ハンドル周りに機器や配線がたくさんついてますしねえ。
そういうのに憧れる若いライダーもいるようですがあんまり必要ないんじゃないかと思うのですよ。
昔はそんなもん一つも無かったんだし。
スマホをバイクに付ける
確かにナビソフトや地図ソフトが見れるのは便利ですが。
現在、有名ツーリングスポットの駐車場に止まってるバイクの8割くらいはスマホをハンドル周りに設置してる気がします。
初期のスマホ用ナビソフトは電力を食うわ、通信速度は遅いわ、通信量も多いわで使い物にならなかったのですが、
最近はハードもソフトも進化したため、ネガな部分が払しょくされ多くのライダーが走行中もスマホの地図を見ているようです。
スマホは確かに便利ですがあの小さい画面に大量の情報が入ってくるわけで、
振動の多いバイクは画面がぶれて見えずらいと思うのですがどうなのさ?
今どきの振動のないバイクではあんまり問題ないのかもしれませんが。
※ひとえにRAMマウントシステムが素晴らしいのかもしれん。
RAMマウントはスマホ用だけじゃないのがすごい。
いろいろ検索できるようにしておいたので調べてみるといいよ。
スマホのナビソフトは最適なルートを示してくれると思いますが道に迷うのもツーリングの醍醐味でして。
現代のライダーはとにかく予定通りに回り道せず、道に迷いたくないのかもしれませんがナビ任せだと道は覚えないよね(笑)
ナビというのは
ためのツールです。
道に迷って迷い込んだところに思いもしなかった景色があったり、
思い付きで予定外の道に履いてみたりするから新たなルート開拓になると思うのです。
なので。
少なくともワタクシ的にはツーリング時に親切すぎるナビは必要なく、現在位置と進行方向がわかる機能があればよいと思っています。
それに。
スマホというのは現代では最終防衛線というか生命線です。
ツーリング先で何かしらのトラブルに遭った場合、スマホで誰かしらに連絡を取ることは今では常識です。
スマホの無かった時代はそれこそいろんな手段でトラブル対応したのですが、
トラブルは命にかかわる場合もあるので悠長なことは言ってられません。
命にかかわるような場合もあるのでスマホは躊躇なく連絡ように使うべきです。
※スマホの一番すごい機能は「どこからでも電話できる。」ことかもしれません。
という前提で考えると、
バイクで走行中、いつ落っことすかわからない位置に大事なスマホを掲げて走るのはどうかと思うのです。
充電はUSB電源から取ればできるけど配線がプラプラして気になる。
ノンカウルのバイクだと長い電源ケーブルは邪魔です。
カウル付きでも低いハンドルのバイクのハンドル周りやトップブリッジにつけたスマホは邪魔以外の何物でもない。
ケーブルが引っかかってスマホ落としたり、
スマホが邪魔でバイクの操作ミスして転倒なんて目も当てられない。
雨天時や未舗装路を走る際の防水防塵はどうなのさ?
オマケに。
休憩時の盗難防止でスマホをいちいち取り外すのも面倒くさいです。
※スマホは多機能なだけに盗まれると大変。
なにより、
運転中にスマホを凝視するのは違反なんじゃ・・と思いますが良しとされているのも不思議です。
※近いうちに一斉取り締まりがあったりしてね。
スマホホルダーにスマホを装着するのはネガな部分が多い気がします。
スマホをバイクに装備してるライダーを見るといろいろ大丈夫か?と思ってしまうのが老婆心て奴ですね。
ちなみに・・
当倶楽部ではスマホの代わりにGARMINのハンディGPSを使っています。
データを使いこなせるベテラン向けですが、だからこそツーリング先では知ってる人からは確実に一目置かれます。
ほぼスマホの地図機能を網羅していますし、もともと登山用なので防水防塵機能もばっちり。
地図モードの他にトリップコンピュータ画面があって、高度や時計、積算走行距離、スピード、平均移動時間、日の出時間、日の入時間などの項目を選択可能で超便利。
単三電池2本で稼働するし、USB電源からも受電可能です。
※充電式単三電池で丸一日以上持ちますのでバッテリーレスのオフ車でもUSB電源がないバイクでも問題なし!
