ワタクシは年末年始は関東圏に行ってたのですが久々の関東圏にはびっくりさせられました。
真冬でも変な車やバイクが普通に走ってるし。
ガソリン安いし。
普通の家の庭先にみかんなってるし。
南国か。
同じ日本でも全然違うんですな。
ガソリンが隣県より25円/l高い長野県
183円/l。
これが2023年末の長野市内の割と休めなガソリンスタンドのレギュラー価格です。
ハイオクは余裕で190円を超えています。
対して、
長野県と ほんの少しだけ 隣接している埼玉県。
レギュラーガソリンは165円/lですよ。
※年始に東京からの帰路に寄った埼玉県で給油した価格。街道に出ている看板によればもっと安いところもあった。
何だこの差は。
「長野県はガソリン価格が高いので遊びに来てもなるべく入れないほうがいいよ。」
と言われるのも分かる気がします。
地方から遊びに来る人達や運送業の方々の間では、
「長野でガソリンを入れてはいけない。」
というのは半ば常識になっているようです。
そう。
長野県は日本で一番ガソリンが高い県なのです。
言い訳としては、
とか言いますが、
長野県内でも諏訪付近は比較的ガソリンが安い。
思いっきり山の中ですよ?どうなってるのだ?
※中央道で山梨に近く価格競争で勝てないからと言われています。
反面、
はガソリンが高い。
本当によくわかりません。
県境のほんの数百メートルの差で、ガソリン1l当たり十円以上安ければそっちで入れますよね。
長野県内の小規模なガソリンスタンドには頑張ってほしいですが、価格差は歴然なら勝負になりません。
ホント、どうなってんですかね?県ごとのガソリン価格って。
20Lで200円
ガソリンが10円/lの差があったとすると、20lで200円の差になります。
ガソリンタンクの小さい軽自動車やバイクなら実質これくらいの価格差でしょうな。
これを安いと取るか、高いと取るか。
ただし、
25円の差があったらどうか?
20lで500円差になります。
1牛丼の差が出てきます。
※すぐ牛丼の単位で換算するのはワタクシの悪い癖です。
これを安いと取るか、高いと取るか。
安い県まで移動して給油(越県給油とか言う)すると、
というネガな部分が出てくるし、
「地元のガソリンスタンドが無くなると困る。」
という悲しい過疎化の現実が待っています。
それでも無い袖は振れないのです。
政治と言えば。
一時期、長野県知事が由々しき事態とか言って県内のガソリン小売業者に「テコ入れ。」をして、
ほんの一瞬日本一高いガソリン価格という不名誉から脱したのですが、あっという間に戻りましたな。
2023年に知事が県内の業者に働き掛けて、10円/lくらい安くなりました。
その瞬間は日本一ガソリンが高い県という不名誉を一瞬回避できたものの、一か月余りであっという間に元の高価格に戻りました。
あんまり意味がなかったですな。
やればできるのに 図々しくもガソリン関係の既得権益を守り続ける 悪徳な 業者や業界が長野県には現存するのです。
知事アタックをなぜ継続しないのか?
県民としては県からガソリン業界への圧力をひたすら続けて欲しいものです。
そしたら選挙で県知事に喜んで投票しますよ。
長野県に限らず「地域創生。」を掲げて立候補した政治家はマジで田舎の現実を見たほうがいいです。
っていうか、
ガソリンの低価格化だけ実現できれば長野県では県議会議員くらいにはなれるのではないかと思うのですが。
それくらい地元民は 半分諦めながらも 困っているのです。
ガソリン価格さえ安ければ長野はバイクや車の天国になりうるんですがね。
色んな言い訳をしてひたすらガソリン価格を下げない長野県のガソリン供給業者や団体には天誅を下していただきたい。
ちなみに・・
ガソリンなんてのは日本中どこで入れても同じ価格にすべきだと思うのですよ、ワタクシは。
チェーン店の牛丼屋さんやラーメン屋さんみたいなものでいいと思うんですが。
もしくは、
自由競争の原則に基づき、価格設定させればよろしいのです。
誰もが依存せざるを得ないエネルギーなんだから地域に寄る価格差はないに越したことはなく、安いに越したことはないのです。
※電気も水道もですが。
ところが。
この国は変なところで地方や地元企業に任せるとか言い出す。
その結果、
ガソリン業界を牛耳る強欲な権力による利得が生まれることになりました。
なかでも長野のガソリン業界は酷いもんです。
現実的に長野では 前世で人買いでもやってたんじゃねえのか見たいな ガソリンカルテルがはびこる温床になっています。
既得権益者は 寝たきりの病人の布団を剥ぐようなことをやっても 私腹を肥やすことに一生懸命なのでガソリン価格が下がることはまずありません。
ガソリンを安売りしたガソリンスタンドにはカルテルが嫌がらせをするのが当たり前。
QRクーポンでガソリン値引きをして安売りを誤魔化してカルテルからの嫌がらせを回避していたようですが最近嫌がらせに負けて値引き額が半分程度に下がったお店を知っています。
これが長野の高価格ガソリンの実態です。
長野県内を下道で縦走横走すると地域ごとの価格差にも驚きますがね。
※すんごい暇ならやってみるといいですよ。県内でも余裕で10円以上の差がある。
なんなんですかね?
