久しぶりなので長野県高山村の湯沢林道に行くことに。
ほぼ県道112号の旅っぽいのですがそれはまた別の機会に、と言うことで。
高山村では地産ワインを買えます♪
当記事の目次
オフロードバイク乗りには有名な林道湯沢線【湯沢林道】
基本的に林道は林業の方々の伐採道であるのです。
湯沢林道は距離が比較的長く、紅葉の時期は綺麗で完全に抜けられる走りやすい林道です。
湯沢林道には2022年6月中旬に出かけました。
梅雨に入っているとはいえ、晴れ間を見つけての出撃です。
※当日は夕方から豪雨の夕立がありましたが、それ以前に帰宅できました♪
湯沢林道は砂利林道
湯沢林道は林道の割には割とよく整備されている方です。
所々、砂利が散布されています。
時折、深い砂利もあるのですが基本的には走りやすい林道です。
結構大変だとは思いますが、オンロードタイヤのアドベンチャーバイクでも走れるくらい。
実際、この日も荷物満載のV-STROM250とすれ違いましたが、よほど自信がなければ止めたほうが無難。
林道にしては交通量は割とある方で、4輪駆動の車は結構走っています。
普通車でも車高が高ければいけそうな気もしますが、よほど自信がなければ止めたほうが無難。
オフロードバイクの練習にはぴったりですが、単独での林道走行はよほど自信がなければ止めたほうが無難。
といった、割とどこにでもあるような楽しい林道です。
昔は赤く塗られてた橋は今では防錆カラーに上塗りされていました。
大体皆ここで写真撮るよねえ。
紅葉の時は綺麗なんだよねえ。
林道は通行止めが多い
一般的に林道は交通量が多くないし、地元民でもあんまり通りません。
湯沢林道はいろんなメディアに紹介されているのですごく有名ですが、大雨や台風などの後は通行止めになることも多いのです。
かといって、
ネットなどで交通規制や通行止めの情報タイムリーに得ようと思ってもなかなかそういう情報は整備されていません。
※全国に1000人くらいしかいない林道マニアしか見ないから需要がない。
そして一度通行規制が入るとなかなか復旧しないのです。
※予算が付きにくいのかもしれません。
2019年の秋以降、長野県の林道は結構な割合で通行規制が入っていて ルールを守る大人としては 行きづらい。
そういう場合は、自分で直接行って見て来るしかないんですな。
※当ブログの様な ふざけた 情報でもなんかの役に立てばよいのですが。
結論から言いますと、
今回湯沢林道は普通に通れました♪
※ちょっと前まで、だいぶ長いこと通行止めだったんですが。
ただし、
長野県道112号側からのアクセス路は入り口付近で迂回する必要がありましたがそんなに問題ではありません。
この規制も2022年6月30日まで、となっていましたので間もなく通れるようになるはずです。
ちなみに・・
湯沢林道は 一部のオフローダーや4駆乗りだけには 有名なので林道の割には結構交通量があります。
この日も結構な数のオフロードバイクとすれ違ったし、デカい4駆動車ともすれ違っています。
林道が賑やかなのはいいのですが、オフバイクの団体さんはいつもかなりのスピードで走ってらっしゃる。
※コケたら大けがしそうなレベルで。
対向車が結構いることをお忘れなく。
林道なんて大抵1車線しかないし、草木に阻まれて見通しは良くないし。
車がヌッと出てきたら避けられませんし。
ケガしても救急車は来ませんよ♪
当倶楽部で良くいく林道は、荒れ荒れなので車はもちろん、バイクもほとんどいないです。
※カモシカは結構いる。あと、熊とか猿。
そういう場所ばかり行ってると凄い慎重に走るようになるのでした。
そもそも、公道で頑張って虚勢を張っても、あんまりいいことはないのですよ。
タイヤはIRCのGP-21、GP-22装備の2台で行ってみる
せっかくなので、このタイヤでいろいろ遊んでみようと思ったのが湯沢林道に行った理由なのでした。
オフロードタイヤは減ってくると、舗装路の巡航速度で車体が波打つように上下に振動するんですよ。
エンデューロタイヤは特に。
未舗装路ならいつもそんな感じなので気にならないのですが、舗装路で巡行時にずっとぶれてると結構不快です。
なので、
思い切って新しいタイヤを購入しました。
今回セレクトした公道用タイヤは、IRCのGP-21フロント、GP-22リアという ワタクシらしくない大人しめのチョイスの 組み合わせです。
セロー225Wにも同じタイヤを履かせています。
性格の違う二台でどういう結果になるかしら?
