ABARTH595

アバルト595コンペ ディーラーで見た第一印象はごつい

Toos

2年ほど前、ディーラーにて初めてその車体を目にしたアバルト595コンペ。
はっきり言って、FIAT500TwinAirを見に行ったところに、アバルト(2016年式ね)も展示されていたわけです。
このときは全然購入対象ではなかった(高すぎる)のですが・・
運命の出会いってのはやっぱりあるなぁ、と思った次第です。

せっかくなので、とディーラーのお姉さんに案内されて、じろじろ見て回ったアバルト595コンペ、このときは試乗こそできなかったものの、細部まで見せてもらいましたのでその時の印象を記録しておきます。

結果から言うと「ワタクシもサソリの毒にやられてしまった」わけですが。

ABARTH 595 COMPETIZIONEエクステリア

エンブレム


前後左右にきっちりと素敵な仕上がりのサソリのエンブレムが収まっていてなんだかスペシャル感を演出してくれています。
これが結構かっこいい。
旧FIAT500のエンブレムが「ものすごいちゃっちいい」のと比べるのは失礼かもですが、エンブレムひとつとっても相当クオリティ高いです。
古いアバルトのサソリエンブレムはもうちょっとサソリがリアルで「気持ち悪い」(笑)けど、きっちりデザインされていてかっこいいですねえ、サソリ。
※グッズやアクセサリーにもサソリ系の趣味のいいのがたくさんあって商売上手い!と思っちゃいます。

タイヤ&ブレーキ


2016年式では17インチの大径ホイールが入っています
個人的には、この車格にはオーバースペックかなぁ、と思うのですが、素直にかっこいい。
180psを受け止めるにはこれくらい必要なのかと思うけど、一般道で遊ぶくらいでは超贅沢♪

ホイールから覗く赤いブレーキキャリパーがまた強烈。
これもオーバースペックなんじゃ・・とも思うけどやはり競技を意味するイタリア語「コンペティツィオーネ」を命名されただけのことはある迫力。
もちろん止まらないよりは止まった方がいいに決まっているけど、ブレーキパッドが高そう・・
もちろんバイクで憧れだった有名ブランドのブレンボ製。
バイクでは「金色に赤文字」のイメージだったけどこれはキャリパー自体が真っ赤。
とにかくサイドから眺めると車体色にもよるでしょうが、目を引くことは確かですね。
大径のスポーク細めのホイールと相まって、まず目がそこに行きます。

マフラーとリアビュー

最初に目が行くのは、4本だしの迫力あるテールエンド。
この車が只者ではない、という雰囲気を演出しています。
デュフューザーもついてて洗いにくそうですが、視覚的に締まって見えます。

カッコはいいけど、超うるさい

カッコはいいけど、超うるさい

屋根後端には、スポイラーがついています。
ハッチバック系のスポイラーは下品になりがちなんですが、大げさになりすぎず、いい感じでまとまっています。
感覚的に、ですが黒系だと某直色の多いFIAT500ノーマルより一回り小さく感じるくらいです。
リアビューの印象はノーマルFIAT500とはだいぶ違います。

顔つき


マイナーチェンジ前は、エンブレムはあるもののよく見ないとFIAT500とあんまり変わらない感じです。
ただ、いろんなところにエア抜き穴が開いてたりするので、それなりに迫力もあります。
全体からただならぬ雰囲気は漂うのはやはりアバルトだからですかね?
※最新型では、前面のエアインテークというかエラが張ったゴツイ顔つきになりましたので、一見してアバルトだ!とわかっちゃいますね♪

その他

アンテナは断面楕円形のものがルーフエンドに直立気味で立っています。
個人的には、外せる丸断面の欧州車がよく使ってる汎用的なやつがよかったなぁ。
いまどきの短いアンテナやドルフィンアンテナはイマイチ好きになれないんですよ。(旧車に似合わないのでザ・アンテナというほうが好きです)
できればルーフの前の方に設置してあって、もう少し寝てて、気持ち長めのが好み♪

サイドに走るABARTHの文字入りラインはいろんなカラーバリエーションがありそう。
白ボディに赤ラインとか、目立ちすぎるのもなぁ。
あんまり目立たなくてもいいかなーと思うけど、こういうの好きな人が多いんだろうなぁと推測します。
うちのは黒いボディにグレーのラインで全然目立たない(笑)

ABARTH 595 COMPETIZIONEインテリア

ハンドル


真ん中にお約束のサソリエンブレム。
ハンドル自体は結構太目でこれも今時な感じで○。
握り部分がちょっと手の形に合うようになっているのもスポーツかーだなぁという演出がされていてさらに○。
カラーは真っ黒と、茶色が入ったツートンが選べるようだけど、ツートンのほうが好み。
シートも同カラーを選択可能。
黒一色でレーシーなものもいいけど、ここはひとつイタ公(褒め言葉)っぽくおしゃれさも捨てがたいってことで♪

