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【小布施】混んでいる観光地は空いているうちに行け。

小布施と言えば北斎さん。ですが当記事では一切出てきません。

小布施と言えば北斎さん。ですが当記事では一切出てきません。

 

ワタクシ
大きく動くことがはばかられる世知辛いご時世です。
でも、動かないと運動不足になりますよね。
逆にメジャーな近所の観光地を回るのです。
今まで避けていた北信州では5本の指に入る観光地【小布施】をターゲットに「突撃。観光地。」(今できた企画)です。
※多分このコーナー、続きません。

 

北信の観光地【小布施】

 

ワタクシ
葛飾北斎が老年になってから何度も来たという小布施と言う長野県北部の街があります。
観光で成り立ってる小規模な街ですがなぜか全国的に人気です。

 

【小布施】はホントに小さい町なのですが、
商売のやり方が長野県の自治体としては異常に上手い。

日本人が好きそうな要素をいろいろ取り交ぜてアピールしています。

  • 古い街並み
  • 日本ポイ食事
  • 高級で限定のお菓子
  • 小奇麗な設備
  • 散策が可能
  • 適当に名前のある歴史遺産
  • ワインや日本酒の造り酒屋
  • という「お子様にはわかるまい。」と言う大人の観光地として名を上げ始めています。
    ※長野では珍しい「観光で成り立ってる自治体。」と言う感じです。

    金持ってる女子とお年寄りに絞った的確なブランド商法です。

    平成の大合併で長野県の小規模な地方自治体がどんどん合併していっても【小布施町】は独立採算で残りました。
    ※小学校も中学校も図書館も「町営」で超立派です。

    ある意味、全国の地方自治体の生き残り戦略の覇者と言ってもいいでしょう。
    そういう意味では見に行く価値があります。
    ※葛飾北斎関係は、みたけりゃ見ればいいよくらいの位置づけ。ただの一観光ポイントにすぎません。

    【小布施】の街歩きは結構独特で、

  • 開放してくれているヒトの家の庭に入れる
  • 開放してくれている店の裏道を突っ切れる
  • など、いわゆる散策用の小径(こみち)が整備されています。

    小布施にはこういう整備された小道がたくさんある。

    小布施にはこういう整備された小道がたくさんある。


    大人になるとなかなかできない 不法侵入系 のドキドキ感。

    ひとんちの裏道感が「子供の頃の探検。」みたいで結構楽しいです。
    どの小径も整備されていて綺麗なので歩いてて気分がいいです。
    ※混んでる時期とかくそ暑い時期は遠慮したいくらい細い道ですが。

    住民は土日祝日なんて自分ちで洗濯干せないのではないかと、割りと心配になってしまいます。


    長野市の北東に位置します。
    上信越道小布施スマートICが最寄です。

    とはいえ、
    普段は何せメチャメチャ混んでいるので地元民は寄り付きません。

    外人にも大人気っぽく、観光案内などは英語や中国語での表記もあります。
    ※地獄谷にスノーモンキーを見に行く途中で降りるのかもしれません。

    ワタクシは【小布施】には長野に来たばかりの頃に一度ゆっくり来たことがあるくらいです。
    ※この頃まだ今ほど混んでいなかった気がします。

    遠くに出かけられない今のご時世、近所の観光地を回るのは素晴らしく意義があるのですよ。
    ※観光地じゃなくても旧宿場とか旧街道を散策するのはほんとに面白いのです。

    ちなみに・・

    小布施は古い町の観光だけではありません。
    ここがすごいところで、ある意味世界的にも有名な場所です。

    きしめん上のロープの上を平均台の様に歩く「スラックライン。」と言うスポーツがあります。
    ※歩くだけじゃなく、回転したりいろんな技がある。

    体幹とバランス感覚を鍛えるのに素晴らしくいいスポーツなようで、たまに長野県のアスレチックなどで無造作に「きしめん状のロープ。」が張ってあったりします。
    ※何度かやっていますが「うまくできないのが面白い♪」です。

    スラックラインのワールドカップやってた。小布施スゲえ。

    スラックラインのワールドカップやってた。小布施スゲえ。


    もう少しメジャーになってもいいスポーツです。

    あんまり知られていませんが「スラックライン。」の日本の中心は【小布施】だそうですよ。
    ※何でも小布施のお寺の住職が境内で始めたのが最初とか。

    ちょっと前に世界大会も開かれてなんだか盛り上がりを見せています。

     

