今年のテーマの一つである「木曽駒ケ岳登山。」に挑戦してきました。
大変でもあったのですが一言で言うと「絶景。」でした。
千畳敷カールを経由すれば4時間ちょい位で山頂まで往復できます。
ただし、お金がかかりますが。
体力維持を楽しく効率的に行いたい
普通にバイクや車に乗るだけでは体力はつきません。
それどころか、40代に入ると驚くスピードで体力は落ちます。
「田舎の会社に勤める靴舞通勤の事務員。」
こういう人たちが真っ先に体力がなくなります。
経験上、仕事にドアToドアで車通勤している人の一日の徒歩数は数千もいけばいい方です。
※マジで穂数の少なさに驚愕しますよ。
都会の人の方が動かないイメージがありますが、
「電車通勤は意外と体力が必要。」
となのですよ。
※もちろん、テレワークで自宅仕事している人は対象外です。
ワタクシのような田舎人でも車で通勤していますので、普段体力を使うことは多くはありません。
体力維持に積極的な人は仕事の時間外に、
「ウォーキング。」
「チャリトレーニング。」
などを平時から行っていますな。
※犬の散歩でも全然いいらしい。
ワタクシも「チャリトレ。」を行っているのですが、この夏は暑すぎて危険だったのでサボリ気味でした。
※死んじゃうような日差しで遮るものがほぼなく、35度以上の体感温度の中、土手道を延々と走るのはきつすぎます。
というわけで、
当倶楽部にとって体力作りは年間を通して重大な課題となっているのです。
※最近、割と若くして筋力低下して歩けなくなってる人を何人も見てきたので、その怖さを思い知ってるのです。
そして、
体力つくりの一環として今年中に絶対遂行しようという計画を立てていたのが「木曽駒ケ岳の登山。」なわけです。
登山の素人が挑戦してきましたので のりものとは関係ないですが 記事にします。
ちなみに・・
ちょっと出てきただけですが アニメ「ゆるキャン△。」でも有名な一流観光地「千畳敷カール。」のついでに木曽駒ケ岳の山頂を目指すことができます。
とまあ、
書くのは簡単なのですが「千畳敷カール。」からは、鎖場こそないけれどかなりの登山道を行くことになります。
少なくとも往復で4時間くらいは見ておいた方がいいです。
それでも、
小学生からお年寄りまで幅広い年代の人達がチャレンジして成功しています。
※赤ちゃんを背負った若いお母さんとかも登ってたりします。
我々も長野県に住んでいるものとして「一度くらいは登っておきたい。」と、かつてから思っていたのでした。
登山靴の装備は常識
登山靴のない登山はヘルメットかぶらずにバイクに乗るようなものです。
登山靴があると足へのダメージが全然違います。
底が厚くて丈夫なんですよ、登山靴って。
ちょっとした段差で土踏まずから石の上に降りた時なんかその効果を実感します。
スニーカーやウォーキングシューズとは根本的に設計思想が違うようです。
低山登山も流行っていますが、その際でも登山靴を装備していくことをおススメします。
何せ靴裏がスニーカーなどとは段違いに滑りにくいのです。
ワタクシも舐めていましたが数年前に登山靴を入手しました。
これの色違いの旧型。
その他にもあったほうがいい装備として「ストック。」があるのですが当倶楽部ではまだ未採用。
※本当に楽そうですな、あれ。でも結構いい値段(5000円位)するので見るたびに買うのを躊躇します。誰かください。
あとは、
上下ともストレッチ系のアンダーウェアがあると楽です。
※なくてもいいですが。
ワタクシは、今回リュックサックはツーリングバッグをそのまましょっていきました♪
※形が四角のまま保持されるので鬼滅の刃の炭次郎が背負う箱みたいになりましたがそれでもいいのです。
ちなみに・・
登山の際はジーパンとかやめた方がいいです。
基本的に肌を露出させないのが良いとされています。
登山って、
から、どんなに麓が暑くても上着は持って行くべきです。
※寒いなら着ればいいけど無ければ着れないのはツーリング時と同じです。
肌を露出させなければいいのですが、ジーパンなどの重たい装備は登山には不向きです。
※ワタクシは低山登山を舐めて、ジーパンでも暖パンでも登ったことがありますが、死ぬかと思いました♪
ゆえに、
下半身は短パン+アンダーウェア、上半身はドライTシャツ+アンダーウェアという格好に落ち着きました。
出来ればグローブもした方がいいです。
どんなに日焼け止めをしても手首だけ日に焼けたりするのもバイクと同じです。
前日に伊那に入って早朝出立
※アクセスは駒ケ根ICが便利なのでみんな駒ケ根市っぽく思っていますが実は宮田村です。
当倶楽部のある長野市からは160kmくらいあります。
「登山は朝早くから行かねばならない。」
のです。
大体だらしない人はこの時点で脱落します。
その時点でかなりハードルが高く、
ワタクシはともかく嫁が脱落しそうになったのですが 伊那のサーブ使いとして有名な友人K宅に前日から宿泊させてもらえることになりました。
