携帯用のドライバーは車載工具でもいいように思います。

携帯用のドライバーは車載工具でもいいように思います。

クルマ バイク メンテナンス

【初心者のメンテナンス】第二回:ネジを舐めずらい正しいドライバーの使い方。

 

ワタクシ
ドライバーを使う際、よく言われるのは「押し7、回し3の力配分でネジを回す」ということです。
回す力よりもドライバーがネジから逃げないよう押し付ける力が大事なのです。
普通に緩むなら何やってもいいと思うんですが、ちょっとでも固着があるとネジはあっさり舐めます。
こうなると、何倍も労力と時間を食うことになり疲れちゃいます。
まだ緩めるべきネジは「大量にある」のです。
アナタが先にゆるんです場合じゃありません。

 

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ドライバーの正しい使い方

 

ワタクシ
バイクや車のメンテナンスで一番使うのがプラスドライバーじゃないでしょうか?
普段何気なく使ってる工具にも使い方のコツがあります。
意外にも「ドライバーの正しい使い方を説明できない人」がいるのですよ。

 

よく言われる正しいドライバーの使い方は、

  • 押し7割
  • 回し3割
  • の力配分で回せ!
    ということです。

    どういうことなのか・・

    プラスネジは、無理やり回そうとするとドライバーがネジから浮き上がるように逃げます。
    この際、ネジの頭の金属部を舐めちゃう(痛めてドライバーが噛まない状態になる)ことがあります。

    なので、
    「ドライバーがネジから逃げないようにガッツリネジに押さえつけて回せ!」
    ということなのです。
    コレがドライバーを使う際の基本です。

    ちなみに・・

    母材からネジの頭が出ている鍋ネジの山が舐めた場合は、

  • バイスプライヤーで頭をつかんで
  • コンコンとハンマーでバイスプライヤー衝撃を与えるように
  • すると割と緩みます。

    皿ネジのように母材から頭が出てない場合は、
    「ポンチのようなもので回転方向に地道に回す」
    しかありません。
    ※結構大変です。

    とにかく、ネジの頭が舐めるとそのあとの作業が大変になります。
    ※もちろん心が折れる方が問題ですが。

    マズい・・と思ったらあっさりプロに任せた方が身のためです。
    ※プロも嫌がる仕事なので引き受けてくれるかどうかは別ですが。

     

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    ドライバーをネジに押し付けるコツ

     

    ワタクシ
    明らかに緩まなそうなネジの場合、貫通ドライバーに全体重をかけて回します。
    貫通ドライバーを使うのはドライバーの強度が高いからです。

     

    ドライバーの上に自分が乗っかっちゃうイメージです。
    作業者の全体重をドライバーの軸に乗せるつもりで行きましょう。

    その状態で何とかドライバーを回します。
    ※次の章でもう少し詳しく書きます。

    大抵はこれで緩むんですが、レストア作業では完全に固着しているネジも少なくありません。
    10本もこの手法でネジを緩めていると汗をかくくらい疲れます。
    ※ドライバーの柄が汗で滑るのですよ。

    ちなみに・・

    鬼滅の刃で「全集中」という身体能力を高める技があります。
    ワタクシのイメージする全集中「全体重をネジにかけて回す行為」です。

    「全身の神経を集中させつつ、手のひらの感覚でドライバーにかかったレンチを回す。」
    ・・パキッ・・とネジが緩んだ瞬間はきっと大技が決まった時、なのでしょう。
    ※コレからしばらくはネジを緩める際は「〇〇の型!」とか言いながらやろうかと思います。

     

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    回らないネジは工具に頼れ!

     

    ワタクシ
    当たり前ですが、全体重をドライバーにかけつつドライバーを回転させるのは難しいです。
    実は、こういうことに対応したドライバーがあるのです。

     

    プロ向けドライバー

    ドライバーの後端をハンマーでぶったたくことで、回転に変えネジを回す仕組みのドライバーがあります。
    インパクトドライバーとかショックドライバーと言われるものです。

    最近はこういうバイク用のショックドライバーもある
    created by Rinker

    でもやっぱりハンマーが振れない個所には使えない。

    一見便利そうですがやみくもに使うとネジを痛めます。
    ショックドライバーはネジが固着している母材にも優しくありませんので、脆いパーツ(アルミも含みますよ)は変形したり割れたりします。
    バイクや車程度の鉄板は簡単にゆがみます。

    それに、
    完全に母材を固定できなければ使えません。

    当倶楽部にもありますがかなりゴツイので使用場所が限られます。
    狭い場所での利用には本当に向いていません。

    なので、
    当倶楽部ではほとんど使いません。

    経験上、インパクトレンチよりも安全確実にネジを回せるのは、

  • ドライバーをガッツリ押さえつけて
  • ドライバーを何らかの方法でコンコン衝撃を与えつつ回す
  • です。

    ということで。
    「軸にレンチをかけられるドライバー」
    というものが存在します。

    これらを使うことで、効率よくドライバーをネジに押し付ける力に変換できます。
    そして、
    てこの原理も働くので、非常に効率用ネジに回転力を伝えられるんですよ♪

    軸が角型

    普通にイメージするドライバーの軸部分は円柱の金属ですね。
    これを一般に「丸軸ドライバー」と呼びます。

    対して、
    ドライバーの軸部分が角柱の金属製のものがあります。
    これを一般に「角軸ドライバー」と呼びます。

    どちらも普通に使えるのですが「角軸」モデルは、軸にスパナをかけることが可能です!


