感動の沸点が年々低くなりつつあるワタクシは本当に感動しました。
初めて【上高地】入りしたのですが、そりゃもう楽しかった。
水と空が青くて白くて透明な【上高地】には空いている今のうちに行くがよい。
と言う記事です。
当記事の目次
コロナ禍で県外への異動制限を逆手に地元長野を楽しむ
でも国民は一生懸命生きているのです。
息抜きは必要ですよ。
県外への移動が制限されるのであれば県内で楽しめばいいのです。
ワタクシ的には、ひんしゅくを買ってまで県外へ遊びに出ようとは思いません。
一応大人なので、節度とマナーを持った遊び方をしたいのですよ。
※完璧に潔白とまでは言い切れませんが、そういう気持ちでいつも生活しております。
ならば、
地元と言うか生活圏の範囲で遊ぶ方法を考えればいいのです。
去年からはまっている「県道散策。」などは、その最たるもので、これも結構楽しいのです。
ただし、
目線が近くなりすぎる傾向があります。
そんな生活の中、
「移動自粛で県外からの観光客が激減。」
というニュースを毎日のように見ます。
と言うことは。
「普段絶対行かないような有名観光地が今なら空いている。」
のかもしれないという仮説を立ててみました。
もしかしてだけど、
これはチャンスなのかもしれません。
長野県民は【上高地】のありがたさを忘れてはいけない
ただし、
暫定的に2021年5月30日まで高速道路の休日割引中止なので日帰りで行ける範囲と言うことで【上高地】を目的地としました。
今回の画像は全部ワタクシの撮影です。
拾い画像は一枚もないです。
上高地
ワタクシは何度も前を通り過ぎているのですが、実は【上高地】には一度も行ったことがなかったのですよ。
あの辺りは走るのも景色も素晴らしくいいところだらけで、
「止まって散策?はぁ?」
というワタクシが居ました。
※いつも「さわんどの駐車場。」が激混みでいい印象もなかったし。
そもそも、
荷物満載のバイクや変な車を置いてバスに乗り、数時間も放置する度胸はワタクシにはないのです。
と言うわけで、
偉そうに書いてるわりには【上高地】への初訪問の記事になります。
こんなとこ、昔の人は歩いて入ったのかね?
すごいよね、昔の人。
【上高地】へは車で行くべき
バイクは乗ること自体が楽しいのであって、出先のレクリエーションを楽しむなら車の方に分があります。
※バイクで行くトレッキングもいいんですが、天候だの荷物だのを考えるとちとキツイのです。
長野市のハズレの当倶楽部から【上高地】までは約2時間半。
※R19で遅いトラックを抜けずに30分ものんびり走ってたらそうなった。
裏道を駆使すればもうちょっと早かったのかもしれませんが、長野市の当倶楽部出立が8時すぎで、【上高地】に乗り入れるシャトルバスに乗ったのが10時すぎというていたらく。
まあ、そんな「緩さ。」でいいのですよ、これがご近所観光のいいところです。
やはり山道走るなら、5ナンバーがいいよ。
最近の車デカすぎる。
今回は「アバルト595コンペティオーネ。」での出撃です。
※ロータスは山歩き後に乗って帰ってくるには疲れすぎる&目立ちすぎと判断したため。
自家用車は入れない
R158から【上高地】へ道はの自家用車の乗り入れは禁止されています。
※長野県道24号にも拘らず。
【上高地】へのアクセスはR158沿いの「沢渡(さわんど)。」というエリアにある有料駐車場に車を止めてシャトルバスに乗り換えて向かいます。
※「さわんど。」地区は山歩きシーズンはいつもごった返してる印象があるのですが、付近の大きな有料駐車場が丸ごと休業してるという信じられない光景を見ました。
何時もごった返してるイメージしかないのですが。
それぐらい空いているというコトです。
有料駐車場 700円
