長野市内にヘーゼルナッツのジェラートがある・・。だと。
知らなかった。
地域振興もかねて応援せねばなるまい。
市街地のツーリングは好きではないのですが、
堤防決壊の復興支援もかねて普段ジェラートとか絶対食わないワタクシが行ってまいりました。
当記事の目次
そもそもきっかけは台風被害の復興視察
色々話をしているうちに「見に行かねば!」という流れになりました。
ジェラートはあくまでもついでです。
堤防が決壊した場所から、有名になった新幹線車両基地の中間にある国道18号(R18)と国道117(R117)の共通区間である「アップルライン。」はたまに走ります。
国道周辺はかなり復興しており、だいぶ泥臭さも消えています。
※被災直後は本当に泥のニオイが凄かった。
現在でも
が続いています。
さらに一本国道の裏の道に入ると
になっております。
堤防決壊の間近にある妙笑寺。
お賽銭あげに行ってやってくれ。
ほぼ川の中という水位。
「2019年の10月以降、復興は進んだのか?」
今現在、被災地はどうなっているのか?
野次馬ではなく、復旧状態の現状を目で見ておきたい
※災害対策や災害への意識向上は実際に見ることから始まります。
床上浸水なんてもんじゃない・・。
機動力のある小さいバイクで現在も続いている復旧作業のお邪魔にならないよう巡りつつ、少しでも支援をしたいのです。
とはいえ、
出来ることなんか何もないです。
ただ出向いて邪魔にならないように、ジュースの一本でも現地で購入させてもらうだけです。
現地の人にこの辺で元気なお店はないか?と聞いて頑張ってるお店で食事したりしています。
すごく美味かったのでまた行こうと思います。
と言うわけで、
休日に短時間時間が取れれば長野の堤防決壊地域付近からその周辺の振興もかねて小さいバイクで散歩しています。
災害の復興状況だけでは記事にしづらいので、ジェラートと絡めてみました。
ちなみに・・
当倶楽部の関係者も数名、被災しております。
被災直後は当倶楽部の関係者も関東や新潟からボランティアに来ていただきまして、その際は当倶楽部を宿泊所としました。
もう二年もたつのか・・。
その頃はコロナとか全くなかったからね・・。
今被災したら、ボランティアも集められないよね・・。
ワタクシより大きい石が建物に突っ込んだままでした。
小布施観光ツーリングのついでに「小布施牧場milgreen」にも寄ろう!
その頃は全く知りませんでしたが、小布施には牧場があったのです。
しかも、
上信越道小布施スマートICのすぐ近くに。
まず普通にツーリングしてたら到達するのは難しい位置にあります。
普段、すぐそばの道路(長野県道343号など)は何度も通っているはずなのに。
小布施牧場milgreen
メイン街道からちょっと入った林の中という、知る人ぞ知るエリアにあります。
綺麗な整備された広葉樹の林の中にぽつんと綺麗なショップがあります。
※デート中の男女がたくさんいるので 小汚い バイク乗りはちょっと浮くかもしれません。
この部分だけ見るとちょっと日本っぽくないです。
すぐ住宅街とは思えないです。
この林がとても気持ちのいい場所で。
ほんっとに秘密の場所って感じがムンムンします。
まあ、混んでもらっても困るのでこれくらいがちょうどいいのかもしれません。
林は綺麗に管理されている里山と言う感じなのですが、実際は山間部からはちょっと遠い住宅街にあります。
意外と、すぐ裏が住宅街なのでビックリします。
※周辺は閑静な住宅街でお金持ちが多そう。さすが小布施!
