各陸運で対応内容が微妙に異なるようですが、二年毎なのでユーザー車検は受けるたびにシステムが進化しています。
先日、一日二往復して2台のバイクのユーザー車検を通して来ました。
※失敗もあったし、雨も降りそうだったし、超焦りました。
今回のユーザー車検の顛末とポイントという仮骨みたいなものを記録しておくので参考になれば幸いです。
当記事の目次
ユーザー車検はネットで予約
ネットでのユーザー車検の予約は1週間前だとかなりギリギリです。
梅雨の時期だし、今までそんなに混んでたことなかったので舐めてました。
思えばこの時点から波乱の前兆はあったのです。
いつも1週間くらい前にユーザー車検御予約を入れれば取れるので余裕をかましていました。
と言うのも、
雨降ってる最中にバイクを自走で陸運に持ち込むのは結構嫌なもんなのです。
誰でも簡単に予約できます。
しかも、
そんなの楽しいわけありません。
※休みが取れず、雨天時にユーザー車検を泣く泣くやったことありますが。
と言うわけで、
割と当たりそうな 週間天気予報が出始める1週間前に予約をとる行動に入りました。
ユーザー車検予約
ユーザー車検予約サイトはこちら。
ユーザー車検は混雑を避けるためか「ラウンド。」と呼ばれる時間の区切りで予約していきます。
一週間前の予約状況はというと・・。
という混雑状態でした。
「えええ。」
今まではいつも、もう少し空いてたような気が。
大事なことなのでもう一度書いておきますが、
ユーザー車検の予約は2週間前から行えます。
※午前中の予約をしておけば仮に落とされたとしてもその日のうちに調整して再受験がしやすいので予約は午前中から埋まりガチです。
慌てて、
を押さえ、
の予約を入れました。
一日に二台やりたいので、
脳内では午前に一台、午後に一台を予定
していましたが、今思えばこの時点で計画が狂っています。
もっと早く予約しておけばよかった・・。
舐めていますね。
ユーザー車検はキャンセルもできるので出来るだけ早く予約すること。
ですな。
ちなみに・・
ユーザー車検は受けるたびに すんごい少しずつですが 電子化が進んでいます。
予約をネットでやるのはもはや普通ですね。
これくらい税金とか保険とか携帯料金とか簡単にならんもんか。
ユーザー車検の予約にはユーザーID登録(無料)が必要です。
ユーザーIDは2年1カ月有効です。
※ワタクシのIDも前回のが生きてました。 IDもパスワードも忘れてましたが。 メルアドで照会できます。
ユーザー車検の予約自体は誰でも簡単に予約が出来るようになっています。
手元に車検証を置いておくとスムーズです。
昔はユーザー車検の予約番号を控えておき、当日陸運の窓口で確認されたものですが、今では全部バーコード処理されます。
予約した車両の車検証の下にある「QRコード。」を陸運局で読み取らせると車検の検査用紙がプリンタから排出される仕組みになっています。
手間がかからなくて素晴らしい。
少しは電子化された気もしますが「車検証や各用紙はいまだに紙。」ですがな。
※しかも、各申請用紙に自分で鉛筆とボールペンを駆使していろいろ書かなきゃならんのは相変わらずです。
ユーザー車検当日は早めに陸運局に行くこと
別に寝過ごしたわけではなく、午前中は軽トラの車検上がりを徒歩で取りに行ってました。
※たまの平日の休みはスケジュールが仕事以上にみっちりです。
ワタクシは アホなので 慣れたもんなので、正午に出立して各手続きをして午後一で検査ラインに並ぶのは余裕、と思っていました。
各手続きとは。
■手続きその1
いつもお世話になっている陸運近くのテスター屋さんで
を行います。
毎度のことですが、
Zを二台一日で通すのでテスター屋さんの店長には覚えられています。
雑談をしつつ、光軸調整をしてもらいます。
光軸調整でトラブル
実は光軸調整で予期せぬトラブルがありました。