ワタクシが知ってるだけで、Kは3台のサーブを乗り継いでいます。
今でも所有しているオープン4シーターは「エアコンが壊れて直らない。」という理由で夏眠中です。
※最近の夏は古い車はみんな夏眠してますな。
有名な限定の栗ようかん2本であっさり買収することができました。
※結局2泊したし、Kも山登りに無理やり付き合わせることになったわけですが。
というわけで、
前日にツーリングがてら長野市から伊那市に入り、
翌朝4:30出立し、シャトルバス乗り場である菅野平バスセンターに5:15着を目指すという計画です。
前日は、松本から奈川方面に向かい、味噌川ダムに寄って、木曽に入り、権兵衛トンネルを抜けて伊那入りしました♪
※翌日は朝早いってのに伊那の街に繰り出して飲んでしまうという体たらく。
この話は気が向いたら書きますが長野県道26号の旅の逆ルートですので、事前に読んでおくが良い。
※でも記事書いたときには味噌川ダムは寄りませんでした。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
この旅からツーリングバッグを新調しました。
※シートに荷物を括りつけるのは「荷物の積み方が汚くて大人としてダサい。」というので嫁が追加予算をくれました。
凄く安いですがリュックサックにもなる優れものです。
凄く安い分、固定方法に不安が残るため軽いものしか入れません。
※落下防止のため、かるくゴムロープで上から括ってあります。
これをセロー225Wに搭載します
。
その分、
重たい工具などはしっかり固定できるバッグに格納しました。
こちらをVT250FHに搭載します。
キャンプバッグほど大きくなくてちょっとしたツーリングにはこの程度で十分です。
※ドライブ旅行にもちょうどいい大きさなので使い勝手が良いです。
登山靴というかさ張るものがありましたが、この組み合わせで2名2泊の宿泊セットとお土産一式が余裕で入りました。
※リュックサックはもう一個ツーリングバッグに内包。嫁が使う一眼レフカメラもバッグ内に搭載です。
早朝から人出の多さに驚く
ものすごい人出です。
シャトルバス&ロープウェイのチケットを買うのに大行列となっていました。
列の長さは恐らく300m越えです。
「千畳敷カール。」「木曽駒ケ岳。」に行くには、
必要があります。
※自家用車は通行規制されているためです。
なのですが。
朝5:30だというのに、駐車場は満車。
がっつりと行列ができています。
※普段ならこれを見た瞬間、行くのを辞めますが乗り掛かった舟です。
「まーじーでー。」と言ってる小学生の男の子がいましたが、ワタクシも同じ意見ですぞ、小僧。
みっちり待たされました。
※しかも、込み合う時期なのでチケットがくそ高いのですよ。一人往復4710円もします。
チケット購入&シャトルバス待ちの列は駐車場内に展開されます。
まっている間に駐車場の車のナンバーウォッチングです。
いやぁ、遠くから来てるわ。
もっと近くにいいところあるんじゃないかと思うのですが ホントにはるばる来るんですなぁ。
関西圏や九州圏などの車もいました。
我々なんか超近い方です。
※みんな近隣に前泊してると思われます。
中には、
というような人もいるようですな。
佐世保ナンバーでフルパッキングしてるVT250スパーダがいました。
※インタビューしたかったわ。コーヒーとかおごるのに。
帰りに見たときはもっと増えてた。
※アフリカツインの人、帰り際に大盛りカツどんの店に寄ってましたがこれから喰うのか。健康!
ロープウェイに乗れば、
登山しなくても「千畳敷カール。」をゆったり40分くらいかけて散策するコースもあります。
スニーカーとかサンダルみたいなので散策してる 中華の 人達もいましたし。
※でも4710円も払うんだから山は登ったほうが良いと思うのです。
しばらくしてバスの順番が来ました。
満員電車並みにぎゅうぎゅう詰めになったバスに乗り込みます。
シャトルバスに乗って バス一台分の幅しかない峠道をものすごいドライビングテクニックの運転手さんが走って およそ30分。
バスを降りてすぐのロープウェイで7分。
※ロープウェイに乗るのもちょっと待つのです。
ロープウェイを降りたらそこが「千畳敷カール。」です。
マジで観光ポスター通りの光景が広がっています。
カールというのは 昔の明治のお菓子ではなく 氷河地形のことらしいです。
その広さが畳千畳分(誰が測ったんだか)くらいある広さだということらしいのです。
まあ、どこからどこまでが千畳なんだかよくわかりませんがロープウェイを降りたら パンフレット通りの スゲエ景色です。
西側の山の方角はきっちり稜線が見えるほどの雲一つない快晴。
東側の駒ケ根市街がある方向に思いっきり雲が出ていて一面の雲海。
いきなりこの光景ですよ。
よく見るとこの画像に富士山が見えますので目を凝らしたりしてよく見ましょう。
何だこれは?
