オフロード 初心者の練習

オフロードバイク 初心者の秘密練習8【急こう配を下る】

林道に入ればどこも紅葉だらけ

林道に入ればどこも紅葉だらけ

 

ワタクシ
オフロードでは3次元的な動きが必要な時があります。

例えば、
土手のような勾配を一気に下るという状況がそれです。
※オンロードにあんまりないシュチュエーションです。

最初はこれがとにかくおっかないんです。
前につんのめっちゃいそうだし、どうしていいかわかんないし・・

うむ。
わかります。
ではどうすればいいのか、理屈っぽくお伝えしましょうではないか。
※上から目線

いい画像が見つからなかったのでおいおい追加します。


 

急こう配下りは練習したことないので怖い

 

ワタクシ
普通に生活してたら急こう配をバイクで下るような状況はないです。

 

オンロード走るだけなら土手を降りるような状況はほぼ100%ないです。
※普通の林道ならそんなのはないですよ、念のため。

ただ、道からそれると結構あります♪
河原の土手をまっすぐ下るイメージです。

 

ちなみに・・

じつは長野県には主要道を外れると急こう配の舗装路が結構あります。

うわ、マジか。
というような急こう配を上らせる&下らせるような県道って意外に多いです。
※しかも落ち葉付きのことも多く注意が必要です。

そういうところを走るのもオフロードバイクなら楽勝です♪

 

急こう配の下りは怖い物です。

 

ワタクシ
下りは登りに比べてバイクのコントロールが難しくなります。
バイク乗りは誰でも深層意識で本能的に急こう配の下りってのは怖いもんなんですよ。

 

  • スピードが出過ぎる
  • つんのめりそうになる
  • 視点が近くなる
  • 滑りそう
  •  

    林道は登ったら必ず降りなければなりません。

    林道は登ったら必ず降りなければなりません。


    木に上って降りられない子猫のようになりたくはないです。

     

    こういう状況はオフロードでは日常茶飯事ですが、オンロードでもありがちです。
    苦手意識は早めになくしておくことが大事です。

    一つ一つ怖い状況を確認してみますよ。

     

    怖い状況1:下りは前に荷重がかかりすぎる

     

    ワタクシ
    下りが怖いとと両手にガチガチに力が入り過ぎますよね。

     

    前につんのめりそうで。

    適当に距離を走ってるライダーなら、ほぼ全員下りが怖かった経験があるはずです。
    特に低いハンドルのバイクに乗ったことがある人は、確実に。

    前輪に荷重がかかりまくった状態だとバイクがコントロールできなくなるという事を無意識で認識してるんだと思います。

     

    怖い状況2:予期せぬスピードが出過ぎる

     

    ワタクシ
    急勾配の下りでは一気に加速しますのでスピードが出ます。
    このコントロールできない状態が恐怖の原因の一つです。

     

    まっさかさまに落ちていくような恐怖にとらわれます。
    下った先にコーナーがあったりするとちょっとパニックになりがちです。

    ブレーキに苦手意識がある場合、より一層恐怖感が増します。

    レースじゃないので。

    レースでは下りだろうが上りだろうがアクセル開け開けですよね。

    そういうのはレースでやりましょう。

    林道遊びは何よりも、無事これ名人の精神が大事です。
    バイクを確実に制御することの方が偶然早く下れるよりはるかに格好いいです。

     

    急こう配の下りの苦手意識をなくす

     

    ワタクシ
    急こう配はクリアの仕方をわかってればそんなに難しくはないです。
    ちゃんとセオリーはあります。

     

    要するに知ってるか知らないか?
    なので、
    とりあえず頭で理解しておきましょう。

    なし崩しに、勢いだけで急こう配下りに突っ込んでいくとそのうち怪我をしますよ。

     

    急こう配攻略1:下りに入る前にスピードを限界まで殺す

     

    ワタクシ
    急勾配に入る前は、ほぼ完全停止くらいの大減速しましょう。
    遠くを見ていないと急こう配を発見するのも遅れます。

     

    とにかく林道では頭を上げて遠くを見ましょう。
    何でも早めに発見できれば、それなりの対応ができます。

     

     

