バイクは普通に走ってるだけでは、それほどエネルギーを必要としない乗り物です。
太るのにも痩せるのにも原因があるのですよ。
残念ですがバイクでは摂取カロリーは消費できません。
当記事の目次
ただ座ってるだけのバイクで痩せようなんて虫が良すぎる
止めておきなさい。
バイクにダイエットを期待しても無駄だから。
当たり前ですが、摂取カロリーより消費カロリーを多くすれば痩せるのです。
「バイクで公道をのんびり走ってるだけでは、人間はそれほどエネルギーを消耗しません。」
運動とかそういう以前に危ない。
ゆえに、
「バイクには月一でツーリングする程度しか乗らないのに痩せるわけはありません。」
バイクで適当に気ままに走って痩せられるなら、ライザップなんて必要ないのです。
これが当記事の答えです。
これだけで当記事は終了してもいいのですが、せっかくなのでもうちょっとワタクシの見解を読んでいきなされ。
ツーリングの目的になりがちな「食べ物。」
せっかく遠くまで来たんだし、その地方の美味しいものを食べたい!となるのは普通です。
ツーリング先でお財布が許せば、「美味しいものを食べようぜ!」ってことになります。
旅行テンションも手伝って、普段なら絶対食べないような値段の昼食を食べたりもしますよね。
みんなでバイクで出かけて、美味しいものを食べるのは楽しいのです。
そのため、
ツーリングの目的が「主に食事。」であることは多いように思えます。
バイクで走ることを楽しむ以上に、ご当地の美味しい食事を楽しむことに重きを置いているバイク乗りも多いです。
ところが、
往々にして旅先の食事は量が多かったりカロリーが高かったりするものが多いのですよ。
二人で一杯という頼み方はできんもんか・・。
大盛なんか致死量に近いです。
※お昼に食べたらその日は何も食べなくても大丈夫なくらい腹持ちがいい。
また、比較的近所を回るちょっとした散歩ツーリングでも、
・・なんてこともありますな。
ツーリングライダーが好むような外食というのは基本的にカロリーが高いのです。
そして、
「ツーリングして体力使ってるんだから、これくらいは食べてもいいだろう。」
という勘違いが追加発動しますと、
「大盛り。」
「替え玉。」
「トッピング追加。」
さらに、カロリーも追加になりますな。
かき揚げを追加したワタクシがばかでした。
※この日じゃないですが、角煮天丼セットを頼んだら美味しかったけれどその日一日何も食べる気がしませんでした。
これが普通のツーリングライダーの感覚ですよ。
ろくに運動にもならないバイクに乗って食べてたら痩せる要素が無いぢゃないですか。
ちなみに・・
「キャンプツーリングはストイック。」なイメージがありますが実は意外とそうでもありません。
最近は、キャンプ場でも結構高カロリーなもの+酒という飲み屋と変わらないような夕食&飲みになることも多いです。
※そもそも、買い出ししなくても、キャンプ場の売店でBBQセットなる食材から道具迄用意してあったりします。
演題hあ、コンビニでも十分すぎる食事とツマミが買えるんですよ。
昔のように、飯盒で飯焚いて缶詰をオカズに食ってる貧乏キャンプライダーは、ほとんど見かけなくなりました。
※今はお米を炊くほうが高くつくし。
メスティンで飯焚くのが流行ってるようですが、これも贅沢体験ですなぁ。
多分、一回やったら二度とやらない人がほとんどだと思います。
※飯焚きは焦げると片付けが大変だし、食える量が減るので、サトウの切り餅(個別パック)を水から煮るのが確実でおススメ。
ソロキャンプならまだマシですが、大人数でのキャンプツーリングでは、みんなで料理つくってシェアするスタイルが多いのです。
複数人が食事を複数人数分つくると、結構な量になるんですよ。
※おまけに最近は、他人との差別化でデザートまで出てきやがるので油断も隙もない。
飯食った後は、お菓子などをつまみに延々と酒飲んだりするわけです。
キャンプツーリングでは
とまあ、やりたい放題になる傾向が強いのです。
貧乏な ストイックなソロキャンプツーリングを散々経験してきたワタクシには、現代のキャンプサイトは贅沢で華やかすぎて別世界っぽいのです。
それでも何もしないよりはるかにマシ
バイクに乗せられているとはいえ、多少は身体を動かしています。
バイクに乗れば寝転んでDVDとかネット動画を見てるより、はるかに動いています。