    探すと意外とない。
    なぜかamazonでは探すの大変。

    つまり、
    全集中で しつこい ネジにドライバーを押し付けてる状態でスパナを緩める方向に回すことでより大きな回転力をネジにかけることができます。

    ワタクシはこの技をTOY〇TAのディーラーでメカをやってたS君から教わりました。
    目からうろこでした。
    ※2年でTO〇OTAを止めたねえ、S君。ブラックだったもんねえ。

    さらに、この特性を強化したものがあります。

    ボルスター

    KTC様のサイトより。

    KTC様のサイトより。


    これがまた固着したネジに良く効くのです。

    ボルスターとは、
    ドライバーの軸の根元を六角にすることで、メガネレンチをかけることを可能にしたモデルです。
    スパナより一層回しやすく、確実な作業が可能です。
    ※ちょっと高いけどその価値はある。

     


    参考

     

    ボルスター付きドライバーは一本持っておこう。
    created by Rinker

    割と高価なのでセットで買う必要はないです。
    #2と#3のドライバーがあればいいように思います。

    いずれも、全集中 シツコイ でネジにドライバーを押し付けているときには非常に頼りになります。

    犠牲を伴う裏技

    決しておススメはしませんし、使い方としては間違っています。

    ただし、
    背に腹は代えられない場合もあるのですよ。

    角軸やボルスターがない場合、ドライバーを犠牲にする可能性がありますがバイスプライヤーを丸軸のドライバーに噛ませて無理やり回すと言う手法もあります。
    ※決しておススメはしませんが、当倶楽部ではこうやってネジを回した実績があります。

    ドライバーの丸軸部が痛みますが普通には回せないネジを回すことが可能です。
    ※出先でトラブルを起こした人のバイクを救うのに仕方なく使いました。

    ちなみに・・

    どんな方法を使ってもネジが折れるときは折れます。

    正しくネジに回転トルクが伝わっても「ヌクッ」と言う嫌な手ごたえで金属がもげること一定の確率で発生します。

    こうなると、
    気持ち的に激しく凹みますがさっさと気持ちを切り替えて解決策を考えたほうが建設的ですよ。

    今現在、当倶楽部にも母材の中に残ってどうしても抜けない折損したネジが存在します。
    とりあえず、走行に支障はない箇所とはいえ、どうしてやろうか・・

    ステンレスのネジは固着すると折れるんですよねえ。
    折れると固いのでリムーバーも効かないんですよ。
    ※リムーバーが折れたことがあります。

     

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    まとめ

     

    ワタクシ
    ネジを回す場合、とにかくネジからドライバーを逃がすな。
    コレが鉄則です。
    工具でもなんでも使えるものは使え!

    それでもネジが折れる時はある。


     

    固着度合いが低ければ、押し付ける力はそれほど必要ありません。
    固着度合いが高いほど、ガッツリ押さえつけてドライバーを回す必要があります。
    ※プラスネジはドライバーが逃げやすいんですよ。

    普通にドライバーを使ってネジを回してみて、ダメだと思ったら「全集中 しつこい 」で行きましょう。

    普通に回せるネジならドライバーは何でもいいんですよ。

    普通に回せるネジならドライバーは何でもいいんですよ。


    KTC差し替え式のドライバーは便利そうだけれど、ほとんど使いません。
    ごついんですよ、握りが。

    ネジやボルトの固着は嫌ですが古い車やバイクをメンテナンスするうえで逃げることが出来ない事項でもあります。

    メンテの効率として最悪なのは、

  • ネジが折れる
  • ネジを舐める
  • です。
    ※折れたネジを抜くのは本当に大変です。

    これを避けるいくつもの技「〇〇の型 シツコイ」を身に着けて、その場その場で適切な対応をしていきましょう。

    ねじ山が潰れてるジェットが装着されてた

    ねじ山が潰れてるジェットが装着されてた


    中古のキャブではよくある。
    こうなったらジェットは交換するしかないね。

    ちなみに・・

    舐めにくいと言われるヘキサゴンボルト(六角穴のボルト)も固着すると大変です。
    強力に固着しちゃうと普通には回せません。

    こういう場合、
    中空のシャフトをレンチにかけて柄を伸ばしてテコの原理で回します。

    ただし、
    強烈に固着していると

  • ボルトの六角穴が変形したり
  • レンチが折れたり
  • レンチが曲がったり
  • ボルトがもげたり
  • します。
    ※全部経験あり。

  • 固着も
  • 錆びも
  • 折れも
  • しないネジってないんですかねえ・・

    次回はプラスネジとマイナスネジが存在するのはなんで?
    「【初心者のメンテナンス】第三回:プラスとマイナスネジの違いと特性」
    という話に続きます。
    誰にも期待されていない記事を書くのも自虐っぽくてたまにはいいものです。

    震えて待て!

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