
なんだそれは?
何でも普段は絶対に行かない観光地の軽井沢にあるらしい。
10月の連休に人に突き合わされて行くことになりました。
果たしてツーリングやドライブで行くべきところなのかね?
紅葉が始まってるのかね?
普段なら絶対行かない軽井沢

だがワタクシにとっては「いつ行っても混んでる。」場所としてなるべく避けたい場所なのです。
当倶楽部のある長野市の外れはほとんど渋滞がありません。
※小中学生の送迎の車で朝夕ちょっと混むくらい。クマが出た!という放送が流れると送迎車両が増える。
ですが。
軽井沢はいつ行っても混んでいます。
ヘタすると一年中混んでいます。
ラジオの交通情報でも大抵追分から中軽井沢辺りまでは渋滞しています。
長野県内でも屈指の渋滞発生エリアと言えます。
せっかく渋滞のほとんどない地域に住んでいるのにわざわざ混んでるところに行かなくてもいいのです。
今回はちょっと野暮用というか付き添いというか はっきり言えば「しがらみ。」 で軽井沢に行くことになりまして。
ワタクシは散々反対したのですが結局連れていかれることになりました。
※軽井沢周辺の抜け道というか裏道を知ってるという理由でのアサイン。
面白くなかったらワタクシの休日を返せ。
それでも。
何でもやってみることに価値があるのです。
つらいときはなるべく「面白がる。」ことが幸せになる秘訣なのです。
※自分が「つまんない。」と言ってると周りもつまらなくなるので人が集まってこなくなるよ。
ちなみに・・
秋の軽井沢なんて混んでるに決まっているのです。
軽井沢エリアは長野県では珍しく赤い色になる木々がたくさんあります。
そのため、紅葉の時期はフォトジェニックなのですよ。
ワタクシも長野に住んでから知ったのですが、
一見自然に生えているように見える紅葉が赤い色の樹木は人が植えたものが多いんですよ。
神社とか学校とか公園とかに多い。
軽井沢はお金持ちの別荘だらけなので庭や自分の土地に紅葉(モミジ)を植えるんですよ。
当倶楽部の庭木にもモミジがありますが、毎年やる気がなく、紅葉する前に枯れて散ります。
貧乏人の家は紅葉すら貧乏くさいのだ。
※めちゃめちゃ葉っぱのゴミが増えるので折を見て切り倒したいくらいだ。
秋でも朝一番の軽井沢はまだ空いているかも?

前日から参加者一同には「時間厳守。」とお触れを出しました。
絶対混むので、とにかく現地に早く混む前に軽井沢に入りたい。
というわけで。
長野ICから小諸ICまで高速道路を使います。
軽井沢に向かうだけでワタクシたちもブルジョワな選択です。
浅間サンラインを抜けて、いつも混んでいる追分、中軽井沢エリアをサクリと抜けてしまいます。
こんな時間でも結構車は出てたけれど、普段より確実に速く旧軽井沢に到着しました。
いつだって朝早いのは正義ですな。
※旧軽井沢のメインストリートの一本裏の駐車場が安くてよろしい。
旧軽井沢の朝

この時間の旧軽井沢はまだ空いていますが、
速い時間からやってるカフェにはたくさんの人が入っていますな。
※パン屋さんとかには既に行列ができてたりします。
こんなところに来てまで並びたいのか。
軽井沢は地域丸ごとがブランドですからねえ。
※近隣の中古車屋さんのラインアップが外車ばっかり、とかさ。
軽井沢に行ってカフェでお茶した。
一般的にはそんなのが自慢になるのかもしれません。
※ワタクシには関係ないのですが。
軽井沢の観光地として有名な「雲場池。」を一周してきましたが紅葉にはまだ早いらしく、木々が青々していました。
どうやら今年は紅葉が遅いっぽい。
※長野でも紅葉は11月くらいがおススメです。

雲場池。
それなりに綺麗ではあるけれど紅葉は一切していませんな(笑)
旧軽井沢の商店街(?)でジョン・レノンが良く行ってたというパン屋さんにてお昼のお弁当としてパンを購入します。
おかずパン4個で2000円を超える価格にビビる。

5年に一度くらいしか行かないような高級パン屋。
こういうパンって一個500円もするんだっけか?
いちいちブルジョワです。
牛丼1杯と張る値段のパンですが観光客がバンバン購入していきます。
※お会計が7000円とか。みんな金持ち。
ああ、ココは軽井沢なのだな。
※観光価格。こんな高いパンを毎日食ってたら破産するわ。レノン、やっぱりすげえな。
遊歩道で神社まで

