ただし、もともと「スポーツ合宿の聖地。」なのでルート的にバイクで楽しめるかと言われたらイマイチです。
菅平ツーリングが物足りないな、と思ったらおまけ程度ですが3つの滝を回るといいですよ。
当記事の目次
みんな大好き夏の長野県の「菅平。」
「菅平。」は標高が高く、風が通るので真冬は長野県内でも一、二を争う極寒地帯です。
※下手すると日本で一番寒い日があったりします。
そんななので、
真夏のくそ暑いエリアのツーリングライダーたちは、避暑もかねて名前が売れてる観光地の一つとして割とメジャーな「菅平。」に来たりします。
結構遠くから団体さんで来てますね。
確かに、
涼むだけなら「菅平。」のツーリングは正解です。
高原野菜畑と学生のスポーツのトレーニングを見ながら平野部より余裕で10度近く低い気温の中を走ることができます。
※一気に汗が引きますよ。
ただし、
夏の「菅平。」はスポーツの合宿ばかり。
意外と休憩ポイントもないし、食事処も限られます。
夏の「菅平。」は団体客であるスポーツ合宿のために全力を尽くしてるっぽいんですよ。
「菅平。」には凄い数のラグビー場やサッカー場、テニスコートが乱立しています。
そこで若者たちが練習試合しまくっています。
一般道では、マラソンランナーと並走車両をよく見かけます。
細い1車線の舗装林道みたいなところにもマラソンランナーがいて危ないです。
※車道で普通に練習してるので結構危ない。
ついでにチャリの団体さんもいて、これまた一般道を縦横無尽に走っていたりします。
※これも危ない。チャリがスゲエ速いし。
こんな感じで、
夏の「菅平。」はスポーツ系の合宿天国なのでした。
ところが、
学生たちのスポーツ関係の合宿には最適な夏の「菅平。」ですが、夏のドライブやツーリングだと危なくってイマイチ向いてないと言えます。
また、
「菅平。」に向かうルートは限られるのでした。
何度か行くと飽きるんですよねえ。
ちなみに・・
夏の「菅平。」はそこそこ名前が売れてる避暑地&観光地の一つだし、関東圏からもアクセスしやすいです。
とにかく夏は涼しいのは確かです。
そんなわけで日本中のナンバーの車やバイクを見ることができます。
人気のツーリングルートですな。
ただし、
「夏の菅平はそこまでドライブやツーリングルートとして最適かと言われると微妙。」
だったりします。
ドライブやツーリングで運転を楽しみたいというのであれば、
走りごたえがあって同じくらい涼しいビーナスラインや志賀草津道路の方が楽しめるハズです。
※夏の休日の高原系観光道路の駐車場はどこも満車ですがね。
車でもバイクでも走って楽しいのは、菅平よりビーナスラインや志賀草津道路の方。
それに、有名なわりには意外にも観光資源には乏しいんですよ、「菅平。」は。
穴場的に、
スキー客相手の小規模なペンションは比較的夏は空いているので泊まるには最適かもしれませんが。
実は走って楽しいところはそう多くはない
走ってて素晴らしい景観もありません。
夏のシーズンなんか早朝(下手すれば夜中)から合宿関係のバスや車がどんどん菅平に登ってきますので車は多いですし。
菅平に向かう登りなら登坂車線は結構あるのでパスするポイントはありますが、下りでは抜きどころが少ないです。
※しかも急こう配&ヘアピンが多く遅い車はひたすら遅いです。
なので流す程度でスポーツ走行するとかは考えないほうがいいですよ。
※ハイパワーのバイクはストレスたまると思われます。
それに決定的にドライブやツーリングに向いてない点があります。
休憩ポイントが少ない
「菅平。」にはコンビニは超混むセブンイレブン一軒だけ。
最近よく見かける観光地仕様の茶色い看板のセブンイレブンです。
ここの駐車場は無法地帯に近く、県外のデカい車がやりたい放題止めてて不快。
混んでるときは駐車場待ちの渋滞ができるほどです。
事故も見たことあります。
※でも品ぞろえが素晴らしい。長野県内で一番特色あるセブンイレブンかもしれません。
昔はデイリーヤマザキもあったんですが潰れまして。
それくらい観光客は季節によって偏るし、休みと関係ない平時はそれほどお客さんがいないらしいです。
当然、商売は行き詰りますな。
食事処も多くない
食事処も「焼きカレー。」や「カツサンド。」が昔から有名ですがワタクシ的には一度も行ったことがありません。
場所はなんとなく知っていますが実際に食べたことがなく、有名なのは知識で知ってるだけです。
美味しいとは思うのですが、混んでたり休みだったり開店前だったりでどうも相性が良くないのでした。
自販機は使いづらい
自販機は割と見かけます。
合宿の学生たちの補水にも使うんでしょうねえ。
が。
自販機があるのが、
して、バイク乗りがドリンクを買ってちょっと休憩、なんてのはちょっと気が引けるのです。
※ソロだと特に 小心者のワタクシは バイク止めて買いに行きづらいのですよ。
スキーのゲレンデ近くの自販機は夏は電源抜けてるとか普通。
ちなみに・・
菅平に通じている林道はワタクシが良く知ってるだけで3本あります。
いずれも状態が良ければ完抜け出来てすばらしく楽しい林道なのですが、2019年の台風以降、荒れっぱなしで廃道というか危険な状態が続いています。
