特にマフラーやサスペンションなどの元値が高いものはその恩恵が大きいです。
安価に交換できるならヤフオクなどで中古を調達するのもいいんですが。
中古部品の価格が高い場合、今の手持ちを修正することを考えましょう。
今回はそういう話です。
中古のバイクは本体も部品も高い
誰も買わんて。
ほんとに欲しい人は既に買っちゃったって。
今から買い占めても一気にモノ余り状態になるかもしれんて。
それに呼応するように中古部品も高くなってるのですよ。
中古バイクの高さは既に異常です。
大体、何十年も前の動くかどうかわからんバイクに何十万~何百万も出す人がそうそういるわけないと思うのです。
今の日本人ってそんなに金持ってないですよ。
※この先、確実に日本は貧乏になっていきます。
バブル期のネオヒストリックカーの様に、
「海外のマニアや金持ちやんちゃ小僧が高価取引してくれる。」
なら価格高騰もわかる気もしますが。
映画が火付け役となったネオヒストリックカーブームのような現象はバイクにはないのです。
中古バイクバブルはそろそろはじけますな。
その理由は・・
※一部の車種ではバブル崩壊も始まってる気もします。
不動車とか部品取り車、書類無の車両でも数十万円の値段が付くのは異常です。
もはや狂ってるレベル。
※それでもに人気車種ならヤフオクで入札されてるのは驚きます。
驚いたのは、
車両価格の高騰に影響されてバイクの中古パーツ迄価格が高騰してるってことです。
ヤフオクでは相当ボロボロな部品も出品されています。
驚くことに、コケてつぶれたようなマフラーでも値段がついてます。
※絶対あのまんま使えないと思うんですが。
そして、
社外マフラーって錆びて朽ちるパーツの代名詞です。
※新品ならともかく、中古の数十年前のマフラーに10万円以上なんて出せません。
残念ですが、外見はキレイでも穴が開いてないだけで中古のマフラーの内側なんて全部こんな感じですよ。
完全なもの・綺麗なものは中古パーツでも高い
コレが車体以上に写真では判断できないのですよ。
出品者が前後左右上下の画像を出品ページに乗せてくれているならともかく、
という言葉を鵜呑みにすると痛い目に遭います。
※ワタクシは何度もやられています。
悪質な出品者は、見て欲しくない箇所は画像にしたがりません。
※きれいな面だけの画像しか乗せません。
人気車種のパーツ
人気車種にパーツってだけで、またとんでもなく値段が上がっています。
リプレイスマフラーがいい例で
Z1用ってだけで、外見がまともなリプレイスマフラーは数万円から十数万円します。
※KERKERのメガホンマフラーなんか 結構 多少潰れてても錆びてても数万円します。
25年前は確か新品で7万円強だったはず。
その一部の部品だけでも値段が付きます。
KERKERのメガホンサイレンサー部の中身無、外ガワだけでも数万円で取引されてました。
ちなみに・・
当倶楽部のZ1-Rに装着されているKERKERのマフラーですが凹んだ個所が錆び始めていました。
Z1系のKERKERの鉄製サイレンサーは立ちごけ一回で凹みます♪
ワタクシ的には見た目は全然気にしません。
立ちごけするとサイレンサー以上に精神的にも凹みますが。
ただし、
ここから排気漏れでもしたら「車検。」に通りません。
※海辺で結構キャンプしたからなー♪
と言うわけで、
ヤフオクでサイレンサー部分だけ探してみたところ・・
「マジ高い。」
のでビビったわけです。
※今ついてるサイレンサーは20年くらい前に5千円で買ったんだよ。
さてどうしたもんか。
結局、ヤフオクでは買えない中古サイレンサー
あまりにいい物件がなく、
「エリミネーター400cc用のKERKERサイレンサーじゃダメかな?」
みたいな弱気になりつつあります。
※多分無加工ではつかないのはわかっていますが弱気になるとこんな気分になるもんです。
をヤフオクや個人売買サイトで一か月くらい探したのですがどうにも納得いく値段では見つかりません。
内部のサイレンサーなしの状態のメガホンの外側だけで数万円もします。
※それほど程度がよくない様に見えても、です。
昔は数千円位からあったのになぁ。
悩んだ挙句、ワタクシが頼ったのは板金加工が出来るお友達N君の工房でした。
ちなみに・・
不人気車種の純正パーツやちょっと傷がある現行車の純正パーツヤフオクでは比較的は安いのですよ。
思ってるより安く買えるのでつい買い集めがちです。
ただし、
実際に取り付けてみると角度が微妙にイメージと違ったりするのです。
それでも、
小加工で使える場合もあるのでそういう部品に出会うと超ラッキーです。
現物がみられる「部品交換会」では実物を見ながらノギスでサイズを測りながら適合パーツを探すのはほんとに楽しいです。
※大規模な部品交換会だと朝から終わりまでいても飽きません。5周くらいします。
ただし、
という条件でも買っちゃうことがあります。
※酔ってたりすると強気で賭けに出ますが大抵その賭けには負けます。
そういう場合は、
「落札してもデッドストックになりがち。」
です。
※こういうパーツが当倶楽部のガレージには山ほどあります。
こういうデッドストックになりかけたパーツは、
「こういう風に直したら使える。」
と言うシッカリしたイメージを持って、金属加工してもらえるショップに持ち込みましょう。
当倶楽部では先ごろヤフオクでZ900RSのミラーを入手、これをZ1-Rに付けようと画策したのですが・・
のですが、
と言う体たらく。
「お蔵入りか?」
と思っていたのですが・・
さて!
