セロー225 メンテナンス

セロー225Wのレストア。タイヤはダンロップD603で公道復帰

 

ワタクシ
セロー225W(4JG1)のタイヤチョイスで悩みました。
各方面に聞いても意見がまちまちすぎです。

なので、
結局使い慣れているタイヤを選びました。
そしてサイズは禁断のワンサイズ落としです。
いよいよ公道デビューが見えてきました。


 

使い慣れてるDUNLOPのD603

 

ワタクシ
さんざん悩んだ挙句、いろんな車種で使ってきたD603で行きます。
Dシリーズはすごく息の長いDUNLOPの銘品です。

 

当倶楽部ではセロー225Wはどんなシュチュエーションで使うのか?

  • エンデューロ系のハードなタイヤももったいない。
  • オンロード寄りのタイヤもなんか違う。
  • ということが決めきれずにいました。
    ※レストア開始時から半年くらい悩んでおりました。

     


    このセローサイズのタイヤセット、チューブもリムバンドもセットで安いね。
    ワタクシはタイヤサイズを変更しちゃったのでセット買いできませんでした・・

     



    参考までに、D604とD605のタイヤパターンも確認してみよう!
    値段は全部同じです。
    どうやって使うのか?だけを考えて選べばいいと思います。

     

    結局、当倶楽部に在籍したオフ車はすべて一度は履いているDUNLOPのD603にしました。

    DUNLOPのDシリーズは非常にわかりやすいラインナップで使いやすいです。

  • D603 オフロード寄り
  • D604 ほぼオンロード
  • D605 オンロードよりでも若干オフロード
  • コレだけわかってれば、これを基準に他車のタイヤと比較できます。

    D604以外は減りが早目なので交換サイクルが短めです。
    ※エンデューロタイヤほどではありませんが。

    D603はレースタイヤほどの強烈なグリップ力はありませんが、山があるうちはかなりのペースでも破綻しません。
    何より、今までの実績で舗装路でも林道でもツーリングをきちんとこなしてくれるいいタイヤです。

     

    ちなみに・・

    セロー225はトライアルタイヤ、という人も多いようです。

    だけども。
    ワタクシたちはそんなゲロ道には行きませんよ。

    かといって、
    オンロード寄りのD604は、全然減る気がしません。
    ただし、林道ではグリップもしません。

    ワタクシは林道というものに初めて連れて行ってもらった際にDT200WRにD604履いてたんですが・・

  • 砂利道で横向くわ
  • 砂の浮いた路面で滑りだしたら止まらないわ
  • このD604というタイヤは「林道に行くまでが楽しいタイヤ」として認識されました♪
    ※林道初体験ツーリング後、速攻で他の林道向きのタイヤに履き替えました。

    今後このタイヤをオフロードバイクにチョイスすることはないでしょう♪

  • 積極的にオフロードに行かない
  • ツーリング中のちょっとした未舗装路しか行かない
  • ほとんど都会から出ない
  • D604は林道ではほとんどオンロードタイヤと同じですのでこういう用途以外でD604をセレクトすると不幸になります。

     

    タイヤサイズはリアを指定より細めに

     

    ワタクシ
    セロー225Wの標準サイズよりほんの少し細めのタイヤをチョイスしました。
    なぜかセローのメーカー標準タイヤサイズは前後でメトリックとインチ表記を混在させています。

     

    あえてリアタイヤは細めをチョイスしました。

    あえてリアタイヤは細めをチョイスしました。

     

    特に深い意味はありませんが、前後でインチ表記ならインチ表記で統一したかったんですよ。
    リアタイヤは若干細くなりますが、セローのキャラクタには細いタイヤのほうがあっています。
    ※ホイールリムサイズは、4.10-18でも全然問題ありません。むしろ小排気量からボアアップしてきたセロー225の設計にはこちらの方がしっくりきます。

    セロー225Wnoタイヤサイズ

    当倶楽部のセロー225Wには

  • フロントタイヤ 2.75-21
  • リアタイヤ 4.10-18
  • リアタイヤのメーカー指定サイズは120/80-18
    をチョイスしています。

