ツーリング バイク

バイクでの峠走行のマナー。ツーリング時の危険な追い越し方が目に余る。

pixabay.

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ワタクシ
バイクは加速減速を繰り返す峠道が楽しい乗り物です。
ただし、
峠道はあくまでも公道です。
公道を走る以上、絶対にひとに迷惑をかけたり事故は起こしてはいけません。

峠でのバイクの危険行為やマナー違反は昔からよく見られますが一向に良くなる気配がありません。


 

バイクで前走車を抜く際は見通しのいい登りのストレートで

 

ワタクシ
峠道で前走車を抜くのに追い越し車線があれば使うのがベストです。
ただし、
そんなに都合よく登坂車線が存在しないのが現状です。

 

峠で遅い前走車を抜く際は

  • 上り坂
  • ストレート
  • 見通しがいい
  • 対向車が来ない
  • を確認したうえで、
    自分のバイクの加速力を考慮して抜くことです。
    ※できれば、コーナーで減速した車をバイクの立上り加速を利用して追い抜くのがベストです。

     

    車の特性

    下り坂では加速力がバイクほど良くない車でも車速が付きやすいです。

    つまり、
    下り坂では追い越すまでの距離が長くなりがちです。
    当然、抜きにくくなります。

    峠を下る際は・・
    前走車が道を譲ってくれない場合、追い越しはあきらめたほうがいいですよ。
    ※下り坂には、登坂車線はまず存在しないです。

     

    車が後続の渋滞に気が付いて、
    道路わきに避けたりしてくれたら必ず挨拶をしましょう。

  • 手を上げる
  • ホーンを短く鳴らす
  • などで感謝を伝えるのがマナーです。
    ※わかってない車はコーナーの途中とか変な場所で避けてくれることもあります。抜く際は十分注意しましょう。

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    道を譲ってもらったらあいさつするのは基本的なマナーです。

     

    ちなみに・・

    テクニック自慢のバイク乗りでも、峠での車の追い越し方法を理解していないバイク乗りは結構多いです。

  • 下りで追い越しを仕掛けたり
  • コーナーで被せたり
  • 枝道があるような箇所で追い越しを仕掛けたり
  • 対向車にブレーキ踏ませたり
  • 抜いておいて自分が減速したり
  • 見てて「危なっ!!」と思うことは少なくないです。

    こういうのは確実にマナー違反だし、命がいくつあっても足りません。

     

    マスツーリングの際は前走車が抜いてもついて行かない

     

    ワタクシ
    複数バイクでのツーリングでは前走車が抜いたら、ソレについて行くことが多いように見えます。
    車を追い越す際は、前走車が抜いたタイミングと違う自分の追い越しタイミングがあるはずです。
    思考停止で前走車についていくのは自殺行為です。

     

    別に前走車について行かなくてもいいんですよ。
    安全を確保したうえで確実に抜くか、無理そうなら抜かなくてもいいんです。
    一人なら絶対に行かないような際どい抜き方をマスツーリングでは結構見かけます。
    ※ワタクシがマスツーリングがあんまり好きではない理由の一つがこれです。

    マスツーリングの危険性

    言葉は悪いですが、
    バイク乗りは群れるとなぜか狂暴かつ思考停止になりがちです。

    安全第一+周囲に迷惑をかけない

    という大事なことが思考から抜け落ちる傾向にあります。
    ※ソロツーリングしてる人はかなり安全マージン取ってるように見えます。

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    ソロツーリングしてる人の方が比較的マナーがよい気がします。

    マスツーリングする際、主催者はメンバーにきちんとこの手のルールは教えておくべきですよ。
    ※事故でも起こしたら最悪です。

    特に、
    初心者はこの辺の加減がわかりません。
    ※しかも自分で隊列が切れると先行することになり、結構なプレッシャーを感じるので無理しがちです。

  • リッターバイクの加速力でなら抜けても
  • 小排気量のバイクの加速力では抜けない
  • という状況は常にあります。
    ※マスツーリングで先行するリッターバイク乗りは後続や周囲の状況まで考えられる大人が乗ってほしいです。

    だからと言って、
    無理にでかいバイクに乗って大加速を制御できずに転倒、大けが・・ほんとによくある話です。
    ※地方新聞にはしょっちゅうこんな記事がのります。

