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【秋のダム巡りツーリング】麻績、筑北エリアのダムハットトリック。

小仁熊ダムにて。写真だと紅葉の綺麗さ伝わんないね。

小仁熊ダムにて。写真だと紅葉の綺麗さ伝わんないね。

 

ワタクシ
R403で長野市方面から松本方面に向かい聖高原を超えると谷あいの集落があります。
麻績、坂北、筑北と言ったエリアです。
それほど大きくないエリアですがなかなか楽しめます。
今回はこのエリアに点在するダムを3つ回ってみました。
テーマをある程度絞ったツーリングも面白いのです。

 

麻績村:北山ダム

 

ワタクシ
長野市側からR403を南下、聖高原を抜けて少し入ったところにあるのが北山ダムです。

 

R403は聖高原という素晴らしいワインディンが続く国道です。
大抵いつも地元の 大人になれないバイク乗り が爆音を立ててすごいスピードで走っています。
※バイクシーズンの週末は聖湖の高台のトイレの駐車場にたまっていますな。

今回は聖湖に出るはるか手前、峠エリアの前半早々にR403と平行する行ったことないわき道にそれました。
長野県道498に続く市道?だと思うのですが、交通量がほとんどないわりに贅沢な作りの道でした。
交通量もほとんどない快走できる道です。

ずーっと紅葉で誰もいない贅沢な道です♪

ずーっと紅葉で誰もいない贅沢な道です♪


金かかってるのがよくわかる。

途中にある「大池市民の森キャンプ場。」は凄く贅沢な作りのキャンプ場です。
整備が行き届いた綺麗に合キャンプ場ですが、全然知られていません。

この規模のでかさ。

この規模のでかさ。


しかもオートキャンプ場じゃない。

千曲市民以外でも使えるのかしら?
既に今年度の営業は終わっていましたが、来年問い合わせてみようと思います。

さらに進むと、長野県道498(聖高原千曲線)に出る迄舗装路一車線が続くほぼ林道になります。
※分岐から千曲市側に抜ける道は通行止めでした。

ひたすら聖湖に向かいます。

ひたすら聖湖に向かいます。


ものすごい山の中感があって当然誰もいませんが、道しるべがすごく贅沢なつくり。

別荘地を延々と走る長野県道498の終端が聖湖です。

聖湖からは峠の下り。
※ここのうねったワインディングが最も好き、と嫁が申しております。

だいぶ下ったヘアピンに小さく「北山ダム。」の表記があります。
ここを分け入っていきますがほぼ交通量は皆無です。
※この道も素晴らしい紅葉です。

で。

北山ダム どーん。

北山ダム どーん。


中世の人が見たらほぼ神殿やて。

割と唐突に「北山ダム。」が現れます。
ドラクエの中級ボス以上の魔人が住んでる神殿っぽい。

だーれもいません。
ダム以外なーんもありません。
脇道を登ればダム湖面を見ることもできそうだったのですが、すっかり神殿っぽい景色に満足して行くのを忘れました。

紅葉の赤い色が付く木は長野の自然にはあんまりない。

紅葉の赤い色が付く木は長野の自然にはあんまりない。


赤いのは人工的に植えられたものが多いことをこの旅で知りました。

でもいいのです。
この辺りの紅葉も十分綺麗だし。

ついでに行く「佳好砥の滝。」

 

ワタクシ
「北山ダム。」から麻績村に向かって細い林道みたいな舗装路を進みます。

 

途中で北信地域では珍しい「赤蕎麦。」と思われる畑があって思わず止まって写真撮りました。
こんな山の中ですが、いろいろ農業的な実験してたりするみたいです。
※大抵こういうことやるのは、よそ者の若者です。

赤蕎麦畑の先の「カタクリの自然繁殖地。」的な看板に従い曲がって急こう配の落ち葉だらけの一車線の舗装路を進んでいくと。

「佳好砥(かこど)の滝入口。」の看板がありました。
滝つぼ迄150mとのことなので行ってみることにします。
※ひとなんか全然いないのに看板も遊歩道も妙にお金がかかっています。

一応、目の前には駐車スペースはある。

一応、目の前には駐車スペースはある。


でも重たいバイクではいきたくない。
車ではもっと行きたくない。

滝自体はそれほど大きくないですが、数段に渡って流れ落ちる系の滝でした。
※紅葉と落ち葉がポイント高い。花札にありそうな景色です。

周辺の紅葉と滝を一緒に入れる撮影スキルが欲しいな。

周辺の紅葉と滝を一緒に入れる撮影スキルが欲しいな。


花札っぽい。

存在自体よく知らないマイナーな滝だし思いっきり山の中なので貸し切り、一面紅葉してる森の中で非常に贅沢です♪
※デカいバイクではまず止まらないスポットでも小さいバイクで行くツーリングだと何故か止まる(笑)

こういうのも新鮮で大変よろしい。
※断言しますが定番のツーリングルート設定なら絶対来ないです。

筑北村:小仁熊ダム(愛称:富蔵ダム)

 

ワタクシ
麻績村に出てR403を南下。
長野道麻績ICを超えて、いつ行っても何もない道の駅坂北を通過、筑北村の中心部を右折。
この辺は県道散策でも散々走ってるので庭みたいなもんです。

 

割とわかりやすい箇所にあるのが小仁熊ダム(愛称:富蔵ダム)です。
※でっかい石碑に富蔵ダムと彫ってあるけれど定礎は小仁熊ダムです。何故なんだろ?

