クルマ バイク

【今の車やバイクが長く乗れない理由】電子部品がてんこ盛りだから

こういう基盤が出てくると整備する気が無くなるのですわ。

こういう基盤が出てくると整備する気が無くなるのですわ。

 

ワタクシ
車やバイクの電子制御が進み、乗り物の中に大量の電子制御用の部品が存在することになります。
一見、電子制御は高性能の証っぽい。
ですが、不具合が見えない素人泣かせで欠品が起こりやすい部品なのです。
維持に苦労しているオーナーは多い、という記事です。

 

Z1-Rに乗り続けて30年
東京から長野に移住して15年
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
 使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

もちょっと詳しいプロフはこちら↓
当倶楽部のオーナーはワタクシだ。

車もバイクも長く維持しない消耗品になっている

 

ワタクシ
電子部品で車やバイクを制御したがるのは、製造直後の短い期間だけは簡単に最高の性能を維持できる技術だから。
※当記事では「電子制御部品。」を半導体を使った部品と仮定義して進めます。
※機械式のレギュレーターも広義では「電子制御部品。」と言えなくもないし。

 

電子制御は5年位ごとに新車を乗り換え続けられるお金持ちにとっては、
「常に乗り物の最高の性能を享受できるこれほどいいことはない技術。」
と言えますな。

要するに
「車もバイクも長く乗ることが前提ではなくなった。」
のですよ。

電子制御は法規制なども追い風ですが割とメーカー主導です。
ユーザーは置いてけぼりっぽい。

電子制御パーツてんこ盛りの車やバイクは電子部品の性能保証期間が過ぎれば、
「その部品の性能の補償はもちろん、乗り物そのものとしても機能しなくなるリスクが高い。」
のですよ。

ほとんどの電子部品は、素人にはどうしようもないブラックボックスです。
※メンテナンスフリーというよりは「壊れたら終わり。」です。

91'DT200WR。このくらいの時代のバイクは結構電子制御部品がある。

91'DT200WR。このくらいの時代のバイクは結構電子制御部品がある。


おかげで現存してても、まともに走れる個体はほぼ絶滅。

電子制御部品の一つ一つが耐用年数を持っており、性能保証期間が過ぎると

  • いつ壊れるのか?
  • 何処が壊れるのか?
  • 壊れた部品は供給されるのか?
  • ということに悩まされ続けることになるのです。

    困ったことに、朝調子が良くても夜不具合が出る。
    という朝令暮改のようなことが電子制御部品には当たり前のようにあるのです。
    ※当倶楽部ではこの現象を「サドンデス。」と呼んでいます。

    実は、現在このような怖い思いをしながら古い車やバイクを維持している人は非常に多いのです。
    サドンデスが怖くて遠出しない(できない)のも分かりますし、普段使いして無駄に劣化させるのももったいない。

    せっかく高い維持費をかけている古い車が「イベント専用車。」っぽくなってる人は世の中にごまんといます。

    ちなみに・・

    今はやりのネオヒストリックカーと呼ばれ、価格高騰している80年代90年代の車。
    思ってるより電子制御パーツが多く採用されています。

    既にメジャーな車種でも、電子部品の供給が足りずに廃車になりつつあるようです。
    ※70スープラとかあの年代の車はヤバい。バブル期のその車種専用設計の贅沢パーツがたくさんあります。

    バイクの本格電子制御化はもう少し遅くて、90年代後半くらいからです。
    インジェクションの採用あたりから次第に電子部品が増え始めます。
    ※デジタル多機能メーターなんか最たるもの。

    たかがメーターとはいえ、ないと車検に通りませんよ♪

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    電子制御部品の歴史

     

    ワタクシ
    少なくとも70年代より前の車には電子制御部品はぼぼ使われていません。
    汎用的な初期の電子制御パーツはありましたが。

     

    初期の電子制御パーツ

    初期の電子制御パーツはレクチャファイア関連の整流回路を電子化したものと思われます。

    バイクではZ1系は丸タンクまで機械式レクチャファイア。
    ※右サイドカバー内にある神殿みたいな奴がソレです。

    Z1-R。レギュレータ。

    Z1-R。レギュレータ。


    Z1系バイクの純正の信頼性の低いレギュレータとレクチャファイアをICレギュレータに統一するのは定番中の定番。
    当ブログでもいろいろ書いています。

    電子制御のおかげで、発電から充電までの信頼性が機械式のものより一気に高まりました。
    現代のモデルはICレギュレータがこの機能を受け持っています。

    次の電子制御は点火回路

    70年代くらいのバイクや車は機械式のポイント点火&進角ガバナーで点火タイミングを制御してました。

    バイクではZ1系は丸タンクまで機械式点火方式です。
    ※エンジンのDOHCって書いてあるカバーの中にあります。

    進角ガバナーは、回転の遠心力に従い、点火タイミングがずれていくという素晴らしい仕組みです。
    ※始めて見た時は、すげえ!と思ったもんです。

    ポイント点火は、摩耗や消耗、ネジのゆるみなどで定期的にメンテナンスする必要があるので面倒です。
    ギャップ調整にはコツがいるんですよ♪
    ※シックネスゲージを挟んで羊羹がすっと切れる感じに調整するのです♪