楽天で買ったら二日後に来た♪
以前のように激しく未舗装路で遊ぶことはなくなったので、林道ツーリングを楽しむための公道用のタイヤをセレクトしました。
※柔かいエンデューロタイヤはあっという間に減るので舗装路はあんまり走りたくなかったのでした。
今回の湯沢林道がこのタイヤで初めて林道を走ります。
※というか前日にタイヤ交換したばかり♪
タイヤ交換作業の時から思っていましたが、
「ゴムが固い。」
印象です。
減りまくったエンデューロタイヤと比べるのは酷ですが、オンロードでのこのタイヤは素晴らしく安定しています。
※舗装路の峠でも遊べそうなレベル。
未舗装路でもそこそこ行けますが、
エンデューロタイヤと同じくらいのスピードでコーナーに突入するとあれよあれよと膨らみます。
アンダーステアというか、アクセルを大きく開けると横に行く感じ。
意図的に滑らせたいときに、前輪のグリップ力がないので前輪から外に逃げる感じです。
特に登りでアクセルをガバっと開けた時にその傾向が強いように思います。
※2stはトルク変動が激しいので仕方ないとはいえ。
ゆっくり目でコーナーに入って、向き変えが始まったら、スタンディングして前輪に乗る感じでなるべくフロントのグリップを確保したうえで、アクセルをガバ開けしてリアタイヤを滑らせて一気に向きを変えるのが面白いタイヤですな。
※コツがわかると速くないけど楽しい♪
特に砂利が深いコーナーではこの走法が有効です♪
もちろん、
むやみにガバ開けしても横向くだけで進まないので、大人しくグリップする分だけアクセル開けるのが賢くて効率がいい方法なのかもしれません。
往路は面白くって遊びまくってたので画像がないですが、復路はちゃんと写真撮ってるのが偉い。
一方、下りは自然と前下がりになるため、結構前輪が踏ん張ってくれますが、一旦滑り出すとなかなか止まらない(笑)
なので、
前輪が滑り出すことだけに注意して集中して走れば結構楽しく走れます♪
※下りの方が楽しい感じ。
まあ慣れの問題もあるので、もうしばらく乗り方を模索してみようと思います。
セロー225Wではどうか?
同じタイヤを装備しているセロー225Wですが、林道ではものすごいラクチンらしいのですよ。
※嫁談。
あくせくシフトチェンジしなくても走れちゃうセローのエンジンとIRCのGP-21フロント、GP-22リアの組合せは割と相性が良さそうです。
どちらかというと4stの出力特性に合うタイヤなんですかねえ。
と言うことでセロー225Wでは特に破綻しないし、全く問題ないとのたまうのですよ。
※結構いいペースで走ってましたが。
普段、KTM125EXCとかYZ85LWとかKDX125SRで走ってる嫁ですが、林道ツーリングではどんなタイヤでもセロー225Wが楽しい様です。
当人は、もっと早くセロー買っておけばよかったと悔やんでおります。
やはりセローは最強なのですねえ。
こんな記事もあります▼
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参 考 セロー225Wのレストア。タイヤはダンロップD603で公道復帰
ちなみに・・
林道ではそこそこ走れればいいのですよ。
特に頑張らなくても。
確かにタイヤのグリップ力が上がると速く走れるようになるんですが、頑張り目的のタイヤは公道では使い勝手がよくありませんし。
※接地面が圧倒的に少ないので峠の下りとかは、やっぱりおっかないし。
実際、自走で林道に行くまでは舗装路ですしねえ。
そこでタイヤがグリップしなくてコケて・・なんて目も当てられません。
※雨天だとさらに怖いし、舗装路の縦溝なんかヨレるのがわかってさらに怖い。
それに、
エンデューロタイヤはツーリングに使うと寿命がすごく短いのでお財布に優しくないです。
※ハスクバーナやKTMなんかは純正でそういうタイヤ履いてますけどね。
「あえてグリップ力のない様なタイヤで、しっかり荷重して曲がる。」