※これは長くなるうえ、面白いので別記事にします。
頼りになるのは腕のいい工房
「直せるかや?(長野弁)」
とLINEで聞いてみました。
そしたら持って来いと。
「いいから持ってこい。」と。
まあ細々したものを以前から頼んでるのですが。
※いつも金にならない仕事ばかりで済まんね。
大仕事だったっぽく、エンブレムは外して作業してくれてます。
そしたら板金であっさり直りました。
材質が鉄だったのも良かったようです。
※ステンとかチタンのマフラーは高くてねえ♪
と言うわけで今回はヤフオクの世話にならずに済んだわけです。
※焦ってボロくて高価なパーツを買わなくてよかった。
今回学んだこと
「使ってるパーツがボロくなり切る前に腕のいい工房に相談すればよい。」
※あんまりボロすぎると修正依頼するのも失礼です。
「サイレンサーに大穴が空く前に依頼して良かった♪」
※大穴悪とその周辺は全部切する必要があります。強度もなくなるしね。
と言うことです。
N君はいつも想定できないようなワタクシの我がままを聞いてくれる上に腕が良くて助かる。
※ワタクシの勤務先から超近いのも助かる。
普通は凹んで内部が錆びてるだサイレンサーの修正なんてなかなかやってくれねえよなぁ(笑)
うう。
でも結構みんな古いバイクのサイレンサーはこんな感じだと思われ。
しかも、中身は25年以上の錆とカーボンでひどいことに・・
結局、サイレンサーの外側を引っぺがして作り直してもらいました♪
非常に満足いく仕上がりです♪
「もうコケんなよ。」
と自分自身に言い聞かせた次第です。
※あと、「たまにはサイレンサー内部も掃除しろ。」と、ついでに言い聞かせておきます。
こういうの見ると全部の古いバイクのサイレンサーをきれいにしたくなりますな。
またお世話になると思うのでよろしく。
いつもありがとうございます。
※今度Z900RSのミラー加工編も書く予定です。
ちなみに・・
信頼できる工房があると、
「Z1系にCVKつけるときのワンオフチョークノブは量産化して商品にしようぜ♪」
「VT250FGのライトをリトラクタブルにしようぜ♪」
等と言う夢を語れたりもするのです。
その他たくさんの部品の商品化アイデアがあるのだ。
※実践して困ったことを解決する商品をつくればいいんだし。
Z1に流用したCVKのチョークノブ、多分需要はある。
ちゃんと作って量産化してネットショップで売ろう♪
※みんな困ってるはず。こういうところの商売の花が咲くのです。
まとめ
「各部品はボロくなり切る前なら修正できる可能性がある。」
と言うことなのです。
ワタクシは何でも自分でやりたい方なのですが金属加工のスキルがありません。
金属加工も覚えたいのですが、その手のスキルはすぐに身に付くわけではありません。
というわけで
「困ったときは任せられる人に頼る。」
という事を覚えました。
人間は一人では生きていけませんなぁ♪
取り付ける時に傷つけたりしない様にせんと。
そして、
と言うことも学びました。
※ワタクシはなんでも予備パーツを持っておきたい派なのでどんどんストックが溜まる心配症です。
旧車乗りで一番 面倒くさい 大変なのは、
「ボロイパーツをちゃんと直せる腕を持つ人を見つけること」
なのかもしれません。
軽めの営業活動
取り合えず、
と言うご要望があればワタクシが代理店となって友人N君を紹介してあげましょう。
彼が暇な場合に限り、仕事は受けてくれるはずです。
当然ですが有料ですよ。
当然ですが状態によって加工修正賃は変わりますよ。
※あんまり酷い状態のものは安価では直せませんよ。
まずは、
要見積もり!です。
多少の凹みやつぶれ程度ならヤフオクで十万円以上払って昔のマフラー買うより全然安いです。
実力を測れるサンプル車両はコレ(笑)
※マジで腕はいいです。
ちなみに・・
修正可能なマフラーやサイレンサーを探して直して売る。
これってもしかして商売になるのではないか?
そういう目でヤフオクを眺めてみようかと思う今日この頃です。