オマケに、
走行ログをPCに取り込むとツーリングルートがマップ上で再確認可能です。
※新しいGARMINのハンディGPSは凄いよ、マジで。
多少お高いですが 落とさなければ 10年以上使えるし、ツーリング以外の散歩やドライブ、登山などでももちろん使えます。
VT250FHをツーリングマシンにするにあたり、真っ先にやったのはGPSのマウント設置。
※最初はUSB電源でなく、普通に単三電池二本で運用してた。
RAMマウントシステムも使えるのでほぼスマホの様な設置が可能。
なにより。
GARMINを使うことで最終防衛線であるスマホの安全性と通信量や電池残量を確保できるのが大きいです。
いままでスマホは写真撮る時に使っていましたがコンデジを買ったので、
いまでは休憩時の電子決済とSNS用の写真撮影しか使いませんな。
中級以上のやつだとさらに多機能。
平均移動速度とかちょっと楽しいデータが収集可能。
使いこなせないくらい多機能。
インカムをヘルメットに付ける
バイクで走行中に話を出来るというガジェットです。
これがまた結構お高い。
そもそもワタクシ的にはバイクに乗ってる時に誰かと話をしたいとか思ったことはほとんどないです。
いい景色を見つけて同行者と共有したいなら指させば済む話です。
タンデムする場合でもヘルメットかぶってるので話しづらいし。
バイクというのは一人時間を楽しむ乗り物、むかしからそういうもんだと思っています。
※暇とか寂しいとかなら走行中にカラオケでも歌ってればよろしい。
団体で行動する場合なら、
途中ではぐれたりすることもあるので多少インカムの必要性を感じますが、
そもそも団体行動する頻度を考えるとインカムの出費はコスパが悪すぎる。
ワタクシも大昔ツーリングクラブの幹部をやってた頃は、
アマチュア無線の免許を取ってハンディ無線機をウエストポーチに入れて走ってました。
※バイクに無線用アンテナを立てる財力はなかったのですが。
大人数を取り仕切る場合に限り、
信号待ちなどで切れることがあるのでその場合の中間メンバーと連絡を取り合うのは有効だった気がします。
が。
無線を使える人と使えない人という明確な区分けができたのも確かです。
それなら、
「最初から全員使わない。」
という最も確実な方法がベストな気がしますな。
せっかく高価なインカムを買っても、一緒に出掛けるメンバーが変われば使えません。
そんなもんに頼るくらいならハンドサインを極める方がよほど有効だと思います。
何より無料ですよ、無料。
コスパ最強です。
っていうか、
みんなバイクで走りながらそんなにしゃべりたいのかね?
ETC装置をバイクに付ける
最近はめったに長距離ツーリングしないから高価なETC装置つける必要を感じないし。
複数台バイクあるし。
何よりカッコ悪いし。
高速道路を使う頻度が高い場合、ETCを付けたほうが得であるというのはわかります。
何かとキャンペーンやってるし、休日割とか深夜割とかもお得に感じます。
が。
一度、ETC機器の設置割引キャンペーンがあったので調べてみたら長野県内でやってくれる店舗が超少ない。
それにETCの装置をバイクに付ける金額を聞いたら、
「ワタクシの運用方法では元を取るまでに何年かかるかわからない。」
ということでETCの導入を止めました。
こういうものこそ、
「ETCはスマホで何とかできないのか?」
とまじめに思いますが一考にそうならないの不思議。
よく考えたら、
高速道路を使うツーリングなんて年に数回しかありません。
※それも都市部を迂回するため、1000円位の短距離だけです。
長野はツーリング天国なので高速道路を使わなくても全然不便を感じません。
※空いてるルートを選べば下道でも快適だし。
それに、
車と違って剥き出しのバイクに付ける電子機器は雨やホコリ、転倒によってうまく作動しないことっだってありうる。
ETCシステムが何らかの原因で上手く作動しなかった場合、ライダーがバーに激突したら大変なことになりそう。
いくらバーが柔らかい素材だと言っても30km/hでスイングされてるバーにぶち当たるようなものだし。
さらに、
バイクに装着したETC機器がいたずらされないとも限らない。
いたずらで機器が動かないだけならまだマシです。
カードが盗まれるリスクも捨てきれない。
カードをハンドルマウントするタイプも有ったハズ。
高速のSAやPAで休憩中にカード盗まれたって不思議じゃないのです。
それどころか。
バイクを盗難されちゃったらカードも・・っていうのは車でも同じですね。
参考までに東日本大震災時、放置された車は軒並み窓を割られてETCカードが盗まれたんですよ・・。
※それだけカードというのは盗人に狙われているということです。
とにかく。
ETCを付けても劇的に高速料金が安くなるわけでもないのに無理やり導入させようとしているのが気に入らないのですよ。
※誰かが儲けてにやにやしてるに違いありません。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
バイクの高速料金は高すぎるのにさらに機器を自分で買って付けろとか、
道路公団はバイク乗りをとことん舐めているとしか思えないのですよ。
車のETCは量産効果もあってか結構安くなっていますが、
バイク用のETC機器は今でもこんなに高いんだろうと不思議で仕方ない。
車用のETCは普通のカーショップでセットアップ込みでも1万円くらい。
バイク用は3万円くらいで取付けられるショップは限定的。
※なのでネットショップで売ってないんですよ、バイク用ETC。
何だこの差は?
