こりゃヤバイ。
そのまま気が付かなかったら重大事になりかねませんでした。
結構単純なトラブルなので一個のパーツを交換して対応しました。
現在は様子見ですが多分解決してるハズです♪
設計的に冷却に問題があると思われるKDX125SR
そのため、冷却能力は最低限しかないと思った方が良さそうなのだ。
公道用の市販車なので仕方ないとはいえ、KDX125SRの右側シュラウド内にはオイルタンクが入っているのだよ。
2stオイルの分割給油をするので仕方ないとはいえ、結構あんまりな作りなのだ。
まあ原付なので仕方ないのかもしれないけれど。
また。
2stは、
「暖気が終わるまでは元気がないけれど、あったまるとオーバーヒート気味。」
という宿命があるのですよ。
理論的に同じ排気量ならば4stの倍のパワーを出せるエンジンは発熱量が半端ないのですな。
ゆえに。
公道用の2stエンジンというのは、
「燃料を濃いめにして気化熱で冷却を助ける。」
のがセオリーとされているようです。
マニアは薄めに作って最大馬力を求めるようですが、公道用としてはやっぱり冷却を優先したほうがよさそうです。
※既に公道用2stが市販されなくなって20年以上経過するのでこんな情報は必要ないのかもしれませんが(笑)
当倶楽部のKDX125SRの1号機2号機ともPWK28キャブを搭載していますがセッティングで混合気を多少濃いめに作ってあります。
混合気を薄目につくるとあっという間に水温が上がるからです。
※白煙とオイル飛び散り対策として2stオイルは多少絞り気味ですが。
薄目に作るとラジエターを経由してくる風が明らかに熱いです。
水温計をつけてみると濃いめと薄目では水温差が歴然です。
※2号機につけてみて良かった装備は「水温計。」です。オーバーヒート警告灯より全然ライダーの精神状態に優しい気がします。
まあそれでも普通に走って走行風をラジエターに当て続ければ、
それほど問題にはならないのかもしれませんな。
でも林道やコースでは思うように風を切って走れないのでやっぱりオーバーヒート気味になるのは仕方ないのですが。
ちなみに・・
DT200WRは両側にラジエターが付いてるけれど、チンタラ走るとやっぱりオーバーヒート気味になるのですよ。
DT200WRで初心者を引き連れて林道ツーリングをしたときにはじめて発生しました。
※DT200WRでオーバーヒートランプが点いたのはこの時が最初で最後です。
普通に走れば走行風を使ってラジエターを冷やすので全く問題ないんだけれど、
冷却ファンみたいな余計な電力を使えないバッテリなしのー水冷2stの宿命なのかもしれませんな。
田舎では渋滞が少ないのでめったにオーバーヒート気味になるということはありませんが。
シュラウドの改良で走行中の冷却は改善したのだ
当ブログの熱心で賢明な読者様には有名な話ではなかろうか。
※この記事のリアクションを日本中からいただいていますのでみんな苦労してるんだな、と思っています。
メーカーの作ったものを素人考えで改良しようとしても逆効果になりかねません。
例えば。
スポーツ系のオフ車にデカいポリタンク付けて林道 スポーツ ツーリングなんてナンセンス極まりない。
林道では特に「軽さは正義。」ですよ。
せっかくの運動性能が台無し。
そういう無駄な加工をしてるバイクを結構見かけますが、
「純正より性能落としてどうする?」
という思いで冷ややかに見ています。
スポーツ性能を落としてでも航続距離を稼ぎたいのであれば、
純正でデカいタンクのバイクを買えばよろしいのだ。
※もちろん林道ではタンクが重いのは致命傷。容量のデカいタンクは幅が広くて押さえ込みづらいし。
話がそれた。
当倶楽部のKDX125SR2号機はオンロードに割り切った使い方をする想定なので、
シュラウドを今どきのかっこいい奴にしてみたのだよ。
KDX125SRは走行性能は現在でも250ccクラスの4stバイクをカモれる能力はあるんだけれど、
30年以上前のデザインなのでいささかやぼったくて格好悪いんだよね。
で。
メーカーの想定を素人が崩すのだから、対策をせねばなりません。
30年前のバイクだからなおさら余裕もちもちのセッティングで行きたい。
古いバイクで調子に乗って出先でトラブルとか最悪ですし。
というわけで。
当倶楽部のKDX125SR2号機のラジエターシュラウドには風の通り道を強制する加工をしてあるのです。