ダムの駐車場入り口には富倉ダムの石碑が。

ダムの駐車場入り口には富倉ダムの石碑が。


ほんの数メートル先には小仁熊ダムの定礎が。

ほんの数メートル先には小仁熊ダムの定礎が。


さっちゃんは幸子っていうんだほんとはね。

ダムの上から見る湖面に映る紅葉がまた綺麗です。
遠くに高速道路が見えます。
当然、だーれもいません。

小仁熊ダムも貸し切りです。

小仁熊ダムも貸し切りです。


それにしてもいい天気だ。

ダムの上から見下ろすと、ダムの真下迄行ける道があります。
せっかく小回りが利く小さいバイク出来ているのでダムの下まで行ってみることにします。

民家の横のここ?って道を入っていくほぼ廃道状態の道をたどっていくとダムの真下迄来れます。
※ただし、思いっきり深い泥ゾーンがあるのでオフ車以外では来たくないです。

神殿攻略完了!

神殿攻略完了!


ココに来るまでちょっと廃道っぽいのでオフ車がベストです。
人が来た形跡すらない。

神殿風画像が撮れたのでまた満足♪
※別にそういう画像を取るのが趣味なわけではないのですが。

当然、ダムの下にも誰も人なんかいません。

世間ではダム観光が盛り上がってると聞いたのだが。
※デカいダムばかりもてはやされるけれど、小規模ダムも味があると思うのですが。

筑北村の穴場の大衆食堂:西条

 

ワタクシ
そろそろお昼近くなのでGoogle先生にて近くの食堂を探します。
筑北村の中心部にある薬屋:ウエルシアの隣にある大衆食堂:西条さんに向かいます。

 

田舎の現役で営業している食堂はハズレが少ないので好きです。
ハズレが大きいところは地元民にも敬遠されるので淘汰されてる、と言う話です。

大衆食堂:西条さん

恐らく以前は農産物直売所だったっぽい建物です。
建物はすぐわかるんですが、一見、看板が地味で営業中かどうかわかりずらいです。

もうちょっと目立つと嬉しい看板。

もうちょっと目立つと嬉しい看板。


でも混んでほしくもない、というファン心理。
売れて欲しいけれど‥売れたら困るというアイドル推しの気持ちがよくわかる。

メニューはそれほど多くはありませんが、意外にも本格台湾風のルーローハンとかレモン酢豚とかもあってビックリ♪
凝っていて手間がかかりそうな季節の野菜の使い方も上手で大変美味しかった。
※盛り付けは女性のセンスですな。男がやるとドーン、バーンみたいな盛り付けになりがち。

嫁が頼んだルーローハン丼。

嫁が頼んだルーローハン丼。


割と本気の台湾風。

出てくるまでちょっと時間がかかりましたが、今揚げてる♪とかそういう音が聞こえてワクワク度が高いです。
急いでる人には向かないかもですが、田舎の定食屋なんてみんなそんな感じです。

ワタクシが頼んだレモン風味酢豚定食。

ワタクシが頼んだレモン風味酢豚定食。


季節の野菜がゴロゴロ入ってて旨い。

大満足だったのでリピートすること間違いなし。

筑北地区で何か補給するならガソリンスタンドもコンビニもあるのでこの近辺ですかねえ。
近くにはキャンプ場もあし、この辺を拠点に彷徨うツーリングなんてのもいいかもしれません。
夏は混んでるんだろうか?この辺のキャンプ場。
来年、ここもリサーチしてみようかな。

この後、
来た道を戻るように北上して長野県道55沿いのハットトリック最後のダムを目指します。

ダムではないけど冠着駅

 

ワタクシ
せっかくなので最近リニューアルされたと思われる冠着(かむりき)駅にもよります。
なんか好きなんですよ、冠着駅。
こんな田舎ですが結構利用客は居るようで車が結構止まっています。

 

長野県道55から、一旦長野県道494(聖高原杉崎線)を北上してJR篠ノ井線の冠着駅に寄ります。

それほど止まる電車は多くないのに立派な駅舎。

それほど止まる電車は多くないのに立派な駅舎。


駅前に一件もお店がないのが素敵。

公衆トイレが新しくて妙に綺麗ですがとんでもない山の中です。
なぜこの辺の施設は 無駄に 贅沢に作られてるんだ?
※今回は長野県道494はこの先で通行止めになってるのでココから先には行きません。

