「日本一長い県道、佐渡一周線こと新潟県道45号線は完全走破する。」
という 薄い 目的をもって両津港を走りだします。
GARMINのGPSはココで起動します。
でも観光地にもいくのです。
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当記事の目次
佐渡の東北端「二ツ亀。」はMICHELIN2つ星?
佐渡はどうやってルーティングしても観光地を回りつつだと一筋書きできないのです。
仕方なく、東北端にはテント張る前に軽トラで向かいます。
フェリーターミナル前の道は既に県道45号線(佐渡一周線)です。
これを海に沿って北上していきます。
途中、見通しが悪い一車線箇所もあるので調子に乗りすぎないことです。
道の脇がすぐ崖、みたいな場所も多いです。
※新潟県道45号の外周部は人が住んでないところは全部こんな感じです。
皆でかい車で佐渡に渡ってくるけれど、この道は結構走りにくいハズ。
※佐渡一周するなら大きい車は不要です。
ただし、
崖と しなびた 漁村が続く素晴らしい景観の道です。
海が素晴らしく綺麗ですがなーんにもない(笑)
これがいいんですよ、田舎の漁村の旅は。
ワタクシは、普段のツーリングでも移動効率が悪くても しなびた 景色のいい漁村をつなぐ海沿いのルートが好きです。
※今回の様に時間が限られてなければ、島や半島を回るときは時計回りがおススメですよ、何せ一車線分海に近い。
海沿い走ったら帰ってすぐ洗車しないとバイク錆びますが。
景勝地「二ツ亀。」
どうやっても行きづらいですが、景色は素晴らしい。
県道45号を走っていると青い看板には頻繁に「二ツ亀。」の案内が出てきます。
「二ツ亀。」は佐渡の東北端の岬の先端に2つの島と言うか岩がある素晴らしい景勝地です。
佐渡のポスターにもよく使われています。
体力ない人は近くで見るもんではないです。
岬には、ホテルやキャンプ場もあり結構賑わっています。
岬の駐車場に車やバイクを止めて歩いて岩のすぐそばまで砂洲をたどっていくことができます。
砂洲ではシュノーケリングや海水浴してる人もたくさんいます。
ただし、
岬に戻る上りは結構きつい勾配が続きます。
体力がない人やライディングブーツだとキツイかもしれません。
※みんな上り坂でぐったりしています。犬がばててました(笑)
見えてる範囲の3倍以上ずっと上りが続きます。
ワタクシ達も当然岩まで行って遊びました。
と体力を消耗しまくりです。
「二ツ亀。」でワーワー言いつつ長居してしまったので先を急ぐ旅がさらに忙しくなります。
本日中にこなさねばならないスケジュールは結構たくさんあるのです。
佐渡攻略の拠ベースキャンプは「入崎キャンプ場。」
この道も景色が素晴らしいですが結構険しい道です。
小さな集落を何個か過ぎて佐渡攻略の拠点とする「入崎キャンプ場。」に入りました。
軽トラなので、テントの他にも椅子などもふんだんに持参しています。
※クーラーボックス忘れたのが痛かった・・。
海辺の海水浴場わきのキャンプ場です。
入崎キャンプ場
軒並みキャンプ場の価格が高騰しているのに「入崎キャンプ場。」は600円/人です。
と言う好条件。
なんですが。
観光地や両津港へのアクセスが極めて不便な場所にあるので旅人は避けがちな穴場です。
ここを拠点に二泊します。
※空いてる所が好ましいのです。
もちろん事前に予約の電話しましたが・・。
「全然空いてるのでいつでもどうぞ♪」
というラクチンさ♪
世間は4連休ですが超空いてました。
とっととベースキャンプとなる拠点を設営して、バイクに乗る格好に着替えて出撃です。
汗だくのシャツなんかは軽く水洗いして干しておきます。
出撃!