    高過重をかける走り方よりも、取り回しの軽さと軽快な走破性を狙っています。

     

    ちなみに・・

    リアホイールにはビードストッパーを入れました。

    ビードストッパーはホイールのリムとタイヤがずれないようにする部品です。
    路面をよく捕まえるために空気圧を抜いたタイヤは結構リムとズレます。

    大昔、特に空気圧を落としたわけでもない嫁のTT-R250でリアタイヤがホイールリムとずれてチューブが引き裂かれるというパンクをしたことがあります。

    タイヤに引きずられて、チューブがホイールリムからずれることで空気を入れるバルブ部分が引きちぎれました

    こうなるとパンク修理どころでは歯が立ちません。
    チューブ自体を交換するしかありません。

    えらい焦りましたが、キャンプ林道ツーリングだったので予備チューブと修理工具一式持っててよかった♪
    ※道沿いのコメリで修理させてもらいました♪

    これ以降、

  • ホイールにはビードストッパーを入れる
  • 林道ツーリングでは予備チューブを持参
  • 林道ツーリングではタイヤ交換工具を持参
  • という今現在の流れにつながっています。

    ワタクシは林道遊びで空気圧下げるつもりはないので要らないっちゃ要らないのかもしれません。
    ※空気圧下げたタイヤを公道で使うことにはどちらかと言えば反対です。ろくなことがないです。

     

    DUNLOPのDシリーズはタイヤ交換が楽なイメージ

     

    ワタクシ
    基本的にオフロードバイクのタイヤは柔らか目なので交換が楽です。
    焦ると大抵チューブに傷つけてやり直しになります。
    中でもDUNLOPのDシリーズはかなり柔らかい気がします。

     

    古いタイヤを外す際は、

  • きちんとリムから耳(ビード)を落として
  • ビードをリムの中央の一番くぼんだ所に入れ
  • その対角線上のリム部にレバーを当てればすぐに外れます。
  •  

    これくらいビードをリムの中央に潜らせるイメージです。

    これくらいビードをリムの中央に潜らせるイメージです。

     

    対角線にあるビードをリムの真ん中に落とすとすんなり作業できます。

    対角線にあるビードをリムの真ん中に落とすとすんなり作業できます。

     

    新しいタイヤを入れる際もこのリムとビードの関係がわかったうえで、コツだけわかれば無駄な力は不要です。
    ※特にフロントタイヤは径も大きいので細くてもすんなり入ります。

     

    ちなみに・・

    MICHELLINのオンロードタイヤPILOT SPORTSが結構硬いんですよ。
    ※Z1-RとZ750D1に履いてるやつね。

    オンロードのタイヤと比べる方がよくないのかもしれません。
    タイヤが上手くリムにはまらずにちょっとした力技も必要です。
    Zのタイヤ交換2台分で汗だくになるくらい体力使います。

    あんまり力はいりません。

    あんまり力はいりません。


    力技で作業するとビードがボロボロになるし、タイヤチューブも痛めがちです。

    それでも、
    今どきタイヤ交換が自分でできるオンロードバイクってだけでありがたいです。
    ※ホイール外すついでに各部のグリスアップや摩耗度合いのチェックもできて一石三鳥くらいです。

     

     

    前後タイヤ交換・各部の分解清掃、グリスアップまで含めて2時間

     

    ワタクシ
    大体、16時すぎから初めて18時前には終わってました♪
    一番時間がかかったのはジャッキスタンドで持ち上げたセロー225Wを安定させることでした。

     

    セロー225Wって車高低いんだねえ。
    オフ車用のジャッキスタンドで上げたら前後浮いちゃって(汗
    危うくあびせ倒し食らうところでした。

    ジャッキスタンドの高さを調整して、スタンドに乗っけるだけにして片側のタイヤを接地させてみました。

    あとは、

  • 22mmのレンチ
  • ゴムハンマ
  • があれば前後ともホイールは外れます。

    さらに、

  • ムシ回し
  • 空気入れ
  • タイヤレバー二本以上
  • があればタイヤ交換は可能です。

    ついでに、
    スピードメーターギアの内部のグリスが固着しそうなくらい硬くなってたので全部掻きだして清掃、モリブデングリスを突っ込んでおきました。

     

