クルマ バイク 革細工

【革細工】スペアキーそのままだとダサいので革でキーカバーを作る

Z1-Rのキー。

Z1-Rのキー。

 

ワタクシ
スペアキーを作ってみたものの地味なのです。
ゆえに何か工夫をして楽しみたいのです。
とりあえず、素人でもできる加工は革でキーカバーを作ることではないかと思うのです。
今回ちょっとだけ凝った革のキーカバーを作ってみました。

 

スペアキーが地味だ

 

ワタクシ
バイクのスペアキーを660円(安い)で作れたのは良かったのだがいささか地味すぎる。
車やバイクのキーというのは常に目に入るし、持ち歩くアイテムなのでこだわってもいいアイテムだと思うんですよ。

 

スペアキーを作る際、良い感じのデザインのキーヘッドが見つかればいいのですが、なかなかそうもいきません。
特にバイクのスペアキーを作る際のブランクキーは地味なものが多いです。
※大昔、上野のバイク街にはいい感じのブランクキーがたくさん置いてあったものだけどねえ。

結果、スペアキーを作っても地味なのであくまでもエマージェンシー用ということにして、
普段は純正のキーを使う人が多いと思われます。

メーカー純正のキーは地味ながらいい感じのものが多いですな。
キーなんてのは常に持ち歩くものなわけで、こういう所に凝るメーカーがあってもいいと思うのですが、
個人個人の好みがあるので大きく冒険できない箇所なのかもしれませんな。
※ただのコストダウンっぽい気もしますが。

ただし、
中古でバイクを手にいれた場合、最初からスペアキーしかついてない場合が多々あるのです。
地味なスペアキーを使い続けるのはちょっと苦痛なのですよ、ワタクシ的に。

 

 

ちなみに・・

古い英国車は、純正でメインキーとドアノブキー、ガソリンタンクキャップキーが別とか言うのは普通です。
※いろんなパーツをいろんな車種で流用しまくった結果、こうなったようです。

なので、
普通に車を運転するにも数本のカギを持ち歩くことになります。
英国紳士はこれをどう思ってたのか知りませんが、ちゃんと鍵にもオシャレしてたりするのです。

それがキーカバーだったりキーホルダーだったりして、
さらなる趣味の世界を広げることになるとは世の中何がおこるかわかりませんな。

ロータスヨーロッパの場合、

  • メインキー
  • ドアキー
  • トランクキー
  • ガソリンキャップキー(右)
  • ガソリンキャップキー(左)
  • とまあ5本のキーで運用しているわけなのですが、これがまた面倒くさい。
    ※ガソリンキャップのキーなんていまだに左右どっちがどっちかわかんないです。

    「キーは一本で全部出来るのがいい。」
    と思うこともあるのですが盗難とか考えると複数でもいいかなと思ったり。
    ※でもスペアキー作る時は大変なお金がかかるのよ。

    キートップに革を付けるのは割とメジャーな手法

     

    ワタクシ
    スペアキーのような地味な車やバイクのキーの頭の部分に革でカバーをつけるという手法は割とメジャーです。
    たくさんキー付けてもじゃらじゃら言わないしね。

     

    「地味な金属むき出しのスペアキーのヘッド部分に革でカバーをつける。」
    割と多くの人がやっているようですな。

    SNSでもたまに見かけるし、そういった商品も売られています。

     


    ネットってホントになんでもあるよね。

     

    一般的な革製のキーカバーは薄い本革を二枚折にして、キーを挟んで左右を手縫いしたものが多いです。

    これなら材料はすごく少量で済むので革の端切れがあれば十分です。
    そして割と簡単にできちゃいます。
    この作りなら、革の端材があって形さえ決まっていれば、手縫いしても一個当たり10分くらいで出来ちゃいますな。
    ※最近売られている革製品は縫いさえもせずに接着剤で加工して縁は樹脂で固めた完全量産タイプが多いです。

    ともあれ、
    革細工の最初のトライとしてキーカバーはおススメのアイテムです。
    ネットでもSNSとか検索すると革のキーカバーを自作してる人が多数いることがわかります。
    ※当倶楽部でも「体験革教室。」とか「革細工ワークショップ。」でもやろうかと思うくらいです。 面倒くさいのでやりませんが。 

     

    革細工の初心者は道具セットを買った方が安い
    created by Rinker

    5000円くらいのやつでも十分ですな。
    ワタクシが始めたころより確実にセット内容が充実している。
    ※ワタクシは数年前に10000円くらいのを買いましたが、これほど充実してませんでした。

     

    こういう 簡単な 革細工を量産して売れるのであればガンガン内職して量産したいところですな。
    でも商品化してもワンオフの専用設計に比べればやはり既製品でぴったり来ないなら満足度は低いかも。
    ※数サイズ作ればいいのか。