    次第に無接点点火方式になっていきます。
    点火系は、セミトラ方式、フルトラ方式、CDI方式と進化していきます。

    進化するたびに、

  • 強力な火花
  • メンテナンスフリー
  • 始動性の改善
  • といったユーザーにとっても有難く進化してきたのです。

    80年代がターニングポイント

    80年代くらいからバイクはCDI点火方式が採用され始めました。
    ※機械式ポイント点火と比べると火花の強さは歴然。

    CDIユニットは大抵ブラックボックスになっています。
    当初から、それほど壊れるパーツではありませんでしたが、数十年もたてばいつ壊れてもおかしくありません。

    その他、2stの排気デバイス(YPVSが有名(ただし初期のYPVSは機械式です))が電子制御パーツですな。
    排気デバイスは90年代中盤まで進化を続けますが、2stの終焉とともに廃れていきました。

    DT200WRのYPVSサーボモーター。

    DT200WRのYPVSサーボモーター。


    制御はCDIユニットでやってる。
    モーター自体も既に部品がないので、たまにオークションに出ると高額落札されるね。

    80年代と言えば、既に車はインジェクション化が当たり前。
    初期のデジタルブームなども相まって、デジタルメーターなどがもてはやされていました。
    ※今見ると、インベーダーゲームみたいな古臭いデザインですが、それがまたいい。

    車の世界に電子化は、バイクの世界より10年先行していました。
    現在、バイクの電子制御装置は車にどんどん近づいています。

    今では

  • ABS
  • トラクションコントロール
  • 走行モード変更
  • ヒルホールド
  • フライバイワイヤ
  • スリッパ―クラッチ
  • なども電子制御されていますね。

    これからはどんな電子制御ができるんですかね。
     昔は全部なかった機能なので、いらないっちゃいらないんですが。 

    ちなみに・・

    ワタクシは、当時すでに旧車だった初期のZ2で日本中を走った際、
    キャンプ場で毎朝のルーチンワークとしてポイントギャップ調整していました。
    ※あと、カムチェーンテンショナーの調整もやってました。

    機械式は、徐々に消耗などで性能が落ちていきますが、サドンデスはほとんどないのです。
    ただ、性能の維持にはユーザー自身の定期的なメンテナンスが必要なのでした。
    ※厳密には点火系のコンデンサがサドンデスしたことが一度ある。

    今となっては、一見面倒くさく見えるこの儀式めいたイベントは、
    「このバイクは誰にでも乗れるわけじゃない。」
    というオーナーの自尊心というか、見栄っ張り感とバイクへの愛情を深めるのですよ。

    愛着は、こういう一つ一つの細かい手間の上に成り立っているように思えます。
    一緒に旅して、手を汚して面倒見た相棒に愛着わくのは普通の感覚だと思うのです。

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    「見える化」の対局が「電子化による見せない化」

     

    ワタクシ
    電子制御部品は一見、ユーザーにとって使い勝手の良いパーツに思えます。
    ですが、不具合が発生した場合、目に見えて違いが判らないので原因追及が大変なのです。
    既に素人はもちろん、街の車屋さんレベルでも故障診断できないレベルです。

     

    電子制御パーツの特徴として、
    「壊れてても外観からは不具合がわからない。」
    というのがあります。

    機械式で有れば、

  • アームが動いて
  • 接点と接触して
  • 電気が流れて
  • 作動する。
  • という割と見た目でわかることが多いのです。
    不具合で何処が動かないか意外とわかるものです。
    ※軽めのピタゴラ装置みたいなもんです。

    一方、電子制御部は、
    「ほぼブラックボックスになってて見た目では何も変わらない。」
    ため、
    「不具合の原因を見た眼で特定できない。」
    ということです。

    なので、
    ショップでは原因の特定ができてなくても、あっさり電子部品を新品交換したりもします。
    これがいちばん効率がいい修理方法なのでしょうねえ。
    ※もちろん、工賃と部品代はオーナー持ちですよ。

