ツーリング ドライブ 信州の県道散策

信州の霊場は戸隠だけじゃない。県道38号「飯山野沢温泉線」の小菅神社の奥社を舐めるな。

ロータスヨーロッパ。こういうマイナーだけれど綺麗なところはたくさんあるのです。

ロータスヨーロッパ。こういうマイナーだけれど綺麗なところはたくさんあるのです。

 

ワタクシ
長野県道38は長野県北部、飯山市の東側から野沢温泉迄をつなぐ快走路です。
峠こそほとんどありませんが、雪国の田舎の風景を堪能できます。
※春は菜の花、、夏は新緑と田んぼ、秋は紅葉も素晴らしいという初心者にも走りやすいルートです。
そこに、あまり知られていないパワースポットがあります。
でもイマイチメジャーではないのです。
こういうとことに、スポットライトを当てるのが当ブログの使命です。
というわけで行ってきたら大変だったわけですよ。

 

長野県道38は県北部千曲川の東側を走る

 

ワタクシ
市街地や新しく出来たショッピングモールがあるような街道は大抵混雑します。
長野県の北部、日本一乗降客の少ない新幹線の駅として名高い「飯山駅」を要する飯山市もその例に洩れません。
飯山市は、R117というメイン街道が千曲川沿いに走っています。
コレが結構渋滞するのですよ。
こういう場合は、大抵メイン街道の両脇に快走路が走ってたりするもんです。

 

今回は紅葉の季節だったのでどこに行っても素晴らしい景色でした。

今回は紅葉の季節だったのでどこに行っても素晴らしい景色でした。


やはり、長野の紅葉は11月3日前後1週間がおススメです。

飯山の場合は、

  • 西側の市道(県道ですらないけど快走路)
  • 東側の県道414(中野飯山線)と県道38
  • を駆使して市街地を抜けちゃえば、R117の混雑区間を抜けられます。
    ※これを知らないと結構時間的にロスします。

    中でも県道38の区間は
    「木島平は本当に平らだ」
    という長野県では数少ない平地を実感できるいいツーリングルートです。
    ※コメが旨いのですよ、木島平は。

    県道38

    県道38は

  • 飯山市の中心部から
  • 千曲川を渡り
  • 木島平の稲作地帯を経由して
  • 小さな集落を何個もつないで
  • 野沢温泉の中心街(バスターミナルんところね)まで
  • 続いています。

    ■始点
    ■終点

    ちなみに・・

    野沢温泉まで行くとお風呂に入りたくなります。

    いろんなお風呂をはしごするだけでも楽しいのが「野沢温泉」ですよねえ。

    ただし、

  • 調子に乗って複数のお風呂をはしごすると帰れなくなる
  • コロナが治まるまで大衆浴場には行かない
  • バイクやすき間だらけの車で秋冬に温泉に行くと湯冷めが怖い
  • という理由で今回はお風呂はオミットしました。

    野沢温泉を堪能するなら、一泊以上ゆっくりするのがおススメです。
    ※温泉なんてどこもゆっくりしに行くハズなんですが、いつもせわしないのが情けない。

     

    県道沿いではないのですが。

     

    ワタクシ
    お風呂の代わりと言っては何ですが、
    県道38の道中にはマイナーながらも素晴らしいスポットがたくさんあります。
    もう少し流行ってもいいと思うんですが静かなのがまたいい、という意見も捨てがたい。

     

    ■飯山市菜の花公園

    2020年の春はコロナ真っ盛りで入園できませんでしたが。
    ※入り口には、見張り番のおっちゃんがしっかり陣取ってました。

    写真撮ったはずなんだけれど、なくしました♪

    ■北竜湖

    人造湖?だと思うんですが、異様に綺麗な湖です。
    ※綺麗すぎて自然の湖の岸ではない気がします。

    異常にきれいな湖「北竜湖」。キャンプ場もある。

    異常にきれいな湖「北竜湖」。キャンプ場もある。


    湖畔で親子がBBQやっていて、突風に吹かれてコンロが・・(笑)