ココは長野県道133号です。
軽井沢をメジャーにした教会も道中にあります。
でも目指すは峠のてっぺんの神社と見晴台です。
旧軽井沢銀座商店街は既に旧中山道です。
ここから山のほうに進むと中山道の難所で有名な「碓氷峠越え。」となるわけです。
道中の二重橋の公衆トイレからはさらに進むと急な上り坂に入ります。
※自転車はここから進入禁止です。
そんな細い峠道ですがデカい観光客の車がバンバン上がっていきます。
その横をワタクシたちは徒歩で登っていきます。
舗装された県道133号は上りの峠道ですが車が渋滞するくらい混んでいます。
※MT車は大変。サイドブレーキの効きが甘く、極低速トルクのないロータスヨーロッパでは来る気すら失せるレベル。

長野県道133号。
ワタクシが県道の看板の写真を撮りたくなるのは当ブログを始めてからだ。
車で来る客の数に対して峠のてっぺんの駐車場の数が圧倒的に足りません。
そのため駐車場待ちの大渋滞に発展するのですよ。
※道が細くて歩道と車道が分かれてないので人も車もやりたい放題です。
そんななので朝8時台でも結構車が並んでいます。
車で来るなら早い時間に来ないと峠のてっぺん辺りで駐車場待ちの渋滞に捕まることでしょう。
日本人というのは本当に渋滞とか混雑が好きなんだねえ。
県道133を登り始めるとすぐに遊歩道という看板があったのでそちらに入って登ります。
ここから見晴らし台まで3.5kmとある。
3.5kmくらいなら余裕、と思っていましたが遊歩道とは名ばかりで今にもクマが出そうな山道です。
※軽めの登山です。
メインルートである長野県道133号の舗装路と非常に近いですが、
遊歩道にはドングリやクリ、クルミなどが大量に落ちているのでいつクマが出てもおかしくありません。
ワタクシたちはこんなこともあろうかと各個が「クマ鈴。」を装備しています。

峠道。そりゃそうだ。

遊歩道入り口。

次第にこんな道になる。
こういう場所の近くには何故か案内板がないのだ。
遊歩道は沢沿いの谷底を歩く感じで何本か橋を渡ります。
時折、車の排気音が聞こえたりします。
谷なのでバイクのシングルやツインの排気音が響き渡ります。
※社外品のマフラーに替えてると非常にうるさい。ハーレーとか超うるさい。複数台が渋滞してるとさらにうるさい。
こんな記事もあります▼
軽井沢に来るようなセレブの皆さんは徒歩での山登りなんかしませんな。
メインルートに近いとはいえ、遊歩道にはほとんど人は歩いていません。
※復路ですれ違った這う這うの体の若い女子2名はスニーカー&街歩きの恰好で登ってて大変そうだった。
道中はたくさんのモミジなどの紅葉しそうな木々が生えていて、時期が来るとそりゃ見事なんでしょうねえ。
そんな遊歩道ですが道沿いに突然豪華なセレブの別荘が建ってたりして驚きます。
※当然、未舗装なんだけれど2台入るシャッター付きガレージや360度の天窓など作りが豪華。建築費用はいくらなんだか。

金持ちはどこにでもいるのだな。
中山道現役時代であれば、キツネやタヌキに化かされたと思うこと請け合い。
それくらい場違いな豪華な住居が立っています。
こういう所にある別荘は、
素晴らしいんでしょうが一般人が所有するにはハードルが高そうです。
そんなこんなで遊歩道を抜けました。
遊歩道を踏破すると見晴台のほうが近いですが先に神社に行くことにしました。
神社のあるあたりが峠のてっぺんで、
ここに今回の目的である「長野と群馬の県境にある神社。」があるのです。
ちなみに・・
この辺りは旧中山道らしいですな。
旧街道を昔の人に思いを寄せて歩くのは結構楽しいものです。
そして「旧中山道はどこでも外人が歩いている。」の法則はココでも当てはまりました。
2025年の夏に木曽の馬籠宿から妻籠宿間を歩いたのだけれどそこでも外人だらけでしたし。
今回の遊歩道で会った観光客の半分以上が外人です(笑)
2025年にワタクシが学んだのは、
「日本人は外人ほど中山道を歩かない。」
ということですわ。
こんな記事もあります▼
力餅

