ツーリング バイク

佐渡を駆ける その1 【佐渡ツーリングはフェリーで海を渡る】

軽トラにバイク積んで遠征するのは一つの形になりつつあります。

軽トラにバイク積んで遠征するのは一つの形になりつつあります。

 

ワタクシ
オリンピックの関係で7月の終盤に4連休という2021年。
どこかへ出かけたいけれど人が集まるところは避けたい。
長野のツーリングスポットはどこも大混雑なハズ・・。
なら行きにくい【佐渡】へ行けばいいじゃない。
そういうことになった。

 


 

約30年ぶりの佐渡ツーリング

 

ワタクシ
実はワタクシ、佐渡へのツーリングは二度目です。
実に30年ぶり(笑)
なかなか行こうと思えないくらい面倒くさいのが佐渡ツーリングなのです。
フェリーは面倒くさいし、時間かかるし。
※短気な人にはこのフェリーの移動時間が無駄にしか思えないのです。

 

佐渡へのツーリングは約30年ぶり2度目でございます。
なにせ、まだZ1-Rでなく、Z2でしたもん。

佐渡のツーリングプランを嫁から提案されたとき、
「えー面倒くさい。」
と言うのが最初のイメージでした。

それでも、

  • 「日本で一番長い県道は佐渡にある。」
  • という、県道好きとしては聞き捨てならん情報を得まして。

  • 「コロナ禍で佐渡の観光業がヤバい。」
  • そんな話を人づてに聞いてたので重い腰を上げることにしました。

    なにより、

  • 「みんな面倒くさがるなら空いてるはず。」
  • という三大目的が出来ちゃったので実に約30年ぶりの佐渡ツーリングになります。

    当時のワタクシ

    昔から人と群れることが嫌いなので佐渡ツーリングも当然ソロでした。

  • 若いころは暇はあったので東京から新潟まで陸送(笑)
  • ひたすら貧乏だったくせに何故かフェリー代まで出して渡った佐渡。
  • 佐渡でのお金がかかるアトラクションは全部無視(笑)
  • 全行程キャンプで平日のフェリー予約が取りやすい日に入出港。
  • ※何かの割引パックがあったと思うけど忘れました。

    ひたすら佐渡を適当に一周することだけを目的に走り回りました。
    一周と言っても、紙の地図を見つつなので結構適当です。

    地元のスーパーで叩き売られている聞いたこともないような魚を食し(意外と美味い)、休憩の度に頭から水をかぶるようなツーリングだった記憶があります。
    ※夏の貧乏ツーリングは全部そんな感じでしたが。

    何とか食いつないで帰ってこられたものの思った以上にお金がかかっていい思い出はありませんでした。
    今回は大昔のイメージを払しょくできるのか?という観点であらためて佐渡の魅力に迫ってみたいと思うのでした。

     

    現在、佐渡へは新潟からしか渡れない

     

    ワタクシ
    2021年5月から新潟からしか車は運べないのです。
    ちょっとびっくりしました。
    これもコロナの影響でしょうか・・。

     

    2021年4月までは上越からカーフェリーが出てました。
    これに乗れば余裕♪と思っていたのですが、佐渡汽船様の都合により、
    「車で佐渡に渡りたいなら新潟から来てね。」
    という方針になったようです。
    ※人だけなら高速船「ジェットフォイル。」で上越から渡れます。

    ということは。
    延々、長野から新潟まで移動しなければなりません。
    ※200km以上ありますな。

    炎天下、新潟まで移動した時点で、嫁がぶぅたれるのは目に見えています。
    「うむ。困った。」
    発想を思い切り変更する必要に迫られました。

    実際にはドピーカンでクソ暑かったけれど楽しい行程でした。

    実際にはドピーカンでクソ暑かったけれど楽しい行程でした。


    エアコンなしの車はバイクより絶対暑い。

    そこで、
     少し足りない 脳みそをフル稼働させ、約30年前の記憶を思い返してみると・・
    佐渡は大きなバイクで渡っても あんまり面白くない もったいないと思った記憶があるのですよ。

    「そうだ、軽トラで行けばいいんだ。」
    そういうことになりました。

     

    フェリーの予約は軽トラ一台

     

