むしろ、流行ってることをずらすのが頭のいい作戦と言えます。
今どきのキャンプは金銭的にも手間的にも効率が悪い。
流行が終わった後、改めて細々とキャンプをすればいいのです。
当記事の目次
今のキャンプはかつてのキャンプとはだいぶ違う
大昔の話にになりますが、キャンプ場を利用する際、ほとんど予約なんかいらなかったものです。
なので、
キャンプツーリングライダーは毎日、
「走るだけ走って14時頃の休憩でそろそろ今日のキャンプ地を探す。」
というフェーズがあったのです。
大抵、貧乏なソロでキャンプツーリングを行う長距離ライダーはこの作戦をとっていました。
※ワタクシも例にもれずその類でして。
本筋とは関係ないですが、
そういう奴らのバイクには大抵「ロール式銀マット。」が積まれていたので遠目にも判別が楽でした。
※峠で遊びまくってたバイク乗りとは違う価値観を持つマイナーな趣向のバイク乗りが存在したのです。
そんな貧乏ライダーたちが選ぶキャンプ場の選定は「キャンプ場の料金が安い。」が最大のポイントだったのです。
※既にこの頃からオートキャンプ場は高くて 貧乏人キャンパーとは明らかに 世界が違っていました。
キャンプ場選びにこだわるツーリングライダーは意外に多く、
などなど、料金以外のキャンプ場選定基準を聞くだけでも面白かったものです。
とはいえ、
こだわりがあっても金はない。
当時の貧乏ソロキャンパーが選ぶキャンプ場の利用料金は一泊500円から1000円くらいが相場でした。
この価格は普通に宿に泊まるよりはるかにリーズナブルでした。
だから、
キャンプは 貧乏 ロングツーリングライダーの主な宿泊手段としてメジャーな手法だったのです。
安いキャンプ場には 確実に貧乏な ライダーとチャリと山歩きの人くらいしかいないので気が楽でした。
※1000円を超えるとわかりやすいくらいにキャンパーの貧乏度が下がったもんです。
1週間ずっとキャンプツーリングだと相当疲れるのですが、
ワタクシは発電出来るくらい無駄に元気でしたので 若いとそれも苦にならなかったものです。
それくらいの利用料金のキャンプ場は、
「だだっ広い場所にトイレと水場がある。」
「管理棟なんかなく、利用料金は翌朝近所のおばあさんが徴収に来る。」
「下手すりゃ地面は石がゴロゴロしてる。」
こんな感じの格安キャンプ場は多かったんですよ。
今どきこんな設備では、
キャンプ場として成り立たないというか、すぐSNSで最低評価を付けられそうです。
本来、キャンプ場なんてのはそれくらいでいいんです。
そんなキャンプ場は現在絶滅に瀕しているというか、ほぼ絶滅していますねえ。
※グーグルマップでキャンプ場検索しても、そんなところはなかなかない。
あくまでも宿泊の一手段としてのキャンプなので、
キャンプ場にはシャワールームとか薪販売所とか立派な管理棟とか本来いらないはずなんですが、
今はそれくらいの贅沢設備が当たり前になりつつあるのです。
ちなみに・・
キャンプをどうしてもしなければならない場合、
どうせ利用料金の高いキャンプ場を予約するならコテージやバンバローなどを借りちゃうのも手です。
これはツーリング中だとかなり重要な要素です。
※電気盗難とか本気で情けない。いい大人がやることではないです。
そもそも、
コテージがある様なキャンプ場は高級で設備がいいので利用料金が高めですが、
複数人でコテージ1棟を借りれば一人当たりの利用料金は安かったりするのです。
そういうプランを提供してくれているキャンプ場もありますな。
※コテージを借りる段階で既にキャンプではないですが。
要予約と高額料金とキャンパーの増加
以前のように料金が安くなくなった原因はキャンプ場の設備やシステム構築にお金がかかってこぎれいな場所の整備が必要になったためです。
ゆったりキャンプを楽しみたいのであれば、
「しっかりした区画を用意してその範囲内でキャンプを楽しむのが理想。」
かもしれません。
周囲のキャンパーと距離を取れるし、近隣キャンパーとのトラブルが少ないでしょうねえ。