もしかすると最高か?
朝早く行ってよかった♪
※言っておきますが雲海は朝しか出ませんよ、念のため。
ちなみに・・
このロープウェイ、年間を通して営業しているようですな。
正月にはダイヤモンド富士を拝めるようですし、春はスキー、初夏は高原植物、秋は紅葉が凄いらしい・・のですが、
ワタクシ達が訪れた9月中旬は、花が枯れて紅葉がまだ、という半端な季節なのでした。
ただし、
夏の空気層の上はすっかり秋の空気でして。
遠くに富士山が見えるし、眼下には雲海がドカーンと広がっていました。
※ワタクシ、今までこんなすごい雲海見たことなかったです。
ビーナスラインやソラテラスでも雲海が見えることを売りにしていますが、なんというか規模が違う。
※一応、「千畳敷カール。」のロープウェイ乗り場でも2600mくらいある。
これだけでも、4710円払ったかいがあったというものです。
ロープウェイの料金は季節によって、曜日によって異なります。
大人料金で、2030円から3050円と幅があります。
シャトルバスは一年を通して固定額っぽいです。
※中央アルプス駒ケ岳ロープウェイを参照。
こんな記事もあります▼
その1のまとめ
ここから数時間かけて登山することになるのですが、これがまた絶景に次ぐ絶景でして。
ワタクシの文章力では伝えきれないので記事にしずらいのです。
「登山は早く行くのが常識である。」
雲海の状況から見て確かにそれを実体験してきたわけですよ。
とりあえず、
「千畳敷カール。」のロープウェイの発着場から遠くに見える崖の様な切り立ったところを人が動いているのが見えます。
ワタクシ達もこれからその道をたどって3000m弱の木曽駒ケ岳を目指します。
回りの人達はかなり本格的な登山装備です。
※「登山計画書を書いてね♪」という案内がありましたので一応書きました。
これを登ります。
まず、画像中央付近のくぼんだ平らになってるところを目指します。
徒歩で。
標高2600m越えの「千畳敷カール。」でさえ、スゲエ景色でしたが、そこから3000m弱まで登るわけです。
この天気で視界を遮るものがない場所に行く。
さて、体力落ちまくっているワタクシ達ですが大丈夫なのか?
帰りのロープウェイに間に合うのか?
・・すげえぜ!。
長くなるので「その2。」に書くことにします。
ちなみに・・
普段バイクとか車とか乗って山道を走ってるとはいえ、山を自分の足で登る気にならないじゃん?
ワタクシも縁遠い世界だと思っていました。
でもやってみると意外と面白いです。
※普段生活してたら絶対にこんな光景みられない、というのを目の当たりにできます。
今の世の中は、下手すれば中継画像を見つつ疑似登山体験ができたりしますが、ワタクシとしましては、
「よそ様の体験をバーチャルに体験することは身を持って体験することには1mmもかなわない。」
と思うのです。
あの時の
・・こういうリアルな体験はいくら文章や画像を見ても伝わりません。
※特にワタクシのつたない文章で伝わる気がしません。
右側の赤い屋根がロープウェイのステーションです。
信長様は人生わずか50年とおっしゃいました。
最近は人生100年時代とか言いますが、精力的に動けるのはそれほど長くはありません。
これから生きていく時間は超貴重だと思うのです。
そのため、
お金払って高級品を買い漁るよりも、体験や経験に投資した方がいいと思うようになりました。
物品は時間とともに経年劣化していきますが、記憶や思い出というその時点の自分の記録は一生変りません。
高級品をたくさん持ってるよりも、そういうたくさんの思い出や記憶が多い方が精神的に豊かなように思えます。
まあ価値観なんてのは人それぞれなので何とも言えないのですが、
「これだけたくさんの人が山に登るのはどういうことなのか、今はなんとなくわかるような気がする。」
のです。
ただでさえ大変な小学生未満の子供とかご長寿とか赤ちゃん背負った若いお父さんやお母さんとか、
「何を見たくて何を見せたくて何を体験させたくて山に登るのか。」
ってことが少しだけわかった気がするのです。