クルマ

【車の内装】は難燃性素材を使わないと車検には通らない。

ラパンSS。運転席がこんなにシンプルになってしまった・・

ラパンSS。運転席がこんなにシンプルになってしまった・・

 

ワタクシ
車の内装をビニールレザーなどで自作すると車検の時に通らないことがあります。
ダッシュボードカバーみたいなものは固定式で作らないことです。
※車検は検査官の気分次第で通る通らないが大きく変わるので厄介です。
厳密に言うと【ダッシュボード上に何か固定物があるだけでも違反になる可能性】があります。
という話です。

 

当倶楽部のラパンの内装を剥がされました。

 

ワタクシ
最近の車の内装は安っぽいのです。
プラスチッキーというか大量生産品な感じがします。
というわけで、
当倶楽部所属のラパンSSは内装を加工しています。
純正の内装があまりに ダサい シンプルすぎるからです。

 

SUZUKIの車は安い。
素晴らしいのですが、いかんせんいろんな箇所が安っぽい。
※褒めています。

「気に入らないところはユーザーが何とかする。」
という割り切りが素敵です。
なんでも最初からメーカーが用意して最後にビックリするような対価を請求される方が嫌です。
※車のメーカー純正オプションって「ちょっとそれ高すぎちゃうか?」と思うほど高くないですか?

当倶楽部のラパンSS

純正の内装が極めて安っぽいので、内装の目につくところはビニールレザーでカバーをしていました。

ラパンSS。ダッシュパネルは全部ビニールレザー張り♪

ラパンSS。ダッシュパネルは全部ビニールレザー張り♪


力作だったんだけれどねえ・・

具体的には、

  • ダッシュボードカバー
  • ドアの内張り中央部
  • サイドブレーキレバー
  • にキャメルカラーのカバーをつけていました。
    ※割と簡単に剥がせる。

    そして、
    ダッシュボードパネルは黒のビニールレザーを張り付けていました。
    ※ワタクシが単身赴任の際に夜なべをして張り替えたモノ。超綺麗に仕上がってるので一見純正っぽくできてました。

    いずれも、一応は難燃性性素材を選んで使用しています。
    ※素材を購入する際、添付されていたJABIA(自動車工業会 たぶん天下りの巣窟 )認定の証明書をなくしたのが致命的でした。

    内装用ビニールレザーを買う際は難燃性素材の証明書が大事。
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    難燃性素材を探すならamazonが強い。

    この状態で今までは普通に通ってたんですが。
    一度も提示要求されたことなかったし。

    付き合いのある某SUZUKIではないディーラー系の車屋さんに車検を任せたら・・
    ワタクシがいじった内装を丸ごと剥がされました。
    ※その剥がし方が酷い。内装のツメは割れてるし内装剥がした後の糊は残ってるし。

    内装剥がす前に一言言ってくれればいいものを・・
    事前連絡をもらった際は
    「茶色の部分だけ剥がす。」
    という理解でいたんですがね・・
    ※昼間の仕事中に電話貰ったので細かい話が出来なかったのも悪いですが。

    ダッシュパネルのビニールレザーを剥がされて戻ってきたときは絶句しました。

    勝手な言い分

    ワタクシのようなユーザーは、ディーラーにとっては面倒くさいかもしれませんが。

    内装の素材の剥がし方は酷いもんです。
    「ただ力で引っ張って引っぺがしただけ。」

    そしてワタクシが単身赴任中に泣きながら貼った内装材は、
    見るも無残にはがされ、丸められ、ゴミ袋に入って帰ってきました。

    ラパンSS。剥がされた内装はクシャクシャに丸まってました。

    ラパンSS。剥がされた内装はクシャクシャに丸まってました。


    あーあーあーあ。

    ダッシュボードの各所に接着剤の跡や両面テープ自体が残ってました。
    ディーラーのメカマン、お決まりの車しか弄ったことないんだろうな、という印象です。
    ※もう車屋さんに職人は必要ないんだねえ。

    少なくとも、
    「車が好きな人がやる仕事ではない。」
    という印象です。

    手間はかかるとはいえ、きちんと対処すればファンも増えるだろうに。
    ※固定客(ファン層)を増やすチャンスだと思うんですがね。

    いずれにせよ、
    車屋としてあの状態で返却する神経がわからん。

    ワタクシは今後、そんなメカやサービスマンしかいないメーカーの車は一生買わないことにしました。

    取り合えず車検通ればいいという目的のための対処の酷さに、
    車検から帰ってきたラパンSSの内装を見てリアルに「orz。」のポーズをとりましたよ、ええ。
    「車が好きな人ならこういう作業はしないよな。」
    と一見してわかる扱いにがっくりです。