    ちなみに・・

    ワタクシはチキン野郎なので急こう配の下りは超ゆっくりクリアします。

    なるべく平たんな場所にいるうちに、ブレーキで大減速しておきます。
    急こう配の入りはゆっくり転がり降りるイメージです。

    コケたら疲れちゃうので。
    無理せず淡々と走り続けるのが一番疲れません。

    バイクも壊したくないですし。
    ※林道でバイク壊すと極めて面倒くさいことになりますよ。

    急こう配攻略2:走行ラインを一瞬で予測する

     

    ワタクシ
    下りきるまでの軌跡をイメージする。
    これから行く先のタイヤが転がるラインを全部予測する。
    このイメージが出来るようになるとかなり楽です。

     

    ラインを組み立てた時点で半分下り勾配セクションは終わっています。

    バイクがどのようなラインを通って下りきるか、というイメージをします。
    イメージが大事です。

    ただし、
    下ってる途中でターンがある状況も結構あります。
    路面の状態で思ったようなラインで走れないこともあります。
    滑りやすい粘土質だとイメージ通りに走れず、その場その場での修正が必要になります。
    これは場数をこなすうちにだんだん慣れてきます。
    ※何が起こるかわからないので事前予測は難しいです。

     

    雨後はこんなとこばっかり♪でも楽しいのだ。

    雨後はこんなとこばっかり♪でも楽しいのだ。


    こういうのを下る。

     

    ちなみに・・

    急こう配下りのラインの構成は、同じ坂道でも路面の状況によって全然変わります。
    ※レースだと一周目と二周目で違います。

    ワタクシが走行ラインをイメージする決め手は、

  • 木の根などの大きな障害がない
  • 急に路面の状況が変わらない(粘土や路面がゆるそうな場所とかない)
  • 必要以上の段差がない
  • なるべくバイクをバンクさせない
  • と、いったことを瞬時に判断してラインをイメージします。

    急こう配の下りにビビり気味なときは突っ込む前に、
    いきまーす!とか言っています。
    ※声出すと色々吹っ切れます♪

     

    急こう配攻略3:フロントブレーキ使うな、身体は後ろに引け

     

    ワタクシ
    下りはバイクのフロントタイヤには通常以上に負荷がかかっています。
    フロントブレーキをかけるとグリップ力のない路面では一気にコントロール不能になります。
    まずはバイクの荷重配分を分散させます。

     

    車体が下り始めたら、
    リアブレーキをロックしない程度に引きずって、
    走るというよりゆっくり落ちていくイメージです。
    ※4stのバイクはエンブレがあるので下りは超楽です。

    下りではちょっとフロントブレーキかけただけでタイヤはロックして流れますよ。
    さらにビビッてブレーキをかけ続けるとコントロールできない状況になります。

    フロントが滑るのは怖いので、
    少しだけでもタイヤにかかる重量を後輪に分散させましょう。

  • スタンディングして体重は極力リアタイヤの乗せるように
  • 車体は地面に対して直角になるように(バンクさせない)
  • リアブレーキを引きずる
  • エンブレを使えるだけ使う
  • ポジションスタンディングが楽です。
    ステップの後ろ側に過重をかけてリアに乗せるイメージです。
    ※つま先を上げて土踏まずでステップを踏むとリア荷重になるんですが、リアブレーキは踏みたいので上手くやってください。

    急こう配の途中では、アクセルは開けなくていいです。
    アクセルは、勾配が終わり、フロントホイールが平坦間面に付いたらちょっと開けると車体は安定します。

    まとめ

     

    ワタクシ
    急勾配はビビったら余計怖いです。
    とはいえ、
    攻略法を知らないとずっと怖いままです。

     

    なので腹を決めましょう♪
    攻略法を知ったうえで距離の短い急勾配で練習するのみです。
    そのうち恐怖感は克服できます。
    ※長野によくあるスキー場を利用したオフロードコースなんか急勾配の連続ですよ♪

    数をこなせば何でも余裕になってきます。
    人にできてアナタにできないことは何もないですはずです。

    自信を持って練習しましょう♪
    自信がつくまで練習しましょう、かな

    オンロード走る際もリア荷重のような体重移動は応用が効きますよ。

    次回の講座は派手目な技、ブレーキターンに挑戦です。

     

     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
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    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
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