最近、こういう方がカッコいいのではないかと思い始めています。
※と言うことをSNSで言ったら超賛同された。特に ろくなタイヤが選べない ビッグオフの人たちから。
湯沢林道とセットなのは毛無峠♪
湯沢林道の終点は長野県道112号との接続になります。
少し先で群馬県境の毛無峠で長野県道112号は終わります。
湯沢林道と毛無峠は大体セットです。
毛無峠はフォトジェニックなので、近頃すごく有名になっちゃいましたな。
※ワタクシが日本中を旅してた頃はもっと閑散としてて、知る人ぞ知るみたいな場所でしたが。
鉱山の跡地らしく、高い木々が生えない山なので天気が良ければ遠くまで見渡せます。
西は長野の市街地、東は群馬の嬬恋村位まで見えますな。
標高は1800mを超えてるので風は割と冷たいです。
毛無峠の両脇の山に登る人もたくさんいるようです。
ただし、
トイレも売店もありませんので、麓で自身の軽量化と食料の買い出しをしておくといいですよ。
標高がわかるような、こういう気づかいはちょっと嬉しいですな。
ラジコングライダーの聖地
毛無峠はいつ来ても風が強く、グライダーのラジコンマニアの中では聖地っぽいです。
この日は、グライダーのラジコンは1台だけでしたが、多い時は数十機飛んでたりしてそれはそれで壮観なのです。
※ぶんぶんっ!という風切り音が聞こえて迫力があります。
混んでいるときは駐車場の周りにはそこら中にグライダーのラジコンが置いてあり、それを見るだけでも楽しかったりします。
今回はバイク乗りがたくさんいました。
よくまあこんな何にもないところに(笑)
とりあえず、
みんなフォトジェニックな群馬県の標識の前で写真撮りますな。
ただし、
看板前は未舗装路で路面がボコボコしています。
※デカくて重いバイクで来てるソロライダーは手前で諦めていますな。
そこはホレ。
今回はオフ車じゃから♪
一応お約束で写真撮ってみました。
もう20回くらい来ていますなぁ。
毛無峠はいいところなのですが、一通り景色を見ると何もすることがありません。
なので、
多くのバイク乗りの立ちより時間は長くないのです。
※トイレもないしね。
ちなみに・・
毛無峠の様な何もない所にはコーヒーセットとかバイクに積んで持っていくととても重宝します。
※そして結構羨ましがられますのでおススメです。
夏でも冷たい風が吹きつけるので長くいると結構寒くなりますので、
温かいコーヒーとかあるとすごく優雅な気持ちになれるのです。
到達するまでの湯沢林道でコケてお湯を沸かすためのガスボンベに穴開けたりしないように気を付けねばなりません。
湯沢林道に限らず、食材を積んで林道を走る際にはタオルを巻くなどの防振対策しておかないと、すごいことになります。
※コンビニおにぎりなんかは普通に崩れます。
昔、当倶楽部に来る途中でシュークリームを買い、そのまま林道走ってきたI君。
どこからどこまでが一個なのかわからないくらい崩壊してましたな。
っていうか、
普通の人はシュークリームを荷台に積んだTT-Rで林道を爆走しようとは思わんのだが。
※しかも、夜中だったような気が。
帰りに高山村で生ハムとワインを買ってみた
この辺りは、最近温暖化の影響もあってブドウ栽培が流行っています。
何か所もワイナリーが出来て、生ハム屋さんなんかもあったりします。
地域の活性化になればいいのですが。
近頃はローカルTV局のニュースや特番などで長野県内の地産ワインの話題が盛り上がっています。
というわけで、
前々から行きたかったのですよ、この辺りのワイナリーに。
長野県内ではそこかしこで国産ワインの製造をしています。
コストの関係から何処も結構いい値段で売っていますが、たまに飲むくらいならいいでしょう。
バイクなので試飲はできませんが、ワインを一本くらいは買って帰ろうかと言うことになりました。
まず寄ったのは、湯沢林道を抜けた集落というか畑の真ん中にある生ハム工房。