    ・・難燃性素材の証明書をなくしたワタクシが悪いんですがね・・
    今までは普通に通ってたんですが!
    この様に車検は、ルールが変わったわけでもないのに急に緩急の具合が変わったり、検査官のその時の気分で対応が変わったりするのです。
    ※ユーザー車検はいつって泣き寝入りですがディーラー任せで泣いたのは初めてです。

    ちなみに・・


    「ラパンの内装剥がされた~。」
    と嫁に連絡を入れたところ・・

    「ラパン(うさぎ)だけにイナバの白うさぎか。」
    おい、そこ上手いこと言うとことちゃうで。

    上手いこと言ったようなドヤ顔すんの止めい。
    ・・シャレになってないで。

     

    難燃素材使用の証明書

     

    ワタクシ
    内装を加工する際は難燃素材を使ってる証明書が必要なようです。
    知ってましたが、今まで車検で突っ込まれたこと一度もなかったし。
    ※これまで少なくとも3回は、この状態で車検通してたし。

     

    というわけで、サクリと調べてみましたよ。
    車の内装に関する難燃性素材とやらを。

    車の内装の難燃性素材

    平成6年(1994年)4月以降が初年度登録の車に関しては、
    「運転者室等の内装材料。」に難燃性素材を使わなくてはなりません。

    「運転者室等の内装材料。」とは

  • 座席
  • シートベルト
  • シート組込み式年少用補助乗車装置
  • 天井張り
  • コンバーチブルトップ
  • アームレスト
  • ドアトリム
  • フロントトリム
  • リアトリム
  • サイドトリム
  • リアパッケージトレイ
  • 後部後傾抑止
  • カーペット
  • マット
  • サンバイザ
  • サンシェード
  • ホイールハウスカバー
  • エンジンコンパートメントカバー
  • マットレスカバー
  • インストルメントパネルパッド
  • ステアリグセンターパッド
  • エアバッグの膨張部
  • 等の車体に固定されているものの構成材料をいう。
    ただし、
    寸法が293mmまたは幅25mmに満たないものは除く。

    また、

  • 鋼板
  • アルミ板
  • 厚さ3mm以上の木製の板(合板含む)
  • 天然の皮革
  • 難燃性材料とみなす。
    と明記があります。

    要するに、
    革と金属、3mm以上の木材以外の素材を使って車の内装をいじる場合は全て「難燃性試験成績書。」「難燃証明書。」が必要になるということです。

    以前は車検に普通に通ったんですがね・・
    ※シツコイ。

    ラパンのダッシュパネル。

    ラパンのダッシュパネル。


    ビニールレザーが剥がされてノリだらけでした。
    パーツクリーナーで一拭きするだけでだいぶ糊も取れるだろうに。

    正直、あんまり意味のない規定な気がしないでもありません。
    取り外しできればなんだっていいわけです。
    ※別にティッシュペーパーで作ったっていいのです。

    そして、車体が燃えるような事態になった場合ってのは
    「難燃性素材を使ってあろうがなかろうが燃える気がする。」
    のです。

    たしかに、
    燃えやすいティッシュペーパーとか新聞紙で内装作ったなら別ですが、それすらも自己責任な気がします。
    ※そういう車体でタバコ吸ったり火の気を持ちこむ方が悪い。

    当倶楽部の薪ストーブ全開にすれば革でも厚さ3mm以上の木製の板なんかすぐ燃えますよ。
    ※アルミは溶けると思う。やりませんが。

    まあそういう基準を作りたがるのが日本です。
    ルールはルールということで。
    こちらもそれなりの対応策を考えます。

    ちなみに・・

    ネット上には車検の際に「難燃性証明書の提出を求められる。」みたいな情報がありますが・・。

    難燃性素材使用の証明書はどうやって入手するんですかね?

    「車検 内装 難燃性。」のキーワードで検索してもよくわかりません。

    ルールがよくわからんのですが、

  • 素材自体が難燃性の証明がされていればいいのか?
  • 使用部位ごとに何かしらの書類が必要なのか?
  • ※ネット上には両方の情報があるけれど具体性はまるでなし。

    JABIA( 天下りの匂いしかしない団体 日本自動車車体工業会)からの登録番号・・なんていうけれど、

  • ビニールレザーを使う場合は販売元に証明書を発行してもらうの?
  • 販売元が発行するPDFみたいなものでもいいの?
  • ロールで売ってるビニールレザーのタグにその番号があったりすればいいの?
  • それだけで証明になるの?
  • それを持ってれば大丈夫なの?
  • 誰かの押印とか必要なの?
  • ※そんなのいくらでも偽造できそうだし。

    何せ周りにそういうことやってる人が居ないもんでね。
    もう少し時間をかけて調べてみます。

     

