報告されているだけで年間 2万4千台以上のバイクが盗難の被害に遭いっています。
単純計算で、1日約65.75台ものバイクが盗難されるこの国は今やバイク盗難大国です。
※検挙数はわずか12%にも満たないんですよ。
Facebookなどでバイク盗まれた!拡散希望!という投稿を見るたびに悲しくなります。
それと同じ数のバイクユーザーが悔し涙を流しています。
少しでも事前対策を取っておきましょう!
バイク盗難犯人に狙われたら、何やってもダメ
最近は、防犯カメラなども普及してるのでだいぶマシというか、盗難予防になっていると言いますが・・
自宅の庭などに比べると盗難の危険性は極めて高いと言えます。
マンションの裏側の人通りが少ない場所に駐輪場があるとか結構ヤバいです。
しかも最近は、
新車はもちろん中古ですらバイクの値段が高騰しています。
車体そのものを転売するのではなく部品単位に分解されて売られればもうわかりません。
なのでバイクについては、人気不人気関係なく徹底した盗難防止策をとる必要があります。
人気車種はもちろんですが、いまいち人気のない車種ですら盗難されます。
ちょっと古めの車種は全体的に中古車相場が上がっています。
※昔はオフ車は盗まれない、というジンクスがあったんだけれど、最近はなんでも持っていかれてますね(怒
※実際盗まれたBMWが南アフリカの税関で発見されたというニュースを見たことがあります
しかも多人数で犯行を行う上、窃盗団は武装しているケースもあるようで・・
そんなの相手に個人の素人が勝ち目はないですよ。
普段から自分のバイクは盗まれない様に備えておく必要があります。
既にバイクは資産です。
盗まれる前に!狙われる前に!の精神が必要です。
※バイク乗りは怪我しないとプロテクタ付けないし、盗まれないと対策しない・・馬鹿なの?
とりあえず、
バイク盗難に関して何ができるのかをきちんと理解しておきましょう。
※高級バイクに乗る場合は絶対に防犯対策をしたうえで盗難保険は入っておくべきでしょうねえ・・
バイク盗難の手口の一例
「このバイク買います!」
みたいなタグが付いてたらバイク窃盗犯が下見に来たと思いましょう。
そういうタグは速攻で外しましょう。
昔から、バイク窃盗犯がバイクの持ち主がバイクに関心が薄れているのを測るバロメーターである、と言われています。
※なので、普段から自分のバイクには関心を持ってあげましょう
メキシコの友人から送られてきたバイク画像でお送りします♪
ちなみに・・
バイクのカバーがめくられていたら、車種確認されたと思っていいです。
カバーが動かされたかどうかを判断するには、車体カバーのすそ野に石を置いておくといいですよ。
カバーを一か所引っ張っても石が落ちますので何かされたらわかります。
※あくまでも目立たにないように石を置きましょう。
バイクの鍵を破壊して盗んでいく
昔のバカ餓鬼がよくやる手段でした。
昔は珍走団がバイク盗難の常套手段としてやってたようです。
今の若者はバイクに興味がないのでリスクを冒してまでバイク盗難には手を染めないのかもしれません。
※たちが悪いのは窃盗団の大人ですよ・・
幸いにも窃盗未遂で済んだ友人のバイクは、ハンドルロックのキーシリンダごと無理やり破壊されていました。
メインキーシリンダーがハンドルロックと一体となってるバイクは、キーシリンダごと壊されてハンドルロック解除されて盗まれたりしています。
※詳細は模倣犯が出そうなので書きません。
昔の原付は蹴っ飛ばすだけでハンドルロックが壊れたようで、そうなると電装系を直接弄ってエンジンがかかったりもします。
※そうなると盗んだバイクに乗って逃げられるという何とも腹立たしいことになります。
しかも、
最近の裁判の例では、
盗まれたバイクで犯人に勝手に事故られて、何らかの事故を起こして搭乗者に賠償能力がない場合、
盗まれた方にも過失があるとかいうわけわかんない判決が出たりしています。