「出かけようと思うことがまずエネルギーが必要。」
なので、バイクを理由にして無理やり出掛けるのは大いにアリです。
※出かけるのが面倒くさくなったバイク乗りは、次第にバイクから遠ざかる傾向にありますが。
現在は、何もしなくても生きていけると言ってもいいくらいインフラが整備されています。
生活するためにカロリーを使うということはほぼないのです。
なんてのは、普通に現代の生活をしていればしなくていいのです。
ちゃんとした収入があれば今の日本ではどれも不要なのですよ。
食べて飲んで温まることはスイッチ一つで何とかなる便利な世の中です。
身体を使って何かを得る、ということは極めて少なくなっています。
弊害として、人間は動かなくなっています。
なので、
普段の生活で消費するカロリーなんてたかが知れているのです。
特に田舎の会社の車通勤の事務員さんの運動量の少なさは、特筆ものです。
それに伴い筋肉量があっという間に落ちます。
無理やりにでも動かないと、割と早い段階で歩けなくなるようです。
※70代位から歩けなくなる人多数います。
バイクはダイエットにはあまり効果がないとはいえ、身体を動かすきっかけにはなるのです。
クッソ重いので、運動になってるはずなのです。
ただし、普通に乗ってるだけだとあんまり運動になってる気がしませんな。
バイクは、 緩いとはいえ 割と全身運動です。
長い目で見たらバイクは多少の運動機能の維持になって健康に寄与しているのかもしれません。
※両手両足使うし、脳トレになるという真面目な説が数年前にYAMAHAの研究室が出しましたしね。
バイクでは痩せはしませんが何もしないよりははるかにマシだと言えますな。
ちなみに・・
実は真夏の猛暑でのツーリングは一時的に結構痩せます。
これで、
朝と夜の体重さは数キロになることもあります。
ひとえに、
「汗をかいた分だけ体重が軽くなった。」
と言うことですな。
運動して痩せてるわけではありません。
真夏のツーリングは、これだけ汗をかいているわけです。
もうウエアとか、ダバダバかいた汗で
「休憩の度に喉が渇いていなくても水分を補給する。」
ことを心がけましょう。
マジで死にますよ。
汗をかいた以上に水分を補充しないと身体が脱水症状を起こします。
熱せられた身体を冷やそうと全身がフル稼働していますので、たかだか一日走り回っただけでもぐったりしますな。
※真夏のエンデューロレースでは、2時間で3キロくらいは優に痩せますが、脱水症状リーチというか軽めの脱水症状になっています。
もちろん、真夏の炎天下ツーリング後に水をガバガバ飲めば割とアッサリ体重は元に戻ります。
痩せたければ食事制限+代謝率アップ
当たり前ですが、人間の身体は大人も子供も食べたものでできているということです。
いろんなダイエット法がありますが、ほとんどのダイエット法は効果がありません。
※何かを摂取すれば痩せるなんてことはないです。
食事制限
体重を落としたければ、
しかありません。
当たり前ですが、人間の身体は食べたもので出来ています。
成長期にはたくさん食べて大きくなるのですが、成長が止まると余分なカロリーが溜まり始めます。
これが太るという奴です。
筋肉の減少に伴う基礎代謝力が落ちている中高年はコレが顕著なのです。
基礎代謝力アップ
筋力が落ちると基礎代謝で消費するカロリーが下がります。
※人間は生きてるだけでカロリーを消費するのですよ。
生き物として生きるためのエネルギー消費を増やして、燃費を悪くするのがカロリーをため込まないコツです。
そのためには、筋力をつけるのが手っ取り早い。
過剰な筋肉をつけると体重は重くなりますが、代謝率は上がるのです。
なので、
「摂取カロリーを減らして、適当な筋トレで基礎代謝をあげる。」
のが正解です。
ただし、
中高年が筋肉量を増やすのは並大抵のことではありません。
中高年は筋力が減るのは速いけれど、筋肉が付きにくいのです。
いずれも地味ですが日々の積み重ねです。
そして、結果はすぐには出ません。
※今やってる努力は10年後の自分のためなのです。
いずれも長期間強い意志を持ち続ける必要があるので大抵みんなくじけます。
だから痩せるのは難しいんですよ。
普通に月一くらいでバイクに乗るだけでは、食事量も代謝力も何も変わるわけないのです。
ちなみに・・