車取りバス往復 2,400円
ですので自家用車禁止なのは仕方ないですね。
渋滞必至になるので環境への影響もさらにデカいと思うし。
狭路でのシャトルバスの運転手さんの見事さったらない。
かつてのR158の旧道を思い出します。
R158の旧道
大昔、現在の安房トンネルができる前はみんなR158の旧道を通ったのです。
R158の旧道、地図で見てもわかりますが国道なくせにすごい道でして。
※現在は通行止めなことが多いのです。久々に行きたいな。
狭いヘアピンが続くので観光バス同士がすれ違えず、大渋滞になってたものです。
※山の中で、トンネル内もずーっと渋滞が続くのでバイクだと排気ガスで頭がクラクラしたものです。
R158を通ると今でも当時の渋滞を思い出してしまいます。
※古いライダーは結構みんなそうじゃないかな。
自家用車の駐車スペースである「さわんど駐車場。」から【上高地】まではシャトルバスの見事な運転でも大体30分かかります。
その間はバスからの景色を楽しみます。
R158は何十回も走ってるのですが、こんなにゆっくり景色見ながら進むのは初めて♪
【上高地】に接続する県道24号は一般車は入れなくなります。
驚くことに、
【上高地】には帝国ホテルがあるんだぜ。ちゃんとバス停もあるのです。
※どんな御大臣が泊まるんだ?とりあえず、サインください。
ちなみに・・
【上高地】へは、お弁当は持っていったほうが良いです。
帝国ホテルに泊まるような お金持ち以外は、
R158沿いのコンビニで軽くおにぎりやサンドイッチ&お茶を購入して臨みましょう。
ちょっとおしゃれ。
スイスのルッツェルンみたい。
現地で食べるのもいいですが、きっちりした食事はそれなりに高いです。
「現地にお金を落とす。」
ということで現地でも何かしらの食べ物はいつも買うようにしてます。
それでも、山歩きと化するとそれなりに運動になるので腹がすくのです。
山値段で両方で1,300円。
それでも暖かい物を食べられる幸せ。
ワタクシ達は、明神池でかけそばをすすりつつ、おでんをいただきながら持参したおにぎりを食べました♪
※山の上とか自然の中での暖かい食べものはそれなりに幸せになるのです。
【上高地】は山が近すぎて日本っぽくない
素晴らしく、きれいな川とその背景の近い山が【上高地】の魅力ですな。
上高地のバスターミナルは凄く立派です。
※長野駅のバスターミナルより整然としてて外国(スイス、オーストリア辺りはこんな感じです)っぽい。
バスターミナルは超立派
こことR158沿いの一般客用の駐車場とをピストン輸送しているようです。
かなりの台数のバスを見ましたが・・稼働数は少ないっぽいです。
それくらいお客が少ないってことですね。
山奥とは思えないほど超立派。
新宿からの直通バスもあったりします。
新宿の喧騒っぷりから、半日後にはこの大自然。
「日本ってスゲエな。」
と外人に思わせるには十分な破壊力があります。
新宿線は外人のバックパッカー向けっぽい気もしますが、新宿からバス一本で来れるのか・・。
お手軽さがスゲエなあ。
ここをはじめとして、【上高地】の数か所のトイレは「有料。」と言うか寄付金100円を入れてからの利用する場所が多いです。
※こういうことはケチってはいけないのです。
バスターミナルの裏からいわゆる【上高地】です。
「いきなり大自然が超綺麗。」
感動しますよ。
バス停の裏側と言ってもいいくらいの近さ。
それでもこの景観。
「川が青と白と透明。」
コレだけでここまで清々しくなるのか、というくらいの綺麗さ。
その背景にある山が超近い。
そしてさらにその背景にある空が綺麗。
これがずっと続きます。
いわゆる日本っぽくない光景が広がっています。
※バスを降りた瞬間から、空気はだいぶ冷たいので脱ぎ着出来る上着は持っていったほうが良いですよ。