    普段なら避けて通るくらい混んでいる観光地

     

    ワタクシ
    ワタクシを含む地元民は小布施の観光地区が集中しているR403は普段は避けて通っています。

     

    長野市から信州中野市に抜ける小布施町を縦断するR403を回避する迂回路は

  • R403の東側の県道358を中心とした「北信濃くだもの街道」
  • R403の西側の県道343を中心とした「上信越道の脇の道」
  • があるので別に小布施の観光エリアを通らずとも北方面に抜けられます。
    ※高速は地元民はめったに使わないです。

    ついでに、
    高速道路のさらに西側にはR19や旧北国街道などの快走路もあるのでわざわざ混むところには行きません。
    ※R403の小布施周辺は混んでる上に観光客が道路を無視してうろうろ散策してて危ないのですよ。

    婦女子に人気な観光地

    なぜか【小布施】は女子に人気が高いのです。
    理由はよくわかりませんが。

    とにかく、観光客の女子率が高い。
    ※老いも若きも、ですが。

    そんなに見るもん多くないんですが。
    観光地が集まってるエリアから少し離れると、閑静な新興住宅地が広がっています。

    当倶楽部に遊びに来る関東在住の女子ライダーは、
    「わざわざ小布施に宿をとって一泊、当倶楽部に翌日一泊という謎なスケジュール。」
    で北信を回るというよくわからない行動をしたりします。

    ワタクシのように「突撃!距離稼ぎアタック!」みたいなツアーでは信じられない優雅な日程です。

    ちなみに・・

    特に栗の時期の【小布施】は危険と言うか殺気立っています。

    某有名な栗菓子店の名物「朱雀。」というフォトジェニックなモンブランが一日限定数個で売り出されるからです。
    9月中旬から10月中旬
    ※絶対に【小布施】に近寄ってはいけないレベルの殺気立ちかたです。観光客はわざわざ前泊してまで狙いに来ます。

    小布施堂の「栗の点心。朱雀」

    小布施堂の「栗の点心。朱雀」


    こういう犬居るよね?とか言ってはいけない。
    運よく買えた人は拝んでから食うそうな・・

    当然ワタクシは一度も食べたことも見たこともありません。
    加工技術はすごいと思います。
    ※たぶん一生 あんなに並んでまで 食べることはないと思うのですが別に悔しくはありませんよ。

    なんでみんな並んでるのかと思えば、朱雀ですよ。

    なんでみんな並んでるのかと思えば、朱雀ですよ。


    それよりも、ワタクシはソバの駐車場に止まってた適度にやれた「FIATバルケッタ」が気になるのであった。

    モンブラン朱雀は通年販売してるとのこと。
    ※3月でも行列ができていました。

    甘いものが得意&待つのが苦にならない旅人は食べてみるといいと思います。
    ※ワタクシはこの手の食い物は食べなれないので上手く綺麗に食べられる気がしません。

     

    食い物は軒並み観光地価格

     

    ワタクシ
    【小布施】観光の中心地付近の食べ物屋さんは軒並み高額です。
    観光地はどこもそんなもんです。

     

    観光地なので食べ物が高いのは当たり前です。
    もちろん現地の人の商売や生活もあるので観光地での食事を否定するものではありません。
    ※どう考えても蕎麦とおこわのセットに地元民は2,500円も出せませんよ、と言うことです。

    観光パンフレットで紹介されているような一見豪華でも実際ショボい観光地名物なんてのは山のように存在します。
    まあ、
    「あそこでご飯食べたよね。」
    というモノより思い出系のイベントとしてならありかもしれませんが。
    ※「名物に旨い物なし。」と言うのは全く納得の良く格言です。

    観光地での食事

    観光地でご飯は食べるものではありません。
    観光地に向かう途中の牛丼屋さんやラーメン屋さん、街中華屋さん、定食屋さんなどである程度お腹を満たしていくのがセオリーですよ。

