路面が凍りそうな温度を見て安全運転を心掛けたり、
炎天下であまりの暑さにうなだれたり、
通勤の朝に「だいぶ寒くなったなー」とつぶやくのに有効なアイテムです。
昔の車には、そんな便利なもんついてなかったんですが。
というわけで、後付けの外気温計についてまとめます。
当記事の目次
旧車にも欲しい装備「外気温計」
むしろ、
隙間風に耐えながら走るような旧車にこそ必要な装備です。
普段使いする車ほど装備したいのが「外気温計」です。
走行性能には一切関係ない
とはいえ、
なんでも情報を欲しがるのは情報社会にどっぷりつかった現代人の性なのかもしれません。
基本的に一般に売られている外気温計は「デジタル表示」です。
デジタル表示のLEDライトが車内に光ってるだけで旧車の車内の雰囲気は割と台無しになります。
それさえ我慢すれば、結構面白くいろんな種類が売られているのが外気温計です。
しかも、
高くても3000円くらいなのでお遊びで付けてみてもいいように思えます。
ちなみに・・
最近はオーディオ機器もデジタル表示化が進んでいるので旧車の雰囲気を壊しがちです。
確かにLEDランプは明るくて便利で安いのですが旧車には似合わない。
この辺を理解して各カーオーディオメーカーの皆さんが
多少高くてもいいので旧車に似合うデザインの1DINのオーディオ機器を発売してくれませんかね?
絶対需要あると思うんですが。
ラジオのスイッチとか「ガッシャ」とガンダムのマイナーなモビルスーツの名前のように押す、アナログタイプのスイッチだったらさらに良し。
ダイヤルもスムーズに動かなくていいので「カチ、カチ・・」と回るタイプ希望。
絶対売れるって。
古い動かないカーオーディオ探してきて中身だけ最新に組み替えちゃおうかしら?
いつものように話がそれましたね。
話をいったん戻します。
外気温センサーの設置場所
ズバリ言いましょう。
という条件の場所を見つけてそこに設置しましょう。
学校の校庭で佇んでいる「百葉箱と同じ条件」です。
※面倒くさいのでその辺は自分で調べなさい。
センサーは付属の両面テープで張り付けてもいいし、適当なステー作って設置してもいいと思います。
具体的な設置場所
外気温センサーの設置場所のセオリーはフロントグリル(バンパー)の裏です。
当然ですが、
外気温センサーは、ラジエターやエアコンの放熱コアより前に付けるのが基本です。
に設置すると良いようです。
メーカー純正の外気温センサーもフロントグリルの開口部付近に設置
することが多いようです。
TOYOTAもSUZUKIもHONDAもこの辺です。
ちなみに・・
ワタクシの通勤車「ラパンSS」の外気温センサーはフロント右側のグリルの裏に設置しています。
外気温計設置した当時(6年くらい前)さんざん悩んだ挙句、この位置に付けました。
※当時は後付け外気温計の設置情報なんてネット上にあんまりなかったです。
助手席ドアとボディの間のヒンジ付近に付けてテストしましたが、
車内の温度(たぶんエンジンルームの熱)をもろに受けて真冬の高速道路で10度以上になったりしました。
※今の車ってほんとに密閉性が高いんだねえ・・
外気温計などの後付け機器は取付センスが大事
こりゃ選び放題ですが、車内にきちんと設置しないと後付け感が出ます。
※後付け車用ガジェットはいかにスマートに設置できるかセンスが問われます。
どんなに
でも、
配線がむき出しだったりすると台無し
です。
追加機器は配線隠せ
昨今はドラレコブームでシガーソケットから電源供給される簡易的なものが流行っています。
確かにシガーソケット式の追加機器は簡単に設置できて便利です。
ただし、
配線がむき出しのままだと、
見られます。
※実際、簡易ドラレコはかなり安いんですが。いかにも、な感じがNGです。
こんな記事もあります▼
これは後付けのドラレコを設置してるときの画像です。
車内の追加ガジェットの配線隠しは車マニアの腕の見せ所ですよ。
雰囲気が気にならなければ古い車の方が後付け機器の設置は簡単です。
古い車はすき間だらけな上、素人でも分解しやすいのが普通です。
80年代以降の車の内装って良く出来すぎてて素人がアクセスするのがむつかしいんですよねえ。
