ツーリング バイク 信州の県道散策

【信州ツーリング】誰も知らない善光寺道「青柳宿。」「麻績宿。」。切通しがフォトジェニック。

Z1-R。「善光寺道。」の切通しにて。

Z1-R。「善光寺道。」の切通しにて。

 

ワタクシ
長野にはいろんな旧街道が走っています。
そんな旧街道の「善光寺道。」をちょっとだけ走ってみました。
長野の地元民もほとんど知りません。
歴史を感じられて地味に楽しいのです。
今後のライフワークになりそうなくらい。
小さいバイクで行くのがおススメです。

 

Z1-Rに乗り続けて30年
東京から長野に移住して15年
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
 使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

もちょっと詳しいプロフはこちら↓
当倶楽部のオーナーはワタクシです。

誰も知らない「善光寺道。」

 

ワタクシ
中山道、北国街道などの超メジャーな旧街道が残る長野県。
その他にもマイナーな街道が数多く存在します。
地元民でもろくに知りません。

 

マイナーな旧街道とはいえ、要所要所には地元の方々が語り継ぐような整備がされてたりするのです。
結構な峠越えルートも多く、脇に大きな街道ができたりして半分忘れ去られたような旧街道が今でも残っています。

そんななので、
道の整備状態は良くないし、大きな車では通れない箇所も多いのです。

ならば、
「バイクで行けばいいじゃない。」
と言うことになったのでした。
※小さいバイクで行くと一層大冒険っぽくて楽しいハズです。

「善光寺道。」は塩尻から長野までとぎれとぎれ残る旧街道

 

ワタクシ
善光寺道は「善光寺街道。」や「北国街道西脇往還。」とも呼ばれています。
いろんな呼び名は統一したほうがいいと思う。

 

北国街道本道も「善光寺街道。」と呼ばれることもありますが、
当ブログでは、塩尻の南、洗馬宿から松本、筑北、麻績を抜けて善光寺に至る「北国街道西脇往還。」を「善光寺道。」と表現します。

この辺、イマイチしっかり明確に区分けしてる資料がなく、ワタクシ達が手に入れた一冊の冊子を元に書いています。
※冊子は「善光寺街道。」となっていますが、GooglMapでは「善光寺道。」となっているので便宜上そっちを優先しました。

 

歴史の道を歩く。この冊子も歩けと言っておる。

歴史の道を歩く。この冊子も歩けと言っておる。


地味な冊子ですが、すごくまとまってて読みごたえがある。
稲荷山宿の観光スポットで入手しました♪
事細かな情報収集でいい仕事しています。

事細かな情報収集でいい仕事しています。


ワタクシにはできない系の細かい仕事で感心します。
ただし、B5判の冊子なのにこの値段。

ただし、B5判の冊子なのにこの値段。


手が震えたけど買ったぜ。

 

善光寺道

改めて書くと、

  • 中山道洗馬宿を南端として
  • 塩尻桔梗ケ原を経由
  • 松本盆地を縦断
  • 筑摩郡の峠越え
  • 姥捨て山(冠着山)を越え
  • 丹波島宿で渡しを使い犀川を渡り
  • 善光寺に至ります。
  • 途中にある旧宿場町は、

  • 洗馬宿(県道294)
  • 郷原宿
  • 村井宿
  • 松本宿
  • 岡田宿
  • 刈谷原宿
  • 会田宿
  • 西条宿
  • 青柳宿
  • 麻績宿
  • 桑原宿
  • 稲荷山宿
  • 丹波島宿
  • となります。

    この間、大体80kmくらいの工程なのですが標高差は実に800m以上にもなります。
    ※しかもアップダウンの繰りかえしです。

    こりゃキツイわ。

    旧街道というのは普通は川沿いの平坦な道を繋ぐことが多いのです。
    その方が上り下りがない分楽なので。
    古くからの街道は結構旧街道を舗装したものが多いのですよ。
    そういう視点で古い街道を見ると味わい深い。
    ※峠越えの旧街道は道幅の広い高規格道路に向かないので主要道にはなりにくく、県道レベルが多いのです。

