クルマ バイク メンテナンス

【バイクのオイル漏れ】拭いても無駄!どう対処する?

Z1-Rのエンジンはヘッドカバーのガスケットがへたり易い
ワタクシ
ワタクシ
エンジンにはエンジンオイルが使われています。
オイルは密閉された空間に格納されています。
そのため、密閉空間に隙間があると容赦なく漏れてきます。
その隙間はいろんな原因で広がることがあるのです。
一度漏れ始めると自然に止まることはありません。

◆日々の気遣いは超大事

ワタクシ
ワタクシ
ガレージや駐車場でバイクを移動した後に地面に染みが残っていませんか?
もしかしたらオイル漏れかもしれません。

バイク乗りは日常的に自分のバイク置き場にオイル染みがないか普段から確認することです。

当ブログでは何度も書いていますが、
エンジンにとってオイルは人間でいうところの血液みたいなものです。

オイルには

  • 潤滑
  • 密閉
  • 冷却
  • 防錆
  • 清掃
  • などの役割があってそのどれもが「オイルが適量でないと十分な性能を発揮できない。」んですよ。

    多少減ってても動くには動きますが、それだけエンジンに無理をさせているということは理解しましょう。
    当然、少ないオイルでエンジンを動かすとエンジンの寿命は短くなりますよ。

    例えば。

    エンジンの冷却にはエンジン内部のオイル量を増やすのがセオリーです。
    夏場はオイルが少ないとオーバーヒートするかもしれません。
    そのために大きいオイルパンとかオイルクーラーとか付けて容量を増しています。
    ※CBX400の純正オイルクーラーの正式名称は「オイルリザーバー。」だからね。

    物理的な問題の発生リスクも上がります。
    自分のバイクから漏れたオイルを踏んで、転倒するとかシャレになりませんよ。
    モノによっては地面にポタポタと垂れてる状態でツーリングしてる阿呆とかも見たことありますし。
    ※エンジン的にもライダー的にも自殺行為。

    そのほかにもオイルについてのヤバい事例を挙げられるんだけれど、
    過去に当ブログで書いてるからそれを参照のこと。

    とにかく。

    オイル漏れをそのままにしておくと汚いのだ。
    漏れたオイルはホコリやゴミを呼ぶ。
    放置するとゴミやホコリと固着しちゃってすさまじく汚い。

    特に2st乗り。
    お前らたまにはエンジン回りの清掃しろ。
    2stはエンジン回りのオイル汚れと切っても切れない運命なのだ。
    汚いだけならまだしも、劣化したオイルの匂いがする車体とか目も当てられない。
    ※最近はぼろぼろの2stって減ったよね。淘汰されたといってもいい。 いいことだ♪ 

     

    DT200WR。

    DT200WR。


    うちのDT200WRは既に6万キロ以上(メーター交換して3万キロだから都合8万キロ以上は堅い)走ってるけど超キレイだ。

     

    そして。

    漏れてコンクリートにオイル染みなんて付けたらなかなか消えないのよ。
    賃借のアパートとかだと超怒られるんだよ。
    場合によっては、管理会社から清掃費の請求や損害賠償に発展したりして超怖い。

    いろんなダメージが大きくなる前に対処するのが賢明です。

    ゆえに。

    日ごろからオイル漏れを確認する癖をつけるしかないのだよ。
    オイルは入っている以上、必ず漏れます。
    ※「オイル漏れはオイルが入っている証拠。」といっていいのは旧車乗りだけだ。 ダメだけどね。 

     

    ちなみに・・

    意外とオイル漏れというか滲みが多いのはオイルパンのドレンボルト周辺です。

    オイル交換の際に緩めるドレンボルト周りはオイル汚れが多い箇所でもあります。
    ドレンボルトは別に緩んでるわけじゃないんですよ。

    ドレンボルトが緩んで外れたら大ごとです。
    ※かといって全力で締める阿保がいるのでたまらない。走行時にトルクがかかるところではないのでそんなに思い切り締めなくてもいいのだが。

    ドレンボルトは何度もつけ外ししてるうちにアルミ(銅のこともある)のドレンワッシャーが変形して密閉度が下がってきます。
    ドレンワッシャーはドレンボルトが規定トルクで締められる過程で潰れて密閉性を保つ役割を持っています。
    基本的には、潰れることで機能する1回のみの使い切り消耗品です。
     貧乏人が 何度もドレンワッシャーを使い回すと密閉性が保てなくなり、
    浸透力の高いエンジンオイルはじわじわ滲みだしてきてオイル漏れになるのですよ。
    ここにホコリやゴミが付くとオイル汚れになるのですな。
    ※いうまでもないけどワッシャーを交換するのが手っ取り早い。

    当倶楽部のロータスヨーロッパの場合、オイルパン側のドレンボルトのネジ山が緩い。
    特に舐めてるわけではないんだけれどなんだか緩いのよ。
    ※仕様?前のオーナーのせい?