KDX125SR2号機のシュラウド。
換えたシュラウドはより多くの走行風を集められる大きさだけれど、純正の形状は風の通りを計算されているので効率的なハズ・・だと思う。
こんな記事もあります▼
これが目に見えて冷却効果がわかるくらいでして。
色々検証した結果、薄目に作った混合気でも「走っていれば。」全然適合温度内で収まることがわかりました。
※結構きつい峠の上り区間で全開に近い走りをしても100度行かないし。
濃いめにセッティングしたキャブと組み合わせれば無敵!とは言いませんが、
多少ワタクシチューニングを施してあるとはいえ、KDX125SR1号機よりパワー感があるのに水温は安定しています。
※これぞ2st!というニンマリする加速をします。超楽しい♪
が。
その効果は、
「あくまでも走行している限り。」
だったのですよ。
渋滞にはまったら・・という現象に見舞われちゃったのですわ。
※気が付くのが遅れてたらマジでヤバかった。
渋滞にはまるとクーラントを噴く!
その時、嫁のKDX125SR1号機は何ともなかったのですがワタクシのKDX125SR2号機はクーラントを吹き出しました。
桜が満開の某長野県の名所を通過する際。
渋滞にはまりまして。
※普段なら絶対混んでるところにはいかないんだけれど、その日は何となく気分が良かったので遠回りしたのだ。
そしたら。
「なんか吹いてた!」
と渋滞を抜けた直後の休憩時に嫁が言いまして。
※事後報告。早く言え。
またサイレンサーからオイルが垂れたんだろうと思って冷静だったのですが、
「どうやらクーラントが噴出したようだ。」
ということになって多少青くなったのですよ、ワタクシは。
見分すると。
左サイドカバーの内側にあるクーラントのリザーバータンクから噴出した模様。
チェーンあたりに明らかに水に濡れた跡がありました。
※気が付かないよ、そんなの。
ラジエター内が多少ごぼごぼ言ってるような・・。
これはアレだね。
クーラントが沸騰したってやつですな。
そうなれば原因は明白ですよ。
エンジンが冷えるのを待って冷却水の量を確認したら、
幸いリザーバータンク内のクーラントはLOWレベルより上でしたし。
とりあえず、渋滞にはまらないようなルートを策定して真っすぐ帰宅することにします。
走行してる限り追加した水温計は100度以下をキープしてるのでとりあえずは大丈夫と判断しました。
※焦げ臭くなったりしたら即止めて軽トラで迎えに来るつもりでした。それくらい冷却系トラブルはおっかないのよ。
当倶楽部のマシンはクーラントもバッテリー液も沸騰する傾向にあるようですな(笑)
※笑いごっちゃないのですが。
ちなみに・・
今どきのバイクはインジェクションですね。
おそらく、ですがセンサーと電子制御で制御しているハズですので、
水温に応じて燃料の濃さを変えていると思われます。
ということは。
4stでも水温管理はとっても大事なのですよ。
水温管理がちゃんとできてないとエンジンの調子が出ないということです。
ベストの状態をキープするためには、
いろんな機関やセンサーが連立して制御しているハズなのです。
アナログ式のエンジンは多少不具合があっても何とかなっちゃったりします。
デジタル式は不具合が不具合を呼んで連鎖的かつ徹底的に壊れたりするんですよ。
こういうところがワタクシはデジタルの電子制御が嫌いなところなのです。
一式交換で数十万円とかシャレになりませんよ。
※KDX125SR2号機は入手金額含めて現在の状態になるまで数十万円もかかっていません♪
ラジエターキャップを交換してみた
ラジエター内の冷却水を100度でも沸騰しないように加圧するのがラジエターキャップの仕事です。
高山に行くと低い温度で水は沸騰しますな。
この逆の状態をラジエターキャップが行っています。
100度でも沸騰しないようにするわけですよ。
冷却水が沸騰すると流路内で気泡を噛むため、
ウォーターポンプが回っても水が回らない状態になります。
こうなると水冷方式は全く役に立たないんですよ。
ヘタすりゃエンジンはお釈迦です。
※大昔オールドタイマー誌でウォーターポンプの実験をしてたな。ポンプが早く回りすぎてもだめらしいよ。
当倶楽部のKDX125SR1号2号は恐らく生産されてから一度もラジエターキャップを交換した履歴はないと思われます。
30年以上もよく頑張りました。
大往生ってやつです。