    人気は少ないのですが、周りの施設は立派です。
    ※ただし、営業していないことも多いです。

    トイレなどは使えます。
    トイレなどの施設は割ときれいなのですが、虫が大量発生していました(笑)
    ※これだけ山の中なので仕方ないとはいえ。

    ■小菅神社

    長野県道38のすぐわきにある由緒正しい霊山が小菅神社奥社。

    小菅神社に呼ばれた、とか一瞬思いましたが。

    小菅神社に呼ばれた、とか一瞬思いましたが。


    見事に勘違いでした♪

    県道から結構な急こう配をガンガン上っていきます。
    ※雪降ったら怖いがな。

    以前から飯山市の郊外にある小菅神社は気になる存在でした。
    ここは昔からの霊場として山伏さんの修業の場だった歴史のある神社です。

    ここがまたすごいところでした。
    小菅神社奥社までは、
    マジ登山
    です。

    次のセクションでは、小菅神社奥社にフォーカスします。

    立派な案内板もある。

    立派な案内板もある。


    ただし、奥社まではかなりキツイ。
    案内図の上の方にちょろっとあるのが奥社。

    ちなみに・・

    日本には「いわゆるパワースポット」と呼ばれる場所はたくさんあります。

    中にはほんまもんのパワースポットもあるとは思いますが、
    そのほとんどは観光用のパワースポットだと思ってた方がいいようですよ。
    ※なんだかいろいろブームになって田舎の集客には役に立ってますね。

    もし、
    ほんまもんのパワースポットで霊的な何かがあるとするなら、
    ご神木など祭られてるものをベタベタ触らない方がいいです。
    神様に対して失礼ですよ。
    ※マジもんのそういう能力持ってる人にアドバイスを受けたことがあります。

    例えるなら、

  • いきなり知らん人が自分ちに入ってきて
  • いきなりいろんなものにベタベタ触られて
  • 大騒ぎされたら
  • アナタも嫌な気分になるはずです。

    参拝するときはあくまでも「主に失礼のないように」しましょう。
    せっかくお参りに来たのに、祭られてる人やご神体を怒らせてどうすんですか。

  • 御祭りされている何らかの神様(人の形してるとは限りませんよ)の気分害して
  • ろくに対価(お金とは限りませんよ)も払わずに
  • パワー貰えると思うのが間違い
  • という事らしいのですよ。

    もし、神様があなたに何か伝えたいのだとすれば「先方様」からやってきます。
    ※送り迎えが付くことすらあるようですよ。目に見えませんが妙にその日の限って渋滞が無かったり、信号待ちに捕まらなかったりという事はホントにあるみたいです。

     

    パワースポット「小菅神社奥社」に負けた記録

     

    ワタクシ
    2020年11月、ワタクシ達はよりによってドライビングシューズで登山を結構を試みるも勇気ある撤退をすることになります。
    雨の翌日のコケ付きの石は凄まじく滑るのですよ。

     

    のどかにも鐘撞堂で大根干したりしています。
    ここに至るまでも強烈な坂です。
    坂道発進の苦手なロータスヨーロッパで途中でエンストしたらヤバ方かもしれません。
    ※直滑降の逆、なんていうの?真っすぐ山に登っていて斜度がキツイ。

    ココはまだ小菅神社の鳥居より手前です。

    ココはまだ小菅神社の鳥居より手前です。


    こういう生活感がある景色がたまらなくよろしい。

    奥社への道入口の最初の門のところに修験者の格好をした人(実はマジで修験者でした)がいました。
    ドラクエだったら、なんかアイテムがないと通れないセクションの入り口です。
    ※レベルが上がるまで入れない雰囲気むんむんです。

    恐れ多くもレベル3くらいの装備のワタクシ達が、リアル修験者の方に
    「奥社までどれくらいかかりますか?」
    と聞いたところ
    「早ければ片道1時間。でも鎖場もありますよ♪」
    みたいなことを言われます。

    取り合えず、
    「無理なく行けるところまで行ってみよう」
    という遭難フラグが立つ気配むんむんですが登ることにします。

    この時のワタクシたちは、
    どんなモンスターにあっても蹴散らされるレベルの低さと装備です。

    なにせ、
    ワタクシなんか靴裏が薄く、真っ平らなドライビングシューズです。
    絶対、水は持って行った方がいいです。
    ※この日は、結構暖かくヒートテック装備のワタクシ達は15分で汗だくになりました。

