こん〇〇わ、Too'sです
夏休みも近づき、バイク乗りの皆様はどっか行くかな?と思い始めていることでしょう
その前に・・
オイル交換っていつしたっけ?というアナタ。
次の休みには小一時間時間を作ってオイル交換してみてはいかが?
※オイル管理されてないバイクはエンジン開けると一発で分かりますよー♪
当記事の目次
誰にでもできるオイル交換は初めてのメンテナンスに最適
バイクに乗り始めて、
乗ることが楽しくなってきたら、
もっと楽しくなりたいと思ったら、
「メンテナンスを自分でやる」
ことでしょうね
ここからみんなはじまります
みんな最初は初心者です
「メカニズムを知る」
のもここから始まります
変に頭でっかちにならなくてもいいので、
肩の力を抜いてチャレンジしてみましょう
全然難しいことじゃないです♪
知っておくと良いよ、オイルの役割
4つの大きな役割は、
潤滑、防錆、冷却、密閉です
最初のうちは「潤滑」くらいしかイメージできないかもしれません
まあ、「防錆」もわかる・・ってところでしょうか?
「冷却」は特に空冷エンジンでは重要です
※水冷も似たようなもんですが、空冷は空気とオイルで冷却を賄っているのでより一層大事
旧式の車などでは冷却力をアップするために、オイル容量を増やしたりすることもあります
※例>旧Fiat500などは冷却に容量を増やしたオイルパンを装着するのがセオリー
また、オイルクーラーでオイルを冷やすのも効果的です
※これを発展させていくと80年代のスズキの「油冷エンジン」になっていきます
「密閉」に関しては、オイルの粘度で、シリンダーとピストンのわずかな隙間を埋めて圧縮に役立てているというくらいわかっていればいいでしょう
これがオイルが劣化すると圧縮が不十分で圧縮比が保てなくなり、馬力が急になくなります。いわゆる熱ダレ、という現象につながります
※オーバーヒートリーチです
交換するタイミングは?
夏はオイルには厳しい季節
なので年に一度オイルに厳しい時期「夏」に入る前がベストです
オイルは走っていなくても劣化する
オイルは油です
→何当たり前のこと言ってんだ?
ので、酸化します
車の部品量販店などで売られているオイルが密閉されているのは、ただ漏れないようにしているだけではなく、
空気に触れさせないためでもあります
整備工場や販売店などで交換する場合は、量り売りの場合もあるでしょうが、回転率の悪そうなお店のオイルはちょっと心配になりますね
酸化してしまったオイルの性能を取り戻すことはほぼ不可能なので、距離数に関係なく年に一度くらいは交換してあげたほうがいいでしょうね
逆に距離によって交換という人もいますが、この数十年で部品の加工精度が著しく上がっており、車などは数万キロ無交換、というのも出ています
※密閉の役割がだいぶなくなり、抵抗になる高粘度のオイルが使われなくなっています
逆に、古い車両の場合、各部品の加工精度も低く、へたっているので、密閉度が低くオイルも汚れがちです
さらに空冷の場合は熱膨張率の関係もあり各部の隙間(クリアランス)が大きめですので、
オイルのへたりも早くなります
※車ですが旧miniはバイクと同じようにミッションも同じオイルで潤滑している上、加工精度が極めて低いので猛烈にオイル交換のサイクルが短いうえ、あの小さな図体のくせに大量のオイルを必要とします
事前にやっておいたほうがいいこと
メンテナンスすべてにおいていえることですが、
初心者で自分の技術や知識に自信がない場合、
「一度お金を払ってお店にやってもらう」※ここでポイントを見て学ぶ
もしくは
「自分よりメンテナンス経験のある人と一緒にやる」
が技術を身に着ける最短です
今はネットがあるので昔ほど苦労はないと思いますが、
独学だと遠回りになることも多いです
バイクは自分でメンテナンスするもの、という思いがワタクシにはありますが、
それを言えるのは今まで無事だったからです
何においても遊びにおいては「安全」を優先するようにしています
用意するもの
オイルパックリ(などのオイル処理用のボックス(ホムセンで売ってる))
もしくはオイル受けバット
※もしくは貧乏オイルパックリ(後述します)
オイルジョッキ
あなたのバイクに必要な量のオイル
あなたのバイクに必要なドレンボルトを回す工具
※メガネレンチなど。スパナはなめるので推奨しません。ラチェットもギア部が破損する可能性があるので推奨しません
あなたのバイクに必要なドレンボルトパッキン(必要に応じて)
あなたのバイクの整備マニュアル(あると今後も超役立つ)
うちのバイクは古くて過走行気味なので、
マニュアル指定のオイルは10W-40といういわゆる普通の粘度のものなんですが、
20W-50という堅めのオイルと半分ずつブレンドして使っています
※明らかにシリンダーとヘッドの継ぎ目からのオイル漏れは減りました♪
オイル交換工程
オイルパックリを開けて、ドレンボルトの真下に置く
→
ドレンボルトをメガネレンチ等で緩める
→
ドレンボルトを抜き、あふれたオイルをオイルパックリに受ける
→
その間にドレンボルトのパッキンの痛みをチェック(ちぎれてたりしなければ基本再利用)
→
オイル給油口のふたを外して、なくさないように
一緒にドレンボルトやパッキンもなくさないように
→
車体を立てたり傾けたりしてできるだけオイルは抜く
※どうせ完全には抜けないので適当にしておく
→パッキンを忘れずにはめて、ドレンボルトを締める
(ねじ山をつぶすほど思いっきり締めてはいけません。つぶすと多額の修理費用が掛かります)
→
オイルを規定量からちょっと少なめに入れる
※オイルは足すのは簡単だが、ちょっとだけ抜くのはかなり難しい
→
オイルパックリを車体下から退避させる
→
ちょっと暖気する
→
オイルレベルチェック(窓、もしくはスティック)
→
オイルの少ない分を足す
→オイルパックリを処理する(地方ごとに処理方法が違います)
あると便利なもの
◆100均一の料理コーナーにある「ステンレスバット」
外したネジなどを一時的に保管するのに非常に便利♪
大量に買っておくとよろしいです
◆大きめの段ボール
オイルパックリの下に敷いて抜くと多少オイルがこぼれても安心です
※特に借家の方、アパートの方はオイルをこぼすと大家さんや住人の目線が痛いので保険をかけておきましょう
◆多めの雑巾(ウェスとかいつから言い出したんだろうね?)
応用編(貧乏編ともいう)
オイルパックリ、捨てるのにわざわざお金払うのも・・という考え方もあるでしょう
ワタクシが超貧乏な時代に発明したこの作戦、決してすすめはしませんが、
一応十分機能は果たします
大き目なコンビニビニール袋を3重から4重にします
中に新聞紙を敷きます(内壁周囲にも配置します)
トイレットペーパーを丸ごと一個、すべてほどいて突っ込みます
これで抜いたオイルを受け止めます
※コンビニ袋の取っ手部がいろいろひっかけられてオイルを受ける際に固定できるので結構便利ではある
まとめ
一回やっちゃえば、ニ回目からはすごく楽、三回目からは鼻歌交じりでできます
これが経験です
実際やってみない限り頭で覚えていても経験値が上がりません
こうなるとオイルフィルターの交換もしてみたくなりますね♪
ですよね?
こういうことを少しずつ覚えていくと、愛車との距離が縮まります
交換前と「プラシーボ効果」だったとしても、気分よく走れるでしょう
こういう小さな体験の積み重ねが、
あなたとバイクの一緒に過ごした経験となっていきます
愛着もひとしおですよ♪