光軸調整時に明るさが数値で出るのですが、ワタクシが 良かれと思って やった作業で光量が3分の一に落ちました。
あんな単純なことで、ライトの光量が3分の一になるなんて・・。
当然この状態では車検には通りません。
しかし、
結構よくあるトラブルに思えます。
長くなるので別記事にしますね。
※これもこの後の焦りにつながります。
各手続きとは。
■手続きその2
陸運局で
などをして検査ラインに並びます。
ユーザーが書く書類は2種類に減った。
でもボールペンと鉛筆の併用。
陸運局での書類作成は慣れちゃえば、10分もかかりません。
検査ラインに並んだのは、13時15分って所だったんだですが・・。
ワタクシが並んだ時点で、既に前に4台いました。
一台一台の検査ラインには結構時間がかかるのです。
バイク屋さんが多い
デカいトラックで大量にバイクを積んだバイクショップがたくさんいました。
ココから、車検を受ける車両がドバドバ吐き出されてきます。
これがまた、結構な量でして。
ワタクシが並んでいる間にもどんどんトラックから降ろされてきます。
彼らは職業でやってるしトラックで運搬するので雨でも関係ないですしねえ。
※ショップの店員以外の純粋なユーザーはワタクシを含めて数人しかいませんでした。
車検予約もごっそり一度にやるんでしょうねえ。
陸運局は結構混んでいると思った方がいいようです。
特に、
ワタクシのように一日に二台ユーザ車検通そうとするなら、早めの行動が大事ですな。
光量不足のトラブルもあり、この時点で結構焦っています。
※この焦りが後で大失態につながるのです。
とにかくユーザー車検当日は早めに動くことです。
※予約した時点で混んでることに気が付かないワタクシがアホなのですが。
初めて計測される個所が多数
ところが、ワタクシの焦りとは関係なくいろいろ計測されました。
今まではほとんどスルーされてた項目です。
今回、二輪の検査官さんの人数が今までになく多かった気がします。
そんななので、
今までなんとなく通ってた箇所が明確に計測されるようになりました。
※これは前の車両も全部測られていたので憶測ではないと思います。
これらはライン検査の前に「待機所。」で検査官さんたちが、
と言うものです。
※現場の判断が最も出る箇所です。
ユーザー車検で社外マフラーは全部音量計測される
明らかに改造車対策ですが、事前に付け替えて持ち込まれたら意味ない気もします。
実は排気音に関しては年式ごとに許される音量が違うのです。
古いバイクは結構緩いです。
とはいえ、
今期はしっかり音量を計測されました。
※前回はもっとニコやかにことが進んだ気がします。
ユーザー車検時の各年式の音量の規定は下記記事でまとめています。↓
こんな記事もあります▼
規定が緩めとはいえ、
「5500回転での音量計測。」
をされました。
※5500回転って言えば高速道路を巡行する時より高回転ですよ。 峠では常用域ですが。
当倶楽部のZ1-Rは一見してNot純正のKERKERメガホンがついています。
当然の様に社外品として計測対象ですので、問答無用で音量計測されました。
※スモールバッフルなので前回計測されたときに音量は余裕でクリアしてるとはいえ、 小心者なので ちょっとビビります。
ちなみに・・
純正然とした外観のマフラーの場合、純正です!と言い張れば音量計測されないっぽい。
Z750D1のマフラーは一見二本だしで純正っぽいのです。
しかも、オイル交換もフィルター交換も楽勝と来た。
検査官さんに「純正?」と聞かれましたが、
「社外品です。」
とバカ正直に話して音量計測してもらいました。
※余裕で既定値以下でした♪
もしかしたら、
しらを切れば 誤魔化し通せるかもしれません♪
ユーザー車検では車幅も車高も計測される
ただし、
重量は計測されなかったです。
※そのうち、重量も検査の対象になりそうな気配がします。