    ワタクシも以前セロー225Wのキーカバーを同じ手法で作ったことがあるのですが、イマイチ気に入っていません。

     

    セロー225Wのキー。

    セロー225Wのキー。


    なにか
    「コレジャナイ。」
    感がぬぐえない。
    ※近いうちに作り直すと思います。

     

    「せっかくキーカバーを革で作るのならばもう少し何か凝りたい。」

    というわけで、
    今回もう一段階凝った革のキーカバーを作ってみることにしました。

    ちょっと凝ってみたキーカバー

     

    ワタクシ
    普通のキーカバーに満足できないワタクシです。
    それに、ペラペラのキーよりはちょっと厚めのキーの方がカッコいい気がするので、
    スペアキーのヘッド部を厚く加工してそれに合わせたキーカバーを作ってみました。
    デザインと作成方法を確立させるまでに3日かけました。

     

    まずはキーを加工します。
    キーのヘッド部にボリュームを持たせます。
    キーのヘッド部に柔らかい樹脂(鞄の底板用樹脂)を二重に貼付けて厚さを出しました。

     

    革を張る直前のキー。

    革を張る直前のキー。


    樹脂は加工しやすいけど左右均等に作るのはむつかしいね。

     

    樹脂はカッターで大まかに成型してヤスリで形を整えます。
    曲線があるので型を取ってカッターで切出しても完璧に重ならないです。
    成型時に角を落としておくのがポイントです。
    ※角ばったのがいいっていう人もいますがソコはお好み。

    革の素材は今までにいろんな革細工をして残った大量の端材から適当に選びます。
    悩みましたが加工しやすいので「ヌメ革の無染色1mm厚。」を使うことにします。
    ※同じヌメ革でも加工の仕方で色も手触りも全然違うので散々迷いました。革の奥深さを思い知りますな。

    で。

    素材が決まったら、

  • 革を十分に濡らして
  • キーに巻き付け
  • 余剰部分を小さいクリップで挟んで
  • 丸一日放置して乾燥
  •  

    乾燥中のキー。

    乾燥中のキー。

     

     

    カチカチになった革。

    カチカチになった革。


    丸一日乾燥させたものがこちらです。

     

    ここから、

  • 余剰部分を切り離し
  • ピンバイス(細いドリル)で下穴をあけ
  • 革の切り口をヤスリで整え
  • 手縫い
  • していきます。

    今回は「茶色の蝋引き糸(細)。」を使いました。
    太い糸はかっこよく男らしいのですが、キーの様な小さいものだと糸自体の存在感がありすぎてはいけません。
    ※「白でもよかったかな。」と思うけれど白い糸は汚れが目立つんですよ。

    で。

    今回は「ベースボールステッチ。」と呼ばれる革と革を突き合わせて縫う手法を使いました。
    革の面と面同士を張り合わせる「鎖縫い。」と比べるとちょっと難易度が上がります。
    ※縫い方の難易度はそれほど変わりませんが、穴の開け方や穴の位置にセンスが出る。立体モノには菱目打ちが使えないし。

     

    ベースボールステッチ。

    ベースボールステッチ。


    ポイントは均等に下穴をあけることです。

     

    ダブルリングを通す金属のむき出しになる箇所の縫い合わせや革のカット加工は、もう少し考えたほうがよかったかもしれません。
    どうやって処理しようかさんざん悩んだけれど「ええい、ままよ!」という勢いで進んでしまいました。
    ※こういう勢いだけで人生の荒波を乗り越えてきたという自負はある。

     人生と同じように こういうイレギュラーな処理の箇所はもう少し改善の余地があるかもしれませんな。

    でも良いのです。
    自分で作ったものだし、まだまだ最初のプロトタイプなのです。
    要するにガンダムみたいなもんです。
    作った経験を生かして、生産性をあげて コストダウンをすれば ジムのように名機を量産可能なわけです。

    「次はもっとうまく出来るハズ。」
    このように前向きな姿勢で、
    人生における自分というものは探すものではなく作り上げるモノなのですよ。

    縫いあがったキーカバーは切り口や縫い口に薬液を指でつけ、滑らかな木の棒で磨き上げました。
    ※トコノールという専用の薬液があるけど、木工用ボンドを水で溶けばそれでいいような気もする。

    最終的には表面に ニベアでも全然いいと思うけど ラナパーという脂を薄く塗付して完成です。
    ※ミンクオイルでもいい。

     

    革製品の手入れにはミンクオイルは必須です。
    created by Rinker

    革製品のお手入れには必須です。
    革ジャンやグローブやブーツにも使えるのでバイク乗りには必需品です。
    革製品の持ちが全然変わります。
    ※ワタクシの革ジャンなんて、30年以上着ています。

     

    今回、乾燥時間を丸一日置きましたが、実作業は2時間かかってないと思います。
    ※途中で隣の家の猫が飯をねだりに来て中断したりしたし。猫が来ると遊んじゃうんですよ。

     

    完成版キーカバー。

    完成版キーカバー。


    スペアキー。

    スペアキー。


    もとはコレですよ?

