どうやらマフラー内に焼け残ってる煤が排圧に負けて排出されてるようです。
それでもキャブを純正セッティングにした成果は確実に出ています。
そして、プラグを7番にするとどれくらい違うか?の実験もできました♪
プラグの焼け色が良ければ黒煙問題なし。
と、埼玉の
・・もっと早く聴けばよかった・・。
なんかいろいろ考えて損したわ。
こんな記事もあります▼
そうだよなぁ・・。
コレだけ黒煙出るなら排ガスはもっとガソリン臭くてもいいハズ。
黒煙の動画も撮ったのだが容量が16Mもありやがる。
YouTubeはやってないのでわかりづらい画像を載せておきます。
こういう状態であれば、
「ほぼ純正マフラー内の燃えカスが排出されてるだけ。」
らしいです。
なんだよ・・早く言ってよ。
※まあ悩んだわけではないので、食が細くなったわけでも、夜眠れなくなったわけでもないんですが。
マフラー内の古い燃え残りが排出されてるだけ
従って、メンテナンスできません。
耐用年数は無限っぽく見えますが実は燃えカスはマフラーの中に蓄積されるみたいですよ。
を重視して作ってるので「純正マフラーはごつくて重い。」んでしょうねえ。
そんなわけでメンテナンス性は無視ですな。
ある程度、年数が立ったらマフラー自体を交換するしかありません。
なので「リプレイスマフラーに変えちゃう!」という人も多いはず。
とはいえ、
余程古いバイク以外は純正マフラーの性能を超えられるリプレイスマフラーなんてないです。
※メーカーは純正マフラーの開発にいくらかけてると思ってるんですか。
悩むところですな。
純正マフラーは清掃不可
マフラーは実は定期的にサイレンサー部を清掃すべきです。
マフラー内では複雑な経路を経て排ガスは排出されます。
※その過程で消音してる。
その複雑な経路内に付いた燃えカスはなかなか排出されません。
などの条件と、
一度もマフラー交換せずに数十年使ってる。
となれば、
マフラー内に燃えカスがたまっても不思議ではありません。
まあ、セロー225Wは約30年も前のバイクですから。
サイレンサーを清掃したいとはいえ、
純正マフラーは分解不可能なものがほとんどです。
そもそもバイクはそんなに長く乗るように作られてないんですよね。
「5年くらい5万キロくらい載って乗り捨てるもの。」
恐らくメーカーはそれくらいのつもりで作ってると思われます。
なので、
メーカーの言い分は
「マフラーは壊れたら新品交換が大原則。」
なんですよ。
でもマフラーの見た目はピンシャンしてるのに捨てるのは勿体ないと思うのです。
※音も静かですし。
まあ、煤が排出されるだけで調子が悪いわけでも排ガスが濃いわけでもないので、ほとんどの人は気にしないらしいです。
※環境問題的にはどうかと言われると微妙ですが、まだ動くバイクを見捨てる方がよほどSDGs的に問題ですよ。
ちなみに・・
後付けのリプレイスマフラーは、サイレンサ―部を分解可能なものが多いです。
サイレンサーが分解出来れば内部の消音材を交換できます。
性能うんぬんよりもサイレンサーが分解できる長期使用可能なリプレイスマフラーを選ぶというのはアリです。
※放っておき過ぎて固着してサイレンサーが取れない場合も多いんですが(笑)
リプレイスマフラーのいいところは、軽くなるだけではないのですね。
サイレンサーの交換が可能だというところもメリットの一つです。
ただし、
マフラーを交換すると爆音になりがちなので、そのデメリットは計り知れないですが。
※中には純正より静かなものもある。当倶楽部のZ1-Rがまさにそれです。
7番プラグと8番プラグの焼け色の違い
「プラグの焼け具合は番手によってどう違うか?」
です。
ワタクシのインチキセッティングでは、プラグが黒くくすぶっていました。
※でも調子は良かった。
空冷エンジンは、
「あんまり薄くてオーバーヒートするくらいならこれくらいで。」
というワタクシの浅はかな経験の結果。
細かいセッティングは関連記事に書いてあります。
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結局、黒煙騒ぎでキャブオーバーホールキットを使い、ほぼ純正に戻したわけですが。
セッティングもほぼ純正値です。
※古いバイクいじるには絶対マニュアルが必要だと思いました。高いけど。
その際、
少しでもプラグに付着するガスの焼け残りを焼ききるため、純正指定のDR8EAからD7EA(Rは抵抗の有無。ない方がちょっと安い)に変えてみました。
※本当は一カ所いじったら他には手を付けないのがすべてのセッティングのセオリーです。