最近のキャンプ場はこの区画整備が非常にしっかりしています。
驚くことにフリーテントサイトとかないんですよ。
その区画単位での予約が一般的なようです。
ゆえに、
「区画数以上のキャンパーを受け入れることをしない。」
というシステムのキャンプ場が増えています。
ということは、
「いきなり来てもテントを張る場所なんてないよ。」
ということなのです。
※世間一般の人たちがキャンプをするような繁忙期は特に。
我々がやってきたようなかつてのキャンプツーリングスタイルはすでに過去のものとなりつつあるのです。
キャンプ場の区画
キャンプ場が考える一つの区画は割と広く、いわゆる車の家族キャンパーに合わせて整備しているようです。
バイクのソロキャンパーなんてそんな広さは必要ないのですがね。
立って半畳寝て一畳+バイクのスペースで完結するので3×3m区画程度でも十分・・なはずですが、
最近のバイクキャンプツアラーのテントは割と大きいし、
キャンプ装備は椅子だのテーブルだのタープだのでさらに場所を食うのか・・。
※雑誌で見るソロツーリングキャンパーは広々した場所を陣取ってるしねえ。
区画の側に車を乗りつけられないキャンプ場も多いです。
バイク乗りとしては、バイクの側で寝るというのがささやかな非日常の楽しみでもあったのですがね。
広すぎるテント区画はソロライダーのキャンプには広すぎてさみしい感じなのです。
オールドスタイルの正しいキャンプライダーですな♪
区画数の問題以外にもキャンプ場の予約が必要な理由があります。
コロナ禍以降はキャンパーの素性をより一層明確にする傾向が強くなっています。
そりゃキャンパーの中に「感染症の疑いあり。」の人がいたら速やかに連絡しなきゃなりませんので。
※ホテルの宿帳って感染症の対策のためだって知ってた?
というわけで、
「キャンプ場でもホテル並みに感染症対策をせにゃならん。」
ということになったのですよ。
結局、
「宿泊の予約時点で身分を明確にせよ。」
ということなのですなぁ。
佐渡島のはずれの海辺にあるキャンプ場もしっかり予約が必要でした。
区画整備はもちろん、予約システムを構築、運営するにはお金がかかるのです。
キャンプ場なんて春から秋までの間、2週間もすれば雑草だらけになるので、マメに除草しなければならないですし。
広い区画の草刈り作業はすごく大変ですよ。
刈った草は集めて処分しなければなりませんし。
キャンプ場の運営にはそれなりにお金がかかるのです。
この資金回収のため、キャンプ場の料金は高くなるのですな。
※繁忙期に稼がないと閑散期は利益なんて出ないだろうし。
悪者も居る
犯罪者がキャンプ場を転々と移動するなんて二流のアメリカ映画っぽいですが、昔から日本にもキャンプ絡みでセコイ悪者はいました。
キャンプ場の管理人がいなくなる夜中に侵入、テントを設営、管理人が来る前に撤収を徹底するスタイルを「ゲリラキャンプ。」と呼んでいました。
実際に、キャンプ場代を払わない「ゲリラキャンプ。」を主な宿泊手段としていたソロキャンプバイクツアラーにもあったことがあります。
※すごくセコイ。人間として小さい奴がやりがち。
これからキャンプ場の利用料金が高額化すればするほど「ゲリラキャンパーは増える。」でしょうねえ。
ま、区画単位でしか宿泊者を受け入れないのであればそれも防止できそうですが。
バイク乗りに限らず、いつだって悪者は居るのです。
こういうゲリラキャンパーを制御するために、キャンプ場の入り口にゲートを設けた場所も知っています。
※当時から設備が良く、オートキャンプ客がメインで高級ではありましたが。紀伊半島には既に20年くらい前にはありました。
悪者と言えば、
高額なキャンプ場を避けて、道の駅で車中泊する人達の筆舌に尽くしがたい悪事の数々が日本中で問題になっています。
※惨状を聞くと信じがたい。マジで日本人の民度が下がってるぞ。
高速のサービスエリアで堂々と車中泊やってるんだって?