何かを買ったり、サプリを飲んだりするダイエットが流行っていますが、そんなのはお金を捨ててるようなもんです。
一銭もかからずに変えらるのは、自分の意識です。
ついでに、
揺るがない自分の価値観をずーーーっと持ち続けられる強い意志と決意です。
※自分を一番甘やかすのは自分自身なのですよ。
なんでもそうですが「コケの一念、岩をも砕く。」のは割と本当です。
本気でスポーツ走行すれば太ってる暇はない
バイクでもマジでプロのレーサーがやるような練習を続ければ太ってる暇なんてないのです。
バイクで唯一痩せる方法があるとすれば、
「毎日血を吐くような練習を続ける。」
ことくらいでしょうか。
※ワタクシはやったことありませんが。
ツナギやオフジャージで隠れているのでイマイチわかりずらいですが、
「プロのレーサーの方々の体格は筋肉質で痩せマッチョが多い。」
です。
もちろん、一朝一夕でできる身体ではなく、長期にわたってトレーニングし続けなければできない体格です。
※筋肉付きすぎると重くなるので不利だし、体格が大きすぎても不利、パワーがなくても不利という微妙な世界ではあります。
バイクに乗らないときでも筋力トレーニングしたり、自分の足で走ったり、常にしてるのがプロです。
もちろん、
トップクラスになればプロの管理栄養士も付くし、カロリーコントロールもしっかり考えられています。
これなら、太る暇なんてないです。
ヤバそな路面を見付けたら、走行中にステップに立ったり座ったりする乗り物がオフロードバイクです。
そのプロは凄い練習をしています。
プロの様な生活を、社会人として生活しつつ趣味で一般の公道を走るツーリングライダーにできるわけはありません。
※峠で一生懸命バイクで遊んでるライダーもプロから見ればツーリングライダーと変わりません。
バイクで痩せたければ、
「ストイックにプロの世界と同じような特訓レベルの練習を毎日続ける。」
という方法もなくはないのですが、まったく現実的ではないのです。
ちなみに・・
ワタクシも日々30分程度ですがチャリによるトレーニングを始めました。
10年後の自分の体力低下防止と老化防止のためです。
※無駄な抗いかもしれませんが、出来ることはやるのです。
ところが。
冬は雪が降るんですよ、長野県は。
知ってました?
雪が降って道が凍ると、チャリではマジで危ないのです。
※特に橋の上。つるっつるです。車道と歩道の区分けがない橋も多いし、歩道があっても雪は掻いてないので積もりっぱなしです。
それに、
日が暮れてから交通量が少なく、街灯も少ない真っ暗な中でチャリに乗るのは自殺行為っぽい。
ヘッドライトやテールランプを点けても車がギリギリをかすめるように抜きにかかってくるのです。
※細い道で命の危険を感じたことは一度や二度ではありません。
ゆえに、
日が短い冬季の間は、
という条件でのトレーニングになっています。
※「トレーニングで事故してどうする?」ということで家族から出された条件がコレです。
ワタクシとしては、ちょっとでも日々続けることが大事だと思ってるのですがねえ。
※夕方チャリ乗ると、ブログの更新してる時間がさらに無くなるのでした。
まとめ
体重を落としたければ、
をずっと続けることしかありません。
痩せることはあんまりバイクとは関係ないのです。
それに、
「ダイエット。」というのは一時的なものではなく、ずっと続けないと意味がないのですよ。
痩せる決意をするということは、大げさに言えば生き方も変えるということです。
距離を走りたいので日中はあんまり食べない旅のスタイル。
その方が夜の酒が美味しいような気がする。
ただ、普段社会生活をしているとこんな簡単そうなことでも結構難しいのです。
食べることも飲むことも、楽しいですからねえ。
そして現代はこういう消費の誘惑が非常に多いのですよ。
右見ても左見ても、TV見てもネットサーフィンしていても、食え食え、飲め飲めという広告ばかり。
麺に行きつくまでに食べ疲れました。
そのわかりやすい誘惑に、簡単にコロッと乗るのが人間という生き物なのです。
だって食べたり飲んだりするのは楽しいから。
なので、
ちょっとバイクでツーリングする程度でダイエットする、というのは考えるだけ無駄なのです。
痩せたければ、簡単に痩せる方法を探すのではなく、今この瞬間に自分の意識を変えることですよ。