最初は極低速で車庫入れの時しかしませんでしたが次第に交差点での右左折でも異音がし始めます。
気のせい・・としたかったのですが明らかに異常なのでちょっと調べたらすぐわかりました。
ビスカスカップリングの損傷です。
部品交換にいくらかかるのか?
放置するとどうなるのか?
という記事です。
当記事の目次
ハンドルを切ると車体からググゥという異音がする
ひどくなるとガガガガという振動を伴うようになるらしいです。
当倶楽部のラパンSSは最初は車庫入れ時のみの異音でした。
次第に、タイトなヘアピンコーナーでもグゥゥ~という音が車内に響くようになっていきました。
おそらくは、デフ(4輪駆動の前タイヤと後タイヤをつないでる箇所)関係の破損ではないかと疑って検索したらその通りでした。
SUZUKI車ではよくある「ビスカスカップリグの破損」です。
放置すると重症に発展するミッションやデフ系です。
こういう違和感は早めに対処するに限ります。
※これが古い車を長く乗るコツです。
放置すると危険だし、何より気になるので修理となりました。
※今後まだ10年は乗る予定なので。
異音の原因はビスカスカップリングの破損
※事前に概算見積もりももらう&部品発注してもらったうえで工場に入庫させるためです。
交換した部品も見せてもらう約束もしました。
工場への入院は、丸一日でした。
※デフ関係だから大掛かりかと思ったら意外にあっさり直るのね(笑)
SUZUKIの4WD車はほぼ全部ダメ
メカニックに言わせると、
この頃のSUZUKIの4駆車のビスカスカップリングは製品的な不良があり寿命が短い代表的な部品ということです。
※設計ミスじゃねえのか?と思いましたがSUZUKIのやることです。
■SUZUKI車で同様の不具合が発生する車種
■他にはMAZDAでOEM販売していた系
等でも4WD車両はこのトラブルが頻発するとのことです。
※全部合わせると、ものすごい数売れたと思うんですが。
基本的に、ビスカスカップリングが損傷したら交換しかありません。
元々弱い部品らしく、メーカーも保証期間を延長、一部の車種では無償交換してたらしいです。
直しても何度も再発した例もあったようです。
9年、または10万キロまでなら無償交換してくれる時期があったとのこと。
※全く知らなかった・・SUZUKI確信犯やな・・
■SUZUKI保証期間延長
ひどいものだと、新車から2万キロ程度で破損することもあるようです、
※当倶楽部のラパンSSは11万キロ走ったので、まあ寿命ということでしょうね。
修理代金
まあ、駆動系ということでそれなりの覚悟はしておりましたが。
ビスカスカップリングは
の見積もりでした。
もちろん、リビルド品で対応します。
これに、工賃が約15,000円ってところです。
修理も個人でできないことはないと思ったのですが、とにかく暇がないのでお任せしました。
結局、工賃込みで58,850円でした。
税金払ったばかりでお金全然ないので超号泣。
今回はリビルド品を利用しました。
付いてたビスカスカップリングは再度リビルドするということで回収されていきました。
※実際、撮影したけども全然損傷の度合いがわかりませんでした。ベアリングの破損とか目に見えれば面白かったんですけどね。
外観は実に綺麗なもんです。
一応異音がしても走ることは走ります。
ただし、
ビスカスカップリングの破損を放置して走る続けると、
ミッションやセンターデフ、プロペラシャフトなどの駆動系にも損傷が及ぶのは明白です。
そうなると、
修理代とか部品代がとんでもないことになるのは目に見えています。
※駆動系は中古部品でも高いんですよ、デカいし。
ということを考えれば、仕方ない出費と思って我慢しましょう。
あと10年乗るんだし。
ちなみに・・
ビスカスカップリングの異音を放置して乗り続け、そのまま廃車となる個体も多いとのことです。
というかほとんどそのパターンなので、SUZUKIの4駆車は残りづらい。
対象者は激減中ですよね、そういわれてみれば。
当倶楽部は車を買い替えられるブルジョア階級ではありません。
車は買い換えないのが一番エコです。
走るのに関係ない高価な電子制御システムなんかいらないんですよ。
しかも、
当倶楽部で一番社会性があるラパンSSが壊れてしまうと冠婚葬祭に行けないということが実際にあるのです。
ビスカスカップリングとはなんだ?
簡単にいうと、
4WD車はハンドルを切ったまま走行すると前輪と後輪の回転数に差が生じます。
この回転数の差を調整する機構がビスカスカップリングです。
4輪駆動車の場合、前輪と後輪の回転数の差が発生します。
※前輪と後輪では転がるラインが違うので回転数に差が出るんです。
前輪と後輪の回転数の差が起きると、
として機械的に調整するわけです。
この働きをするのがビスカスカップリングです。
※簡易的なクラッチみたいなものと理解すればいいと思います。
車体の下側、前輪と後輪をつなぐプロペラシャフトの中央部分についています。
※外部からは損傷度合いは一切判別できません。
高い・・エベレスト並みに高いよ・・
モノは結構重いです。
この部品の中で低速から高速までのタイヤの回転数の差を緩衝する機能が詰まってるとは・・
■wiki
ビスカスカップリングが破損すると内部のオイルが劣化してクラッチ機構が効かなくなり、回転さを逃がせなくなるということらしいです。
※とはいえ、オイルの交換はできない構造ですしねえ・・
ビスカスカップリングのダメージ低減させるためには、タイヤの回転差を少しでも低減させてるしかないですね。
位しかできませんしねえ・・
※この理屈からすると、調子に乗って前後違うサイズのホイールなんか履かせたら一発で壊れそうです。
特にタイヤは劣化したらすぐ変えた方が無難ですよ。
車を振り回す人はタイヤの角がすぐ減りますよねえ・・
タイヤ通販の終着駅 AUTOWAY
多分タイヤ通販で一番安くて取り付けも面倒見てくれます。
※車種ごとのタイヤサイズの検索もできるし、格安タイヤ探すならココです。
まとめ
※メカニックの人も言ってましたが「いずれ壊れる部品」だそうです。
特に、
極低速でフルステアする癖のある人が乗る車両に多い
見たいなこと言ってました。
どこかの誰かのマシンにリビルドされて搭載されるハズです。頑張れよ!
SUZUKI車はハンドル切って、ググゥという異音がしたらビスカスカップリングの損傷の可能性が高いです。
※室内に響きますよ、この音。
当倶楽部のラパンSSはとりあえず、11万キロ15年持ったわけですが3年とか2万キロとかでも壊れてる人がいるようです。
※ワタクシは絶対にハンドルを据え切りしないので、ここまでもったのかも知れません。
さぁ、あと10年は動いてもらおうじゃないですか。
※事故で大破しない限り乗り続ける所存です♪
ちなみに・・
どんな車やバイクでも異音や違和感があったら、すぐに対応することが車を長く乗り続けるコツです。
動く限りは車を直してあげましょう。
それが愛車ってもんです♪
‥そういう人が増えていますが、動く車を葬り去ることが一番エコではないということを思い知ったほうがいいです。
たとえ燃費がちょっと良くなったとしても、車代を回収するまでどれくらいかかるか試算したらいいですよ。
※いくらエコバッグ使ってコンビニ袋を削減したとしても、車一台作るエネルギーを考えたら藁屑みたいなもんです。