    出先でオイル漏れのトラブルとかシャレにならん。
    ※オイル以外にも普通にトラブルが発生する車じゃけん。

    なので。

    主治医には「ドレンボルトを締めた後、しっかり脱脂してボルトとオイルパンをシリコンコーキングで固めてしまえ。」と言われています。
    オイル交換の度にシリコンで固めるのだけれど、出先でオイルが駄々洩れになるよりは100マシです。
    ※大抵旧車というのはこういう大したことない細かいトラブルの種を大量に抱えているもんです。

    ついでに書くと。

    オイルフィルター周りにもオイル漏れというか滲みが発生しやすい。

    カートリッジ式フィルターの場合、
    取り付け口のOリングに異物が挟まるとてきめんに滲みますな。
    取り付けの際に接合部の清掃とOリングにちゃんとオイルを塗るのが基本だけれど、
    ちゃんと締まっててもオイルが滲むことがある。

    内蔵式のフィルターの場合、
    フィルターカバーのOリングがゆがんでついてたり、
    カバーがうまく接合できてないとオイル漏れになりますな。
    ※旧miniのAT車のオイルフィルターは取り付けにコツがあるうえ、ちゃんとはまってないと一瞬で駄々洩れになるよね。


     

    オイル滲みの原因は?

    ワタクシ
    ワタクシ
    オイル漏れはオイルが入ってるすべての箇所から発生する可能性があります。
    新車の時はオイル漏れしてなかったのにねえ。

    エンジンは金属同士を貼り合わせたものですね。
    その合わせ目にはガスケットという厚紙っぽいシートが挟まっていて、
    金属同士が直接触れないようになっています。
    ガスケットは金属の完璧でない平面同士を隙間なく接合するためのものです。
    このシートが熱にさらされ続けるので劣化するんですよ。
    柔軟性のなくなったガスケットはぽきぽき折れるくらい硬化したりします。
    こうなると割とすぐオイルは漏れます。

    また。

    転倒などで殴打したエンジンは歪むんですよ。
    その打撃を受けてガスケットがひずんだり浮いたりします。
    こうなるとオイルが漏れます。

    また。

    オーバーヒート気味だとエンジンのヘッドカバーが熱で歪むのです。
    歪んだカバーとシリンダーヘッドには隙間ができることがあります。
    こうなるとオイルが漏れます。
    ※でかい空冷バイクではすごくよくある現象です。

    実はオイル漏れの原因の多くはオーナーのせいだったりするのですよ。

    あとね。

    エンジンから飛び出してるシャフト。

  • シフトペダルの軸とか
  • ドリブンスプロケの軸とか
  • 見えないけどウォーターポンプの軸とか
  • そういうものの付け根にはオイルシールという樹脂が使われています。
    これが劣化してオイル漏れしてる個体は結構多いです。

    ウォーターポンプのオイルシールがお亡くなりになると、
    オイルと冷却水が混ざってコーヒークリームみたいになります。
    これがエンジン内部を回るのですよ。
    すぐ壊れますね。

    なので。

    水冷のバイクはオイル漏れと同じレベルでオイルの管理をすべきですよ。
    オイルフィラーキャップを開けてクリーム状の物質がついてたら割とまずい状態です。
    一縷の望みとして「エンジン内部の結露した水分がオイルと混ざってる。」可能性はありますが。
    その場合、速攻でオイルを交換してしばらくしてから再現するかどうか。
    再現しちゃったら普通は手に負えないのでショップ行きか廃車コースです。
    ※水冷は高性能だけれど適当に扱うと怖いんだよね。

     

    ちなみに・・


    バイクにはエンジン以外にもオイルが密封されてるパーツがありますな。

    サスペンションですよ。
    サスペンションにはオイルが入っていて衝撃を伸び方向にも縮方向にも減圧してるのです。

    サスペンションにもオイルシールが入っていまして。
    あんまり放置するとシールが抜けてオイルが漏れてきます。
    漏れたオイルはブレーキにかかり・・止まらないバイクの出来上がりです。