時間は既に11時。
さてどうなるか。
ちなみに・・
佐渡には無料キャンプ場もあるにはあるのですが・・。
昔から無料キャンプ場は民度が低い傾向にあるのですよ。
ゴミの管理や騒ぎ放題、こんなところまでていう場所にテント張ってたり。
無料キャンプ場は結構みんなやりたい放題です。
多少お金を払っても管理人さんがいるほうが良いです。
※ワタクシ達の様に荷物置いてバイクだけで出かける場合は特に。
キャンプ場を利用するのに、
を払うのは当たり前です。
とはいえ、
キャンプ場に数千円払うなら宿に泊まります。
疲れの取れ方が全然違うので。
もう一か所検討したキャンプ場は、4000円/日だったので止めました。
※頑張っても一泊2000円まででしょう?できれば1000円。昔は500円とか普通だったのに。
キャンプツーリングするライダーは、
と言う傾向があるのですが、
ケチなワタクシ達以外は お金に余裕が出来たライダーから安い宿に泊まるようになるのです。
※一回転してキャンプに戻ってくるライダーもいますが最近のキャンプ場料料金の高騰にビビるのです。
地元民は使わない「ドンデン山越え。」の新潟県道81号
佐渡の北側の山を横断できる唯一の舗装路です。
ところが。
この県道81号、狭いわ、勾配は急だわ(笑)
当然、
草がぼうぼうで見通しが悪く 猛烈に楽しい 危険極まりない。
※なぜかカラスアゲハが大量に発生してて、軽めの蝶屋敷でした。
地図を拡大してみるとグネグネっぷりがよくわかります。
ドンデン山は標高はそれほど高くないのですが、頂上付近で雲の中に入るとさらに見通しが悪化します。
県道45号の海岸線に抜ける迄、対向車に二台、バイク一台とすれ違いましたが、皆顔が引きつっていました。
※いずれも県外の旅人と思われます。バイクの人はフェリーで一緒だったし。
さっきのキャンプ場と同じ日の写真とは思えない位のガスっぷり。
雲の中ですね。
頂上を超えると一気に下ります。
ずーっとブレーキかけっぱなしになる位の急こう配。
たまに、雲と木々の切れ間から見える両津港や佐渡の街並みが超綺麗です。
※撮影スポットはなし。何回か止まったけど木が邪魔して見通し悪い。
ドンデン山を越え、いったん両津港まで戻りまして。
次に目指すは「佐渡と言えばトキ。」ということで「トキの森公園。」に向かいます。
ちなみに・・
「佐渡には山を越えるという文化があんまりない。」
みたいです。
多少時間かかっても安全で確実な海辺の道(県道45号)のほうが良いと夜キャンプ場にいた地元の人たちも言ってました。
確かに、
佐渡の山はそれほど高くはないけれど、狭い範囲で海抜0mから900mくらいまで上がるので勾配が急です。
これを上る位なら、のんびり海沿いを走るほうが楽なんでしょうねえ。
なので、
佐渡には山を越えるルートは多くないのです。
「トキの森公園。」で朱鷺に最接近
道もわかりやすく迷うこともない・・と楽勝なルートで油断していると・・。
突然田んぼに野良トキが(笑)
道路から100mくらい離れた田んぼの中ほどに野生のトキ発見してフルブレーキング。
※久々に前輪ロックしたくらいマジブレーキ。
カメラを出して近寄ると・・逃げられました(´;ω;`)
朱鷺、飛ぶのヘタ(笑)
バサバサ飛んでいきます。
※たくさんいるサギとは全然飛び方が違います。首短いし。
ワタクシは緑内障ですが動体視力が異常に良いのです。
視力は未だに2.0あるし。
※眼科でビビられるくらい視力には自信がある♪
そうこうしつつ、佐渡の内陸部にある「トキの森公園。」へ。
新潟県人のトキの溺愛っぷりには脱帽します。
長野県人のライチョウの溺愛っぷりに似ていますが、ライチョウは遠い存在すぎて金にならんのです。
トキの森公園
朱鷺の資料館とでも言いましょうか。
詳しく生態や歴史をまとめてくれています。
しかもエアコンが効きまくりで快適♪
※エアコンのためだけでも夏の佐渡ツーリングではバイク乗りは寄ったほうが良い。
トキの森公園で一番驚きだったのが、
「トキはペリカン科。」
ってことです。
飛ぶのヘタなのはそのせいか・・。
※サギの仲間かと思ってた。
野生のトキの数も結構いるとのこと。
ワタクシ達が先ほど見た個体もそのうちの一羽なはずです。
「トキの森公園。」では生きたトキも何羽も飼育されてて見ごたえあり。
※馬肉食ったり、ドジョウばっかりあげると食わなくなったり、トキの贅沢さにはちょっと腹立つレベルですが(笑)
マジックガラスらしく、奴らは油断して寄ってくるのだ。
その他、
「さどっきー。」
というトキの着ぐるみが大変暑そう。
※頑張ってね♪と言ったらうなずいてた(笑)
「トキの森公園。」
400円/一人
それ以降、佐渡では田んぼを見るたびに「トキ探し。」をする我々なのだった。
※残念ながら以降は全く遭遇せず。
砂金取りが体験できる「佐渡西三川ゴールドパーク。」
今日のハイライトは「砂金取り体験。」でございます。
