この夏、800km以上を1000ccのバイクで下道(一部無料高速区間有)移動のツーリングをしてきました。
GPSでログを取りつつ走ったのでまあ多少の誤差はあるとはいえ、信憑性はあるのではないかと思うわけです。
その最高速度が100km/h未満で、ワタクシのフェイスブックで話題を呼んだのですが・・・
急ぐたびでもないし、のんびりツーリングなんだし全然いいのではないかと思うわけですよ、ええ
実はバイクは異様に速い
今回の旅で改めて加速力が車に比べて非常に高いバイクであることを理解していないライダーが多いように思うので、記事を書いてみようと思った次第です
ちなみに、
時速60kmは秒速16.7m
時速120kmは秒速33.4m
時速180kmは秒速50.1m
となるんですねぇ
実際に数値化してみると猛烈にイメージがわきますよね
ここで冷静に考えてみよう
120km/hだと、3秒で100mを走っちゃうのですよ
ちなみに高速道路で巡航している100km/hだと・・27.8m/sです
3秒で80m強も進んじゃいますよ
スピードを出すのが楽しいのは否定しないけど、それはあくまでも限られたフィールドで、ということですよ、ワタクシが言いたいことは。
バイクは思っている以上に簡単に速度が出てしまいます
でかい排気量のバイクはそれこそ100km/hまでなんか一瞬です
タコメーターの針がちょっと動くだけでその速度域に到達しちゃいます
対向車や併走車から見る視点が大事
あーまだ遠くにいるなぁ・・と思った対向車のドライバーが右折を始めてそれを加速力で突破できると思ったライダーがそれに突っ込む・・
そういう事故、田舎でも多発しています
これは、対向車のドライバーと直進側のライダーのスピードのとらえ方の差、だといっていいと思うんです
ライトオンは常識になってきたとはいえ、それでも視認性の高いとは言えないバイクが、60km/hなら3秒間で50m強も進んじゃいます。
視力が高いとは言えない、
運転応力が高いとは言えない、
反応が高いといえないようなドライバーさんも世の中にはごろごろいるんですよねえ
※悪質ドライバーも多いですよ、あおり運転とかの問題は以前からあるし
ライダー側がいかに上手でも、相手もいるってことなんですよ
少なくとも公道では、多種多様なドライバーや歩行者、自転車やその他もろもろの予期せぬ出来事が待っているんですよ
結局は運転者
「すべての危険を察知せよ、すべての車がぶつかってくると思え」
ワタクシがお師匠から言われ続けたことでして。
「無事これ、名人」
なんですよ
ワタクシだってライダーの端くれですので、もう少し早く走ろうと思えば走れますよ、ええ
でもね、バイクで事故して怪我するとか、被害者や加害者になるとかはっきり言って遠慮しますよ
自制できるようになっただけでも「大人になったなぁ」と思ったりもします
悪魔のような馬力も制御できるぜ!っていうのがかっこいい時代は終わってると思うのですが♪
※ちゃんと止まれてから言いましょう。加速はサル並みな人間でもできます。
何があっても無事に・・というのがワタクシのコンセプトです
これはもう絶対に揺るぎません
遊びで死んでもつまんないですしね
事故は最悪の事態
すべての状況が「悪い方向」に向かった末が「事故」です
「事故を起こそうと思って乗っている人はいません」
が、起きてしまうのも事故です
事故は、精神的にも金銭的にも肉体的にも割に合わないんですよ
※ただでさえ、古い車体なので故障のリスクがあるわけで
それを極力回避するのに神経を使ってもいいと思うんですよね
というか、それを忘れてバイクや車で公道走っちゃダメです
想像力不足・・一言で言うとこういうことなのかも知れませんが、ある意味サーキットよりも全然危険な公道で無茶することは確実に事故に近い状態になる、とだけは言いましょう
まとめ
ということを念頭において楽しいバイクライフを送ることをお勧めしますよ♪
とにかく「無事これ名人」です
名言ですねえ♪
こういうただただ加速したい衝動や感情を抑えるということは、勝手に止まるブレーキとか義務化されつつあるABSとかでも制御できない人間の性なのかもしれませんけど、みな健全に楽しい乗り物生活を送るには必要なことではないかと思うんですよ、ワタクシ的には。