    この中のグリスが硬化して悪さするんですよ。

    この中のグリスが硬化して悪さするんですよ。

     

     

    ちなみに・・

    タイヤ交換を自宅で行う際にはコンプレッサーがあると本当に早いです。

    っていうか、コンプレッサーがないとやってられません。

  • タイヤから外したチューブ単体で空気入れて
  • チューブの痛みのチェック
  • また空気抜いて
  • チューブをタイヤに入れて
  • 加圧して耳を出す
  • ・・こんなの人力でやってたら体力持ちませんよ。
    特にビード(ミミ)出しでは空気圧は4kg以上入れることもあります

    タイヤをリムに組む直前に

  • リムのタイヤが接触する部分
  • ビード部のリムと接触する部分
  • に要らなくなった固形ワックスを塗っておくとミミが上がるのが早いです。

    これをタイヤとホイールの接触部分にたっぷり塗ります。

    これをタイヤとホイールの接触部分にたっぷり塗ります。


    多分ろうそくとか、固形石鹸でも行けるはずです。

     

    セロー225Wいよいよ公道デビューまでカウントダウン

     

    ワタクシ
    当倶楽部でレストアしていたセロー225W、タイヤ交換も終わり公道デビュー目前までこぎつけました。

     

    レストア開始から約半年の間、いろいろ手をかけてきました。
    ブログ記事に書き切れてないことが多数あります。
    ※基本的にはノーマルベースですが、たくさんの小ネタ満載で遊ばせてもらっています。

    たぶん、こんなセロー225Wは世界で一台だけです♪

    タイヤ交換前ですが全体像はこんな感じ。

    タイヤ交換前ですが全体像はこんな感じ。


    全体像はナンバー取ったら公開予定です。
  • 2020年の4月以降は自賠責保険も下がるし
  • 4月以降に登録しないと余計な税金かかるし
  • ということで4月中にナンバー登録の予定です。
    ※果たしてワタクシはこれ以上、税金と保険代捻出できるんだろうか?

    小ネタについては、公道復帰後に実走して遊びつつ記事にしていきます。

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    セロー225Wのタイヤのセレクトで悩んだものの何とかD603で着地です。
    このセレクトがいいのか悪いのか・・楽しみであります。
    ※D605で乗り散らかすというのもありかもしれません。

     

    セローレストア小ネタはだいぶ増えました。
    ネタ的にはシリーズ20くらいまでは余裕であるんですが細かすぎて一記事あたりが短くなっちゃうのでそのうちアソートで一本書きます。
    ※小技のオンパレードです。

    いいんですよ、笑えれば。

    いいんですよ、笑えれば。


    USヨシムラのプロトタイプサイレンサー、とか言っておけばいいんです。

    レストア作業中に写真を撮るのが本当に面倒で、レストアブログは結構大変だということも分かりました。
    ※皆さん良くやってるなぁと感心しきりです。

    それに、
    夜のガレージは光が反射しまくって上手く撮影できないし
    ※オイルとか油汚れだらけの手でスマホで写真撮ってるの?すげえな。

    という細かいことを学びつつ、今日もまた各車両の整備にいそしむ所存です。

    レストア作業は超楽しい♪

    何かが出来上がっていく過程は達成感があります。

    こんなの仕事では感じない達成感ですな。
    なんの役にも立たないし(笑)

    とはいえ、
    二度と増えることのない旧車が一台とはいえ再び公道に復帰します。
    大人になってこんなに楽しいことってそうそうないです♪
    感無量、ってやつですか。

    やはりバイクは自分で整備できる車種がいいなぁ。
    と再認識しています。
    近々、もう一台レストア作業予定車両が来る予定だけれど、そろそろ置き場がないなぁ・・
    ※でもたぶん直します。今度は久々の2stの予定です

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

    もちょっと詳しいプロフはこちら↓
    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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