佐渡と言えば、トキの他には「金。」でございましょう。
当然、金にまつわる観光名所がたくさんあります。
「佐渡西三川ゴールドパーク。」もその一つです。
ここでは、
「砂金取り体験。」が出来るのです。
砂金取り、人に自慢できる体験ですよ。
いったん海に出てR350と県道45の併用区間を少し南下します。
※景色は凄く良いです。
「佐渡西三川ゴールドパーク。」も看板や案内が出てて分かりやすいです。
佐渡西三川ゴールドパーク。
佐渡の南西部にある砂金取り体験が出来る施設。
緑色の段々が付いたうす皿で水の底の砂をすくって、砂金を見つけるという地味ですが面白い体験ができます。
レクチャーしてくれるおばちゃんがサクサク砂金を見つけてるので、大人はみんなその気になるのです。
家族連れも多いんですが、大抵子供が飽きて騒ぎ出します(笑)
「砂金取り、地味。」
ワタクシはヒト粒見つけました。
※中腰で砂さらうと膝上の筋肉が結構大変。
嫁は何かのスイッチが入ったらしく、30分で砂金5粒見つけていました。
ワタクシは
「金なんて近所に住んでるカオナシさんに出してもらうからいいや。」
と強がりを言いましたが結構悔しいものがある。
採集した砂金は、ストラップやキーホルダーに加工してもらえます。
1500円/人
※キャンペーンやっててちょっとお得でした。
移動距離はそれほどでもないが。
道が細く、追い抜きどころが少ないのでゆっくり走る車があるとそのペースになっちゃうんですよ。
佐渡は栄えている場所はある程度決まっています。
食材買い出しは栄えている場所で行うことになります。
※県道45号線は北側も南側もほとんどお店がないと思っていいです。
人が少ないってのはこういう事ですなぁ。
栄えている場所へ至る田舎道の景色は素晴らしく綺麗ですが全然変わり映えしないのです。
走りまくってると時間と距離感がちょっと狂います。
※GARMINのGPSでかなり引き気味で鳥瞰すると何処を走ってるかわかりやすい。
暑さと距離と時間の感覚の狂いが疲れを誘います。
それに、
油断してると結構多く走ってるチャリで怖い思いを何度かしました。
岩の島なので海岸線とはいえ、アップダウンが多いんですよ。
チャリは登りでは遅く、下りは異常に速い。
そして道は狭く見通しがいい場所は限られているので、大きい車ではチャリをなかなか追い抜けないんですよ。
しかも、
チャリは下りだと見通し悪くても 楽したいらしく 突っ込んでくる傾向があります。
先が見えない場所ではバイクや車はスピードは落として自衛しましょう。
※一周するなら大きい車で来るべきところではないです。
佐渡は小さいバイクで何日かかけてゆっくり回るのが適してる気がしますね。
※フェリー代も安いし。
ちなみに・・
佐渡は一周7時間から8時間で走れます。
※ワタクシは以前来た時はこれに徹しました。
ただし、
急ぐと「ただ走っただけで記憶があんまりない。」と言う昔のワタクシの様になってしまいがちです。
せっかく行くなら佐渡という島の暮らしっぷりを楽しんだほうが面白いし得というものです。
今回、いろんな施設にお邪魔して佐渡の独自の文化や歴史に触れたので見識が深まった気がします。
佐渡全体を楽しみたいなら最低でも4日くらいは欲しいものです。
※帰りのフェリーでも言ってましたが。
まとめ
バイクでの走行距離は半日で160km強と大したことないですが暑くて。
※軽トラでも50km前後走ってますが。
1日で県道45号線もだいぶ走りました。
とはいえ、
明日1日で県道45号の残り部分を走破するには頑張らねばなりません。
※しかも、観光もしたいと来た。
一部軽トラでの走行区間も含みます。
ベースキャンプとなった入崎キャンプ場は全体的にガラガラ。
バイク乗りのお客さんは遠くにヒト張りのみ。
※あまりに遠いので交流はなし。
夜は海岸で酒飲みながらルーティングに精を出します。
いいキャンプ場でした。
虫さえいなければ。
ただし、
海辺の夕方以降、軽装で酒飲んだり肉焼いたりする場合は、ヌカカとブヨには注意が必要だ。
※この記事書いてる時点でもまだ痒い。虫よけ薬効かねえ(笑)
次回、 機動戦士Zガンダム最終話「宇宙(そら)を駆ける。」
「佐渡を駆ける その3 南側ルートと宿根木とたらい船とスカイラインと金山」に続きます。
こんな記事もあります▼
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佐渡を駆ける その3 【西側・南側ルートと宿根木とたらい船と大佐渡スカイラインと金山】 朝一の佐渡の海岸線は気持ちよい 佐渡はどこでも午後に走ると西日がキツイので朝に西に向かうのがおススメ。 特に海岸線は遮るものが少なくモロに西日に ... 続きを見る
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