梓川を遡る
【上高地】の基本スタンスは、真ん中を流れている梓川の両岸を散策することにあります。
一部林の中ですが。
基本的に【上高地】は川沿いなのですな。
【上高地】を散策するといっても別に山の中を歩くわけではなく、川を中心に両岸の1km程度の幅のエリアを延々と歩く、と言うことなのです。
ワタクシも初めて知りました。
しかし、
金が取れるわけでもないのに 最初に来た人はスゲエと思うのですよ。
人間の世界ではありません。
周囲に誰もいなかったら大自然すぎてちょっと怖いレベルです。
リアル獅子神の森
映画「もののけ姫。」の森は「屋久島の白谷雲水渓。」がモデルと言われています。
ただし、
アシタカが黒曜石のお守りを山犬に投げるシーンの風景はまさに【上高地】がモデルだと勝手に思いました。
こういうちょっとした崩落箇所が無数にある。
石が白いんですよ、全体的に。
さらに、
なんかが組み合わさって素晴らしい景観になるのですねえ。
どれ一つ欠けてもいけません。
【上高地】は絶妙なバランスなのです。
どこをどう切り取っても、フォトジェニックです。
みんな立派なカメラを持参してそこかしこで撮影しております。
綺麗な川の背後には、どーんとそびえる山々がスゲエ近い。
土砂崩れの後や残ってる雪渓なども肉眼で見えます。
川の本流はとても流れが早いですがソコに流れ込む支流は穏やかに流れている箇所も多く、渓流魚が目視でも確認できます。
※逃げない。
観光地にいるサケマス科の魚って逃げないよね。
遊歩道はどこもきちんと整備されていて歩きやすいです。
湿原の上などは丁寧に木道が設置されていて気持ちのいい散策路になっています。
凄い歩きやすい。
でも木道の下にクマがいたりするんだそうな。
とはいえ、
当倶楽部としては靴底の厚い登山用の靴をおススメします。
登山用とかトレッキング用の靴を履くと疲れませんよ。
※革靴のおねーさんや、コンバースのお姉さんなんかもいましたが、若いからね。
日帰りなら【上高地】散策は2時間コースから3時間コースがおススメ
体力と時間次第ですが、ワタクシ達の様にテレテレスタートするような地元民は2時間位がだと気が楽です。
それでも大体7kmくらい歩きます。
高低差のさほどない、梓川の両岸の遊歩道をテクテク歩きます。
思った以上に人が居るとはいえ、まあこんなもんでしょう。
木道もちゃんと整備されていて歩きやすい。
自由に生えた木々の間を縫って楽しく散策できました。
まあ川の両岸ですしな。
多種多様な人が居ましたが、総じて空いていると言ってもいいでしょう。
去年はもっと人が居なかった
昨年はコロナ騒ぎ+【上高地】周辺の群発地震でほんとにお客さんいなかったらしいです。
【上高地】の最も有名な観光スポット「河童橋。」ですら人が居ない写真が取れたという話も聞きました。
観光設備をきちんと維持するためにも、ある程度の観光客は居たほうが良いと思うのです。
※健全に世界遺産級の【上高地】の景観を守るためには保全費用も必要なのですよ。
今回は、
という二つを組み合わせて∞のような散策ルートとしました。
※大体3時間強。10km前後。
現地でも電波は届くので地図はGoogleMapでも確認可能でした。
それでも、
バスターミナルの観光案内所で折り畳み式の地図100円を買うことをおススメします。
※いいお土産になるし、周遊コースの案内板はあるとはいえ、やはり地図くらいは持って歩きたいところです。
ちなみに・・
【上高地】での宿泊には帝国ホテル以外にも結構いろんなホテルがあります。
お客さんがたくさんいるのか、料金が高いのか。。
「よくまあ、こんなところに。」
と言う山の中でもホテルで贅沢三昧が出来るようですよ。
お金持ちの人はぜひ。