     

    Z750D1。時々こういう歴史書きがある。

    Z750D1。時々こういう歴史書きがある。


    大抵小難しい書き方してあってわかりにくいのですが。

     

    「善光寺道。」は一気に最短距離で峠を抜けるという 頭が悪くも 景色の素晴らしいルートもであります。
    なので、
    ぜんぜん車がすれ違える道幅が確保できないため、どんどん忘れ去られる運命にある古の道なのです。

     

     

    ちなみに・・

    どうも「善光寺道。」は古くは、

  • 関西中京エリアから善光寺参りの人たちが抜けるメインルート
  • 長野の北信エリアから伊瀬参りの人たちが抜けるメインルート
  • だったようです。

    有名人としては、

  • 松尾芭蕉さんも「更科紀行。」で通ってる。
  • 正岡子規さんも「かけはしの記。」で通ってる。
  • 弥次さん喜多さんも「続膝栗毛。」で通ってる。
  • ※東海道中膝栗毛の復路版。

    旧街道としては割とメジャー・・なハズ・・なんですが地元民でもよく知らない(笑)

    逆に良く知ってるのは「県外の旧街道走破マニア。」です。
    こういう走破系マニアは

  • 徒歩
  • チャリ
  • バイク
  • と、様々な得物で走破しているようです。
    その手の攻略の記録はネットサーフィンしてるとたくさん出てきます。
    ※旧街道の道幅は全然広くないので車なら軽自動車の方が便利ですな。

    一気に抜けずにチョコチョコと行くつもり

     

    ワタクシ
    途中二泊くらいすれば余裕をもって一気に通り抜けられそうな距離ではあります。
    ただし、峠道は結構通行止めがあってなかなかチャンスがないのです。

     

    行政に整備する余裕がないらしく、だいぶ前から峠越え部分は通行止めが続いているのですよ。
    普段から交通量はあんまりなく、なかなか整備されない系の道ではあるのは知っていましたが。
    ※扱いはほぼ林道ですな。

    「善光寺道。」には一部は未舗装路区間や荒れた区間、急こう配の細い道もあるとか。
    オフ車ならいけるかな。
    ※こういう難所ほど通行止めになりがちです。

    旧街道はぶつ切り

    また、旧街道というのは、部分部分でぶつ切りになっていたりします。
    現在の国道や県道みたいにしっかり一本の道で旧街道を上書きしてるわけではないのです。
    一流旧街道の中山道だって超ぶつ切りです。

    旧街道ってそういうもんですしねえ。

    しかも、
    細かい道案内なんてあるわけもなく、実走してもトレースしづらいし何より下調べが大変です。

    当倶楽部的には焦って追いかけるより、気が向いたときにゆっくり時間をかけて、あっちこっちと走れればいいかなと。
    まあ気長に全線攻略できればいいかな、というくらいの軽い気持ちでいます。
    ※メインの興味の対象は峠越えのほぼ廃道になってる所ですし。

    さしあたって、
    ごあいさつ程度に、2つの宿と景勝地を回ってきました。

    青柳宿

     

    ワタクシ
    「善光寺道。」の距離感というか雰囲気を感じるには適度な山の中の宿場がいいということで、「青柳宿。」を走ってみます。
    はっきり言うと、散歩の途中で思い立っただけなのですが。

     

    道の駅坂北のすぐ南のわかりづらい踏切を渡り、「善光寺道。」にアクセスしてみました。
    ※道の駅坂北の北にある信号を東に向かうのがスマートですが迷った。

    道幅は全体的に狭く、部分的にセンターラインがあるような道ですがポツポツと道祖神ぽい石塚があったりして旧街道っぽいです。
    時折、立派な支線につながる分岐があり、どっちが本道か迷いますがなんとか「青柳宿。」につきました。