※バイクの持ち主だっただけで、全く関係ない人身事故の借金負ったりするわけですよ、ありえないぜ日本の裁判。
ちなみに・・
大体この手段を使う犯人は、ガキです。
盗難されたバイクが見つかる可能性が高いのはこのパターンですが、たいていバイクは見るも無残な形になってます。
警察署で放置バイクとしてボロボロになったばいっくを引き取れって言われてもねえ・・
犯人が見つかったとしても、そういうガキの親は、その程度の人間が多く大抵保証されることはありません。
逆に脅されたりします。
※何人もの知り合いがこのパターンで泣き寝入りしています。
バイク窃盗犯は車輪を浮かせて移動させて盗んでいく
もうほんっとに腹立たしいです。
コレで盗まれるとなると、ハンドルロックしてあっても全く意味がないですね・・
この盗み方は地面が砂利だと使えないのでそれも防衛策になるかもしれませんが、そういう所には地面から生えている電柱とかあんまりないような気がします。
地面から生えてる強固な物体とバイクをつなぐのはセオリーです。
※後述しますね。
整備道具でバイクの車輪の下に敷くと簡単にバイクの方向を転換できるような商品が出ていたりします。
一見便利そうだと思うけど、犯罪の道具になってる気もします。
結局、
いつも止めている場所から動かされて窃盗団のアジトにもっていかれればちゃえば、あとはやりたい放題やられちゃいます。
やはりハンドルロックのみだと防御力は弱いですね。
バイク窃盗団はユニック付きのトラックで横づけして釣り上げて盗んでいく
実際に合った話ですが、TZR250R(3XV)が友人宅の庭先から生垣を超えて盗まれています。
庭の地面が土だったので、バイクを動かしたりすれば路面に跡が残るそうなんですが・・
犯人らしき人の足跡だけが残っていて、タイヤ痕は一切なかったそうです。
道路(かなり狭い)から、車載されたクレーン状の何かで釣って一気に生け垣を超えて持っていったのでは?とのことです。
※かなり入り組んだ場所なんですが逆に目立たなかったのかもしれません。23区内です。
こうなるともう何やってもダメでしょうね。
朝出掛ける前にはあったのを確認していますが夕方帰宅したらきれいさっぱりなくなっていたそうです。
※カバーも丸ごとなくなってたということです。
こういうの実際に聴くと怖くて留守とかできません。
バイク盗難の犯人は複数人数で役割分担して盗んでいく
こうなると、バイクの持ち主が防衛行動に出て行っても、反対に何されるかわかりません。
多勢に無勢で返り討ちにあっちゃったらシャレになりません。
気が付いた時点で通報してもお巡りさんはすぐには来ないだろうし・・
証拠の動画でも撮っておくくらいしかできない・・と思いますが自分の愛車が盗まれる様を撮影するとか涙なくしてはできませんよ・・
世も末だわ。
マンションの駐車場などは結構防犯カメラ付いてたりします。
堂々と犯行現場が写ってたりします。
※そういう画像が検索するとごまんと出てきます。
動画や映像に残ってるんだから、警察はもっと本気で取り締まれよ!と思います。
それでも、
人身傷害事件以上に成らないと警察は動きませんよ。
※マジで何とかしてくれよと思う。
ちなみに・・
ロングツーリングの宿として健康ランドで一泊した知り合いが、健康ランドの駐車場でバイク盗まれています。
タンクからガソリンが良くこぼれる赤いZ750GPでしたが・・出先での突然の盗難事件に途方に暮れていました。
当然、ハンドルロックはしていたそうですが、追加のロックは特にしてなかったとのこと。
現地の警察が現場検証に来てくれたそうですが、当然ツーリングはそこで終わりです。
ツーリングバッグとヘルメットを持ったまま、ローカル電車と新幹線を乗り継いで帰宅することになりました。
それ以降は、ツーリングにもチェーンロックを持ち歩くようにしているとのことです。
これって、なんか対処できたのでしょうか?