ホテルの他 最近、クマが出て人を襲ったという キャンプ場もあるのです。
「キャンプ場は日本一いいロケーション。」
と言ってもいい位の素晴らしい景観付き。
※予告するけど、そのうち「ゆるキャン△」で絶対やる。
テントサイトも整備されて綺麗でした。
学生のサークルとかカップルキャンパーが多かったです。
ワタクシ達は、
「バイクの横で眠るのがキャンプ。」
と言う固くな信念があるので、おそらく【上高地】でのキャンプは恐らく経験することがないと思うのですが・・。
あまりにも素晴らしい景観のキャンプ場なので、一度くらいは宿泊してもいいかな?と思うくらいです。
キャンプサイトまで【上高地】のバスターミナルから徒歩10分。
キャンプサイトも綺麗で整備されています。
それでも、
とか考えると「面倒くさい。」となっちゃうんですが。
まとめ
思ってた以上に高尚な景観を誇る場所でした。
日本が世界に誇れる観光地の一つだと思うのです。
日本人なら特に長野県人なら一度は行くべき場所な気がしますよ。
コロナ禍で県外の人が少ないのであれば、県内の観光地に行けばいいのではないかと思うのです。
「おお!そういう手があったか!」
と再認識していただければ、ワタクシも記事を書いた甲斐があるというモノです。
恐らく【上高地】なんて一流観光地には感染病が蔓延してなければ 食わず嫌い炸裂で いかなかったと思うのですよ。
【上高地】に行くと価値観や世界観が変わります。
※それぐらい感動したのですわ。大自然に。
バイク乗りや変な車乗りは バカなので
「運転してるだけで楽しい♪」
と言う変態ばかりです。
バカなので、
観光地でヒトにまみれるよりもワーワー走り回って道の一つでも覚えたほうが得だと思ってるフシがあるのです。
※困ったことに【上高地】周辺は走り回っても楽しいところだらけなのですよ、ワタクシも走ってる方が楽しいと思ってました♪
でも、でもですよ。
この考え、実は非常にもったいない。
※ワタクシのことですが。
「コロナ禍で大きく移動できない。」
という制限がある以上、地元の観光地巡りと言うのもアリです。
現時点なら超空いてるので「行かないほうが損。」な気がするから不思議です。
※混んでたらちょっとヤダけどな。
もっと早くに気がつけばよかったな♪
少なくとも【上高地】には緊急事態宣言が出てるうちに行っておけ。
※長野県人は今こそ【上高地】に行くべきです。
さすが一流観光地の【上高地】。
実際、徹底的に整備された散策路と大自然でスゲエいい所でした。
日本有数の自然を味わえる場所だと思うのです。
※また秋にでも親孝行として母親連れて行くかもしれません。それぐらいイイところで気に入りました。
よく考えたら長野県は、
「割とメジャーな自然を売りにした観光地が馬に喰わせるほどある。」
のですよ。
コレだけで当分楽しめそうです。
さらに、
昨年から始めた「地味な県道巡り。」でも行きたいところだがたくさんあるのです。
マジで長野に移住してよかった♪
※コロナ禍の移動自粛が全然苦にならないどころか余計に楽しいです♪
しいて言えば有休が全然足りませんが、 ワタクシは幸せですな。
ちなみに・・
【上高地】ではサルが逃げない。
子ザルが、かわええ。
日光などの強烈に威嚇してくるサルトは違ってフレンドリーというか警戒心ゼロ。
NHK「ホットスポット。」で、冬の【上高地】で一流芸能人でワタクシの尊敬するの福山雅治さんがサルと同じ木の皮食べてましたね。
「木の味がする。」
と 当たり前のコメントを 言ってましたが(笑)
実は、
河童橋から西に向かうルートはサルのう〇こが結構多く地雷原っぽいのです。
景色に見とれてボーっと歩いていると地雷を踏みかねません。
※サルのうん〇は緑色だった♪
気を付けるがよろしい。