車幅については、
を計測されます。
※別記事に詳しいです。
事前に計測して対応しておいて本当によかった。
こんな記事もあります▼
車高に付いては、
今まで一度も計測されたtことがありませんでしたが今回はしっかり計測されました。
の高さを計測されました。
※結構感覚っぽかったです。
実はZ750D1はギリギリでした(;^_^A
何せ、
検査証に赤字で「規定内。」とわざわざ記述されました。
ちなみに・・
車幅に関しては割ときっちり測られます。
※目の前でメジャーで計測されるので、ごまかしようがないです。
ショートレバーなどの社外レバーを入れて車幅が変わってると通りません。
※車検証の幅の記載値と比べて、±2cmまでです。
車高に関しては割と適当な印象を受けました。
バイクが傾いたりすると全然数値が異なるためですね。
※車検証の高さの記載値と比べて、±4cmまでです。
実は、
当倶楽部のZ750D1は嫁が乗るので超シャコタン仕様になっています。
※高さ計測されると結構やばいレベルでしたが・・。無事でした。
次回はフロントフォークの突き出しをゼロにして持ちこもうと思いました♪
こんな記事もあります▼
ユーザー車検での今回のやらかし
そのままの設定で検査ラインに入ったもんだから、そりゃダメですよ。
焦るな、まあ落ち着け。と自分に言いたい。
落ち着いてやれば問題ないというか、車体とか整備とかの問題ではなく、検査ラインを通るときの設定を間違えました。
久々に、一発でライン検査に通りませんでした。
おかげで、
余計な時間を食い、更に焦るというダメパターンに陥りました。
君には恨みはない。
全てワタクシがアホだったのだ。
検査ラインに入る前に
検査ラインに入る前の横のパネルに、計測する箇所を設定するボタンがあるのです。
とかそんな感じでした。
落ちた場合はその部分だけ押せば、機械が自動的にダメな個所だけ検査してくれるのです。
※画像はありません。検査ラインは撮影禁止っぽいので隠し撮りが精いっぱいでした。
スピードメーターに関しては、
を選択できます。
あと、「古いバイクの場合の対応ボタン。」もあります。
多少、計測がファジーになるようです。
※二度目の検査の時に検査官さんに「これも押してね♪」と言われました。
ワタクシは焦ってたので、
前のハーレー(?)の設定のまま、
「スピードメーターは後輪検出。」
の状態でラインに突入したわけですよ。
そりゃ、Z1-Rの後輪でスピード測られてもメーターはピクリともしませんがな。
※裏技として、前の人のタイミング(ローラーが回ってからの経過時間)を覚えておき、同じタイミングでふっとスイッチ離しても通るらしいですが、ワタクシはやったことないです。
当然、一回目のライン検査は不合格(´;ω;`)
ちゃんと測れば絶対通る自信があるとはいえ、時間的に更に焦ります。
※後ろにもたくさんの検査待ちのバイクが並んでいますので、さらに待ちが時間も発生します。
携帯で時間確認しまくり。
※でも隠し撮りする心の余裕は忘れない。
時間を考えると、がっくり膝から崩れ落ちそうでした。
※0083のコウ・ウラキ少尉の「デンドロビウムで何度出撃してもコロニー落としを阻止できない焦り。」に近いかもしれません。
ユーザー車検不合格項目再検査
※不安なのでもう検査官さんに横に付いてもらいました。
旧車のスピードメーターは、検査用のローラーが回り始めてもすぐには動かないです。
実際、タイムラグが だいぶ ちょっとある。
このために「古いバイクの場合の対応ボタン。」があるのかと思われます。
スピード検知用のローラーが動き始めてもメーターが動かないと
「メーターが動かない?!さっきまで動いてたのに!?」
という更なる焦りを引き起こします。
※人間焦るとろくなことがないですな。
その辺、検査官さんは慣れたもんで(笑)
「ハイ。もうちょっと待ってね~。」