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プラグの番手を落とす
プラグの番手を落とすのは高回転が使えないヘタクソだからではないのです。
※NGKにプラグに限った話をします。
「キャブセッティング時に、どうしてもプラグがかぶりがち。」
そういう場合は奥の手として番手を落とし(ホットタイプに)てプラグに付着する燃えカスを燃やし切ればいいのです。
※内燃機関はキャブだけ見てればいいというわけでもないのですな。奥が深い。
8番が純正指定であれば、
と呼びます。
なので、
同じ車種でもマイナーチェンジで低回転志向の優しいセッティングになるにつれ、プラグの番手が低くなってたりするのです。
※なんでも初期モデルは粗削りでとんがってるもんなのです。
とはいえ、
低い番手のプラグで調子に乗って高回転を多用するとプラグが溶けたりピストンが溶けたりしますが(笑)
※サーキット走行で高回転使い過ぎた昔の2stはピストンが溶けたりしたもんです。
7番プラグで純正のキャブ標準セッティングで10キロほど走行してみたところ・・。
外したらまっさらな新品の様に全く燃えカスがついていません。
※走行フィールは高回転のトルクが若干弱いくらいで、アイドリングも安定してました。
ツマラン絵面が続くが耐えてくれ。
大事なところだ。
これは
「明らかに燃えすぎ。」
慌てて8番に戻します。
再び、10キロほど走行して戻ってきたら・・。
プラグの焼け色は、
「理想の焼け具合。」
となっておりました。
あんまり薄くすると発熱量が増えてろくなことにならんよ。
ちなみに・・
バリ伝で主人公の巨摩グン(漢字失念)が、CB750Fのプラグを外して、
「うーん、こんがりきつね色♪」
と言ってるシーンがあります。
が。
特に4stのプラグはベストな状態でもキツネ色になりません。
※ワタクシは、30年以上Z系エンジンのバイクに乗っていますが「ただの一度もきつね色に焼けたプラグを見たことは無いです。
ワザと若干濃いめに作っています。
※気化熱による冷却効果狙い。
アイドリング付近からレッドゾーンまで綺麗に回ってパワーもあります。
どちらかというと「タヌキ色。」って感じです。
プラグ中央が薄いグレーで乾いてて、周囲が少し濃いめのグレーなのがベスト状態です
でも、Z2のサービスマニュアルには、はっきりと「碍子が清浄できつね色ならば・・。」と記載があります。
※Z2のサービスマニュアルにはプラグの状態が「手書きイラスト。」で書いてあったりして古き良き時代に思いをはせることができます。
関係ないですが、
バリ伝のしげの先生はめちゃめちゃバイクを書くのが上手いですなぁ。
※あいつとララバイのケンジ君のZ2も後半は、ほとんど当時アシスタントだったしげの先生の作画。
まとめ
という事を再確認させられました。
勘と経験、度胸で決めるキャブセッティングは、マニュアル通りのセッティングには遠く及びませんな。
濃くなる‥と思ったんですが気持ちよくいい方に期待を裏切ってくれました。
ホントにあっけなく解決。
黒煙見てアワアワしたのがバカらしいったらないです。
早く知識人に相談すればよかった・・。
そんな古いノーマルマフラー使ってる方が悪い、とも言われましたが。
※ノーマルマフラーは耐久性と静穏性を重視して作られてるのでメンテナンスができない使い捨てなんですよねえ。
そして、
「セミレストアとはいえ、一度はマニュアル通りに作るのがセオリー。」
という基本中の基本を忘れていた自分が情けない。
バイクのマニュアルは買えるうちに買っておくのが吉です。
でないと、
今は中古のマニュアルですら、流通価格が高騰しまくる時代です。
上記リンクでバイク全般のサービスマニュアルを検索できます。
※各々絞り込んでください。
特に生産終了したバイクのマニュアルは有ったら即買いした方がいいです。
マジで探すとないです。
※イベントとかの出店でたまに古いマニュアルを見かけますが、不人気車種ですらビックリするくらいの値段です。
ともあれ、
大きな問題にならずによかった。
世間ではセロー250ですら製造終了になってるのに、当倶楽部は未だにセロー225Wで楽しませてもらっています。
※こういうバイクが「コスパがいい。」という事だと思うのです。
絵面が地味すぎる記事ですので、最近食べた素晴らしいデザートの画像を。
今まで食ったデザートの中で一番美味かった。
バジルシャーベット、ビックリする。
さて、次の晴れた休みの日には近所の土手道でも散策に行きますかね。
で、マフラー内の煤を全部出し切る勢いで走れば位という事ですな。
※多分、無理。マフラー切開して内部清掃も考えるか・・。
多分、燃費も改善されていることでしょう。