どうしたマナーがいいハズの日本人。
河原の野球場やサッカー場のグラウンドの横でテント張って寝てたりもしますな。
※シーズンになると早朝のチャリトレーニングの際に、たまに見かけたりします。
いずれもいい大人がやることではないです。
※ワタクシも、キャンプ場が見つからず運動公園や無人駅の待合室、バスの待合所、電話ボックスで寝たことありますが時効ってことで。
ちなみに・・
昨今の「キャンプブーム。」はすさまじいものがありますな。
某「ゆるキャン△。」のせいでしょうかねえ。
猫も杓子も男も女も老若男女問わず、キャンプがブームですな。
※ホームセンターから100円均一迄、 子供だましみたいな アウトドアグッズであふれています。
ということは、
「キャンパーは増えている。」
っぽいです。
キャンプ人口が増えると、
キャンプ場や関連施設が整備されたりキャンプ用品が進化したりするので歓迎すべきことなのかもしれません。
でも、
現実はアニメとは違い、キャンプ場には虫もいるし、暑いし寒いし、意外とお金もかかる。
これはやってみないとわからないわけで(笑)
※道具をそろえてキャンプに出掛けたものの、一発で懲りた人も多いんじゃないかと思うんですがどうか?
キャンプ道具は使った後、しっかり整備しなければなりません。
こああれをみんな知らない。
これが現実です。
使ったら錆びるので、使用後はすぐ清掃して乾燥させるのがポイントです。
実はキャンプは気軽で手軽で楽しいだけの趣味ではないのです。
キャンプはコスパ的にもタイパ的にも意外とよくないというか、かなり悪い部類の趣味ですよ。
キャンプは数をこなすほど余計な道具をもっていかなくなるものです。
無駄を省き、荷物を減らし、料理も最低限で済ませ、撤収の効率を上げる。
修行に近い形に収束していく気がしますな。
そういうものなのです。
大抵の人は、たぶん年に1、2回キャンプすればいい方なんじゃ・・。
通常の生活時のキャンプ道具はかさ張って「邪魔。」なんですよねえ。
あと3年もすれば、キャンプ趣味の現実に懲りた人たちの高級キャンプ道具がメルカリやヤフオクに溢れる気がします。
※スキーやバイクも一気に大衆化した後、一気に廃れましたがキャンプもこの歴史をたどりそうですな。
賢い大人のツアラーは連休こそビジネスホテルを使う
基本は予約しなきゃいけないですが空室があればいきなり行っても宿泊可能なことが多いです。
と、まあいいことづくめなのですよ。
出来れば、バイクを屋根付きの保管庫に入れてもらえればベストです。
※駅前のビジホはエレベータ式の立体駐車場のところも多いのでバイクを止める場所の確保が大変ですが。
観光資源の少ない地方都市の駅前のビジネスホテルは穴場です。
キャンプメインのツーリングでも、3日に一回くらいは宿に泊まったほうがいいですよ。
キャンプの連泊は慣れないと疲れが取れませんので。
※慣れてても歳とると結構きついものがあるのです。
それに、
ビジネスホテルの宿泊プランによっては高級キャンプ場並みのお得な金額で泊まれることもあります。
※ポイントとかいろんなカードとかの特典をしっかりチェックしておきましょう。
ちなみに・・
観光資源の少ない田舎の民宿などは穴場です。
民宿は予約なしでも空きがあればビジネスホテルより格安で止まれることもあるのです。
料理を用意できない、ということで断られることもあるのですが素泊まりで構わないと交渉してみるといいです。
※「ほんとにその値段でいいの?」って金額を提示されることすらあります。
メジャーな旧宿場街の宿はくそ高いのですが、長野でいうとマイナーな旧中山道沿いの宿とか安いです。