※教えて中の人。
雪が降らなくても融雪剤が撒かれる長野県
ワタクシが長野に移住してきた15年以上前にはこんなことは考えられませんでした。
いやぁ、暖冬ですな。
2023年末から2024年始は朝車が凍ってることが凄く少ないです。
当倶楽部がある長野市のはずれの山の麓の集落ではほとんど雪が降っていません。
麓に雪がないのは歓迎なのですが、長野市内から見えるスキー場には雪がほとんどなくて可哀相です。
ラヂオによると志賀高原でも積雪が1mないとか信じられないくらい雪がないらしいですな。
※積雪が1m以下のスキー場ではゲレンデに土が見えたりして快適ではないですよ。
ということは、
真冬にも拘らずバイクにもヘンテコ車にも乗ろうと思えば乗れるのです。
現にフルアーマー状態でバイクに乗ってる人を年末年始によく見かけましたし、
クーラーはないだろうけど暖房が使える古い車も何台か見かけましたな。
確かに、
です。
でもですよ?
橋の上や山沿いの道というのは存外凍ってるものです。
橋は下側が風が通るし川の湿気が集まるので冷えやすいため凍るんですよ。
バイクで氷の上を走ると一瞬で転倒しますよ、経験上。
冬のバイクは転倒リスクが一気に上がるので気を付けるに越したことはありません。
転倒のリスクがない車でも長野の冬は厳しいのです。
そして、
そういう凍りそうな箇所には大量の融雪剤(塩カル)が撒かれているもんです。
融雪剤、怖いですよ~。
バイクもヘンテコ車もあっという間に錆びさせます。
塩カルは雪交じりの雨や氷が溶けた少しの水分でもべたつくんですよ。
これが、
車体の裏側にべっとりつくと多少の水流では取れません。
入り組んだ箇所に溜まると錆びを誘発します。
ついでに、
車体後方に巻き上げた路面の塩カル水溶液は車体の後方に付いたり、
前走車が巻き上げた路面の塩カル水溶液は車体の上から降りかかります。
塩カル水溶液は強力です。
DIYで施工できるポリマーコーティングを溶かすこともありますし、クリア塗装が白く変色したりもします。
こういう所をガンガン走る車は寿命が短くなりがち。
塩カル撒きたての道路を車で爆走すると、タイヤが巻き上げた湿気た塩カルの粒が車体の下側に当たり続けます。
こうなると、
塩カルでサンドブラストしてるようなもんで。
車体の下側のダメージが蓄積して、床板に穴を開けますよ。
※当倶楽部のラパンSSがそうでした。軽を長く持たせたいなら鉄板の薄さを理解したうえで運用すべきです。
こんな記事もあります▼
同じ状況で高速道路では車の下側にとっては地獄です。
より強力に塩カルの粒が車体下側にぶつかり続けるからですよ。
なので、
冬の長野のドライブでは極力塩カルがないようなルートを選ぶことが大事です。
ちなみに・・
ワタクシは2023年の年末から2024年始にかけて関東圏に出向きました。
その際、たくさんのバイクを見かけました。
真冬でもバイクやヘンテコ車が乗れる首都周辺は羨ましいですな。
バイクで走るとそれなりに寒いですが、それさえ我慢すれば日向は本当に暖かいのでバイクに乗れますよねえ。
冬の関東地方は雪なんてほぼ降らないし、晴れが多いしね。
年末だというのに天気が良い。
商売の神様のご加護をいただければ人生有利に進められる気がします。
12月30日の神田明神には、既に翌日のゆく年くる年用のNHKの放送車がスタンバっていました。
ワタクシも東京在住時には一年を通してバイクに乗ってました。
防寒用のウェアやアイテムをたくさん持ってたもんです。
今でも防寒グッズは持っていますが 寒いとバイクに乗らないので ほとんど使いません。
長野の冬の寒さは東京の比ではないので、冬はバイクに乗らないのが吉なのです。
※本当は真冬の林道で骨折してから、冬季にバイクに乗るのは禁止になったのでした。
それに、
首都圏ではあんまり融雪剤撒いてないよね?