現在は崩落や倒木、林道が川に流されるなどして、誰もが楽しく走れる林道ではありません。
※2019年秋以降、ずーっと「通行禁止。」の看板が出ています。
この辺一帯で丸一日林道遊びができたんですけど、今はちょっと無理です。
危なくって。
2019年の12月の写真。
その後も道は荒れ放題でした。
多少、整備は進んでいるようですがしばらく行ってないので様子がわかりません。
かつては林道を抜けて「菅平。」に出て、いつもの自販機で一服、なんてよくやりました。
最近は、菅平周辺で林道ツーリングするオフ車を見ることがめっきり減りました。
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実は「菅平。」には道路わきに滝がいっぱいいある
菅平はスキー場が多いくらい雪があるのです。
ということは雪解け水がたくさんある。
それが谷に流れていくので、川が滝になるのですよ。
特にR406周辺には滝が連続しています。
凄く看板が地味だったりなかったりしますが、結構見ごたえがあります。
地元の人は全然気にしてませんが、じっくり見るとそれなりに立派な滝なのですよ。
※地元民でも滝の存在すら知らない人多数。
金儲け主義の土地なら、売店とか出ててもおかしくないです。
※長野県民は商売がヘタなのです。
普通に走ってればほぼ見つけられません。
滝に行く場合はGoogleMapを頼りに進みましょう。
ちなみに・・
「菅平ダム。」からちょっと菅平よりに登ったあたりに3つの滝が存在します。
いずれも、観光地化してません(笑)
ホントに道路わきです。
知る人ぞ知る、といった感じ。
真夏のツーリングの途中で路肩にバイクを止めて、歩いて川まで降りて冷たい水で顔洗うのも一興ですよ。
これから紹介する3つの滝は連続して存在してるので、バイクを路肩に止めて徒歩で回ることも可能です。
※ほんとすぐです。
余裕で徒歩圏ないですが、途中に自販機などはありません。
タオルを取りに歩いて戻るとか、炎天下だとちょっとヤダかもしれません。
「菅平ダム。」は三つの滝を回るのに目印になる唯一のポイントです。
こちらも全然観光地ではありませんので、まるっきり人がいません(笑)
国道のすぐ脇なんですが、ほぼ人は入ってきませんな。
菅平ダムの管理棟の横から。
水が、空が青すぎる♪
フォトジェニックな場所もないのですが、空いているダムとバイクは絵になるのです。
※この日は超いい天気で、空も綺麗でした。
土日でもダムカードは貰えるみたいです。
※ブザーで職員さんを呼ぶ方式なので、お休みのところ悪いと思ってワタクシ達は遠慮しました。
ダムの下側はちょうど工事してましたが、いつ放水するんですかね?
下流には重機が。
唐沢の滝
長野ローカルのTVのCMに使われてるので意外と長野県民には有名な滝です。
でも、どこにあるかみんな知らない(笑)
滝つぼ数メートル迄近寄れます。
行くときは、GoogleMapで位置を確認しながら行かないと通り過ぎます。
※意外と長野県民でも知りません。
こんな立派な滝が、国道から数十メートルのところに存在します。
未舗装の獣道みたいな遊歩道(?)もあり、皆好き勝手に滝つぼ付近まで近づいています。
※何かあっても全部自己責任です。
滝つぼ迄数メートルまで迫れますので、割と迫力があります。
実際、水しぶきがガンガンかかりますが、真夏はミストが涼しくていいですよ。
ワタクシ的にはおススメの滝です。
二重滝
ただし、河原迄降りることはできません。
※基本的に菅平の滝は観光とか考えられてません(笑)
一応、滝が見えるところまで軽く けもの道の様な 道筋はあります。
道路のガードレールをまたいで近づいて行くというワイルドさです。
当然、看板とかは無し。
※あるかもしれませんが知りませんがGoogleMapを頼りに近づくしかありません。
滝っちゃ滝。
急流っちゃ急流。
滝を含む川を上から覗き込むように見るのですが、残念なことに二重の滝を一フレームに上手に収められる角度はありません。
※やりたい放題伸びてる木々が邪魔なのよ。
崖から落ちたら這い上がるのは大変そうなので気を付けましょう。
※一応、滝を見るための崖の縁にはしっかりしたガードレールがあります。
水量があるときは結構な迫力ですが、GoogleMapの口コミを見ると水量が少ない時期は残念な感じらしいですね。
評価は非常に低いですがワタクシとしては「しっかり滝してる。」と思うのですが。
浄水の滝
なんで浄水の滝というかと思ったら。
浄水場の脇にあるから(笑)
浄水場の中から見るかのかと思わせておいて、浄水場を背にR406を真田町方面に向かい小さな橋を渡った場所から徒歩でアクセスできます。
※これもほぼガードレールをまたぐような感じでアクセスします。
全然アクセス路の案内もありませんので、迷うかもしれませんが勇気を持って進むのです。
※後から来たカップルが道がわからなくて引き返していくのを見ました。
ちょっとだけ けもの道の様な 道を進むと、はしごが(笑)
昔のドット絵のゲームにはよくありがちな、わかりやすい梯子。
コレを降りると、滝を見上げる河原に出られます。
※滝つぼ迄はちょっと遠いですが、川は超綺麗です♪
水が超綺麗。
まさか浄水場で綺麗にしてたりするのかしら?