走行性能や安全性に全く関係ない外気温計は、
配線隠しだけ出来ればメカ的な素人でも容易に設置できます。
※外気温計は非常に簡単な部類の後付け計器の一つだと思います。
ちなみに・・
外気温の計測自体の電源はボタン電池で稼働しているものが多いです。
当倶楽部で採用したFizzの外気温・電波時計・電圧計併用モデルもそれです。
※当倶楽部のナポレックスはボタン電池式でも2年は持ちました♪一回交換しています。
電圧計測はどうしてもバッテリー上体を図るため車と接続が必要です。
電源はシガーソケットに差し込みますので、
電圧計の機能があるモデルは設置時に「外気温センサーの配線取り回しを頑張る」ことになります。
これくらいなら初心者でも余裕で出来る範囲です。
※出来なくてもできるようになればいいんですよ、簡単なことから。
後付けの外気温計にはたくさんの種類がある
センサーなどの部品が多く出回るようになったんでしょう。
デジタルってのは見た目がちゃちくても結構凄くて多機能なものが多いです。
ただし、
一度壊れたら、他のデジタル機器と同様に修理は素人には不可能でしょうねえ・・
3つくらい調べて・・と思ったのですが調べ始めたら面白くて♪
キングオブ外気温計メーカー
■ナポレックス
昔から外気温計をラインナップしているメーカーです。
当倶楽部のもナポレックス製です。
ナポレックスの最上位バージョン(ワタクシのはコレです♪)
3000円くらい。
amazonでベストセラーはこのタイプ。1000円くらい安い。
機能ほぼ変わりません。
電圧計がいらない人向け。
シガー配線ないので更にシンプル。
その割には価格が高め。
外気温計のところがフタになってて手前に開くと、エルガイムのパワーランチャーのケーブル刺すところみたいな3連シガーソケットが出てきます。
いずれも、
という標準的な機能付き
※電圧計はFizz-855にはありませんが。
板状のタイプです。
全部ボタン電池で稼働します。
後付けの外気温計と言えばナポレックス(NAPOREX)がすでに標準!と言っていい位メジャーな存在です。
ダッシュパネルに貼り付けるか、ワタクシのようにオーディオのDIN部を加工して取付ます。
※オープンカーとか雨漏りする車にいいかもしれません。
Daytona
こちらはバイク用の温度計です。
バイク用だけあって、完全防水をうたっています。
電源もイグニッション電源から取るので電池不要ですね。
別売りのセンサーと入れ替えることで油温も測れるMax150℃表示。
昔からバイク用品では信頼のあるDytonaの商品です。
バイク用品って全体的にちょっとお高い。
SEIWA
W852
時計/日付/車内外温度計/電圧
バッテリー異常警告
路面凍結警告
機能付き
※シガーソケットにはUSB端子が付いてる親切設計です。わかってるなぁ、設計した人。
NAPOREXに激似ですが白色の文字表示が素敵です。
次買うならこれかな。
シガーソケットが埋まっちゃうと結構不便なんですよねえ。
その他有象無象系
こちらはポッドメーターのようなデザインのタイプ。
メーカーすらもよくわからん。
こちらも電池駆動です。
※電池は付属しないとのこと。
車内と車外の温度を同時表示可能なのがNAPOREXとの差です。
あとは、設置場所ですよねえ。
ダッシュボードに穴開けてメーターぽく設置すると格好いいかもしれません。
※元に戻せませんが。
基本機能はナポレックスと同じ+アラーム機能(要るのか?)
それでいて、素晴らしく安い。
KEYNICE
USB給電方式の温度計特化モデル
特徴的なのはUSB電源だということです。
特に車用に特化してるわけではなく、熱帯魚の水槽なんかに使うのが主流っぽいです。
ゆえに、
時計機能や電圧測定機能はありません。
とはいえ、
タコメーターっぽい表示とかなかなかセンスがよろしい。
そして安い。
amazon一押し(笑)
EcoAcc
時計/日付/車内外温度/電圧はきっちりと押さえています。
こちらもダッシュポッド型と言っていいかもしれません。
コレもダッシュパネルに埋め込んだら純正っぽくならないかしら?