ワタクシは古い街道沿いの宿場町で今でも細々と経営している民宿が割と好きです。
※何か出そうですが(笑)空室率が高い。
長野ではありませんが、海に近い街の釣り人御用達の宿とか安くて飯が旨いのでポイント高いです。
※ワタクシは三陸で偶然知り合った釣り人のネットワークを駆使して、安宿を転々と経由しながらツーリングしたことがあります。ホヤが旨かった。
ホテルや民宿は、
観光案内所を通すと料金がアップする傾向があるので足で探すのがポイントです。
※昼めし食った定食屋さんに宿を聞くとか大いにアリです。
ライダーズインやバックパッカーズを有効利用する
利用料金は上昇傾向にあるようですが、屋根があって寒くないだけでも価値があるのです。
昔のライダーズハウスは、
「だだっ広い広間に雑魚寝。」
みたいなイメージがありましたが、最近は女性ライダーの利用客もいるようで綺麗なもんらしいですな。
少なくとも男性部屋と女性部屋は分かれているようですし、追金で個室も選べたりするようです。
要予約のところが多いようですが、当日でも結構いける場合があるみたいですな。
こんな記事もあります▼
ワタクシも四国でライダーズハウスには結構お世話になりました。
※似たようなルートで回る人も多いので、意図せず偶然数日間同じ宿になる人もて盛り上がったりしました♪
また、
外国人のはなじみの「バックパッカーズ系の宿。」も最近多いです。
日本人にはなじみがないですが普通のシェアハウスみたいなもんらしいですな。
長野の善光寺周辺にもこの手の宿が増えていますねえ。
※普通のお店とか民家っぽく見えますがよく見るとその手の情報表記があります。
よく言えば、日本もようやく国際化したのかもしれませんな
ちなみに・・
最近はたまに地方都市や何の観光資源もない集落でも変わった宿があったりします。
海外からの旅行者が増えたからか、かつての日本式の宿とはシステムの違う海外形式の宿を見かけるようになりました。
例えば、
「B&B(ベッド&ブレクファスト)。」という宿泊と朝食(大抵、宿主一家と他の宿泊者と一緒食べる朝食が付く。)形式。
「ガストホフ。」という酒場の二階が宿泊施設になってる ドラクエの宿屋 形式。
メキシコでは荷物つけっぱなしのバイクはほぼ見かけなかった。
※持ってかれちゃうから。
こういう宿はオーナーの意識が高い場合が多く、大抵変わり者です。
こういう宿のオーナーは、ほとんどが都会から地方に移住してきたパターンで意識が高く人生経験豊かです。
だから面白い話が聞けたり、変な客が連泊してたりするのですがこれもまた面白いのです。
でも変わり者オーナーは公になることを嫌う人もいますので、公になるケースはあんまり多くありません。
※たまにTVの地方局の特集とかで取り上げられることがありますが。
個人的な印象としては、
の影響が強い気がします。
ワタクシの場合、
バックパッカーズやB&Bは豪州で使いまくりました。
20年ちょっと前、当時お金持ちだった日本人は豪州のどんな田舎にもいました。
ちいさな離島や砂漠の真ん中の小さい集落のバックパッカーズやB&Bにも日本人がいてびっくりしたもんです。
※大抵、 語学留学という大義名分で日本から逃げてきた落ちこぼれで親が金持ちな 日本人がいて情報収集させてもらいました。
ガストホフは欧州を周遊した時に使いまくりました。
田舎の観光地と関係ないガストホフの従業員さんは全く英語が使えないので苦労しましたが。
※辞書が英語とドイツ語、フランス語。そんなのわかるか。最後は絵を描いて身振り手振りのジェスチャーだ。語学は気合です。
どちらも、閉鎖的な日本とは違い、多民族が自由に割安で移動&宿泊する手段として発展したモノっぽいです。
