メンテナンス 信州の生活

エアツールのホースリールは詰まる?コンプレッサー、エアホースのジョイント部の故障。

エアガンから空気が出ないだけで軽く焦る。

エアガンから空気が出ないだけで軽く焦る。

 

ワタクシ
エアツールは超便利ですので普段から多用途に使いまくっています。
突然エアツールが使えなくなる。
これって結構ダメージがでかいのです。
その原因は経年劣化と思われる継手(ジョイント部)のトラブルにありました。
と言う記事です。

 

突然、エアガンからエアが出なくなる

 

ワタクシ
チェーンソーを使って薪割りを行った後は必ずエアブローして木くずを飛ばします。
そうしないと木くずが湿気を吸ってチェーンソーが痛むからです。
なんでも道具は「使った後に清掃+メンテ。」で長持ちするのです。
ところが。

 

いつものように丸太を薪に加工するため適当な長さに切った後、エアブローしようと思ったわけです。

  • いつものようにコンプレッサーの電源を入れ
  • いつものようにエアガンをセットし
  • いつものようにトリガを握った
  • わけなんですが。

    このハスクのチェーンソーがすごいのよ。

    このハスクのチェーンソーがすごいのよ。


    爆音&ハイパワーでバイクのハスクとおんなじ。

    「エアが出ない。」
    のですよ。

    どうしてどうしてどうして!ワッショイ
    ちょっと気が動転してしまいましたよ。

    この間まで普通にエアが出てたはずなんですが。

    ネットで検索しても似たようなトラブルを解消した記事はありません。
    この辺は専門外なので識者の知恵が欲しいところですが、仕方ないので自分で解決することにしました。

    絶対、同じようなことで困ってる人がいるの思うので記事にしておきます。

     

    コンプレッサーは正常っぽい

     

    ワタクシ
    コンプレッサーは普通に回っています。
    内圧もガンガン上がります。
    このままでは内圧が上がりすぎて危ないんで電源は切ります。

     

    うむ。
    コンプレッサー自体は元気に動いております。
    コンプレッサーのエアバルブも開放してあるし、コンプレッサー自体の故障ではなさそうです。

    コンプレッサー はガンガン回ります。

    コンプレッサー
    はガンガン回ります。


    15年位以上たっても、すたたたたっ!とこ気味良く回る。

    となると、配管か・・。
     面倒くせえなあ。 

    ブレーカー

    普通のエアコンプレッサーは内圧が上がりすぎると勝手に回転を止める機能があります。

    当倶楽部のコンプレッサーは、購入した当時からこの自動停止機能が上手く働かず、困ったもんです。。
    ※すぐ止まるのでイライラするのです。

    原因は、電源を遮断するブレーカー部が壊れてるからだったのですよ。
    同型のブレーカーを探すも見つからず。
    ※秋葉原のラジオセンターが懐かしい。

    仕方ないので、
    長めのタンブラースイッチを付けて手動でオン/オフを行う仕様に変更しました。

    自作スイッチ。

    自作スイッチ。


    自爆スイッチではない。

    そんなわけで、
    「放っておくとタンク内がどんどん加圧され爆発する。」
    という危険な仕様になっています。

    そうならないために、
    コンプレッサー作動時はそばを離れられないのです♪
    ※600kPaくらいで手動で止めています。

    バイクのタイヤ交換時やパンク修理時の耳だしにはこれぐらいの圧があれば十分です。

    ちなみに・・

    当倶楽部のコンプレッサーは安物ですが、ワタクシが長野に移住してきた当月に買ったという愛着があるものです。

    何せガレージができる前に買っちゃったのですよ♪

    それくらいエアコンプレッサーが欲しかったのですよ。
    都会では夢のまた夢、憧れのアイテムでした。
    ※マンションのベランダに置こうかと本気で考えたこともあるくらい。

    安物のエアコンプレッサーでも

  • タイヤの空気圧チェック
  • エアインパクトレンチの使用
  • エアリューターの使用
  • エアタッカーの使用
  • などなど

    サンドブラストにはパワー不足っぽいのですが、600kPaくらいまであれば素人整備には十分です。

    特に、
    バイクのタイヤ交換の際には 体力的に 無きゃ困るってくらいの重要なツールです。

    安物ですが、非常に重宝しております♪
    ※十分すぎるほど元は取ってます。

     

    エアが出ない原因を特定する

     

    ワタクシ
    当倶楽部ではエアコンプレッサー本体から、短めのエアホースで垂直に持ち上げ、ガレージの天井から吊っているエアホースリールに接続しています。
    エアホースリールの導入で広範囲にエアツールが使えるようになり使い勝手が格段に上がりました。

     

    当倶楽部のエアツールの周辺機器の環境は以下のようになっています。

    当倶楽部のエアツール環境

  • エアコンプレッサー
  • 継手1
  • 1mのスパイラルエアホース
  • 継手2
  • 5mのエアホースリール
  • 継手3
  • エアツール
  • コレがエアツールの継手ね。