     

    一番時間がかかったのは、
    「どういう形に仕様かと悩んでる時間。」
    でした。

    こういうのは決めちゃえば案外短時間で片が付くものなのですな。

     

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    革のオリジナルキーカバーは意外とよく出来たし面白かったのでまた作る予定です。
    まだまだカバーを付けたいキーがたくさんあるので今後どう進化していくか自分でも楽しみです。
    ※アイデアというのはいきなり降ってわいてくるのでタチが悪い。そして翌日には忘れているのもタチが悪い。

     

    革の端材が大量にあるので、今後も暇を見つけてコソコソと作業しようと思います。
    まあ大体距離感というか難易度はわかった。
    何処を工夫すればいいかもわかった。

    まあ全部知ってた手法を駆使したとはいえ、意外とすんなりできてビックリですな。
    ワタクシの革加工スキルもだいぶ上がったようです。

     

    そしてロールアウトしたキーがコレだ。

    そしてロールアウトしたキーがコレだ。


    当倶楽部オフィシャルキーホルダー付き。

     

    まだたくさんキーカバーを付けたい鍵がある♪
    とはいえまとまった暇はあんまりないので長期的に作業をするつもりです。
    こういうのは焦ってやってもあんまりいいことないですし、せっかくの楽しみなので長く楽しんだ方がいいに決まっています。

    今あるアイデアだけでも、

  • スタッズを入れたり
  • 文字を入れたり
  • 型抜きしたり
  • 革紐と組み合わせたり
  • と、一個作ったことでイメージが具体化してきています。

    凝りすぎるとかえってゴテゴテしてカッコ悪くなることがあるのでほどほどにしますが。

    調子に乗って、Z1-Rのキーも作ってみた。
    メインキーの樹脂部分が割れてたので、思い切って作り直して見た。
    結構いい感じにできました♪

     

    Z1-Rのスペアキー。

    Z1-Rのスペアキー。


    Z1-Rのスペアキー。

    Z1-Rのスペアキー。


    手に入れたときから当倶楽部のZ1-Rはメインキーとシートキーとハンドルロックキーが別々なのだ。

     

     

    Z1-Rのキー。

    Z1-Rのキー。


    完成したのがコレだ。
    嫁が言うには「ドングリのようだ。」と。
    失礼しちゃう。
    ※Z1系のメインキーってちっちゃいので厚くすると「どんぐり。」っぽくなるのも否めないのです。

     

    今度、革屋さんに、
    「気に入った色の革を仕入れに行こうかな。」
    とか思ったりもしています。
    ※その場合はまた革の端材が残るな。

    ともあれ、
    「ちょっと変わったキーカバー作成スキルを手に入れた♪」
    ワタクシなのです。

    どうやらまた少し強くなったようなのだ。

    ちなみに・・

    2023年07月現在。
    VT250FHに付ける革のキーホルダーを一個だけ作るハズが、どういうわけか「当倶楽部オリジナルのキーホルダー。」を量産中です。

    当倶楽部オフィシャルキーホルダー。

    当倶楽部オフィシャルキーホルダー。


    キーホルダー自体のデザインが数種類ある。
    「そんなに作ってどうするんだ?」というのは嫁談。

    だってしょうがないじゃないか。
    キーホルダーにビルトインするアルミプレートにプリントするシール(屋外用)がA4サイズだったんだから。

    アルミプレートデザインが6種類ある。

    アルミプレートデザインが6種類ある。


    キーホルダーに埋め込むアルミプレートの大きさなんてたかがしてれるので、A4で20枚くらい取れるのだ。
    ※まだあとA4サイズのクリアシール用紙が2枚ある。

    革細工の道具セットは一度片付けるともう一回出すのが凄く面倒なので勢いで数を作っているというのが現状です。

    本来、革細工は当倶楽部の冬の作業なのですが、今年は何故か梅雨時期にガンガン作ってたりします。
    リビングの一角を作業エリアにして猛暑or雨降りの7月の庭を眺めつつ、革をチクチク縫っています。

    というわけで、現在リビングの作業エリアが散らかったままです。
    やべえ、本格的な夏が来る。
    そうなると毎週のようにいろんな客が来るのだ。
    ただでさえ、
    親類の大人にはいまいちウケが悪い が子供には大人気の ワタクシですので、これ以上親類内部での評判を落とさないように、とっとと片付けねば。

     

     

    当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。

    =============================

    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

    もちょっと詳しいプロフはこちら↓
    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

    =============================

    お問合せはこちら

    -クルマ, バイク, 革細工