    ワタクシ
    「軽トラにオフロードバイクを二台積み&キャンプ装備。」
    エンデューロの遠征以来、久々にこのスタイルでの旅にすることに。
    こうすることで、
    バイク二台分より多少安くフェリーに乗れるのです。

     

    2021年7月の佐渡汽船の運賃表

    佐渡汽船は季節によってフェリー料金は違います。
    下記の表は、
    2021年7月1日から9月30日迄の料金です。
    ※詳しくは佐渡汽船サイトを見よう。 自分でググれ。 

    ■フェリーの乗車賃
    ※上級国民から庶民まで格差があるのです。

    スイート片道
    大人16150
    小児8080
    特等片道
    大人6940
    小児3470
    1等片道
    大人3680
    小児1840
    2等片道
    大人2600
    小児1300

    ■その他
    ※団体とかペットとか手荷物とかの特別料金有

    ■車料金

    片道往復
    3m未満1121021490
    3m以上4m未満1434027440
    4m以上5m未満1744033330
    5m以上6m未満2109040260
    6m以上7m未満2430046360
    7m以上8m未満2836054080
    8m以上9m未満3167060360
    9m以上10m未満3498066650
    10m以上11m未満3829072940
    11m以上12m未満4160079230

    ■バイク料金

    バイク片道
    750cc以上8580
    750cc未満7200
    125cc以下5840
    自転車4470

    ■燃料油価格変動う調整金
    ※この額がさらにかかる

    大人440
    小児220
    自動車1870
    二輪車950

    ■試算
    なので、
    大人二名と軽トラ一台2等で往復すると

    人間2600×410400
    軽トラ27440
    調整金440×41760
    合計39600

    仮にZ系バイク2台で行くと

    Z1-R8580×217160
    Z750D17200×214400
    合計31560

    となり、軽トラで行くより、4120円も高くなるのだ。
    ※バイクは往復割引もないしな。

    庶民のフェリー乗り場はこんな感じ。

    庶民のフェリー乗り場はこんな感じ。


    窓開けてる車は皆無(笑)

    佐渡汽船時刻表

    ついでなので、
    2021年7月時点の佐渡汽船の時刻表
    ※一日5本しかない。

    新潟発
    6:00
    9:20
    12:35
    16:00
    19:30
    両津発
    5:30
    9:15
    12:40
    16:05
    19:30

    いずれも乗船時間は2時間半です。

    ちなみに・・

    カーフェリーの予約は嫁がしたのですが2週間以上迄でも結構みっちり埋まっておりました。

    結局、

  • 往路は16:00 新潟発
  • 復路は09:15 両津発
  • と言う予約になりました。
    ※もっと早い時間に島に入りたかったのですが。

    佐渡に渡る人は多くはないとはいえ、
    新潟からしかカーフェリーは出ないのでココに全国から車旅の人たちが集中するようです。

    佐渡汽船の新潟港は昔酒の陣の会場にもなった「朱鷺メッセ。」の裏ですので、非常にわかりやすくてよいのですが。

     

    遅くとも出港の一時間前には港に入ること

     

    ワタクシ
    カーフェリー乗り場は結構雑然としてるので早め早めに動くことが大事です。
    ※遅れ気味に来るとフェリー乗り込みに時間がかかるので顰蹙を買います。

     

    少なくとも、出港1時間前にはフェリー乗り場に来ておくことです。
    ※乗り場でフラフラするといろいろお土産買ったりしてお金を使ってしまうのですが。

    ワタクシ達は、ゆっくり新潟の海を見ながら上越から下越である新潟を目指しました。
    ※Google先生はこの道が一番早いと言い切った。

    そのおかげで、地元の人しか知らないような定食屋さんで昼食にありつけて大満足♪
    ※出雲崎のお店。気に入ったのでまた行く。

    出雲崎の某定食屋さんは大発見でした。

    出雲崎の某定食屋さんは大発見でした。


    「地物魚のミックスフライ。」メギスと肉厚のタラ。美味しくてメチャメチャ満足度高い。

    炎天下でエアコン無しの軽トラでの旅はくそ暑かったのですが、何とか無事に佐渡汽船ターミナルに14時過ぎに到着できました。

    この時点で汗だく。
    自分が焦げ臭い。

    ちなみに・・

    2等でも特等室の奥にあるフェリーの展望室には入れます。

    エアコンも効いてるし、人も少ないので快適です。
    行きも帰りもほぼここにいました。
    ※デッキの風は気持ちいいのですが、エアコン無しで熱風にさらされ続けたので少しでも身体を冷やしたいのですよ。