本来なら、長野県道494は聖湖畔から戸倉上山田温泉まで抜ける長野県道498(さっき通った)に接続します。

ここも峠越えルートですのでいつか攻略してやろうと思ってるのですが、大抵通行止めなのですよ。
利用する人が少ない県道は 整備するお金もないので 今後どんどん淘汰されていくと思われます。
※廃道になる前に出来るだけ長野の県道を走ろう!と言うことで始めたのが当ブログの長野県道のツーリングなのです。

筑北村:永井ダム

 

ワタクシ
長野県道55から少しそれた場所にあるのが永井ダムです。
地図では砂防ダムとセットになってるようにみえるのですが・・。

 

県道55号からダムまでのアクセス路が タイヤチェーンと思われるチェーンで 厳重にふさがれていました。

うむ。
地図を見るともう少し県道55で登っていけば上から見れそうです。
※神殿画像はこの際どうでもいい。ハットトリックすることが重要なのです。

ひときわ地味な永井ダム。

ひときわ地味な永井ダム。


この地味さを楽しめるようになるのが大人なのかもしれません。

県道55を逸れて未舗装路をちょっと走ると観光とか全然考えてないダムの姿がそこにありました。

  • 秋は足に引っ付く雑草の種が凄い量だ。
  •  

  • 夏は小さい虫が凄そうだ。
  •  
    こりゃだでも来ないわな(笑)

    徒歩で近くを散策してみると遊具や東屋なんかもあるにはある。
    でも、
    雑草生えまくり。
     ジーパンにくっついた雑草の種がマックス。持ち帰ると自宅が雑草だらけになる。 

    人のアクセスを拒むような永井ダム。

    人のアクセスを拒むような永井ダム。


    発電系のダム以外は大抵地味。

    本気で人がいない(笑)
    すぐそばを走る長野県道55を爆音を立てて走るバイクや車は結構いるんですが。

     

     

    長野県道55号はオンロードバイクでも走りがいがあるいいルートですよ。
    この日も何台かツーリング中のバイクとすれ違いましたし。
    ※特に戸倉上山田温泉側からの登りは綺麗な舗装のヘアピンが多く楽しいです。

    頂上のトンネル前後には旧道の残骸がたくさんありますが。
    それもまた味なのです。

    まとめ

     

    ワタクシ
    長野市からだとこのエリアなら難なく半日で3つのダムが回れます。
    聖高原からR19へ接続するまでの筑北、麻績、坂北エリアはのんびり走るのが気持ちいいのです。
    急がない、慌てないでのんびりと景色を見ながら散策するのがおススメです。

     

    長野から松本間のメインルートはR19の方が高低差もなく便利で走りやすいです。
    でも、時間があるならR403で峠を越えて、山村を眺めつつ、篠ノ井線の踏切を渡ったりする旅も長閑(のどか)でいいのです。
    麻績、筑穂区エリアは一年を通して素晴らしい山村&農村の景色に出会えます。

    別冊モーターサイクリストみたいな並べ方にしてみた。

    別冊モーターサイクリストみたいな並べ方にしてみた。


    道中の貯水池?にて。

    そして、
    何より「このエリアに接続している県道は長野を代表するいいルートばかり。」なのです。

     

     

    そして以外にも、いろんなスポットが点在しています。
     ※どれも地味なのですが。 

    それに、
    意外にも地元の食堂が結構存在してるのにも驚きでした。
    ※コンビニ飯が多い当倶楽部、Google先生に食堂を聞いたら候補がおおくて選ぶの大変でした。

    今回はダム縛りで回ってみましたが十分面白かったのです。
    特にいつも通ってるようなメインルート(国道・県道)以外の裏道が素晴らしく新鮮で楽しい。

    もしこういったツーリングをするなら小さいバイクがおススメです。
    ※行き止まりでもすぐUターンできるため、細かい道に対する躊躇が無くなるので。

    神殿攻略完了!

    神殿攻略完了!


    人がいないとゆっくり写真が取れて素敵。

    このところのコロナ禍でしばらく遠くには行けませんでした。
    最近では逆に近場のツーリングルート探しが面白くなってきています。

    その結果、
    「遠くまで行かなくても青い鳥は意外に近くにいた。」
    みたいな一回転した着地になっています。
    比較的近所の知らない道やスポットを探すのは「世界の端っこ捕まえる。」みたいで満足度は非常に高いのです。

    赤蕎麦畑がこんなところにあるなんて知らなかった。

    赤蕎麦畑がこんなところにあるなんて知らなかった。


    ああ、空が高い。

    ああ、空が高い。


    秋の空の高さと青さが素晴らしかったのです。

    近所散策ツーリングも遠くに出かけるのと同じくらい面白いです。
    コレで温泉が自由に入れるようになったら、長野はツーリング場所としては最強なのではないかと思います。
    ※まだコロナの関係で温泉はちょっと遠慮したい。寒い時期はツーリング時に温泉入ると絶対風邪ひくしな。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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