当倶楽部ではバイクより荷物や人を乗せて遠征する可能性が高いので全ての車にETCをつけていますが、
バイクには一台もETCは搭載していません。
ETCカードはほぼETCにしか使えないという体たらく。
それでもETCがついてれば何処まで行っても高速代1000円なら搭載するかもしれない。
あの時代が正直懐かしいけど、そんな夢のような話は復活するわけない。
そもそも誰もETCのシステムに文句言わないのが不思議です。
ETC専用カードとか天下りがやってる匂いがプンプンする。
天下りと言えば地デジテレビのB-CASカード。
アレ1枚発行すると天下り団体に1000円はいると言われていたのですよ。
今は見なくなりましたがマスコミもその後を追求しない不思議。
話がそれましたが、
ETCなんてユーザーのこと全く考えてない道路公団と国の勝手な都合のシステムだってことです。
※国が推進する事業というのは確実に裏があるのでなんでも鵜呑みにすると酷い目に合いがちです。
ドラレコをバイクに付ける
大げさかもしれませんが現在の交通事情で自分の身を守るためにはドラレコ必須だと思っています。
でも問題なく取付けられるバイクはそれほど多くないです。
昨今の交通事情を考えると、バイクにこそドラレコは必要だと思っています。
KAWASAKIのエリミネーターの新型にドラレコが標準装備されたのはメーカーがドラレコの重要性を理解しているからだと思います。
※耐用年数とか微妙ですがKAWASAKIのそういう姿勢が好き。某世界一のバイクメーカーは何やってんだ?
事故を起こした場合、
過失が大きいのはバイクの方であるという印象が強く過失割合で不利になりがちなのですよ。
たとえ、信号待ちで後ろから車に突っ込まれたとしても、です。
もちろん目撃者がいたり、監視カメラの画像などがあれば証拠になるのですが、
証拠がない場合、相手は何のかのと言いがかりをつけてバイクが悪者になることは少なくないのです。
特にライダーがケガして現場検証に立ちあえず、
証言できなかったりするといつの間にかバイクが悪者になっていたりするものなのです。
※ワタクシ自身にも悔しい経験があるし、人の体験談でも似たような話は山ほどあるのです。
とにかく、
バイクは過失してるライダーが多いからか一般人はもちろん警察にも印象が良くないです。
そんなときでもドラレコですよ。
これがあれば証拠になります。
どうせつけるなら前後カメラ付がいいでしょう。
画質はそれなりに見れればいいので高級な物でなくても。
ただし、
自然な形でバイクに取り付けられるドラレコというのはそれほど多くはありません。
配線自体はそう難しいモノじゃないのですが、
モニタをが付いてるドラレコの場合、バイクに搭載できる場所が限られます。
バイクにドラレコを搭載する場合、
剥き出しになるのでスマホやETCなどの後付けガジェット類と同じくらいいたずらや盗難のリスクはありますので出来れば隠したい。
ドラレコは電子機器なので水にも振動にも紫外線にも弱い。
少なくとも雨避け程度のカウルは必要じゃないかと思います。
こう考えると、
ノンカウルバイクにビキニカウルを付けるのは風防以上の効果がある気がします。
こうした電子機器や配線を隠せるし。
こんな記事もあります▼
当倶楽部では試験的にZ1-Rにはドラレコを付けて常時前後を撮影しながら走っています。
もちろんビキニカウル内に設置してあり、走行中にモニタを確認することも可能です。
画像はそれなりですが1万円もしなかったし、もう4年くらい問題なく動いているので元は取ったかなって感じです。
※幸い事故はありませんがヒヤッとしたことは何度もありますよ。
満足していますが他のバイクには取り付ける場所がないのですよ。
ダサいのは嫌だし。
でも自衛のためには考えねばなりませんな。
そのうち、
すんごく小型でつけても邪魔にならないバイク用ドラレコができる日が来ると思いますが、
それまでに事故したら元も子もないので付けられるならつけちゃうのも手です。
こんな記事もあります▼
まとめ