ワタクシ達は、雨の合間のちょっとした時間に尋ねました。
※本来なら、林の中でジャージー牛を放牧してるのが見られるようですが、天候不順で離れた小屋にいるとのことでした。
デザインされてます!感が半端ない。
コーヒーやプリンなどもいただけるようですが、ゆっくりできる時間もないのでジェラートトリプルで。
ジャージー牛ミルクとブルーベリーと川中島白桃のトリプル。
※シングルで450円、ダブルで500円、トリプルで550円とお得なので。
どう考えてもトリプルが得です。
嫁と二人ならこれ一個で十分です。
桃がスゲエ。
ホントにおいしい。
ミルクは思ってたより味が濃すぎず食べやすくて美味いです。
ちなみに・・
川の反対側は堤防決壊で大惨事でしたが小布施エリアは比較的被害は少なかったようです。
それでも、
観光が大きな収入の目玉である小布施町はコロナ禍で収入激減。
※ニュースで対岸の惨事が報道されればされるほど風評被害があったようです。
こんな記事もあります▼
長野市街地の「つくりたて生アイスの店 ふるフル」はヘーゼルナッツのジェラート
知らなきゃ行きつけないくらいわかりずらい住宅地にあります。
※周辺の被災地の方に教えてもらいました。
この近辺は2019年の堤防崩壊で大水に浸かったエリアです。
新興住宅地っぽいのですが若干標高が低いのか、当時の写真を見ると一面が水浸しになっています。
それでも、徐々に復興は進んでいるようです。
全然わかりづらい住宅街にあるんですが、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。
※お店の内部は狭いので一組だけしか入れません。あとはショップの前で並びます。
みんな家族で来るので並ぶと順番がなかなか回ってこない。
この時は、お昼過ぎに少し晴れ間が出て蒸し暑かったのですが少なくとも5組は並んでいました。
パラソルの下で日陰になるベンチには既に家族連れが陣取っています。
駐車場にも入れなそうだったのでちょっと離れた西友に一時的に退避します。
※ちゃんとお茶は西友で買った。
このお店の特徴は「ヘーゼルナッツの畑を自前で持ってる。」という日本ではほぼ唯一という材料獲得手段。
売りと言うだけあって、
ヘーゼルナッツのジェラート、すげえ美味い。
※川中島白桃のジェラートも美味かったけど。
写真とか取ってる場合じゃない。
ちなみに・・
割と最近、このエリアは長野市に併合されました。
※ワタクシが長野に移住してからの平成の大合併って奴です。
恐らく併合してなかったらより一層悲惨なことになっていたはずです。
自分で運転できない乗り物は嫌い。
新幹線の車両基地にも比較的近いので、フォトジェニックな写真が撮れるかもしれません。
※車両基地をまたぐ散ったい交差の上が新幹線基地の撮影ポイントらしいよ、車道にバイク止められないので行かなかったけど。
復興はまだまだ途中というか終わらない
とはいえ、一本裏に入るとすごいことになっています。
特に国道から東のエリアは古い街並みで塀や壁などに生々しく当時の泥水の後が残っています。
※西のエリアは新興住宅地。丸ごと家をつぶして引っ越した住民が多いようです。
このエリアは土蔵が多いんですよ。
災害はいつどこで発生してもおかしくないです。
目の当たりにしてみると、ちょっと絶句します。
自分のこととして考えておく必要を感じますね。
日本は災害だらけ
自然の宝庫である日本列島はどこにいても、
いつ何時自分にどんな災害が降りかかるか分かったもんじゃありません。
日本人は 人がいいのか すぐ忘れちゃうんですよ。
メディアも発生当初はしつこく報道する癖に1年もたつとニュースになりません。
比較的近くに被災地があるのであれば、
被災復興の迷惑にならない範囲で被災地を自分の目で見ておくといいです。
コレだけ安全っぽい日本でも、
人間にはどうしようもない状況は確かにあるのです。
次は自分が被災者になるかもしれません。
その場合、
「災害の現場を見ておくこと。」
「災害時にどうすればいいのか?」
を知っておくといざという時に適切な判断か取りやすい気がします。
※もちろん焦るとろくな判断しないのが人間ですが。
まとめ
※上記両店はサービス精神が凄く、コーンやカップからはみ出るくらい盛ってくれる。
ので、
さっさと写真撮って溶ける前に喰うべし。
※手がべたべたになる。
2019年10月に長野の堤防決壊で水浸しになった場所は
2021年9月現在、こういう街中のジェラート屋さんが健全に営業続けていけるようになるまで復旧はしています。
ただし、
未だに家に帰れていない住宅難民も多く、まだまだ復興途中です。
かつて
「アップルライン。」
と呼ばれ、長野と上越を結ぶ大きな街道でしたが、高速や周辺道路の整備で往時の勢いはありません。
ニュースで報道されることもほぼなくなったこの地域の被災状況ですが、実は災害があったことすら忘れ去られようとしています。
未だに放置されている体育館や泥が詰まったままの公民館の掲示板を見ると言葉になりません。
見ておいたほうが良いですよ、実際堤防が崩壊するとどうなるのか。
近いうちに北信五岳道路完全走破の記事も書きます。
そして、
見に来た際には、少しでも現地にお金を落としてあげることです。
食事や休憩、の産物買ったりジュース一本でもいいのです。
それしかできませんよ、所詮吹けば飛ぶようなバイク乗りなんてのは。
とはいえ。
災害の事態が落ち着けばバイクは被災地への橋渡しにもなれる乗り物です。
2019の台風災害のボランティアで一番活躍したのは乗り物はスクーターでした。
※ワタクシがボランティアに行った阪神淡路大震災でも一番使えたのはスクーターでした。
一家に一台バイクを装備しておいた方がいいかもしれません。