数店舗が営業しています。
一番、メジャーなのはお店になかに県境があるという「しげのや。」さん。
※混みすぎていたので行きませんでしたが。
ワタクシも力餅についての話は知っていました。
ローカルTVのニュースで5年に一度くらい話題になるので。
なんでも峠を越えるにあたり、力餅を食べて頑張ったとか。
※昔は荷物担いで歩いてたわけだからねえ。
まあせっかくなので話のついでに食べていくことにしました。
実際に目にするのも実食するのも初めてです。
お団子くらいのお餅にいろいろな味付けがされています。
いろんな味のアラカルト的なセットを頼みました。
山道を歩いてきたのでサービスのほうじ茶が旨いです。

力餅セット。
これが力餅。
観光地にしてはリーズナブルな価格、ともいえる。
※さっきのパンの価格を考えるとね。
どの味もおいしかったのですが、
ワタクシ的には大根おろしのお餅がおいしかったです。
ワタクシたちは空いている碓井山荘にて力餅を食べました。
神社の門前にあるお店の中に県境があって、フォトジェニックな写真が撮れるしげの屋さんが人気です。
※超混んでいる。並ぶくらいなら食べなくていいや。
それぞれの力餅屋さんにも駐車場はありますが、一度入ったら出られないくらい混んでいますな。
※碓井山荘の駐車場は斜めだしね。
神社は面白いものだらけ

これがまた面白いものだらけでした。
どうもペットの関係の神社らしく、犬を連れた参拝客が大量にいます。
お金持ちは犬をペットに飼いがちなのです。
※金持ちのペットなのでバカ犬が少ないらしく、犬同士であってもぎゃんぎゃん吠えないのは立派。
山門の真下には県境が(笑)

長野と群馬の県境。
たくさんお参りするところがあってお賽銭だけでも大変です。
御朱印とかお守りとか売ってる店舗を通過すると、ご神木である「シナノキ。」が祭ってあります。
大木で立派ですな。
※最近シナノキを見ると福山雅治さんの歌を脊髄反射的に歌ってしまうワタクシです。
シナノキからちょっと階段を上がると「星乃道神社。」という素敵な名称のちっちゃい社があります。
この神社、Mazdaのロードスターをまつる神社らしい。

ロードスターのミニカーがたくさん。
毎年やってる軽井沢でのロードスターミーティングにあやかってるそうな。
MTのロードスターは渋滞がきつそう(笑)。でも歴代ロードスターはすべてMTを選択するのが正解です。AT車はもったいない。
※なぜかフェアレディZのオープンのミニカーもあった。一応ロードスターか(笑)
星乃道神社から奥は結構登山ですが、
さらに奥には奥社とか真田社と言われる小ぶりの建造物があったりします。
その他にもヤタガラスを祭ってたり、ペットの似顔絵の絵馬があったりします。
おみくじだけでも十種類くらいあります。
うん。
すごく商売上手。
※悪く言えば金儲けの上手い神社ですな。
見晴台

峠のてっぺん付近から遠くまで見渡せる展望台ならぬ「見晴台。」があったりします。
一般的にはこの峠までは車で気軽に来られちゃいますが、ワタクシたちは徒歩で登ってきています。
遊歩道で沢沿いの道を歩いて登ってきたので視界は良くありませんでしたので展望に飢えています。
恐らく昔の人もそうだったんじゃなかろうか。

見晴台から。
少し曇っていましたが見晴台からは妙義山や浅間山などが見渡せました。
もっと天気が良ければ北アルプスなども見えるそうです。

長野群馬の県境。
そしてここにも長野県と群馬県の県境が(笑)
ここの東屋で旧軽井沢で購入したパンで昼食としました。
もちろん外人もたくさんいますが、
とても混んでいた神社に比べると見晴台は閑散としていて非常にのどかです。
※セレブはこの距離さえ歩くのが嫌なのかもしれませんな。
ちなみに・・
神社の前の駐車場はバイクも有料です。
見晴台前の山門前には車用のタイムパーキング「Times。」があるし。
ですが。
見晴台前の空き地に勝手に止めちゃえばバイクは無料っぽい。

バイクで来てる人もいる。
そういうバイクがたくさんいました。
まあワタクシはバイクで観光シーズンの軽井沢の観光地に来る気は毛の頭ほどもありませんが。
絶対混むし、時間の無駄です。
ドライブでもツーリングでも来たくないですな。
渋滞を抜けるのに大変だからです。
こういう場所は麓に車やバイクを止めて歩くに限るのです。
旧軽井沢の昼