     

    混雑時の観光道路は混んでて当たり前

     

    ワタクシ
    混雑している観光シーズンの観光道路で無茶走りするバイク乗りは減りません。
    それは昔っからです。
    観光シーズンの観光道路が空いてるわけないです。
    ※前が詰まってるのに信じられないスピードで走ってる人、いずれ事故りますよ。

     

    雑誌やネットで紹介されている観光ルートは通常シーズンに入ると大混雑します。
    バイクでも車でもスポーツ走行したい場合は、危なすぎるのでシーズン中の観光道路に来るべきではないですよ。

    困ったことに、
    こういう場所ですら飛ばしまくる人は昔から減りません。

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    いいペースで走ってますなぁ。

    観光道路は、人が集まるようにできています。
    しかも、
    サンデードライバーなどの運転に不慣れな人も多く渋滞しがちです。

     

    ちなみに・・

    高原などの観光道路は大抵街からかなり離れています。

    ということは、
    救急車もなかなか来ないってことですよ。
    ※某麦草道路では「ここで事故ったら救急車は2時間来ないよ」という看板があったのは有名な話です。

    しかも、
    コロナ禍のご時世で突発的な交通事故を田舎の病院が受けてくれるとは限りません。
    ※熱中症だってたらい回しになるご時世です。

    事故はいつだった何処でだっていやなものです。
    山の中で事故なんて最悪中の最悪です。
    バイク乗りは、いつでも冷静にこういう事態を頭の片隅に入れておきましょう。

     

    挙動不審の車は数多い

     

    ワタクシ
    電子制御によるサポートの強化で車の性能が上がれば上がるほど、車の運転技術レベルやドライブマナーレベルは反比例して低下します。
    車もどんどん大型化していってるのでドライバーの運転技術の低下は目に余るものがあります。

     

    どこの峠でも、へたくそな運転の車が多くなっています。
    ※AT車が増えたことも一因だと思いますが。

     

  • ブレーキ踏みまくりの車
  • 加速減速が異常に遅い車
  • ハンドルを振り回してる車
  • センターラインを無視してる車
  •  

    こういう車の後ろに付くとライダーとしてはいらいらするのは確かです。
    早く追い越したいという気持ちもわかります。

    BMW2002。古い車に乗ってる人は大抵車好きで運転が上手い人が多い。

    BMW2002。古い車に乗ってる人は大抵車好きで運転が上手い人が多い。


    新しめのセダンやSUV乗りには気を付けよう。それに、ご老人系の運手は油断できない。

    さらに、
    観光道路では、混雑している駐車場を探して「のろのろ&きょろきょろ」してる車は数多いです。
    こういう場所では、
    いつも以上に極力ゆっくり確実に走りたいもんです。
    峠道に違法駐車している車の陰から子供が飛び出す・・なんてことも少なくないです

    早く追い抜きたい!
    でも落ち着いて安全に抜ける状況になるまで待て。

  • 休憩して変な動きをする車と距離をとる
  • ※ぶつけちゃったら、事故処理が終わるまで何日もそのヘタクソドライバーと付き合うというストレスが待っています。

    挙動不審の車に近づいてもいいことは一つもないです。
    そういう場合は思い切って避けるのが正解です。
    ※あおり運転も変な車が来たら避けるのが一番の自己保身です。

     

    ちなみに・・

    GoogleMapや各種ナビゲーションシステムの進化でかなり田舎の県道までも車が入ってくるようになりました。

    こういう田舎道は大抵細くて、今どきの大きな車の走行には向いていません。
    ※1車線+αみたいな道幅がずっと続くことも多いです。

  • 見通しが悪い
  • 草が生い茂ってる
  • 道に苔が生えている
  • 道でも結構県外ナンバー車両が入ってくるようになりました。

    見通しの悪いコーナーで対向車と鉢合わせ!なんて極力遠慮したいシュチュエーションです。

    pixabay.