    取り合えず、ストックパーツに変えた

     

    ワタクシ
    帰ってきたラパンSSがあまりにひどい状態なので、ストックパーツにいったん替えます。
    良かった予備を使ってて。
    あのままなら乗る気にならんわ。

     

    ビニールレザーを張り付けたダッシュパネル部は当時ヤフオクで超安く売られていたダッシュパネルを使っています。
    つまり、純正のパネルはそのまま残ってるのです。

    とりあえず、
    ノリが残ってるようなダッシュパネルを引っぺがして、ストックパーツと入れ替えます。
    ※糊が残ってるパーツもパーツクリーナーで洗浄しました。3時間くらいかかった。

    意外と街道沿いの古くからあるラーメン屋さんのラーメンも美味い。

    意外と街道沿いの古くからあるラーメン屋さんのラーメンも美味い。


    当ブログのお約束、絵面が地味だとすぐ食べ物の画像に逃げる。
    煮干し粉がたっぷり。
    そして白米食べ放題。
    この二点のヒントだけで、わかったアナタはちょっとおかしいです♪

    ラパンSSのダッシュパネルの交換は、
    何度もやってるので5分程度あればダッシュパネル左右+メーターバイザーの交換はできます。
    外すプラスビスは4本です。
    ちょっと隠しネジ気味になってるけど知ってれば秒殺です。

    返す返すも、内装引っぺがす前にダッシュパネルのビニールレザーも剥がす旨、話をしてほしかった。
    車検を通すには、ダッシュパネルのビニールレザーを剥がさずとも、ダッシュパネルの交換だけでオッケーだったはずなんでね。
    ※悔しくて夜眠れません。「orz。」

    ちなみに・・

    車の内装で遊ぶなら、ワタクシのようになってほしくないです。

    ちょっと前の軽の大衆車の内装はヤフオクで超安く流通してます。
    ※マニアックな車両やスポーツモデルは高いんですが。

    というわけで、
    あらかじめ予備パーツを用意しておくのが得策です。
    車検の際には最悪まるごと交換しちゃえばいいんです。

    厳密に言えば、ダッシュボードにいろいろ乗っけてる車はそののっけてるものが、難燃性素材でなければ全部違反です。
    天井もドアの内張りも全部対象です。
    ※ワタクシのように「難燃性素材を使っていても証明書がない場合は違反。」なんですかね。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    車の内装をいじる場合、少なくとも難燃性素材を使って、難燃性素材使用の証明書はあった方が無難っぽいです。
    でないと、今回のワタクシのように心無い車検業者に力業で引っぺがされます。

     

    ワタクシのように「orz。」という事態になりたくなければ、
    難燃性素材を使うことですね。

    内装用ビニールレザーを買う際は難燃性素材の証明書が大事。
    created by Rinker

    難燃性素材を探すならamazonが強い。

    最悪、固定式ではなく、外せるようにしておけばいいわけですよ。
    ※全く意味ないですね、この規定。

    いつでも車検対応品に交換できる体制作りをしておくことですかね。
    ※ノーマルパーツはストックしておくってことです。

    JABIA(日本自動車車体工業会)に限らず、天下り団体ってのはろくなことしねえ。
    こういうクソどもが日本を衰退させてるんですよねえ。

    モノ作り日本が、モノつくりの芽を摘むようなことしてどうすんだと思うのですが。
    ポン付けの部品を取り付けて喜ぶような誰でも出来る簡単な遊びしか出来なくなる。
    個性なんてどこにもない。

    そして、
    こういう状況からは工夫も思慮も新しいアイデアも生まれない。

    ワタクシたち世代は、若いころにはやっすい原付をいじくり回してメカを覚えたし、ワンオフパーツも作ったもんですが。
    ※原付上りは恐れを知らんよね。

  • 何やっても規制を受ける。
  • 何やっても怒られる。
  • そりゃ、車やバイクに金かけなくなるわけですわな・・。

    ワタクシも、引っぺがされてゴミ袋に入った内装と、糊の跡だらけのダッシュパネルを見て、
    「正直、もうやりたくない。」
    と思ったくらいですが、一晩寝たら逆に闘志が湧いてきました♪

    将来的には続報があると思われます♪
    腹据えてかかります。
    とはいえ、
    マジで忙しすぎて何もできんのですよ、土日は雨ばっかしだし。
    ※休日にお付き合いでオリンピックスタジアムに 変わりもんだけれど実績がついてきちゃった人 新庄選手見に行ったりしなきゃならんのですよ。

    長野迄ドサ回り、ご苦労様な新庄選手。

    長野迄ドサ回り、ご苦労様な新庄選手。


    元大リーガー初めて見た。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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