     

    両津港到着は18:30

     

    ワタクシ
    夏なのでまだ明るいとはいえこれからテント設営するのは止めることに。
    ※ワタクシは、16時にはテント設営開始、お風呂に入って17時にはお酒を飲みたい派です。

     

    なので、
    ワタクシの旅では信じられないことに旅館泊。
    ※海外ですらキャンプで移動してたワタクシですので、あまりの決断に嫁がビビる。

    もちろん、宿は予約していきます。
    エアコン効いた部屋とすぐに入れるお風呂という、本来なら疲れが出る旅の終盤に使うべきカードですが、最初に使っちゃうのです。

    いわゆる普通の旅館飯で、
    ご飯もそれなり、酒代もそれなりですが、佐渡の経済活性化のお手伝いが目的ですのでそれもいいのです。

    フェリーターミナルから車で5分ほどの安宿ですが 昭和そのものな 歴史がある感じでした。
    エレベーターのボタンが円柱式と言えば損古さもわかろうというモノです。
    ※ご飯の用意する従業員のお祖母ちゃんがやたらと大勢いる。大丈夫なのか?現地の雇用対策なのか?

    昭和の旅館は食事が残念な感じだった。

    昭和の旅館は食事が残念な感じだった。


    スッカスカのカニはいらない。
     舐めてんのか。 

    そして、持ち込んだ焼酎を炭酸で割って部屋で隠れ飲みです。
    ※焼酎も炭酸も氷も佐渡で買ったので多少経済を回せている。

    はやる気持ちを押さえつつ、早めに寝て明日に備えるのです。
    なにせ、スケジュールとToDoリストは目いっぱいですので。
     

    まとめ

     

    ワタクシ
    佐渡に行くにはフェリーが必須です。
    本当にフェリーしか本土との連絡手段がないのです。
    ただフェリーに乗るまでの手間も料金も決して低いハードルではありません。

     

  • フェリーだと時間的な制約がある。
  • フェリーは料金が高め。
  • フェリー本数が少ない。
  • フェリーは結構時間がかる。
  • ので。
    ツーリングやドライブ旅には結構ハードル高いんですよねえ。
    ※3日以内なら、現地でレンタカーを借りたほうが安い、と言う試算もあります。

    ただし、
    「佐渡ツーリングをした人は一人残らずそのハードルを越えてきた人。」
    なのですよ。

    フェリーから見た新潟の佐渡汽船ターミナル。

    フェリーから見た新潟の佐渡汽船ターミナル。


    高いビルはトキメッセ。酒の陣が懐かしい。

    言い換えれば、
    「佐渡ツーリングという貴重な体験は海を渡ってきた人だけのもの。」
    なのです。

    一生に一度くらい、十分やる価値あるでしょ?

    とにかく、
    佐渡汽船には、上越ルートを復活させてもらいたいです。
    そしたら西日本の人達にはもう少し行きやすくなるんですが。
    佐渡の活性化にもつながると思うし・・。
    ※コロナ騒ぎの自粛ブームでさらに渡航する人が減ったらしく、経営もなかなか大変そうです。

    これはトキメッセ前の浮かれモニュメント。

    これはトキメッセ前の浮かれモニュメント。


    新宿警察署横の「LOVE(ハート)。」に近い 浮かれ具合な ものがある。

    ワタクシ達も応援したいので、佐渡汽船の息がかかった関連ショップで積極的にお金を落としてきました。
    ※長野市内にあった佐渡汽船出張所は閉鎖になってるしねえ・・(´;ω;`)

    次回、 機動戦士Zガンダム最終話「宇宙(そら)を駆ける。」 
    「佐渡を駆ける その2  東北端と拠点設営とドンデン山とトキと砂金取り」
    に続きます。

     


     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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