渋滞している車の横を歩くのは嫌だったので。
下りは登りより全然楽ですな。
往路の半分くらいの労力と時間であっという間に峠を下っちゃいました。
というわけで、旧軽井沢銀座商店街についたのはお昼ちょっとすぎです。
が。
朝と違って人混みがスゲエ。
原宿の竹下通りか上野のアメ横みたいな感じです。
人ごみに酔うという感触は久しぶりです。
そのすぐ横をデカい車がバンバン行き交います。
この辺りでも車道と歩道の区別はないです。
普通に歩くだけでも人をよけなければなりません。
しかも犬連れが非常に多い。
※ベビーカーみたいなモノに乗ってる犬もたくさんいる。歩け。
危ないったらないです。
※やっぱり最近の車はデカすぎるよ。そんな車で狭いところに入ってきすぎ。

かなり空いた瞬間の写真。
観光地は歩道と車道は分けたまへ。
朝は開店前の店が多かったため、人がまばらなだけでしたな。
秋の休日の軽井沢には来るもんじゃないのです。
基本的に軽井沢は金持ちだけが来て良い場所なんですよ。
まとめ

あと高級車の多さにも参った。
オマケに犬の多さにもびっくりしました。
休日のドライブやツーリングでは軽井沢は目的にしない方がよろしい。
貧乏人はどっと疲れます。
今回は長野県道133号と長野と群馬の県境にある神社の攻略となりました。
熊野皇大神社の存在は知っていましたが「軽井沢にある。」というだけで一生行くことはないかもしれないと思っていました。
今回は 半ば無理やりとはいえ いい機会となりました。
時間ができたら、旧中山道を東京から京都まで全線歩いてみたいなとか思ったりしています。
※東海道を歩いたという話はたまに聞くけれど、中山道を踏破したという話はほぼ聞かないしね。
今回訪れた熊野皇大神社も面白かった。
※長野と群馬の県境は結構いろんなところにあるよね。渋峠とか毛無峠とかさ。
見晴らし台もそれなりの景色ではあります。
力餅も美味しかったし。
今回改めて分かったことは。
リーズナブルに軽井沢に行くならエリア内で飲食しないことですな(笑)
これは結構重要なことかもしれません(笑)
それに。
軽井沢は通過するだけで時間がかかるんですよ。
大量にいる金持ちを見るだけで時間の無駄だし、近寄らないに限ります。
※そのほとんどはリアル金持ちではないとはいえ。
そんなわけで。
ワタクシは普段から軽井沢の混んでるエリアを避けているのですが、
これからも軽井沢周辺は避け続けるでしょう。
軽井沢を通過する際はなるべく早朝を狙いましょう。
※観光したい場合は一泊位したほうがいいですが近隣の宿は観光地価格ですよ。
2025年の軽井沢の紅葉は早くても10月下旬くらいでしょう。
10月の連休はまだ木々が青々としていました。

今回、最も紅葉してた木。
日当たりのいいところのほうが早く紅葉するのかね?
どうせ軽井沢に行くなら紅葉ががっつりみられる時期が良かったのですが、
紅葉時期はさらに混むことが予想できるので多分一生行かないでしょうねえ。
知り合いが軽井沢に別荘買ったのでご招待してくれる♪とかなら別ですが。
ちなみに・・
日中の軽井沢の街中には観光客が大量にいます。
改めて思い知りました。
こんなに混んでるカフェでゆっくりなんかできないだろうけれど、
観光客はこぞって高級なコーヒーとかランチとか注文しています。
カッコイイオープンテラスから見えるのは人込みと渋滞ですし。
ワタクシには毛の頭ほども理解できん。
軽井沢の街中には高級車が大量にいます。
1000万クラスの外車は普通です。
マセラティもメルセデスもマイバッハもアストンマーチンもベントレーも渋滞にはまっていました。
※軽自動車もたくさんいましたが。
事故とかあると保険代が大変そうです。
「まあ軽井沢はこういうもんである。」
ということはわかっていたのですが改めて目にするとびっくりしますな。
軽井沢はお金持ちっぽい行為に憧れている人たちが憧れる場所なのかもしれません。
※ワタクシのような爪の先に火をともすような生活をしている貧乏人には程遠い、価値観の異なる世界なのですよ。