とにこやかに言ってくれます。
そして、
スピードメーターの40km/hのほんの少し前で検査官さんからフットスイッチを離すように言われました。
※ここもタイムラグがあるようです。
「ナイスアドバイスだぜ、検査員さん!」
サムアップして感謝を伝えようかと思いましたが、ふざけてると印象悪そうなので真面目にお礼を言いました。
※初めから頼っておけばよかった・・。
おかげさまで再検査で検査ラインの合格をいただけました。
ホッとしつつ、
検査場の中央ラインの窓口にすべての書類を提出して「ライン検査完了。」のハンコをもらいます。
ユーザー車検のライン検査が終わったら
この時に、初めて納税証明などがチェックされるようです。
ワタクシは優良納税者なので当然問題ありません♪
書類一式を事務所に提出し、ちょっと待ったら無事に名前を呼ばれ、新しい車検証が発行されました。
一緒にナンバーに貼る車検のシールももらえます♪
何故か年度の位置が違うのだ。
コレが後に二年乗ってもいいよ、というお墨付きの証。
書類の順番
ユーザー車検の書類には提出する際の順番があります。
陸運事務所で書類を作成する際には見本を見て書けば誰でも書けるようになっています。
※わかんないことは逐次聞くことです。
この際、見本と同じところに書類の順番の指定の掲示があります。
こういう細かいルールはきちんと守る子でした。
※大きなルールは比較的守らないのですが。
この通りに、並べてユーザー車検に挑みましょう。
検査官さんや事務員さんの負担軽減になります。
その際、
出来ればバインダーで止めるとさらに良しです。
※クリップで書類をまとめてるだけと検査員さんがハンコ押したり、記載したりしずらいし。
まだもう一台分残ってるのでもう一往復する
まだもう一台分丸々残っているのです。
精神的に疲労が蓄積していますので、
「今日は帰って飲んじゃおうか♪」
というダメなワタクシもいたのですが。
でも、
たかだかユーザー車検でさらに一日休むことは難しいです。
開き直って大人しく 落ち着いて もう一往復してZ750D1のユーザー車検に臨むことにしました。
※焦って事故したり違反したりすると余計な時間食うしね。
と言うわけで、
という離れ業を陸運局の営業(?)時間内にやってのけたのでした。
※Z750D1の時は、最初から検査員さんに一緒に付いてもらいました。
既に周りに検査車両がいない位ギリギリ。
検査員さんについてもらったので 当然、ストレート合格です♪
※検査ラインにほぼ他の車両がいないくらい、ほんっとにギリギリでした。
まとめ
ワタクシの様に無駄な時間を過ごして更に焦ったりしても何の意味もないです。
なので絶対に時間に余裕を持って行動することです。
今回のポカはワタクシ個人が慣れ切って緩んでいた、と言うことに原因があります。
ちゃんと整備してても、ユーザー車検は舐めると痛い目に合いかねないという教訓にしてください。
ワタクシ的には、とてもいい教訓になりました。
特に、
一日で二台のユーザー車検を通す場合は時間との勝負になります。
相当精神的にも、体力的にも消耗します。
※雨天じゃないだけマシでしたが。
今回のポカの対応策と言うか原因と対策を書いておきます。
きっとまた二年後にくる陸運。
次回のユーザー車検のために
※できれば一台は午前中に終わらせたい。
※ライン検査開始を待つくらいがちょうどいい。
※青いバルブのやつは車検対応OKとか書いてあってもダメです。買わないか捨てましょう。
※スピードメーター検知用ローラーが動き始めてもアナログ式のメーターは遅れて動き出すことを忘れずに。
※検査官さんに言われました。検査ラインにはヘルメット置き場がちゃんとあります。
※これ最強です。何度も通してても2年に一度しかユーザー車検はしないので忘れます。
ワタクシは違反かもしれませんが、コピーを携帯しています。
こんな記事もあります▼