意外と要らないものが多い気がします。
基本的にバイクが走るのに関係ないものは全部要らないのです。
不便さこそバイクライフ。
オモテナシ装備満載の車じゃないんだから。
※車でも不便な方が工夫出来て楽しくもあるのですがね。
今回書いた
についてはどれも絶対必要なものではありません。
「最近のツーリングライダーはこういうのを付けてるよね。」
ってだけの話です
当記事で「インカムいらん。」と断裁しましたが、
きっといつも同じメンバーで走ってる人達にとっては必要なアイテムなのかもしれません。
短期間に長距離走るライダーにはETCも有用かもしれません。
ツーリング雑誌を買うとこの手の追加電子装備がさも有用なように書かれていますがスポンサーの都合があるのです。
その点もインプレ情報は話半分で読んでいればよろしい。
雑誌やメディアのインプレではマストバイとか書かれていたりしますが、別に必須でないのですよ。
実際、ハンドル周りにゴチャゴチャいろいろな機器があって配線がプラプラしてるより、なるべく配線がない方がすっきりですし。
綺麗に配線できるというのは一種の技術なので工夫次第では何とかなるのかもしれませんが、
ツーリングでプラプラしてる配線が気になって景色も見ないというのもどうかと思います。
ともあれ。
この手の機器の取捨選択はライダー次第ということです。
今回取り上げた電子機器は基本的に走るために必須なものは何一つありません。
新しい技術や機器を使いたい人達はいつの世もいるのですな。
そしてそれは便利で使い勝手が良ければ次第にスタンダードになっていくのですが、
人の価値観に合わせる必要はないし、流行物に無理に手を出す必要はないのです。
ガソリン代削ってまで機器を買う必要はない、と思うのですがどうか。
それより。
走行中の道路写真ってみんなどうやってとってるのか不思議。
デジカメ?
まさかスマホじゃないよね?
ちなみに・・
当倶楽部ではもう20年近くGARMINのハンディGPSを各車で運用できるようにしています。
昔はマイナーながらもオフ車乗りにはGARMINを装備してる人はいたのですが、
林道を走るために絶対必要なアイテムだったわけでもないし、高価なので一般化しませんでしたな。
※その頃からRAMマウントシステムはあった。高かったけど。
GARMINのGPSは昔から高価だったので、
貧乏なワタクシが新品を買えるわけはなく高根の花でどうせ買えないとあきらめていたのですが、
20年くらい前にベテランライダーから中古を譲ってもらったのでした。
ハンディGPSは走るのに必須ではないながらも、
地図に未記載の林道に入り込んだ時の位置把握と方向把握にものすごい役に立ちます。
走行ログと現在地の地図から林道と林道を繋ぐ廃道に近いアクセス路を発見したりもしました♪
林業関係者が入る林道は日々枝道が増えるので、
分かりにくい林道入り口の経度緯度とかの情報共有できて便利でした。
林道の枝道散策には超役に立つのはもちろんですが、
オンロードツーリングでも使いこなせばいろんなデータを収集できるのも面白い。
数日にわたるツーリングの走行距離やログ、燃費計算や標高が高い場所でのキャブの傾向取得など使い道は無限大だし、
ショボい のでほぼ使ったことがない けれど一応ナビ機能もあるし。
もう10年以上使っています。
スマホのを危険にさらすこともないし、通信量も気にせずに現在位置や進行方向をはじめたくさんの情報が得られるのです。
ツーリング後にPCに走行データを吸い上げるのが日課になってます。
※無料のソフトを使うと地図の上に走行ログが表示できる。複数の走行ログを重ねることも可能。
標高差も出る♪
ワタクシにとってはGARMINのハンディGPSはツーリングには便利な機器ですがツーリングライダー全員に有用かどうかはわからないのです。
使いこなせなければ費用対効果的にはマイナスかもしれません。
※でもツーリング先でハンディGPS積んでると一目置かれて気分がいいのです♪
でも必須ではないのですよ。
なかなか使いこなせないのがまたバイク乗りっぽくて素敵なのよ。