    機械式は職場でいう所の、
    「問題点の可視化・見える化。」

    電気式は職場でいう所の、
    「問題点の隠蔽化・見せない化。」

    という感じにとらえてしまうのがワタクシだったりします。

    ちなみに・・

    DT200WRのサイドスタンドスイッチトラブルの話をしましょう。

    以前、当ブログでも書きましたが。
    DT200WRで快調林道を走ってきて、舗装路に出て後続車両を待ってました。

    下り坂だったので、跨って勢いをつけて、2速に入れ、押し掛け的にエンジンを掛けました。
    そしたら。
    エンジンがかかるにはかかるのですが、すぐエンストします。

    ニュートラルにして、エンジンをかけ、1速に入れた途端にエンストします。

    この時は割と近所だったので、軽トラでサルベージされました。
    後にわかったのですが、世に言う悪名高き「サイドスタンドスイッチの暴走。」って奴です。

    電送を全部引っぺがして再チェックするもよくわからず。
    CDIのパンクを疑い、ストックしてあったCDIに繋ぎ変えてもダメ。
    ※CDIはもう一個中古を買ったりもしました。

    原因はレギュレーターでした。
    ※何の根拠もなく、予備のレギュレータと入れ替えたら完治しました。

    当時のYAMAHAのレギュレーターは汎用性があるね。

    当時のYAMAHAのレギュレーターは汎用性があるね。


    ワタクシのストックもFZR400用と書いてあります。
    ※サードパーティ製です。

    マニュアルの配線図からも、レギュレータで制御してるとは読み取れないのでした。

    毎年参加していたオフロードバイクのイベント直前でもうだめかと思いましたので夜を徹しての作業。
    原因追及および問題解決まで一週間かかりっきりでした。

    この事件以降、古くなった電子制御部品は怖いと思っています。
    なにせ、さっきまで快調だったのにいきなりですから。

    そんなわけで、
    「古くなった電子制御部品というのはサドンデスするイマイチ信用ならないパーツ。」
    という認識でいます。

    特に中途半端に古い車やバイクはもれなくヤバいと思った方が良さそうです。
    ※DT200WRで泊りのツーリングに行く際は、予備のレギュレータを持っていくくらいです。

    まあ、皆こうなる前に乗り換えたり、廃車にしたりしちゃうんでしょうけど。
    ※ワタクシはしつこいので。

    こういった経験から、
    「古いバイクの壊れそうな電子パーツは予備を持っておく。」
    という現代のワタクシの流れにつながるのです。

    ワタクシは、DT200WRのCDIユニットも2基ストックしてあります。
    ※3倍速YPVSモーター一式も丸ごと2基ストックしています。

    それぞれDT200WR専用品ですのでこれらがイカれるとほぼ廃車になります。

    DT200WR用CDI。

    DT200WR用CDI。


    購入時に動作確認しけれど、今動くのかしら。
    大事に包装して保k何してあるのだけれど。

    すでに、新品の供給はなく、 動くんだかすら怪しい 中古部品でも高値で取引されています。
    ※同じエンジンを積んだオンロードモデルでもあればもう少しマシだと思うのですが。足元見られまくっています。

    レギュレータなんかは同じ年代の複数のモデルで共通だったりするんですがね・・。

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    今後の車やバイクは電子制御がさらに増える

     

    ワタクシ
    ストックしてある新品ですら、新車製造時から考えたら数十年経ってるわけです。
    ※DT200WRはド初期の91年式。
    ストックしてあるとはいえ、本当に動くかどうかはイマイチ不安でもあります。

     

    電子制御部品と言えば、家電にも多く使われています。
    PCやスマホなそにも使われています。

    まあどこの国でも電子制御部品関連産業は花形産業ですからね。

    ただし、
    電子制御部品は製造直後から確実に劣化しはじめてると思ったほうが良いようです。
    例え使ってなくても、です。
    ※使ってない新品でも、30年もたった電子制御部品がピンシャンしてると思ったら大間違いです。

    そして、
    見た目が似たような後継機でも、まったく互換性が無いということも珍しくないのがこの手の部品です。
    ※我々40代以降の世代は、デジカメやスマホ、ゲームの初期からの進化の速さを知ってるのですよ。