日本の文化で言う「青春18きっぷ。」みたいなものなのかもしれません。
現在最も安く効率の良い宿泊はネットカフェや漫画喫茶
彼らはキャンプはしませんな。
彼らにとっては、既にキャンプはコスパが悪い宿泊手段なのです。
頭のいい若者は独自のツーリングスタイルを生み出したようです。
バイクに積む荷物は普段使ってるダッフルバッグ一個。
この荷物だけで1週間くらいの旅をしています。
大容量のシート下スペースがあるビッグスクーターであれば、目立つ荷物は小さめのリュクサックくらい。
※ショルダーバッグみたいなのもいる。バイクで走って肩凝らないのかな。
こういう人たちは、
普段使いできない 高級なキャンプ道具や、
普段使いできない ツーリンググッズに金かけるのは無駄と思っているようでして。
大抵は普段着のままでロングツーリングをしています。
観光地や道の駅で目立つ ごつごつしたいかにもライダーっぽい恰好は彼らにとってはダサいのです。
しいて言えばジャケットくらいはバイク用?とか思いますがそれもワークマン(笑)
清々しいくらい徹底しています。
あんまりツーリングライダーに見えませんが 思いっきり遠い 県外ナンバーのバイクだったりするので判別可能です。
そんな彼らの定宿は、
「ネットカフェ。」
「漫画喫茶。」
らしいんですよ。
この装備で1000km以上離れた場所からツーリングに来てる。
※バイクから離れるなら荷物はちゃんと施錠しましょう。
要するに
これはある意味、徹底的に無駄を省いた宿泊ツーリングのスタイルなのかもしれませんな。
確かにこの手法なら、
「うむ。」
これは確かに今どきの若者にニーズに合っていますな。
考えようによってはありかもしれません。
ただし、
中高年で「ネットカフェ。」や「漫画喫茶。」に宿泊すると非常に貧乏くさい。
清貧という言葉は、若者だからいいんですよ。
※車中泊も若者の貧乏旅なら笑えますが、中高年が意気込んでやってるとなんだかダサいんですよ。
まとめ
その証拠に昔ながらの明らかな貧乏キャンプライダーは減ったように思えます。
かつては、 荷物落としそうになりながら 旅してた見るからに貧乏そうなライダー。」
「無理やりバッグをリアシートに括りつけて
をよく見かけたものです。
それがどうだい?
最近は一流観光地&ツーリングのメッカの長野とはいえ、そんな様相のライダーを見かけることはかなり減りました。
※嬉しいことにまだいるにはいる。思わずコーヒーおごってあげたくなる。
なんだか寂しいですなぁ。
確かに、
ツーリングバッグの進化が進み、スタイリッシュに荷物を搭載することが可能になっています。
ツーリングネットを使わずバッグを固定する最近のバックル方式のツーリングバッグだと、
とても綺麗に荷物が積めてすっきりして なんだか頭が良くお金持ちに 見えるのも確かです。
こんな記事もあります▼
貧乏キャンプライダーの証であった「銀マット。」すら見かけることが少なくなっています。
※ボロくなった銀マットは適当な大きさに切って「整備の時に膝をつく場所に敷く。」と最後まで有効利用できてお得なんですが。
このコンパクトな装備で1週間のツーリングとは時代が変わったな。
ロングツーリングのスタイルは時代とともに変わったように思えます。
キャンプだけが格安ロングツーリング時の宿泊のスタイルではないのです。
ロングツーリングの際は、キャンプに限らずいろんな宿泊手段があってもいいのです。
※メディアが異常にキャンプだけを盛り上げようとしているのは「スポンサーがいる。」からですよ。
キャンプについていえば、
「高級キャンプをしたがるキャンプを楽しむ人達。」
