まちだ食堂。」のお祖母ちゃんに駐車場ないか?と尋ねたところ、
「まちだ食堂。」の駐車場を使えと(笑)
それはダメですよ。おばあ様。
これから食事時ですので営業妨害になってしまいます。
それほど駐車場広くないし。
有難い申し出でしたが、謹んで遠慮させていただきました。
※お祖母ちゃんはお話好きで、いろいろ教えてくれました♪
散々迷った挙句、
しなの鉄道の「テクノさかき駅の無料駐車場(土手の脇の砂利駐車場)。」
を利用することにしました。
無料駐車場は地図にも載ってないですが、テクノさかき駅近くにちょっとした看板が出ていました。
駅からちょっと遠いですが無料なので文句は言いません。
※坂城町はバラの花で街を盛り上げようとしていますが、実態は工業地帯で成り立っているように思えます。
「テクノさかき。」の駅周辺は、立派な工業地帯です。
誘致に成功したのか、割と豊かな地域です。
※近くにバイクや車のサスペンションのKYBの工場とか合ってテンションが上がる。
小学校とかの公共施設が超立派なのは地元に税金が落ちるからなのかもしれませんなぁ。
※長野で言えば去年の冬に歩いた「観光で成功した街:小布施。」がそうでした。
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旧北国街道「坂城~西上田」ねずみ宿周辺
周辺の平地は塩田平と言いまして。
昔は湖だったんじゃないか?という説がある地域です。
※塩田平には泥を祭った神社がある位。
塩田平の湖の栓をしてたという説があるのが、今回歩いた旧北国街道「坂城~西上田」の「ねずみ宿周辺。」なのですよ。
「この辺に土手があったら、水がたまったかもなぁ。」
というような地形です。
等高線の入った地図を見るとよくわかりますが、
「この地区は山と山が接近して川が狭まっている。」
のですよ。
何を言ってるかよくわからない人のために。
参考までにその付近にある工場の地図を入れておきます。
GoogleMapで上空から見るとすごくよくわかります。
実際歩くとよくわかりますが、崖の様な岩山の間を
がその狭い間を縫って通っています。
※高速や新幹線は山をぶち抜いていますが、これは最近の技術の進歩によるものでしょう。
公民館などは「鼠」表記ですが、戦略的に「寝ず見。」の番をしたから、という説もある。
ということで、ねずみ地区は昔から北国街道の要所でした。
ここを通らなければ、いずれにしても険しい山越えするしかなかったので。
逆に、
ココさえ押さえれば、大群の進軍を押さえやすいといった要のポイントなのです。
※大河ドラマ「真田丸。」にもこの辺りに見張りを立てろ、みたいな会話が頻繁に出てきたのでした。
なので、
この周りにはたくさんの城砦の跡や旧宿場跡などがあったりするのです。
旧街道沿いには、養蚕施設が残ってたり、古い神社や道祖神、石碑をはじめ味噌屋さんや酒屋さん、織物の工房などもあり、歩いていて飽きません。
※まあ、長野の街道沿いはどこ行ってもそんな感じなのですが。
ただし、
調子に乗って散歩の途中で重いものを買いこむと荷物になるので気を付けなければなりません。
※リュックサックなどがあればマシですが、それでも酒などの水物は重いので「軽めの拷問。」っぽくなります。
買いたかったけれど、徒歩散歩の途中では止めるのが正解。
ちなみに・・
この付近に「塩尻。」という地名があります。
これは日本海から塩等を運んできた際に、
「塩が売り切れた場所。」
という意味で「塩尻。」なのではないかと。
長野県塩尻市はまさにそんな理由らしいです。
「塩の道。」の終点だったからだとか。
昔は長野県は海産物が貴重だったので、塩尻市の人たちが「魚のブリ。」を異常にありがたがるのはこの頃の名残だそうです。
※ そんなに旨くない 塩漬けのイカとかも名物だったりします。
だったのではないかと、推察したりします。
こういう クソみたいな 教科書に乗らない歴史を探訪するのも結構面白いことに最近気が付きました。
これで、
たりすると「ジジイ趣味が完結。」しますな。
まとめ
それでも12時前に食べた「まちだ食堂。」の昼飯のおかげで夕飯要らないくらいお腹いっぱいなままでした。
※嫁の分も食べたからだと思うのですが。
まちだ食堂のご飯は大変美味しくボリューミーなので腹ペコ小僧も満足いくと思われます。
前傾のきついバイクで来ると、帰りはきついかもしれません。
まあ大食い自慢の人たちは、これくらいペロッと言ってしまうのかもしれませんけれど。
ワタクシが撮影しても湯気が映るほど、ジュウジュウ言っています。
歩いたところでボリューミーな食事はダイエットとかには向きませんが、
「飯食ったという満足感。」
はありますな。
※なにせ安いし。
当倶楽部は 貧乏なので 平日はものすごい質素な食事をしておりますが、たまにはこういう食事もいいのです。
「まちだ食堂。」は昭和の歴史を感じるいい大衆食堂でした♪
また何かの折に行こうと思います。
※セット物一つと、単品一つがワタクシ達夫婦はちょうどいいかもしれません。
「でも近くにそんなに用事がない。」
というか近所には何もないんだよなぁ。
そして営業時間を考えるとシッカリ狙って行かないと食いっぱぐれそうだしなぁ。
そう考えるとハードルは極めて高いですが、また行きたいなぁ♪
ちなみに・・
歩いたのは駅で言うと「たかが二駅弱なのですが田舎の駅の間隔は凄く遠い。」のです。
都会でいう「健康のために一駅分歩く。」とは感覚が全く違うのでした。
普段から適当に歩いておかないとどんどん体力落ちますからねえ。
※「10年後の自分の体力は今の自分が作るしかない!」というワタクシの師匠の教えは何歳になっても身に沁みますな。
こういう散歩は、常にいい運動になりますが、途中には公共交通機関がほぼないので自分の足だけが頼りです。
体力が限界になったら、死にます。
そうそう。
春先の散歩は、遠くから明らかに現代の車とは違う排気音が聞こえたりして嬉しくなりますな。
この日も、R18でISUZU後期型117クーペ、TOYOTAセリカLB、NISSANサニトラ前期丸目などと遭遇しました。
※バイクも数えきれないくらい出撃していました。
若者が乗っててデート中っぽかったので後姿の撮影とさせていただきました♪
そろそろ道路上の塩カルが、だいぶ流れされて白かった道路が綺麗になってきました。
春は暑くもなく、寒くもなくなる時期は エアコンがない 旧車で走るにはいい季節です。
シーズン前には始業点検などはしっかりやりたいものです。
でも峠は凍ってたりするのが春のツーリングやドライブなので十分気を付けたほうがいいですよ。
※タイヤはGW迄交換しないのがセオリーです。
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