シート

超固いシート

超固いシート

サベルトの一見堅そうなシートは実際堅い。
着座部分に妥協がない(笑

サイドウォール部が結構しっかりしているので、ホールド感はよさそうだけど、乗り降りはちょっとしずらいかも。
着座位置は高めで、ルームミラーの位置が低く感じる。
左ハンドルだと、右コーナー時にルームミラーが邪魔で遠くまで見えない。
※ワタクシ、身長178cmです。

茶色と黒のツートンがおしゃれな印象でさりげなくかっこいい。
レーシーさを求めるなら黒一色もありだと思うけど、うちはサーキット走行とか競技はあんまり考えていないので、おしゃれを優先。
競技用という名の割にはかなりおしゃれですが、婦女子にはシートの堅さは受けないかもしれません。
車内泊とかやめた方がいいレベルです♪
あ、マットとか敷けばいいのか。(ホントか?)

ちなみに全然リクライニングしないうえ、ドア閉めてるとリクライニング機構が動かせない仕様(笑)
おまけに男らしさ満点の「ダイアル式」だっ!

後部座席

今の基準から考えると狭いですが、旧miniや旧FIAT500に比べりゃはるかに広いです。(あたり前だ)
こちらもツートーンのしっとりした色合いで高級感すらありますが、シート自体は堅そうです。
車検証上、4人乗りですが大人4人での長距離はきついかもしれません。
まあ、2ドアだし広い車は世の中にたくさんあるわけで、この手の車を選んだ時点で、後部座席はあくまでも荷物置きの延長、くらいに思っておいた方が良いかもしれません。
まあ、そういうことを気にしちゃいけませんね、この手の車では。

メーター

大径の集合メーターにタコメーターやら、燃料系やら、水温やら、時計やら、その他多くの情報が集約されて表示されますが、結構見ずらい。
リセットボタンが・・どこだ?
MENUボタンが・・なんだ?
とか慣れるまで結構大変そう。
※おそらく、全部の機能を使いこなしている人はあんまりいないのではないかと思われる。
表示モードをセレクトすることで、いろいろ表示ができるようだ。

あ、そうそう。
ドアを開けただけで、メーターにABARTHという表示が出ますよ♪
こういう演出は、昔のバイクですがYAMAHAのYPVSの起動音とかにも通じるところもあり結構好きです。

SPORTMODEでのブーストメーターが、後付け感バリバリでついているが、左ハンドル車の場合見づらい。
ちなみにSPORTMODEにすると、大径メーターのほうは各タイヤにかかるGを表示するようになり「おおっ!」と思わせる演出付。
液晶メーターっていろいろできるねえ、壊れたら高そうだなー♪

スイッチ類


メーター周りにごちゃごちゃあるので後でモードとかはマニュアル参照して書くとして。
センターコンソールには、
SPORTモード切替スイッチ
ハザード
フォグスイッチ
エアコン関係
パワーウィンド
TTCスイッチ(トラクションコントロール)
リアデフォッガスイッチ

のちにわかったのですが、いったんエンジンを切るとエアコンの風量がリセットされます
これが結構面倒くさい

その下にシフトノブが来ます
いずれもスイッチ自体のクオリティは高くないです♪
でもいいんですよ、コンペなんだし。
※しかーし、マイナーチェンジ後はスイッチが高級な感じに!

ただし、ナビをつける際には、エアコン吹き出し口とかまで変更するようで、これが結構いい値段します。

標準のラジオは、CDは聞くことができます。
表示はオレンジ色でABARTHと昔のファミコンみたいなドット文字が出ます。
メーターとのクオリティの差にびっくりします。
※どうせ、ディーラーはラジオは外すと思ってるんだろうな。

シフトノブ

MTだとオプションで、メタル製の「アバルトシフトノブ」に変えることができます。
経験上、金属製のノブは夏は暑くて冬冷たいのでまり好きじゃないです。
位置的に握ってシフトするタイプなので、異形ノブだと扱いづらいかもです。
あくまでも個人の感想ですが。

その他

リアトランクは、結構開口部が高くまで開きます。
手が届かないので、紐(ストラップ?)を引っ張って閉めます。
トノカバーにはcompetizioneと刺繍があり、これもまた高級感がありかっこいいです。

こういうところがいちいちかっこいい

こういうところがいちいちかっこいい

まとめ

迫力ありますよ、アバルト595コンペ。
FIAT500のなんとかわいいことか(笑
とにかく、初見で一回り小さい感じを受けました。
そしてかわいさを少し残しつつ、やる気というか楽しそうな雰囲気がバリバリ伝わってきます。

内装も高級感とおしゃれ感とレーシーさが混在していて、こりゃ日本車にはできない演出だなぁ、と思ったりしました。
割り切りもすごいわ~。こんなの日本車では存在しないわ~

かわいい感じの車ベースにここまで演出で迫力とカッコよさを共存させちゃうとは、これぞアバルトマジックですねえ♪

※しかもすげえ速い・・スポーツモードにしなくても十分速い

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Z1-Rに乗り続けて30年
東京から長野に移住して15年
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
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