冬だけは関東圏のバイク乗りが羨ましいです。
長野は一年の3分の一は冬眠せざるを得ないので。
それでも、
は同じ額です。
なんだか納得いきませんな。
※なぜガソリン代もこの方式が取れないのだ?
ワタクシとしては教習所でバイクの教習しない時期分は保険代や税金を割り引いてほしいと思うんですがね。
まとめ
その時、県外とのガソリンの価格差にビビりました。
そして、
真冬でも元気にバイクや変な車が走ってるのを羨ましく思いました。
マジでガソリン価格どうにかなりませんかね?
噂のガソリン価格に税額を調整するトリガー条項の発動はもうないんでしょうか?
みんな飽きたり忘れちゃってるのかもしれませんが、トリガー条項の発動をうやむやにしようとしている政府の強い意志を感じます。
特に、
移動に自家用車を使わざるを得ない上に給料が安い田舎ですのでダメージは蓄積しつつあります。
それに、
ガソリン代が上がると灯油も高くなりますな。
暖房をファンヒーターやストーブなどの灯油に頼ってるご家庭も多いのでそのまま出費がかさむことになります。
灯油で暖を取る雪国ですので生活への影響は多大なのです。
暖房が最低限で済む温かい地方の人達への影響は少ないかもしれませんが、
朝晩マイナス10℃くらいになる雪国で暖房機器が一つでも使えないのはマジで死活問題なのです。
※長野では複数のエネルギー源による暖房器具を使うのは普通です。
やっぱ賢くなりたいので学問の神様にも拝んでおくわけです。
エアコンの暖房のコストはもっと高いです。
低燃費のエアコンって10万円では買えませんよ。
※安売りしてるエアコンは6畳対応とかで圧倒的にパワーが低いし。
もうだいぶ前にわかっていましたが 雪国に発展はないのかもしれません。
一方で年々長野県内は冬に雪が少なくなってるような気がします。
今シーズンの長野では暖冬&温暖化とはいえ、真冬にバイクが乗れるのはちょっと異常です。
融雪剤や路面凍結のリスクがあるとはいえ、真冬にバイクに乗れること自体が信じられないです。
※暖冬でもたまにドカ雪が降るので油断はできないとはいえ。
市街地で暮らしている民としては嬉しいのですが、雪山観光を生業としている人たちは大変です。
これはこれで死活問題なのです。
長野県は基本的に産業がないジリ貧の田舎です。
山という地形を生かした観光業は大きな現金収入の柱なのです。
特にウィンタースポーツ関連業界は雪不足でコケると一年を通して貧乏生活になりかねません。
ウィンタースポーツ関連の人たちにとっては雪が降らないと生活が成り立たないのです。
※ただでさえ、スキーをしない県民性なのに積雪量1m以下のスキー場なら余計いきませんし。
ともあれ。
2024年は明けたわけです。
おめでとうございます。
当ブログの読者様にとっていい年になるといいのですが。
ちなみに・・
このように色々問題もある雪国の長野ですが住めば都なのでした。
ガソリンが日本一高く、冬に融雪剤撒きまくり、変な車やバイクで遊べないとはいえ、春から秋までのシーズンは天国です。
ワタクシはもう首都圏に住める気がしないです。
なんとなく不自然です。
厄払いにはここ。
東京大学に寄ったついでに行っておきました。
※なんだかすげえ盛況でびっくりしました。
電車が便利なのは羨ましいですが満員電車で毎日通勤とかマジで無理です。
最近は人が多いと、
「人間の匂いが濃すぎて気持ち悪くなる。」
とかアニメで見る魔族の様な事を言うワタクシです。
東京で暮らしてる人って良く考えると皆スゲエよな。
※東京って思った以上に裏道の幅狭いのにデカい車多いし。
人通しの適度なクリアランスって必要だと思うのですが。
昔は何とも思わなかったのですが、
電車の車窓から見えるたくさんのマンションやアパートの一つ一つに生活があるなんて信じがたい。
東京は世界一の大都市ですから仕方ないのかもしれませんが。
そして、
山が遠い。
※津波が来たらかなり内陸まで来るくらい標高低いしな。