傷んでいたらはささっと交換しちゃいましょう。
なぜか?気分がいいからですよ。
少しの手間で大いに満足できるのが常に触れるところの更新です。
汚くぼろいままのグリップはダサいし、見てて痛いのです。
当記事の目次
純正以外のハンドルグリップは良く痛む
ゴムの質の問題なのかよくわかりませんが。
こうなると純正のハンドルグリップの持ちの良さの方が異常な気すらします。
ハンドルグリップを交換するのは貧乏バイク乗りの中ではメジャーなカスタムポイントです。
昔からバイク小僧の中では割とメジャーなカスタムポイントだったりします。
※コケてハンドルグリップが損傷して、純正が買えないので仕方なく、という向きも多かったのですが。
中でも、ハンドルの先端にバーエンドがない「クローズタイプ。」のハンドルグリップはコケると一発で裂けたり千切れたりするので交換されやすいパーツだったりしますね。
特に「クローズタイプ。」の採用が多いオフ車はハンドルグリップが痛んでる個体が多いですな。
※あと旧車。
意外と人気がないクローズタイプですがオフロードバイクは良くコケるのでグリップは消耗品なのです。
一方、ハンドルの先端にバーエンドが付いている「オープンタイプ。」の場合、コケるととりあえず、バーエンドが損傷するのでグリップ自体は無事ですが、バーエンドに傷がついてる方が気になるし、ダサいのですよ。
※「ああこの人こけたんだな・・。」という暗黙の了解が漂うのです。
純正のクローズタイプに穴開けてバーエンド入れています。
バーエンドは伊達じゃない
バーエンドには大抵重りが入っています。
これを外すとどうなるかと言いますと。
大抵のバイクでは笑っちゃうほど振動が来ます。
※古いバクほど振動がすごい。GPz1100はバーエンド外すと振動がすごかった(笑)
バイクの先端には振動が出やすいのですよ。
コレを防振という意味で重りを突っ込んだりしています。
こういう先端のパーツは「軽けりゃいい。」というものでもないらしいのですよ。
例えば、ミラーとかね。
リプレイスの安いミラーは軽くてチープです。
その分、しっかり振動で見えずらいのです。
※ 安いバイクやオフ車を除いて 純正ミラーはしっかり重く作られています。
Z1-RもZ750D1も純正ではクローズタイプのしっかりしたグリップを採用していますが、振動はやはり大きめです。
対策として、
純正のグリップを加工していかにも純正っぽく見えるバーエンドの重りを突っ込んでいます。
※ユーザー車検の際にチェックされたとき「この検査員さん、出来るな。」と思ったことがあります。
バーエンドに重りを入れたことにより、ハンドルに出る細かい振動の半分以上は消えました。
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当倶楽部のバイクは
という風に使い分けています。
理由は「何となく。」です。
ちなみに・・
Z1-RとZ750D1のハンドルグリップですが。
ハンドルグリップを変えていません。
雨でも台風でも走り続けて、トータルで10万キロ以上乗ってますがコケないので全然傷みません。
ビニールっぽい質感ですが意外地滑らないのは大したものです。
Z750D1純正のハンドルグリップはビニール質の素材の含有量が高いのか、ゴムっぽくありませんな。
ゴムであれば、あれほど耐久性はないハズです。
※Z1-RのグリップはZ750D1よりかなりゴムっぽいですが、やはり純正らしく素晴らしく耐久性がいいです。
質感は欧州車のゴム部品に似ていますが耐久性、耐候性は多分何十倍にもなるでしょう。
※アバルト595のゴム製品なんてのは酷いものでワイパーとかすぐダメになる。
とにかく、
旧車のハンドルグリップは ビニールっぽくて滑りやすいような気もしますが 耐久性はくそ高いのです。
※アフターマーケットで売ってる2千円位のハンドルグリップとは比べ物になりません。
いろんなタイプのハンドルグリップがあるので個性も主張できるアイテムです。
ハンドルグリップを交換すると全体的にリフレッシュする
ハンドルグリップは痛んだら早めに付け替えると気分がリフレッシュして良いものですよ。
ワタクシは新品のハンドルグリップの感触が好きです。
オフロード車のハンドルグリップは物にもよりますが、5年も持てばいい方じゃないかと思うのです。
リプレイスモノの安いハンドルグリップは経年劣化で傷んでくるとベトついたりしますし。
いわゆる「ゴムの加水分解。」という奴ですね。
こうなると、交換しかありません。
※酷いとグローブの繊維がハンドルグリップに残ったりして貧乏くさい。
千切れたり、すり減りまくったハンドルグリップでバイクを運用してる人もいるようですが非常にもったいない。
バイクに乗るときは、
は、綺麗にして気分良く使えるようにしておくのが基本です。
※こういった細かいポイントを全く気にせず、ないがしろにするからバイクに対して愛着が湧かないのです。
たかだか数千円で気分良くバイクに乗れるようになれば安いものです。
好きなのを選ぶといい。
そんなに高くないので余った予算でお酒でも買うといい。
ハンドルグリップ交換作業のついでに、
スロットルグリップ周りやワイヤ類のグリスアップしてあげたりすればさらにバイクに対して愛着も湧くというものです。
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バイクのハンドルグリップの交換の仕方
アフターマーケットパーツは交換作業した人にもよりますが割と適当です。
バイクのハンドルグリップがぐるぐる回っちゃたりしませんか?