    はっきり言いましょう。

  • ライディングブーツ
  • ドライビングシューズ
  • で小菅神社の奥社まで行けるなんて思わないほうが身のためです。
    怪我するどころか、死にます。
    ※崖みたいなところも多数あります。

    鳥居をくぐるとすぐこんな道になる。

    鳥居をくぐるとすぐこんな道になる。


    延々と続く上りですたい。
    画像では斜度がわからんのでごわす。
  • 戸隠の奥社の数倍キツイ
  • 飯綱山登山くらいキツイ
  • と思ってた方がいいですよ。
    ※戸隠の奥社と大きく違うのはマジでほとんど人がいない&ずっとキツイ登山道ってことです。

    うわマジか。

    うわマジか。


    画像右側は崖です♪

    そんなわけで、
    それでも40分くらいは進んだでしょうか?
    ワタクシ達は日も暮れそうだしという弱気な撤退理由とともに「賽の河原」と標識がある石のところで引き返すことにしました。

    ワタクシ達は、この日は神様というか霊場というかパワースポットに歓迎されていなかったのだという事です。
    そんな恰好でく来んな
    と、いう事なのでしょう。

    近いうちに、
    登山靴持って安全確保したうえで、再度低調にお参りさせていただこうと思っています。

    ちなみに・・

    引き返す途中でであったリアル修験者の人にほら貝を吹いてもらいました♪

    山の中に響き渡るリアルほら貝の音・・
    戦じゃぁ!者どもであえ!
    と叫びたくなる音です。
    ※ドラクエでいうと「山伏さんが吹いたほら貝でモンスターが呼ばれて出てくるパターン」。だからセーブしておけって言ったじゃん。

    ほら貝、カッコいい。

    ほら貝、カッコいい。


    山伏の格好も一生に一度はしてみたい。
    嫁は動画取ってました(笑)

    ほら貝は高音も低音も出せるようですよ。
    ※カッコいい。やってみたい。

    嫁の知り合いの旦那さんに「休日にほら貝を吹きに山に入る」という謎な趣味の人がいます。
    ※副業で山伏やってる?もしかしてそういう霊力とかある?とか思いましたが、よく聞いたら「純粋にほら貝が好きなだけのたまにいる変わった人」でした。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    信州の北方面にもたくさんの県道があります。
    峠道が多い県道は確かに楽しいけれど、のんびり流す生活県道も捨てがたいです。
    そしてその途中に面白い物があればどんどん寄り道するのも面白いです。

     

    県道ツアーは完全走破しなくても途中で遊んで疲れたら帰るのも大いにアリです。
    もう少し遠征できる時間があれば完全走破を目的とした旅もいいのですが。

    ワタクシ的には、
    県道完全走破は二回(もしくはそれ以上)に分けてもいい
    という緩めのルールをこさえました。
    ※だって通行止め区間とかあるじゃんさ。

    そして、
    何度も、何度でもとドリカムのように再訪すればいいのですよ♪
    一度目では見えなかったものが見えてくるかもしれません。
    ※とか言いながら、記事ネタが増えるので楽というワタクシの都合もある。

    鎖がね。地面にね。

    鎖がね。地面にね。


    それで支柱がぐらぐらなの。

    少なくとも、
    長野県道38は「小菅神社奥社」まで行かねばならないという使命感に燃えております。
    久々に負けた気がしますが、明らかにリサーチ不足と心構えが足りてなかったワタクシ達に原因があります。
    舐めた格好(嫁はゆったりした魔女の宅急便みたいなワンピースだったし)はさすがに霊山に失礼ですよねえ。

    マジで体力自慢は行ってみるといいですよ、小菅神社奥社。
    ワタクシ達のように歓迎されていない場合、追い返されるかもしれませんが。
    ※危ないので出来れば複数人で行くことをおススメします。

    県道38、道がいいのでのんびり走るのも楽しく、周囲にはディープなスポットがあるいい県道です。
    ※初心者ライダーには「安曇野アートライン」並みにおススメのコースです

    落石注意って言われてもね。

    落石注意って言われてもね。


    場所によっては逃げるスペースもないぞ。

    と、
    何も得ていない癖に「気づき」を得た、みたいな会社の研修のまとめによくありがちな「まとめ」でこの記事を終える。

     

     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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