「旅の格安宿泊手段としてキャンプを利用する人達。」
で分けて欲しいと思っています。
「現在多い区画整備されて設備のいい高級キャンプ場。」
と
「昔ながらの区画のないテント設営フリーサイトで水場とトイレだけある貧乏キャンプ場。」
では利用する人種がそもそも違うので住み分け出来るのではないかと思います。
キャンプがレジャーとしてそれ自体を目的としてどんどん高級化する時代でも必ず、
「旅の格安宿泊手段としてキャンプを利用する人達。」
は存在するはずなのです。
過疎化の勢いが止まらない弱小地方自治体は、
どうせなら金持ちが来る高級キャンプ場を作りたいのはわかりますが、
まず最初のステップとして整備にお金のかからない貧乏系キャンプ場を作ったらいいと思うのですが。
これだけでいいんですよ。
こんな感じの半分放棄されたような土地は長野のどこへ行っても見かけますし。
※地方の高齢者の皆さんが自活する手段としていいと思うのですが。
残念なことに格安キャンプ場を作ると民度が低い 心の貧しい 連中が集まりそうなのでトラブルが起きそうなのは否めません。
問題はこの対策だけだよねえ・・。
でも、実際にキャンプ場が活性化してその勢いが牽引して周辺の温泉や過疎化の集落が活気ついた場所もあるのですよ。
※逆にキャンプ場を閉鎖したため、一気に過疎化が進んだ集落も知っていますが。
当ブログを始めてからでも結構キャンプを取り巻く状況が変わっています。
※暇なら当ブログ内を検索してみてくださいな。
ちなみに・・
実は、ここ数年でワタクシ達のバイク仲間の「脱キャンプツーリング。」が主流になりつつあります。
かつて、
年間40日くらい 頭悪いことに真冬でも キャンプしながらバイクで移動してた仲間までもが、です。
やはり、
全面的に歳とったのも一つの原因ですが 予約システムが面倒くさいし、キャンプ場の料金の高額化によりキャンプの気楽さや楽しさが半減してるのが主な原因です。
それに、
整備されているとはいえ、広い区画は逆にバイク一台だと寂しいんですよねえ。
車キャンパーに比べてバイクキャンパーの装備は貧相なので、テントサイトまでバイク乗り付けできないと区画内が凄くスカスカだしねえ。
実際、ワタクシもここしばらくキャンプから遠ざかっています。
※やっぱり予約しないといけないのはめんどくさい。どうせ予約するなら宿に泊まる。
宿に泊まるとこういう食事ができて素敵だ。
そのあと、酒飲んで徒歩で宿に帰れる♪
コロナ禍が終息しつつあるし、
激増した高額キャンプ場が生き残るためにハードルを下げ、
再び予約なしでキャンプ場に宿泊できる日が来るかもしれません。
それを待てるほど、我々は若くはないのですが。
我々の年代が過去にやってきたことは既に主流ではなく、
既にソロライダーはキャンプ場では今まで以上に隅に追いやられる存在にくなりつつあるのです。
それでいいんですが、やはり少し寂しくもありますねえ。
時代はまた進みますな。
貧乏ソロキャンプライダーがたくさんいた時代のキャンプ場は カオスでしたが 「すさまじく面白い奴。」がたくさん居たのです。
ワタクシのバイク仲間は、日本全国のそういう 貧乏丸出しの キャンプ場で知り合った人たちが多いのです。
「漫画喫茶で意気投合して・・。」
とかなさそうですし。
今後、ロングツーリングにおいて、そういう出会いが少なくなっていくのかもしれません。
当面、ワタクシはもっと気楽にキャンプできるようになるまで様子見をするつもりです。
数名で集まってキャンプ場を予約しようとしても土日祝日は混んでてねえ。
※仲間内で一年後のキャンプ場をまるごと借り切って・・というのもなんか違う気がするのですよ。