    経験上、観光地で何か食べようとすると、

  • 高い
  • マズい
  • 時間がかかる
  • 少ない
  • などの複合的な要因で満足度が低いことが多いのです。

    空腹状態で、観光地に突入すると無駄な散財する危険性が爆上がりします。

    ついでに言うと、
    お土産のお菓子なんてのは本気で無駄です。
    ※安っぽいお菓子なんかもらった方も嬉しくないです。大体観光地近辺で作ってないし、特産物も使ってないしね。

    地域の経済は、お祭りテンション(東京駅でくそ高いお土産を買いまくるのがコレ。)で散財してくれるお金持ちの観光客に任せればよいのです。
    ※少しはお金を落としますが、必要以上に物を買うと移動時に邪魔です。

    と言うわけで、
    今回は予め近所のラーメン屋さんでお腹を満たしてからの散策とします。
    ※行ってみたかった長野市内のラーメン屋さんの支点が数年前に【小布施】にできたので行ってみたかったので。


    長野市内の本店にはたまに行きます。

    こうすることで、
    余計な出費が押さえられる
    観光に集中できる
    腹ごなしになる
    と言うメリットがあります。

    ワタクシは味噌ラーメンが結構好き。

    ワタクシは味噌ラーメンが結構好き。


    あと白飯追加したいが、冬はダイエットのためグッと我慢だ。

    とはいえ、
    観光させてもらう立場です。
    街に少しは納得いく金額ならお金を落としたいのです。
    ※いかにも観光地の飯屋と言いうところには寄りませんが、地元民のためのお店には寄りたいのです。

     

    基本的に【小布施】は歩く観光地

     

    ワタクシ
    観光案内所がわからなかったので小布施駅によってパンフレットを入手します。
    案内のお姉さんにいろいろ教えてもらうと【小布施】はひたすら歩く系の観光地です。

     

    R403周辺に観光スポットが集中しています。
    ただし、
    北斎さんの天井画で有名なお寺「岩松院」なんかは結構歩きます。


    小布施駅。こじんまりとしていい駅です。
    長野電鉄の旧車両が展示されている小布施駅。

    長野電鉄の旧車両が展示されている小布施駅。


    「千と千尋の神隠し」に出てきたモデル車両はコレっぽい。

    小布施駅では観光巡回用のタクシーがスタンバイしていました。
    少なくとも本気で回ろうと思えば10kmくらい歩く覚悟で行ったほうが良いですよ。

    冬は歩くの辛い

    ワタクシ達が行ったときは、雪がなく、天気も良かったのですが。

    左右に迫って見える雪山から降りてくる風が冷たいのですよ。

    観光エリア周辺まだしも、周辺のお寺に行こうと思うリンゴや栗などの畑の間を徒歩で抜けていくことになります。

    冬は14時を過ぎると結構きついものがあります。
    ご飯時には汗をかくほどの暖かさでしたが、ワタクシ達が岩松院に向かったのは14時半。
    既に気温は5度くらい。
    雪山から降りてくる風はそれ以上に冷たく感じます。
    ※身を切るような寒さでした。

    あまりの寒さに、岩松院の道中は途中で諦めて戻ります。

    それでも、あまりの寒さに


    で暖を取らせてもらいました。
    ここも商売ヘタだなぁと思う。この手の経営してるのは大抵JA系。
    JAは本気で経営改革と内部の毒素を吐き出したほうが良いよ。まだ昭和を引きずってるように見えます。

    「天気が良かったのですが、素晴らしく風が冷たくこのままでは風邪をひく。」
    という春先の街歩きでしたが、観光エリアを外れるとほぼ人がいませんでした。
    ※道中、女子二人組が歩いて北斎の天井絵がある岩松院方面から歩いてきたのとすれ違ったくらいです。彼女たちもしっかり同じ場所で暖を取ってました。

    この時は、街外れの無料駐車場に車を止めちゃったため、歩くのがつらくなると嫌なので勇気ある撤退と言うか転進をしました。
    ※また観光の閑散期に来ればいいやと言うことですよ。何度来たっていいんですよ。

     

    小布施には有料・無料の駐車場がある

     

    ワタクシ
    有料駐車場は1日500円、バイクだと300円。
    バイクでも止められるところが素晴らしい。

     