    フロントフォークのオイル漏れを未然に防ぐには、やっぱり清掃とグリスアップが効果的です。
    フロントフォークは年一くらいでダストブーツを外して清掃した後、シリコングリスを軽く塗っておくくらいのデリカシーは必要ですよ。
    ※錆が溜まって茶色くなってるとかいつ漏れてもおかしくない個体が多い。

    たまにシリコンスプレーをインナーにたっぷり塗布して拭きあげておくだけでも全然違う。

    年式が古くなくてもフロントフォークのオイルシールに傷がつくとオイル漏れを起こしやすくなります。
    フロントフォークにはインナーチューブとアウターパイプ接合部に、ゴム系樹脂のオイルシールがあります。
    このオイルシールでフォークオイルが漏れないように塞いでいるだけです。
    そのため、インナーチューブが錆びたり、汚れがついたりするとフロントフォークが動くたびにオイルシールに傷をつけることになります。
    シールに傷がつくと隙間からフォークオイルが漏れる、ということです。
    ※フロントフォークのオーバーホールの際、インナーチューブの再メッキを進められるのはシールの傷つき防止のためです。

    フロントフォークガードはインナーチューブを守るためなのですよ。
    錆の防止のため、雨や砂ぼこりで汚れたままにせずにすぐに洗い流しましょう。
    これだけでもずいぶん違います。
    ※特にオフ車。林道走ったまま、洗車せずに放置するオーナーは非常に多いです。

    一応、フロントフォークは大体10000km毎にオーバーホールが推奨されているますが、
    大抵はそんなの守っちゃいねえ、って感じでしょう。
    当倶楽部だって常々掃除とグリスアップはしていますが、ばらして部品交換を伴うオーバーホールは数年に一度ですし。
    そのタイミングでフォークオイルとオイルシールは新品に交換していますがいつまで新品が入手できるか不安ではあります。

    レプリカ時代のバイクのフォークって軽量化にこだわりすぎて肉厚が薄いものがありまして。
    立ちごけ程度でもインナーがゆがむのでオイル漏れしがちです。
    ※RZ250で勉強しましたよ、ワタクシは。

    言っておきますがサスのオイルが抜けると挙動がおかしくなります。
    そんなの、怖くて走れたもんじゃないですよ。
    ※リアサスのダンパー抜けの車体はオフ車に多いです。

    特にリアサスは素人が触るのは難しいのだけれど、
    オイルが漏れだしていたら、距離に関係なくオーバーホールしましょう。
    リアサスのダンパーオイルが抜けちゃうとバイクの本来の性能を出すどころか、普通に走るのがおっかないレベルの挙動をします。
    ※当倶楽部の設備ではダンパー部の分解ができないので専門店に丸投げしています。


     

     

     

    オイル滲み個所の特定は清掃から

    ワタクシ
    ワタクシ
    オイル滲みの箇所特定をするにはまず清掃です。
    一滴のオイルもついてない、オイル滲みがない状態まで清掃しましょう。
    ここは手を抜くところではありません。

    オイル量が明らかに減ってるくらい漏れてるのであれば特定は簡単そうですが、
    そんなに豪快にオイル漏れしてるバイクで遊んではいけないのだ。
    ※大人は自分以外に迷惑がかかる行為はしちゃだめなのです。

    微量なオイル漏れの場合、清掃してないとほんとにどこから漏れてるかわかりません。

    清掃後、パーツクリーナーで脱脂するとさらに良し。
    オイルがどこをどう伝って流れているのか明確にしてやるのです。
    漏れてる箇所がわかれば、
    特定したガスケットやオイルシールを発注することができますな。
    ※旧車の場合はこれすらも手に入らんことが多いんだけれど。

    当倶楽部にいろんなトラブルで持ち込まれるバイクや車はあるのだけれど、
    汚いバイクや車は直すの手伝う気にはならんのだよ。
    ※言っておくが、当倶楽部に修理前提で手ぶらでくる奴は何もやってやらないことにしている。

    綺麗な車体はちゃんと手を入れられてる車体なのですな。
    ※塗装がきれいとかそういう意味ではないよ。ちゃんと整備されてる車体というのは往々にして綺麗なもんなのだ。

    整備されてる綺麗なエンジンはオイル漏れなんかないんだけどね。

    とにかく。

    オイルが漏れてるなら早急に漏れ箇所を特定すべし。
    僕らの約束だ。

     

    ちなみに・・

    カバーの合わせ目からの微量なオイル漏れの場合、固定しているボルトを増し締めすれば止まることがあります。
    ボルトを締めこむことでエンジンのパーツの合わせ目に挟んであるガスケットの密着性を上げるためです。

    これでオイル漏れが止まればラッキーなので、清掃の際は各部の増し締めを推奨します。

    というか。

    増し締めというかゆるみがないことの確認ね。
    ※増し締めというといまだにフルパワーで締める阿保がいるのは信じがたい。 ボルト折れるよ? 