    結局、
    「電子制御パーツが多い=長く使うのには向かない。」
    と言っていいと思うのですよ。

    逆に、
    機械式部品は、使わなければ消耗しないので性能を発揮できるものです。
     ※錆びますが。 

    既に人類は、意図せずとも大量の電子制御部品を使っているのです。

    乗り物に限らず、今後はさらに電子化が進むでしょう。
    耐用年数は短くならなきゃいいんですが。
    ※ワタクシの杞憂だといいんですがね。

    そして電子制御部品を絶対に使わない選択肢は既にありません。
    ※本気で使いたくないなら、本当に未開の電気のない地域に行くしかないのです。

    ちなみに・・

    車でもバイクでも、現行車でもっともシンプルなモデルでさえ、ワタクシには電子制御が多いと思えます。
    もっともシンプルなモデルでも、法的な環境性能、安全性能を担保するためには電子制御が搭載されています。

    さらに、
    いろんな警告灯なんて要らない。
    液晶マルチメーターなんて、多機能すぎてゴチャゴチャしすぎて見ずらい。
    ※カタログには標準装備の電子制御システムの説明が一杯。出来るだけ取ってその分安くして欲しいもんです。

    第三世代隼のメーター周り。

    第三世代隼のメーター周り。


    「隼。」とか表示されていますが、10年経ったら安っぽく見える・・ような気がするのはワタクシだけですかね?

    とはいえ、
    時代には逆らえません。

    最悪、乗り物に搭載される全ての電子制御部品に最低15年、出来れば20年のメーカー保証が欲しいです。
    ※この場合、最悪でも新品が手に入るということでもいいです。無償とは言わないので。

    それくらいしてくれないと、貧乏人には高価な新車なんて買えませんよ。

    まとめ

     

    ワタクシ
    車やバイクの電子化が進んで、新車時から時間が経過するにつれ、不具合が頻発するようになるのは明らかです。
    ワタクシの様に、しつこく長く乗り続けるのは既にマイノリティなのですかね?

     

    同じ乗り物を長く乗り続けるのに最もネックになるのは
    「電子部品が壊れて部品が入手できずに廃車になるかも。」
    という不安感です。

    電子制御されているシステムを多く搭載する乗り物ほど、長く乗るほどに不安が増えるわけです。

    こればっかりは、どうしようもないんですよ。
    ※一部、バイクのCDIに関しては作ってくれるところがあるようですが。

    車もバイクも、長期間保有してると維持には苦労がつきものです。
    その苦労の多くは、不具合の原因追及と問題解決なのです。

    当倶楽部で長く保有してる車種は電子部品の装備が少ないモデルばかり。
    今のところ部品調達が比較的楽ななため、楽しめている状況です。
    年々高騰する部品代はきついですが。
    ※この苦労を楽しめないと、旧車の維持はキツイです。

    Z750D1。新品メーター装備の画像。

    Z750D1。新品メーター装備の画像。


    メーターなんて、これ以上の情報は要らんと思うのですよ。

    これが、
    電子制御の進んだモデルでは、次第に電子部品の調達が難しくなり、乗り物を楽しめなくなるのが怖いです。
    車趣味なんてもうオワコンでいいよ、と政府もメーカーも言ってるような気すらしますな。

    結局、ワタクシは素人でもなんとかなるレベルの古臭い機械仕掛けの仕組みの方が好きなんですなぁ。
    古い車やバイクの値段が高騰するのも、なんとなくわかりますが、今手に入れると素晴らしく維持に苦労すると思うのです。
    ※既に部品ないよ。電子制御部品に限らず。

    ちなみに・・

    もう自動車メーカーは何作っていいんだか、わけわかんなくなっていますな。

    車の何に、どんな機能に付加価値があるのか、誰にも分っていません。
    大体何に乗っても、好き嫌いこそあれ不満はない性能です。

    スマホと乗り物の連携は最近良く言われますが、そんな機能本当にいる?
    ※バイクの振動でスマホ壊れるとか、走行中に落とすとか聞きますが。

    2022年1月に発表された、外装の色が変わるBMWとかいつどこで何に使うんだか述べて見て欲しい。

    いずれも凄いとは思うけれど、それは欲しい人にだけ、オプションでつけなさいよ。

    今の日本人は皆、どうしても欲しいものなんかないんですよ。
    だから、10万円配ってもみんな貯金しちゃうんです。

    海老出汁つけ麺。

    海老出汁つけ麺。


    当倶楽部は、10万円の給付金で外食したので地域に貢献してるはずなのだ。

    乗り物に電子制御つけて「素晴らしいだろ、だから高くても買ってね♪」という風潮です。
    所有年数10年以内なら新車のコスパってかなり悪いと思うんですが。
    ※数百万円もするくせに長く年乗れない車・・欲しいかなぁ。外車の新車なんてぼったくり以外のナニモンでもない値段するよね。




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