KDX125SRの純正ラジエターキャップ。
消耗品なんですがラジエターキャップは見た目は全く壊れてないので意外と交換しないんですよね・・。
本当に金欠ですが、こういうのはあっさり交換するのが主義です。
※今月のカードの引き落とし金額が月給手取り額の1.8倍だぜ♪来月も税金払ったら厳しそうだ(´;ω;`)
というわけで。
KDX125SR1号機と2号機のラジエターキャップを同時に交換することにしました。
純正品は高くてやってられないので汎用の市販品です。
規格があるから自分のバイクに合う奴を買おう。
KDX125SRは1.1バール。車種によって0.9とか1.3とかある。
※VT250FHは0.9バール。
こういうパーツは中華の国製のものは使わないに限る。
だいぶマシになってきたとはいえ、いまだにバイクパーツの中華製品は酷いものが少なくないのだ。
安心のデイトナ製品(製造は中華かもしれないけれど責任取ってくれるのが日本の企業のほうがありがたい。
パーツは頼んだ翌日に届いたので取り付けます。
元からついてるラジエターキャップを外して、
新しいキャップを取り付けるだけです。
作業時間1分。
※KDX125SR1号機と2号機の作業時間を合わせても3分以内(笑)

KDX125SR2号機のラジエターキャップ。
取り付けには工具すらいりませんな。
試走してみましたが 渋滞には一切合わなかったのですが 調子は良さそうです。
とりあえず一安心といったところか。
こういう消耗品にも気を配っていかないといけませんな。

旧FIAT500とアバルト595。
関係ないですが毎年この時期、タイヤ交換のついでにエンジンを起動するのが当倶楽部の旧FIAT500の恒例イベントになっています。
まとめ
引き続き運用テストを続けますがこういうパーツも劣化して寿命を迎えていくんですな。
古いエンジンを大切にしたいので冷却には気を使わなくてはなりません。
「熱対策は基本だ。」
とワタクシのメカの師匠はよく言っていました。
※熱管理のできないバカは空冷で十分だ、とよく言われたもんです。
どこもかしこも劣化していますなぁ(笑)
そりゃ30年も経過すればそういうもんですね。
当倶楽部ではバイクは全部屋内保管しているとはいえ、
劣化の波は容赦なくやってきますな。
年数の経過した水冷エンジンはラジエターキャップの交換を考えておいた方がいいかもしれませんよ。
日本製品は めったに壊れないので気にしてないかもしれませんが、
高価なマフラーやサスペンションを入れる前にこういう細かいパーツを交換するほうがよほど健全でバイクの延命に効果があるように思います。
とにかく水冷はいったん壊れると空冷の比じゃないレベルで面倒くさいんだよねえ。
電子制御だったりするともう手も付けられないレベルで維持できない度合いが増すのだ。
こんな記事もあります▼
少なくとも10年も経過した水冷エンジンなら、この手のパーツの更新を検討したほうがよさそうですよ。
ラジエターキャップに限らず、一度水冷機関を徹底的に見直すのもいいかもしれません。
出先でオーバーヒートトラブルとか最悪ですよ。
※そのまま廃車になるリスクも非常に高いですし。
特にインジェクション車は。
ワタクシがインジェクション車のオーナーなら冷却関係のチェックは徹底しますね。
※一個の不具合をだましだまし使ってると、いろんなセンサーが連鎖的に壊れていくようですし。
当倶楽部には古い水冷エンジン搭載車が多いので今年度は少しずつこういうパーツを入れ替えていく所存です。
※インジェクション搭載のバイクは一台もありませんが。
年々夏が暑くなってるんで渋滞にはまったら5分くらいでオーバーヒート気味になるハズです。
大パワーの大排気量のバイクは特にヤバイ。
カウル付きなんて目も当てられない。

台湾混ぜそば。
さらに関係ないのですが当ブログでは画像が少ない記事は「美味しそうな画像。」で、ごまかすのが恒例いなっております。
※写真なんて撮る隙が無いくらい短い作業時間だたっというわけです。
というわけで。
夏が来る前に冷却システムのチェックですよ。
つまらんカスタムパーツ買ってる場合じゃないのです。
そういう細かい気づかいと重要パーツの更新がバイクを安く長く乗るコツだったりするのです。