    それでも。

    Z1系はヘッドカバーガスケットからエンジンオイルが漏れてる個体がほとんどです。
    増し締めでオイル漏れが直ることはほとんどありません。
    年式の古いバイクのエンジンは軒並みガスケットが劣化してるものです。
    ガスケットが経年劣化してくると、硬化します。
    柔軟性のなくなったガスケットは密閉性が保てなくなるため、エンジンオイルが滲みだすのですな。

    Z1系エンジンのガスケット。

    Z1系エンジンのガスケット。


    今まで何回買ったことか。
    Z1系 ガスケットセット
    created by Rinker

    ガスケットはまとめて買うと割安。
    Z1系エンジン搭載車のオーナーは買えるうちが花なのでストックしておくといいよ。
    ※ガスケットってなくなるとホント大変だからね。

    こうなったらおとなしくヘッドカバーガスケットを交換すべきですよ。
    ダラダラオイルが垂れてるZ1系バイクは格好悪いですよ。


     

     

     

    まとめ

    ワタクシ
    ワタクシ
    オイル漏れまで行かなくてもオイル滲み程度なら意外と放置されがちです。
    実際に割と多くのバイクのエンジンでオイル滲みが発生していますが放置されているようです。

    すぐにダメージにならないオイル漏れは放置されがちなのだよ。
    でも放置してると細かくダメージが蓄積したり、二次的なトラブルにつながったりしがちなのだ。

    オイル漏れは漏れてる箇所や漏れてる量によってはすぐに修理すべきです。

    エンジンオイルが漏れてオイル量が減ると、エンジンが焼き付く危険性も高まります。
    こうなると普通は廃車です。
    ※ワタクシのように廃車同然の個体を復活させる人はもうそんなにいないよ。

    とにかく。

    「いつも止めてある場所のバイクの下にオイル染みがないかチェックする。」
    のは最低条件。

    「染みがあったら清掃して漏れてる箇所を特定する。」
    「漏れてる原因を追究する。」
    「漏れを根本的に対処する。」
    という流れになります。
    ※原因追及くらいから難易度が上がるので、そのまま放置されちゃうんだよね。

    とはいえ。

    オイル漏れは様々なリスクの要因になりがちなのも確かです。
    「オイル漏れはオイルが入ってる証拠。」
    とか古い英国車オーナーは言いますが、
    「できる限り直すのがオーナーの務め。」
    だと思いますが、どうか。

    オイルまき散らしてる走ってる旧車乗りはダサいのだけれど、
    かくいうワタクシにも経験がある。

    当倶楽部のロータスヨーロッパのロータスツインカムエンジンは、
    ヘッドカバーにあるオイルフィラーキャップの建付けが悪く、ここからオイルが駄々洩れ(笑)
    エンジンをぶん回すと、プラグキャップ周りにオイルが溜まるほど漏れてたけど直しました。

     

    ロータスヨーロッパ。

    ロータスヨーロッパ。


    このカッコいいフィラーキャップがオイル漏れの原因だったのだ。
    ※耐油ゴムでガスケットを自作して対応したのだ。

     

    原因がわかるまで2年くらいかかった(笑)
    これがロータスツインカムの実態なのだ♪
    ※このくらいで驚いてたらロータスなんて乗れないよ。

    オイル漏れにはさまざまな原因があるのです。
    多寡がオイル漏れ、というなかれ。
    放置しておくと大ダメージにつながることがあるのです。
    自分の車だけでなく、自分の住環境や仲間内にも悪い影響があるかもしれません。
    ワタクシなら速攻で対応しますよ。

     

     

    とりあえず。

    素人でもできることなので日常的に車体の下にオイル染みが出来ていないか。
    エンジン回り、サスペンション周りにオイル漏れが起きていないか。
    愛車の各所を入念にチェックするとよろしい。
    それくらいなら誰でもできると思うんだよ。

    オイルが漏れてたら掃除して漏れ箇所の特定、修理へ進むのだ。
    出来そうもなければショップ行き。

    大きな出費になる前に、だ。

    当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。

    =============================

    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

    もちょっと詳しいプロフはこちら↓
    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

    =============================

    お問合せはこちら

    -クルマ, バイク, メンテナンス