※実際に法治国家の日本で、ほんの数年前に起こったことですよ。
バイクの盗難防止策いろいろ
という意味に置き変えましょう。
と思わせるような防衛策を取るしかありません。
バイクの盗難防止用には昔から各種の鍵がある
昔は、U字型のロックが一般的でした。
これが最強だと言われていたんですよ。
※ワタクシも大学の駐輪場に止める際は、U字型のロックを併用していました。
それがある工具使うと、
一瞬で、しかも無音で壊されるのを知ったときは驚いたもんです。
その後、主流は破壊できないようなシェルに入った頑丈な鎖になりました。
これも何らかの工具を使うことで簡単に壊されると聞きました。
なので、
どうせ何やっても壊されるので犯人に多数の工具を使わせるように複数のタイプの鍵を併用することが好ましいようです。
※もうこれしかできないという気がします。
素人犯人はその場でカギを壊します。
プロ集団は現場からバイクを持ち帰るのが任務らしく、その場でカギの破壊は最小限しかしません。
バイク単体をロックするのではなく、電柱などの地面から生えているものと結束することで現場でのカギの破壊をせざるを得なくさせましょう。
※これをアースロックといったりします。
アースロックは、
と犯罪抑制効果が高いようです。
バイク窃盗犯の足場を悪くさせ、力を入れさせないために、です。
とにかく、
犯人に時間をかけさせるイメージで対策をしましょう。
純正のハンドルロックなんてのは、プロの窃盗犯に対しては、ほぼ意味ないです。
今時のバイクには、
盗難防止装置が装着されているものがあるようですが、バイクを丸ごと持っていかれて、離れた場所でゆっくり解除されてしまえば終わりです・・
※ワタクシも昔複数の鍵を使っていました。あまりに多いので自分でもびっくりします。今でもガレージの片隅にたっぷりカギが積まれています。
ディスクロックというブレーキディスクに着けるタイプのカギもあります。
これがまた結構面倒くさいんですがないより全然マシです。
しかも、携帯性も高いです。
※ディスクロックを外し忘れて走りだすと一発で転びます。
これを使っても逆輸入のZZ-R1100Dが、
ブレーキの付いたホイールだけ残して全部持ってかれた・・という話も聞いたことがあります。
※これと併用して当時絶対壊されないとうたっていた商品:ゴジラロックを前輪と電柱にかけてアースロックしてたという話です。
どんな鍵でも油圧工具を使われたら・・一瞬でカギは破壊されます。
ロックを掛ける目的は完全な盗難防止ではありません。
盗難犯行抑止装置として犯人に「盗難をあきらめさせる」ことが目的だと思いましょう。
物理的に頑丈と言えばコレです。
昔から存在してるシリーズがこのゴジラロックです。
外し忘れると転びますので注意が必要ですが形態には便利です。
盗難防止ブザー&アラームシステム
バイク盗難防止用警報機は20年以上前からあると思います。
当時から、電池式とバッテリーから電気供給受けるものがありました。
誤作動が多かった記憶があります。
大体は振動感知センサーで警報音が鳴るものが多く、
初期のものは一度人がぶつかったりするだけで大音量で鳴り響きました
※その後モデルチェンジが進んで、一度目のショックでは警告だけされてそれが続くと警報音になる仕様も出ていますね。
犯人はわざと誤作動を何度も起こさせて、持ち主が警報機を切ったとたんにバイクが盗まれる、というのは当時のネットでは超話題になりました。
住宅街で夜中に鳴り響くと非常に迷惑だし、留守中になりっぱなしだと非常に困るんですよ。
※しかも自分の帰宅前に鳴り響いて止められないとか最悪です。
ちなみに・・
ワタクシも、Z1-Rに9V電池で動く警報機をシート下に取り付けていました。
雨の東北14日間ツーリングの際に八戸のラーメン屋の駐車場で壊れて鳴りっぱなしになりました。
※泣く泣く大雨の中、キャンプ道具を全部おろして警報機外して・・周囲の人の目が痛かったです・・
この時のツーリングの降水確率はワタクシの生涯で一番雨に降られたツーリングとして記憶に残っています。
初日と最終日以外全部雨という夏休みでした。
あまりに雨に濡れすぎると人間は開き直るんだなぁと実感しました♪
※今はその元気はないですが。
車体カバーに盗難防止装置付き!とダミーでもいいので大きく書く
マンションの駐輪場でしたが、ワタクシの部屋から3m位しか離れていません。