そして割かし安い。
CHINA OEM
Surcingbay
CAS-EE60
時計/日付/車外温度/電圧/天気予報機能(!)
温度計のほかに湿度計も付いてたりします。
※天気予報機能はちょっと興味ありますが、たぶん結構適当だと思われます。
ちょっと大きめですが、表示も色違いで見やすい印象です。
設置する場所に困らなければコレは結構面白いのではないかと。
BoomBoost
こちらも板状のタイプですね
ただし、時計などの表示が大きくて見やすい。
老眼になると液晶表示が見ずらくてのぅ・・という御仁には向いていますな。
おススメはなんだ?
色々なモデルがありますが、
という多機能なのが標準的です。
※アイドリングストップ機能付きの車はバッテリーの電圧ちぇくは必須ですよ。
amazonはわけわからん中華商品をごちゃ混ぜに売ってる気がしますな。
ワタクシの個人的なおススメは信頼性の高いNAPOREX(非常に使い勝手がよろしい)です。
次点でSEIWA
あとは、
面白がって買って笑いを取るって感じです。
※最近の中華製品は格好完成度が高いのであながち悪くない気もします。
いづれにせよ、
そんなに高くないので失敗しても笑って済ませましょう。
それよりも、
設置するか?
が最大の問題になるはずです。
外気温計はあくまで目安
あくまでも追加外気温計なんてのは「目安」です。
正確性を求めてはいけません。
あー道路標示と大体あってるわ
位でちょうどいいんですよ。
※どうも日本人はこういう細かいことろばかり気にする人が多いです。
旧車のメーターは動けばいい
旧車のメーターの値なんて全くあてになりません。
普段と同じ位置を指している
というくらいの目安です。
走るのに関係ないメーターが
叩くとちゃんとしたいつもの値を指したりします。
液晶ってさ、サングラス掛けると見えないよね。
長い事、こういう旧車に乗ってると各計器なんてのは「目安」と割り切るようになります。
なので、
外気温計も「目安」でいいんです。
※それでも当倶楽部のナポレックスは4年くらい使ってますが結構正確ですよ。
現在、
アナログ式のメーターは追加できるデジタル機器よりはるかに高級になっちゃいましたが。
※設置もセンサーだけじゃなくワイヤ式だったり配管があったりと非常に面倒くさいです。
それでも、
たくさん並んだアナログメーターは・・ちょっとカッコいい♪
ちなみに・・
当倶楽部のナポレックス製の後付け外気温計も炎天下に駐車していると40度超えることも珍しくないですよ。
※マイナス側に大きく誤差があることはないですが。
走り出してしばらくするとまともな値になるので、気にしていません。
※夏は室内の温度計測モードにすると50度超えとか普通です。
炎天下に照り返しの強いアスファルトの上に止めてる方が悪いのですが、車ってほんとに熱がこもるんですよ。
炎天下の車に子供残してパチンコ行く親は
「一度同じ状況を味わってみればよい。」
と本気で思います。
大人が車に関して無知になるということはこういうことですね。
想像すればわかりそうなもんですが、これも温度計付けて明確にしちゃえば。
まとめ
設置はそれほど難しくないのでやってみればいいと思います。
大抵、多機能なのでいろんな情報を得られてニヤニヤできるのもメリットです。
後付けの外気温計は、
ので、
旧車乗りは車内の雰囲気が壊れない程度に設置してみればいいと思います。
※外気温計は走行性能や安全性に全く関係ないので初心者が初めて車に設置する後付け機器としては最適です。
ただし、
という課題があります。
※さんざん探しましたが、アナログ式の外気温計は一つもなかったです。
外気温計は主に夏と冬に欲しい機能です。
なので、
春か秋の過ごしやすい時期に付けておくと厳しいシーズンを楽しく過ごせます♪
※タイヤ交換やオイル交換、ワイパー交換と同じタイミングなのでお金ないんですよね・・