     

    青柳宿。宿の屋号を掲げてる家がたくさんある。

    青柳宿。宿の屋号を掲げてる家がたくさんある。


    旧街道の旅籠が点々と残っていて結構人が住んでいます。
    人気がほとんどないですが、人が住んでる気配をシッカリ感じますな。

     

     

     

    GoogleMapによると、「青柳宿。」からさらに東に進んで割と長い林道?を経由するとR143の青木峠付近まで抜けられるっぽいですな。
    大昔、この辺在住のオフ車乗りに案内されて、わけもわまらず走ったのは多分この林道だと思うのですがそのうち言ってみることにします。

    やはり、この辺りの麻績、坂北、筑北エリアはマイナーですが絶対面白いこと間違いないですな。
    近々重点的に散策してみようと思います。
    ※観光地として人の手あかがそれほどついてない空いているエリアがワタクシは好きです。

     

    青柳宿。しっかり当時の面影もある。

    青柳宿。しっかり当時の面影もある。


    交通量はほぼゼロ。

     

    ちなみに・・

    長野県内にはもっと過疎地もたくさんあるので、このエリアはむしろ快適な方です。

    このエリアでもちょっと走れば食事もできるし買い出しもできます。
    ※ちょっと走れば、は10kmくらいは普通です。今現在も20kmくらいお店も自販機もない田舎の集落だって長野にはありますし。

    ただし、
    田舎の定食屋さんは食事がいつでもできるとは限らないくらい営業時間がわがままです。
    保険としてタンクバッグにお茶や食料を入れておくのがベターです。

     

     

    最初にして最後っぽいフォトジェニックスポット「切通し。」

     

    ワタクシ
    いきなりですが「善光寺道。」最大のフォトジェニックな場所を目指します。
    でっかい岩を手彫りで削った「切通し。」です。

     

    デカイ岩を削って真ん中に道を通したものを「切通し。」と言います。
    結構全国の旧街道には存在します。

    「善光寺道。」の「切通し。」は山の中にドーンとあります。
    これが結構な迫力でして。

     

    切通し。

    切通し。


    Z1-Rと比べてもデカさがわかりますな。
    ※面白いので十数枚も写真撮った(笑)

     

    人気が全くないのでちょっとZ1-Rを止めて遊んでみましたが、
    「声が響くレベルで岩がデカい。」
    です。

    今回のハイライトはココですな。

     


    いわゆる「大切通し。」と呼ばれるスポットです。
    ここで撮った画像をワタクシのSNSに投降したら結構評判が良かったです♪

     

    結構な数の石仏があったりして、1人だとちょっと怖いかもしれません。
    ※人気が全くないだけに。

    当然、お店も自販機もないので暑い時期は水分を持っていくことをおススメします。

     


    小規模な「小切通し。」もありますがあっさりスルーします。
    ※デカいバイクだといちいち止めるのが面倒くさいのです。

     

    麻績宿

     

    ワタクシ
    時間がちょっと余ったので、ちょっと迂回して「麻績宿。」にもよることにします。
    まあ、ここはいつも通ってる県道12号沿いですのではるかに街中です。
    何十回も通っていますが、止まったのは初めてです。

     

    麻績の本町信号でR403と長野県道12号が交差しています。
    これを西に向かって進むと両脇が既に「麻績宿。」です。

     

     

     


    場所が凄くわかりやすい。

     

    一応、「本陣跡。」とかあるので大きめな宿場だったんでしょうねえ。
    ※でも大名行列が往来する道ではなかったはずなんですが。

    イマイチ、フォトジェニックな街並みはないのですが人が生活している気配はあります。

     

    旧街道でこういう古い商店を見つけるとグッときますな。

    旧街道でこういう古い商店を見つけるとグッときますな。


    今でも営業してて、どんな歴史があるのか想像するとたまりませんな♪
    ※古いホーローの看板とかたまりません。

     