    コレがエアツールの継手ね。


    雄型と雌型がある。
    エアコンプレッサーがあるとガレージライフの夢が広がる
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    ホースリールがないなら車輪付きが使い勝手がいいです。
    今では壁際の定位置に収まっていますが、昔は引っ張り回していました。
    エアホースリールは天井から吊るすタイプが使いやすい。
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    あんまり長くても使いきれないせいぜい10mだと思うのです。
    リール部がでかくなりすぎです。
    エアツールセット。最初はこんなので十分。
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    ガンは今でも使っています。
    ※壊れるもんじゃないし。

    と言う構成です。

    こういう公正なので、
    継手ごとに区切ってチェックすればどこまでエアが来てるかわかるって寸法です。

    チェックはエアガンを直接各継手につないでエアが出るかどうか確認しました。

  • エアコンプレッサーの継手1 OK
  • 1mのスパイラルエアホースの継手2 OK
  • エアホースリールの継手3 NG
  • うむ。
    「これはエアホースリールが原因じゃな。」
    と、この時は思ったんですよ。

     

    ホースリールの継ぎ手を確認

     

    ワタクシ
    ホースリールがおかしいとなれば、さらに故障個所を絞り込みます。
    こういうこともいちいち楽しむのが人生が豊かになるコツです。

     

    とはいえ。
    ホースリールのトラブルなんて、ホースが捻じれて、よれてリール内でつぶれている。
    位しか思い当たりません。

  • エアホースリール内のホースを全部引き出す
  • そーっと丁寧に巻き取る
  • これを繰り返しても何ともなりません。

    他に壊れる箇所と言えば・・継手。

    せっかくなので分解してみました。
    ※ただ継手をホースのネジ部から外してみただけですが。

    エアホースの継手

    エアホースの継手はユニバーサル規格で世界中が使ってるものです。
    当然、結構単純な作りです。

  • 雌型の内部に十字のバルブがあり、
  • これを雄型で押す(うまいこと言った)と、
  • バルブが押されてエアが導通する
  • エアツール継手雌型。

    エアツール継手雌型。


    見えずらいけれど、中央の十字のプラパーツがバルブ。
    エアツール継手雄型。

    エアツール継手雄型。


    内部は何の工夫もない空洞です。

    たったコレだけです。
    ※雌型内部のバルブは未接続時には結構硬いスプリングとOリングで密閉されます。

    バラシて見ると、継ぎ手に多少錆びがあるものの問題はなさそうでした。
    ホース単体でも漏れはなさそうです。

    再度組み上げる際には、配管用テープを継手バルブとホースの接続部のネジに反時計回りに巻きます。
    ※少しでもエア漏れを防ぐためです。

    シールテープ、ともいうそうですが当倶楽部では配管用テープと呼んでいます。

    シールテープ、ともいうそうですが当倶楽部では配管用テープと呼んでいます。

    ネジ部に反時計回りに巻く。

    ネジ部に反時計回りに巻く。


    要するに隙間埋め用の薄くて丈夫なテープです。

    最近は配管用テープも100円均一で売ってる(しかも二個ワンセット!)ので買いやすいですな。
    ※洗面所から台所などの水回りもワタクシが直すので必要なのですよ、配管用テープ。

    配管用テープ(シールテープ)は一家に一個あっても困らない。
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    昔はもう少し高かった気が。
    エアコンの配管から洗面所やトイレ、キッチンなどの水回り迄使えます。

    ちなみに・・

    エアコンプレッサーの圧縮空気には結露などの関係でどうしても水分が混じります。
    ※コレがバルブ内の錆の原因です。

    通常は、ウォーターセパレーターとかデハイドレーターといった水抜きバルブを噛ませると乾いた空気を吐き出せます。
    ※塗装するなら絶対必要です。

    当倶楽部では塗装はめったにやらんので、
    「缶スプレーを使い切る。」
    と言う方に割り切っております。
    ※それでも、当倶楽部ガレージ作成の際の外壁塗装時にはコンプレッサー使って塗装やったな。

    普通、エアツールなんて多少水が入ってもかまいやしません。
    ※ちゃんとグリスアップしておけば。

    でも細かい性格の人は入れたほうが良いですよ。

    エアツール。ウォーターセパレータ。
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    コンプレッサーのタンクにたまった大量の水を見ると付けたくなるアイテム。
    そんなに高くない。

     

    原因は接手の雄型(差し込み側)だった

     

    ワタクシ
    多少、原因特定のプロセスは端折りますが、原因は「1mの短いスパイラルホースの継手とホースリールの接続部。」でした。
    主に、エアホースリールの方ですよ。
    ※これだからアストロ〇ロダクツの品は・・。

     