まずはツマミを、と思ったのですが「CLOSED。」
まあ、こういう所の営業は結構気まぐれなのでやって無かったりすることも多いのでいちいち気にしません。
とりあえず、ココにあるということだけ覚えればいいのです。
可愛い感じのお店でした。
県道112号まで出て、左折して高山市街方面に向かいます。
すぐに左折してこちらも畑の真ん中にある「たかやまワイナリー。」に寄ってみました。
※すぐ周辺に何か所かワイナリーがあるので回ってみるのもいいかもしれませんな。
ぶどう畑の中にモダンな建物があります。
赤字覚悟で、普段飲みできる金額で出してるという「なっちょ。」というブランドのワインが売ってます。
林道走ってきて汚い恰好のワタクシ達に店員さんが凄く詳しく説明してくれました。
一応、シートバッグを積んでいたので、赤と白を一本ずつ購入しました。
※1650円/本
いちいちオシャレですな。
若者が入ってる雰囲気がプンプンします。
梱包材にくるんでくれたとはいえ、瓶なのでさらに下にタオルを敷いて慎重に大きな振動を与えないように帰路に付きました。
普段飲んでるワインとは全然違って、これはこれで美味しいワインでした。
※値段の割にかなり美味しいです。
まとめ
それに、
久しぶりにオフロードバイクをたくさん見ましたな。
みんな普段どこに居るんだろうねえ♪
ついでに高山村の散策もできて良かった♪
実はこの辺は林道が3本ありまして。
運が良ければ、この3つを走ることができます。
林道中日影線は長野県道112からアクセス出来る林道ですがGoogleMapには出てませんな。
※いつもデカいゲートがしっかり締まってるイメージがあります。
林道鞠子線は生ハム工房の近くから長野県道346に抜ける林道なのですがこちらもGoogleMapには出てませんな。
凄いガレガレの林道でガードレールすらない結構ハードな林道です。
昔、ここでワタクシのDT200WRのボトムリンク部のグリスニップルがガレに当たって破損しました。
最近話も聞かないので既に廃道になってるのかもしれません。
※そのうちチェックしに行こうかと思っています。
散歩できる範囲にたくさんの林道があるなんて、長野のバイク乗りは恵まれていますな。
数時間開いたのでちょっと行ってくらぁ、みたいな感じで林道ツーリングが可能ですし。
※出来る限り林道ツーリングの際は単独行は止めたほうがいいですが。
そして、
オフロードバイクで走る林道ツーリングは全身運動なので結構いい汗かくのです。
※運動した後はワインが美味いのですよ。
ツマミはワタクシが最近凝ってる自作の鶏ハムとツナのパテつけたクラッカーで。
そういうセットで売り込めばもっと盛り上がる気もしますなぁ。
ちなみに・・
いやぁ高山村は良いところだわ。
街へはちょっと遠くて坂だらけの村ですがなんだかちょっと盛り上がっています。
若者たちがワインで活性化を狙ってるようでなんとなく活気があります。
久しぶりに行ったらリンゴ畑がみんなブドウ畑になっててビックリです。
どこもまだぶどうの木が植えられたばかりで小さい。
林道湯沢線も高山村の観光地というか集客案の一部なのかもしれませんなぁ。
その先に特に営利目的の施設なんかないんですけどねぇ。
ワタクシ達が良くいく近所の林道なんていつまでたっても通行止めだし。
※もう2年くらいまともに走れない状態です。
自治体に金がないのは重々承知で、交通量のほとんど無いような林道の整備が後回しになるのも分かるんですけどね。
林道で遊ぼうという人はそれほど多くないですが、しっかり観光資源にしちゃえばコアな客を集客できるかもしれませんな。
ともあれ、
存在を知ってもらわないと始まらないので、自治体はなんでもいいので特色を発揮すればいいと思うのです。
※そういう意味では、普段飲みできるような赤字覚悟の価格でワイン売ってるというのはもっと宣伝してもいい気もします。