    「猫の恩返し。」とかに出てきそう。

    「猫の恩返し。」とかに出てきそう。


    路地もいちいち味があって、リアルジブリの世界っぽいのでした。

     

    ココからは、県道12号、県道395、県道70号をつなぐと割と快走路で交通量も少なくあっさり長野市に出られますが、支線が多くて迷いやすいです。
    ※しょっちゅう走ってる散歩コースでもあります。

     

    Z1-R。古い町並みにも似合うのだ。

    Z1-R。古い町並みにも似合うのだ。


    旧車で旧街道を行く、っていい趣味だと思う。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    旧街道はめぐってみると楽しいのですが、車で行くと道が細くて難儀することも多いです。
    ※各地の観光協会は「歩け。」と言ってますな。
    そんな場所でもバイクならそれほど気負わずに行くことができます。

     

    はっきり言うとさびれた旧街道は、

  • 美味しいものもなく
  • 見るべき場所もそれほどなく
  • 人気もなく
  • 飲料すら買えず
  • 忘れ去られそう
  • これが現在の実情です。

    だがそれがいい。
    過疎化が加速してて、いつ無くなってもおかしくないし。

    大人のバイク旅としてこれほど枯れたツーリング先はありません。

     

    麻績宿。

    麻績宿。


    さびれてても、こういう有志が作ったであろう案内板とかあってなかなかいい感じ。
    通りにはワタクシたち以外誰もいませんでしたが。

     

    バイクで遊ぶというと峠でガリガリ走るのもいいですが、
    旧街道でかつて行きかったであろう人々を思いつつ、なんてことない道の脇にバイク止めてコンビニで買ったコーヒー牛乳とサンドイッチを頬張るバイク遊びも一興なのです。

    マイナーな山の中の旧街道は夏は虫が多くて閉口しますが、ひっそり感は素晴らしい。
    ※いつクマが出ても驚きゃしませんけど。

    小さいバイクかオフ車がいい

    「善光寺道。」は南の塩尻や松本界隈は、素晴らしく整備された県道&国道に乗り入れてたりするのでデカいバイクでもいいのでしょうけど。
    ※松本市街地は結構一方通行なので南から攻めるのが吉と思われます。

    「善光寺道。」の峠越えエリアは道が細くてUターンするにも路肩もありません。
    季節によっては落ち葉が多かったり、苔が生えたりしてそうなので注意が必要です。
    ワタクシ的にはデカいバイクよりは小さいバイク、オフ車なんかで回るのがいいと思いました。

    「善光寺道。」の本懐は、
    峠越えエリアであるR143と長野県道302の接続する松本市四賀村あたりから北に向かう稲荷山宿の南までの峠越えルートだと思われます。

     


    北に向かう場合、南側はこの辺から峠越え。
    近くのセブンイレブンをマークしてあります。
    長野県道302号、それに続く長野県道303号も攻略しがいがありそうなルートですな。

     

     


    南に向かう場合、北側はこの辺から峠越え。
    逆は日本酒「オバステ。」で有名な長野銘醸の西から抜けるあたりから南に進む。

     

    でもこのエリアは何処も通行止めが多くてねえ。
    バイクで行けるのかしら?

    やっぱしセローが最強かしら。

    最近流行りの原付2種、125ccクラスでのんびりと縦走するのも楽しそうです。
    むしろ、
    こういう遊び方をするのが125ccクラスのバイクの本当の楽しみ方のような気すらします。

    「善光寺道。」のこの辺りは地図で見ても盆地ですらなく、山ばかりで全然観光地化されていませんが、
    「ザ・信州。」
    っぽい景観が広がっています。

    地味すぎてツーリングの目的地にはならなかもしれませんが箸休め的におススメスポットです。

     

     

    ちなみに・・

    「善光寺道。」は「ぜんこうじどう。」で変換すると「全校児童。」に変換されるので疲れる。

    お粗末様でした。
    ありがとうございました。

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