    観光エリアから離れたところだと無料の町営駐車場もあります。
    結構歩きますが、散歩メインだと思えば苦になりません。
    それでも、
    散策距離を少しでも短くしたい場合などは観光エリア中心部の駐車場を利用する方がいいでしょう。

    バイクで観光地

    確かにバイクを止めるのに無料の駐車場を探したくなるのですが・・
    バイクで歩く観光地に行く場合、出来れば有料で管理人のオジサンがいるところが無難です。

    荷物を全部しょって歩くわけにはいかんので。

    バイクで歩き系の観光地に旅の途中で寄るとちょっとキツイものがあります。

  • バイクは車と違って荷物がむき出しな状態
  • その状態で数時間放置して散策
  • と言うことです。

    パニアケースなどのカギがかかる重装備ならまだしも、
    普通の貧乏ライダーは

  • 荷物をバイクに括り付けたり
  • 電子機器をハンドル周りに付けたり
  • と言うことは普通です。

    信じられないことに、駐輪中のバイクから荷物が盗まれることは実際にあるんです。

    ワタクシが長い間「観光地に行かないライダー。」を通してきたの要因の一つがコレです。

    お金払ってでも
    「バイクと荷物見ておいてね♪」
    と言える方が安心できます。
    ※大抵の観光地の駐輪場管理してるオジサンは慣れているので安請け合いしてくれます。

    日本中の観光地ではバイクは数時間で300円と言う感じの駐輪場が多いですが、荷物番してくれると思えば安いもんです。

    有料でも駐輪場があればいい方で、

  • 全くバイク用の駐輪場がない
  • バイクの駐輪代金が高すぎる
  • とんでもなく街外れの駐輪場しかない
  • なんてバイクを馬鹿にしたような観光地は行く必要ないですよ。

     

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    「コロナ禍で大きな移動が出来ないなら近所に行けばいい。」
    ごもっともです。
    人の少なくなってる観光地は今が観光の狙い目です。
    自粛が解けると一気に観光客が増えて感染の危険度は増す気がします。

     

  • 外に飲みにも行けず、
  • 長距離の移動もできず、
  • 関東圏の友人にも会えず、
  • 何かやると非難を浴びる
  • と言う状況なら、今まであんまり行かなかった近所の散策は極めて有効な気がします。

    こういう小さい楽しさを見つける散策って結構忘れていますね。
    ※青い鳥は結構近所にいるのかもしれません。

    4月中旬にもなれば、融雪剤、塩カルを撒く時期も終わりになります。
    そうなればバイクで出かけることが多くなります。

    そしたら、
    近所の範囲をもう少し広げて散策すればいいのです♪
    ※軽めの迷子みたいなツーリングが楽しいのです。

    最近は遠くまで行くのが馬鹿らしくなってきた気もします。
    近所でバイクも車も楽しめる長野県在住で本当に良かった♪

    ちなみに・・

    行政は、ご近所散策も控えて欲しいのでしょうねえ。
    自粛とかもう無理っぽいよね・・
    ※今回の小布施にも県外ナンバーの車が多かった気もします。

    コロナ騒ぎが完全に収まるまでは人が居そうなところは、

  • マスクをつける
  • いちいち手先を消毒する
  • むやみにいろんなものに触らない
  • 等を注意して移動するしかありません。

    田舎でコロナに感染すると最悪、職もなくなるし、その地域に住んでいられなくなります。

    とにかく「自衛。」「自己責任。」しかありません。
    何かあった時、周りの人や行政は一切助けてはくれません。

    当ブログでもコロナ関係・緊急事態時の記事は何度も書いています。

    今でも田舎でコロナにかかったりすると、プライバシーなんか一切なくなります。
    職場から家族構成から行動範囲からすべてさらされますよ。

    毎日の地区町村単位での感染者数が夕方のニュースで発表されるのですが・・
    過疎地や限界集落に近い地域での感染者が出ると、同情を禁じ得ません。
    ※長野の中堅都市部でコロナにかかった人が周囲の誹謗中傷で住んでられなくなって一家で引っ越したのは本当です。

    こういうことを念頭に置いて、どこに行く場合でもくれぐれも「個人が。」感染には気を付けましょう。

     

     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

    もちょっと詳しいプロフはこちら↓
    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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