未舗装路を数分歩くので固いライディングブーツだとちょっと怖いかもしれません。
特にはしごが滑りそうで。
※持ち前の運動神経で何とかしてください。もちろん自己責任です。
まとめ
と思うのですが、夏の菅平は基本的に合宿と高原野菜で手一杯なのでしょう。
※トレイルランとかも盛り上がってますので忙しそうですしね。
菅平は全体として団体の対応が忙しすぎてバイクやドライブ客にはあまり対応していなさそうです。
やはり冬が主体なんですかねえ。
なんかもったいない。
でもバイク優遇してばくおん集団がきたりして、団体客が来なくなる方がダメージでかいか・・。
そして、
夏の菅平は涼むにはいいけれど、ドライブやツーリングで目的地にするにはオンロードはちょっと物足りません。
オフロードはいい林道が多いんですが今は荒れ放題で危険です。
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ワインディングは限られていますし、支線は林道だったり通行止めだったり。
意外とルートを組み立てづらい。
基本的には上田市真田町と須坂市を繋ぐルートしかありません。
※この日も長野県道34号や峰の原スキー場から下っていく簡易舗装の林道は通行止めでした。
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しかも、
休憩所は少なく、そのいずれも結構混んでいます。
特に夏の休日のセブンイレブンは超混むと思っていいですよ。
※ソロライダーがバイク一台で休日のセブンイレブンの駐車場の1枠を埋めちゃうとドヒンシュクです。
それでも、
菅平にツーリングに来る県外ナンバーのバイクは多いのです。
いい印象を持って帰ってくれればいいんですけど。
「ちょっと物足りないな。」
という人には「滝めぐりハットトリック。」をおススメします。
※帰りがけにちょっと寄るとかそんなので十分。時間にして30分くらいですし。
ウすら汚れた貴様の心を洗い流してくるだけでも、十分行く価値があるといえよう。
最近、菅平近辺の林道に行かなくなったので久しぶりに「Not林道の菅平ツーリング。」でしたが、見方を変えると楽しめました♪
※菅平なんて何十回も行ってるはずのワタクシでさえ、「唐沢の滝。」以外は行ったことありませんでしたし。
ちなみに・・
長野には高原がメチャメチャあるのですよ。
※スキー場は大抵高原にあるし。
「菅平。」も高原の一つです。
菅平高原、湯ノ丸高原、高峰高原などを一気に回る「東北信の高原ハットトリック。」も面白いかもしれません。
高峰高原の南側のチェリーパークラインは素晴らしい快走路ですよ。
割と空いてますし。
高峰高原の北側(頂上から北側)は未舗装路ですのでオフ車がベストですが、Z1-Rでも余裕で走破できます。
※マフラーの下側が凹みそうで怖いですが。
この3つの高原なら余裕で一日で回れます。
真夏の炎天下だと平野部と高原の上で10℃くらい差があるので気温差で身体がやられる危険性はありますが。
まあ、
スキー場のある所は全部「高原。」なんですがね。
長野は意識すると「高原だらけ。」です。
別に有名観光地でなくとも「涼しく楽しい夏のツーリングは出来る。」のです。
※高原でのキャンプは夏でも夜は結構寒いので気を付けましょう。
長野ツーリングは最初は欲張っていろいろ走りたがりますが、気に入った場所にリピートする人が多いんですよねえ。
どこへ行っても高原だらけ。
夏の長野はツーリング天国です。
ともあれ、
長野県内はどっちに行っても高原があって、夏んもツーリングやドライブには事欠かないのです。
県外のからくる長野県を旅する人は「通。」ほど何度も言ってる混む観光地に行かずに、穴場探して変な所ばっかり回ってますよね(笑)
※こんなところまで来るか、って場所で県外ナンバーのバイクにあったりしますしねえ。どこで調べるのさ?
とにかく、夏のツーリングやドライブは大体高原を目指すのが間違いないのです。
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