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    フルバンク中に走行ライン上に路上駐車・・というのもよくあるよね。

    困ったことに、
    運転慣れしていないドライバーほどこういう枝道見入り込みがちです。
    ※対向車来たらどうすんだろ?って思うんですが。

    見通しが悪い、もしくは悪そうな道では「常に対向車がいる」ことを想定して走りましょう。

     

    黄色線はみだし追い越しは狙われてます

     

    ワタクシ
    バイクは車よりはるかに機動性が良く、加速力が大きいので動力性能を過信しすぎる傾向にあります。
    なので、
    峠のちょっとした追い越しポイントで仕掛けがちです。
    たとえ、追い越し禁止のイエローセンターラインでも。

     

  • 追い越し禁止の峠
  • ちょっとしたストレートエンドの物陰
  • 峠道の入り口
  • こういう個所、実は白バイが張っています。
    白バイもバイク乗りですので、バイク乗りの心理を突いた待機場所はわかるんですよ。
    有名な観光道路でも待機してますよ♪
    ※大昔、嫁が某有名観光道路で追い越し禁止違反で青切符をいただきました。

     

    峠前後の物陰は要注意

    白バイは、ちょっとした建物の陰、ええ!こんな所で待ってるの?!という個所にいます。
    ※公民館の陰とか気を付けた方がいいですよ。

    かなり遠くから見られています。
    違反するとまず間違いなく逃げられませんよ♪

    ワタクシが把握しているだけでも、
    長野県内だけでも片手くらいの白バイ待機ポイントを知っています。
    ※天気のいい休日なんか峠の前後の待機ポイントではスポーツバイクの違反切符の大安売りではないかと思うんですよ。

    ツーリングで余計な出費はしたくないもんです。
    特に違反系の出費は後々まで精神的ダメージを負うんですよねえ・・

     

    白バイに目をつけられたら覚悟したほうがいいよ

    白バイに目をつけられたら覚悟したほうがいいよ


    追尾は気が付かなければ多分撃墜されます。
    気がついても難癖付けられて撃墜されます。

    ツーリングライダーも追尾されれば大体捕まりますしねえ・・

    バイク乗りは交通違反に関しては叩けばホコリはいくらでも出るしねえ・・
    ※ワタクシは荷物満載で日本中走ってるので何度も追尾されています。捕まったことは一度だけですが。

    白バイの追尾対策としては、
    やはりモニター付きのドラレコが有効なんでしょうねえ・・

    とはいえ、
    目立つような走り方をしてたら目を付けられる危険性が一気に高まるでしょうねえ。

     

    ちなみに・・

    長野県内でも峠道でもありませんが、
    某県でのキャンプツーリングの最中に某二桁国道でファミリーマートの陰で白バイが待機してるのを見たことがあります。

    当倶楽部でのツーリングでたまたま休憩に入ったファミリーマートの横で白バイがスタンバイしておりました。
    ※ワタクシ達に見つかって気まずそうでしたが(笑)

    よくよく、周囲を見てみると・・
    見通しのいい、道幅の広い緩やかなコーナーでセンターラインは黄色・・
    ああ、コレは追い越し禁止違反狙いだわと確信しました。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    バイク乗りは峠では法定速度で走るとかなり遅く感じます。
    シーズンの観光道路では法定速度で走ることすらままならない運転がヘタクソな車も多いのも事実です。

     

    仕方なく追い越しをかける場合にも、抜かれる側にプレッシャーを与えないような抜き方が求められます。

    昨今は、ドラレコが進化してきています。
    当倶楽部でもテスト的に車へのドラレコ導入をしてみましたが・・えらいはっきり映りますな♪

    無茶抜きされて気分を害したドライバーが動画で証拠を提出、ナンバー照会で検挙・・なんてこともありそうです。
    ※高級車で、のろくさ走ってる車にはプライド高いドライバーが多いのも事実です。

    峠では車を追い越すな!と言いたいところですが・・なかなかねえ。

    せめて、

  • スマートに追い越す
  • 危険行為はしない
  • 追い抜かれる側をビビらせない
  • 位は心がけておきたいもんです。

    加速力があるバイクはあっという間に法定速度を超えます。
    凄く当たり前ですが、法定速度オーバーは違反です♪
    ※どの口が言うか!と言われればその通りなんですが。

     

     

    バイク乗りは

  • どんなに速くても
  • どんなに上手でも
  • 事故したり検挙されたり一般人に迷惑かけたりした時点で超格好悪いことだと思っておきましょう。
    ※事故も違反もトラブルも「無事これ名人」を心がけましょう。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

    もちょっと詳しいプロフはこちら↓
    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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