    結論を先に言うと、
    アストロプロダクツのホースリールの継手雄型のジョイント部が、スパイラルホースの雌型の内部の十字型のバルブの押しが甘い。

    ホースリールの雄型には、十字のバルブが逃げないように溝が切ってありました。
    ※よけいなことすんな。

    どうやら、
    この溝が原因でスパイラルホースの雌型内部のバルブを押しきれていないようなのです。

    実際はほんの数ミリ(多分1mmくらい)と言うくらいですが、実際にバルブを押せないためエアが導通しない。
    結構微妙なもんですな。

    ならば、
    無理やりにでも雌型内部のバルブを押し込んでやればいいんです。

     

    ホースリール継手の差し込み側にOリングを追加

     

    ワタクシ
    継手雄型のほんの数ミリを稼ぐため、はじめは適当な金属のスペーサーを作るつもりでした。
    ただ、下手な金属製だと継手を痛めそうです。
    ※こういう所が弱気。

     

    最初は、
    厚さが調整出来て太さもバリエーションがある燃料ホースを輪切りにして突っ込もうかと思いました。
    ただし、
    当倶楽部のストックには強度があってこの太さのホースはありませんでした。

    こういう時は、
    「Oリングセット。」
    の出番ですね。

    Oリングセット。いつかは役に立つはずだ。

    Oリングセット。いつかは役に立つはずだ。


    「いつかは来ませ~ん。」と整理整頓の博士ちゃんに怒られそうだけれど、来たじゃんか。

    便利そうだと衝動買いしてみたものの、ほとんど使いみちがないので全然減らないOリングセットです。
    こういう時にこそ役立ってもらいましょう。
    ※これもアス〇ロプロダクツの商品ですが。

    役に立つと思って買ったOリングセット。一応耐油性。
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    意外に出番が少ない。
    もっと使用頻度が高いかと思ったのだが、車やバイクのOリングとしてはジャストフィットのサイズがあるとは限らないのです。

    適当なサイズを、継手雄型の溝にあてがってみると・・。
    「ジャストフィット。」
    です。
    もう計ったようにぴったり♪

    計ったようにぴったり。

    計ったようにぴったり。


    こういう偶然はなんか楽しい。

    多少粘度があるセメダインSuperXで固定して、そーっと継手を接続してみると。
    「直りまちた♪」

    全く問題なく使えるようになりました。
    問題解決までかかった時間は1時間ってところです。

    ちなみに・・

    最近当倶楽部で流行ってる「ゴリラグルー。」と言う接着剤があります。

    【Gorilla Glue(ゴリラグルー)】いろんな種類があるので用途を選ぶといいよ
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    最近はこればっかり使ってます。

    本当に万能で多用途、水にも強く異なる材料でも接着可能と言う魔法っぽい接着剤なのです。
    微量の水に反応して硬化、って魔法っぽい。
    ※ホース内部にも水は存在するのでうってつけ。

    ただし、
    硬化前は接着剤自体が水っぽく粘度が弱いのでこういうちょっと保持した状態を保つのは苦手です。

    多めに塗って継手が剥がれなくなるくらい接着されても困るしね。

     

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    突然訪れた、エアツールが使えない世界。
    あまりの不便さにちょっと目のまえが真っ暗になる気すらしましたが事なきを得ました。
    1時間くらいで直ってよかった。

     

    今までは問題なかったんだけれど経年劣化で押し切れなくなった?と言うのが見解です。
    「サドンデス。」
    って奴ですな。

    もういろいろな工具やツール、機器 のりもの全部 などが旧式化してきている当倶楽部です。

    最悪、ジョイント部だけ買ってくるつもりでした。

    最悪、ジョイント部だけ買ってくるつもりでした。


    最近はホームセンターにもエアツールのコーナーがあったりして市民権を得つつある。

    ワタクシと一緒に

  • 当倶楽部の各のりものも
  • 各設備も
  • みんな一緒に歳をとっていくのです。

    ワタクシがおじいちゃんなら、当倶楽部の乗り物は皆おじいちゃんです♪
    ※まだそれほど歳いってませんが。

    ともあれ。
    再びエアコンプレッサーが使えるようになりました。

  • いろんな車やバイクの整備できます♪
  • 今回は地味な絵図らばかりでツマラナイのでシフォンケーキセットも載せておきます。

    今回は地味な絵図らばかりでツマラナイのでシフォンケーキセットも載せておきます。


    こういう画像が出てくる記事は大抵自信がない。

    そして、

  • これでまたチェーンソーの掃除もできる
  • おがくずにまみれた自分も綺麗にできるし
  • が出来るようになったのでまた薪仕事が再開できます。

    とまあ、エアツール関係を直すのに休日の貴重な1時間を使っちゃったので薪小屋増設がまた遅れることになったのでした。
    ※マジで休日は分単位のスケジュールで忙しすぎますが、仕事じゃないので休日はいつでもが超楽しみなのです♪

     

     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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