でもいろいろ防犯対策してました。
100円均一のゴムひもで車体下部を通して巻く。
という装備でした。
そして警報(ALARM)のスペルを間違えて書いてしまう若かりし頃のワタクシだ(泣
※自分のバカさ加減に泣けてきます。
ここまでやっても、部品の盗難被害にあっています・・
車体は残っていましたが・・そう、パーツ盗難です。
車体が残ってても部品が盗難されてるってこともある
慌てすぎて立ちごけしそうになりました。
東京のマンション住まいだったころ、
Z1-Rに着けていたステンメッシュのブレーキホースが盗まれました・・
マジか?って感じですよ。
高かったのに・・
速攻で近所の交番に届け出ましたが、一応届は受理されたものの・・
「たぶん見つかんないでしょうね」
という、ドライなお言葉しかもらえません。
恐らく、近所のガキでしょうが、当然見つかることはありませんでした・・
※ものすごい腹立たしかったけれど、車体が残ってただけまだマシですね。
みたいなもんだということを思い知ります。
※ワタクシにとっては、田舎に引っ込んでバイクをガレージに隠ぺい保管することを決意するのに十分な理由だったわけです。都会は住む所じゃないです。
バイクの後付けパーツって高価な割には、防犯対策はほとんど全くされてないよね・・
バイクのGPS追跡は防犯というより、犯行後の犯人追跡にしかならない
盗まれた後どうするか、ではなく盗まれないことを目指すべきです。
ココセコム高すぎますが、それでも高価なバイクに乗ってる人は付けるべきかもしれません。
※今時のデカイ外国産バイクは200万円以上するものも少なくないですし。
一台数百万円超える車種については、盗まれたら悔やんでも悔やみきれません。
リアルにそのくらいお金をかけられるといいんでしょうけど・・
なので、
貧乏バイク乗りは、バイクカバーにココセコム搭載!とか書いちゃえばいいです。
※これも一定の効果はあるはずですよ、何もしないよりは。見た目はダサいですが。
ココセコム用の機器充電セットですら高い
バイクは既に資産ですので自己防衛は絶対必要
屋外保管なんて、もってのほかですよ。
徹底した防犯装備をすることをお勧めします。
とにかく、
どんなに高価で盗みやすくても家の中まで持っていけないのがバイクですよ。
※昨今は家の中にあるものも持っていかれる世の中ですが。
ヘタすれば数百万円するような資産を外に置かざるを得ないんですよ。
その点、車の方がよほど防犯意識が高いというか転売されにくいというか・・
※それでも車上荒らしは絶えませんし、リモコンキーの車のロックが解除されて車上荒らしってのは結構あるみたいなので、物騒にもほどがある。
残念ですがこれが今の日本ですよ。
全然平和ではありませんし、国民に安寧はありません。
バイク盗まれてから愕然とするよりもとにかく防衛です。
最悪の場合に備えて・・
冬はバイク盗難が多い時期
盆暮れと言いますが、暮れの方がバイク盗難が多いようです。休みがある程度決まってるからでしょうね。
バイク盗難が多い傾向にあるのは
らしいです。
音をごまかせる雨
人の目につかない時間帯と曜日
冬はバイクから遠ざかりがちなので現物確認がしやすいんでしょうか?
お盆やGWなど長期休暇の際は狙われやすい感じがします。
※バイクで出かけちゃえばいいんですがね・・そうもいかないっすよね・・
長期休暇の際にSNSで「沖縄なう!」とかアホ丸出しで遊んでいると・・怖いですわ。
留守ですよーと世界に向けて発信してるわけで。
※実は、バイク泥棒誘発システムはSNSなのかもしれません。
まとめ
バイク乗りはどんなバイクでも盗難防止で2種類以上のカギをつけることをお勧めします。
※どんな不人気バイクでも、ですよ。
マンションやアパートの駐輪場に限らず、屋外保管の場合は複数のカギ装備が必須ですね。
もちろん、これだけやっても十分ではありません。
ただの抑止力UPってだけです。
さらに、
カバーにダサくても「警報機付き」と目立つように書いておくのも効果があるはずです。
※ダミーだとしても、です。
とにかく、
一度盗まれたら、ほとんど出てこないのがバイクです。
※出てきても大抵はマトモな形ではありませんよ。
バイク盗難防止策をやっておいた方が後悔が少ないですよ。
※ワタクシの古い鍵セットはまとめてヤフオクに出そうかと思っています♪時間稼ぎには十分ですし。