あってもクソ高かったりします。
エアフィルターは、よほど特殊な形でなければ自作することが可能ですよ♪
※かつて旧miniERAターボの紙で出来てるエアフィルターが15000円と言われて自作したもんです。
当記事の目次
ロータスヨーロッパのエアフィルターはろ紙とゴムでできてる
ろ紙とゴムを無理やりくっつけただけのエアフィルターも国内でも英国でも売っています。
ロータスヨーロッパのエアフィルターはミシンのボビン型をしています。
基本的には乾式の蛇腹状のろ紙が円形のゴム板で挟まれているだけです。
※ろ紙の蛇腹の間隔が超適当です。
一部破れていますがワタクシが加工の際に破りました。
エアフィルターなんて結構適当な作りです。
エアクリーナーボックス内の空気の通路の一部に直接ホコリなどを吸わないように
で壁を作ってあればいいわけです。
※空気流入抵抗・・とか言い始めると面倒ですが、一般道で遊んでいる限り素人にはそこまで体感できませんよ。
最近の車のエアフィルターも樹脂とろ紙をくっつけただけのものが主流です。
昔の車って本当にシンプルですのでそれよりさらに緩い感じで作られています。
ちなみに・・
古めの英国車は、貧乏くさいことにメーカーを超えていろんな部品を共用してるので部品供給も結構潤沢な方です。
おかげで部品の入手は国産旧車に比べてかなり潤沢です。
※40年前の国産車の部品が壊滅的なことに比べれば幸せですね。
5000円では買えない純正のエアクリーナー
こういった消耗品は「ロータスヨーロッパ用」というだけで数千円は固いです。
※オイルフィルターなんかロータスヨーロッパ用ってだけで6千円位します。
純正のエアフィルターは、国内のショップで買っても5千円以上(送料別)はします。
※そして、下手すれば取り寄せで2週間ほどかかります。ほとんどショップでストックしてないです。
現在動いているロータスヨーロッパのほとんどは、純正エアクリーナーボックスレスに思えます。
キャブに直接パワーフィルターのような簡単なエアクリーナーシステムをつけてる車両が多いです。
※少なくともワタクシはワタクシ以外の個体で純正エアクリーナーシステムが付いてる車両を見たことないです。
なので、
国内ショップもデッドストックになりかねないので在庫しないのかもしれません。
とはいえ。
ゴムとろ紙で構成されているエアフィルターに数千円もかけるのは馬鹿らしいので自作することにしました。
純正エアフィルターのゴム板部を再利用して、ろ紙の部分だけを汎用のスポンジで埋めてやるエアクリーナ自作作戦です。
※こういう貧乏くさいいじり方が大好きです。何度も失敗していますが楽しいので懲りません♪
純正エアフィルターの分解
結構ガッツリついています。
エアフィルターの円形のゴム板はエアクリーナーボックスの内部でパッキンの役割をしています。
パッキンを作る気はないのでゴム板はは再利用します。
外すの大変でした・・
ゴム板から、ろ紙を完全に取り除くことはできないので適当なところで止めます。
※カッターでは切れないこともないのですが工作用ののこぎりでガシガシ切り離すのが効率が良かったです。
切り離したら、ゴム板に残ったろ紙の粉をよく洗い流して乾燥させます。
※ゴム板が切れちゃったら嫌なので、ゴム板に残ったろ紙はシリコンコーキングで埋めちゃうので適当にしておきました。
自作するにあたって必要なもの
※パンチングメッシュのアルミ板って昔100円均一に売ってた気がしたけど気のせいでした。
一応、これらをそろえました。
アルミパンチングメッシュ板(20cm×30cm×0.3mm)が1000円近くしたので軽くビビりました。
※加工はしずらくなりますが、強度的にはステンのパンチング板や厚手のアルミ板のほうがいいように思えます。
作業手順
これでボビン型に成形できます。
※接着用にのりしろ部分を作っておく必要があります。
幅は45mm、長さは200mmでは足りなかったのでつぎ足しています。
アルミ板が100円なのにパンチングメッシュのアルミ板は1000円なのは納得いかない。
※シーラント剤ははみ出てもどうせ見えないのでちょっと多めくらいがいいです。
この隙間にデイトナターボフィルターを45mm幅に切って突っ込むわけです。
これで完成です。
スポンジを交換することで長く使えるエアフィルター(のフレーム)になります。
ちなみに・・
デイトナのターボフィルターは、最近品質が落ちた?という気がしています。
10年前から使ってるKAWASAKI Z用のエアフィルターではそんなことはないのですが、ラパンSSに最近作った自作エアフィルターは黄色いスポンジ部が崩れ始めていました。
※おおごとになる前に気が付いたので、すぐ交換しました。1年くらいでチェックした方がよさそうです。
旧車乗りは皆いろいろ工夫していますね。
まとめ
純正品が手に入るならそれを使うことが一番いいですが、散々探して見つからない場合は自作するのも手です。
旧車はエアフィルターの形が単純なので自作しやすいです。
大抵、ホームセンター数店をはしごすれば何とかなるものです。
※エアフィルターのスポンジというかろ紙の部分に農機具用を使う人もいますしね。
そういう意味でも旧車に乗るなら田舎に住むのがおススメです。
特に地方の中堅都市のホームセンターが多い地域はいいですよ♪
※工具やら材料やら、イメージ膨らませるだけでも楽しいです。
エアクリーナーは、自作でも対応できるという話でした。
※真似する場合は、あくまでも自己責任でお願いします。
今回の記事はとんでもなく地味な画像ばかりで申し訳ない。
※雨の合間に庭の草刈りと同時進行で作ったので写真撮影してる余裕がなかったのです♪
こちとら貧乏なんですよ、ええ。