ガッツリ固定されている純正のハンドルグリップでも、時間が経過すると内部の接着剤が緩んできて回るようになります。
結構気持ち悪いのでスロットルグリップを外して接着剤のカスを綺麗に取った後、新しい接着剤で固定しなおすとスッキリします。
※こうなったら内部が痛んでいるので交換時期ですよ。まあ見た目がきれいなら再利用もアリですが。
クラッチ側の左ハンドルグリップは特に緩みやすい気がします。
長く同じバイクに乗るならば、こういう細かいメンテナンスの手を抜いてはいけないのです。
※本当にツマンナイことで愛情が覚めることは本当にあるのです。
ワタクシがバイクのハンドルグリップを外す場合、
という感じでハンドルからハンドルグリップを抜いています。
アクセル側もクラッチ側も同じです。
※このようにハンドルグリップはグリグリと力業で抜くのが基本ですが、再利用しない場合はカッターで切っちゃうと早いです。
ハンドルグリップが抜けたら、ハンドルに残った接着剤のカスを綺麗にパーツクリーナーで拭き取ります。
この工程で、脱脂も兼ねます。
だいぶスロットルボディも傷んでいますなぁ。
脱脂が済んだら、ハンドルとハンドルグリップに接着剤をはみ出るくらいたっぷり塗布します。
後は左右を間違いえない様に押し込むだけです。
グリグリとハンドルグリップの先端にハンドルの端がくるまで押し込んでいきます。
関係ないけれど、こういう写真撮るのは難しいのです。
手が三本あれば別ですが。
接着剤
今まではハンドルグリップを固定するのに長い間、「セメダインスーパーX。」を愛用していました。
その前に長らく浸かってた「セメダインG17(ゴム系の接着剤)。」は耐水性が低かったのですが、「セメダインスーパーX。」はその耐水性をもクリアした商品だったからです。
※値段もそれなりにスーパーXですが。
これはこれで使い勝手がいいのです。
最近、当倶楽部ではゴリラグルーという接着剤が大ブームでして。
ブーツの底やゴルフバッグの底、革細工、ロータスヨーロッパの内装に至るまでこの接着剤を多用しています。
意外と内容量も多く、長持ちするので割安ですらあります。
※当倶楽部では常時ストックするケミカルとして認定されました。
粘度が低く、流体なので最初は収まりが良くないこともありますが、
固まると「セメダインスーパーX。」以上にしっかり固定されるので気に入っています。
しかも、水に強いというバイクにはうってつけの接着剤ですし。
※湿気と反応して固まる位水には強い。
流動性が高いので慣れるまでは流れガチですが。
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ちなみに・・
昔はハンドルグリップの周り防止に「針金で固定。」するのが一般的でした。
※もちろん接着剤と併用ですよ、念のため。
グリップにも「ここで締め上げてね♪」みたいなラインが入ってたりしたものです。
でも頑張って針金を締め上げすぎると、ハンドルグリップが千切れるのですよ。
当たり前ですね。
さらに、
ワイヤツイスターなど固定した針金のねじった部分が邪魔です。
※ちゃんと針金の先端をグリップ側に向けて固定しないと気になる。
最近の当倶楽部では、
「タイラップ。」
で固定するのが流行りですな。
細身で頭部分の小さいタイラップを使うのがポイントです。
で。
タイラップの頭部分はどうやっても出っ張ります。
※これはこれで気になる。
コレがちょっとでも手にあたるとツーリング中ずっと気になる。
なので、
自分がハンドルを握る際に邪魔にならない箇所にタイラップの頭部分が来るように調整するのを忘れてはいけません。
タイラップは針金より幅広なので、よりしっかり固定される気がします。
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エアコンプレッサーがあるとグリップを抜くのがさらに楽
なかなかハンドルからハンドルグリップが抜けないことがあります。
こういったときにはエアコンプレッサーとエアガンを使うと楽です。
要するに、ハンドルグリップとハンドルの間に空気の層を作っちゃえばいいのです。
ある程度、接着剤の固着が剥がれたら、ハンドルとグリップの隙間にエアガンでブローを♪
ハンドルグリップは、するっとあっという間に抜けますよ。
こういうのはなかなか雑誌やメディアなどでは紹介されないノウハウです。
知っておくといろいろ楽できます。
だからと言って、
ハンドルグリップをはめ込む際にエアブローしてはいけません。
せっかく塗布した接着剤が飛び散って悲惨な目にあいます。
そんな目にあったT君。
ちょっとは考えろよ、T君。
※当倶楽部のガレージでやったので、接着剤は飛び散りました。当倶楽部の車両に接着剤が飛び散ったりしたら光より速く殴り飛ばすところでした。
まとめ
とにかく貧乏くさい。
ハンドルグリップ交換の作業は大したことないし、ハンドルグリップ自体の値段だって大したことありません。
交換しないと損ですよ。
昨今のちょっと古めの旧車ブームで、ツーリング中に古いバイクを目にする機会は結構増えていてうれしい限りなのです。
が。
グリップのような細かいポイントをしっかり押さえてこその栄えある旧車オーナーだと思うのですよ。
中には旧車を現状維持するのが手一杯で、
といった個体も頻繁に見かけるようになりました。
※オーナーの勝手かもしれませんが 非常に残念な感じに見えます。
旧車はお金出せば誰でも乗れるものではないのです。
バイクはオーナーがしっかりしないと、勝手に不具合が直ったりしないんですよ。
というわけで、
長く同じバイクに乗りたいなら、痛んだところを少しずつリフレッシュしながら乗るしかないのです。
特に、常に手で触れるハンドル周りやメーター回りといった箇所が綺麗になってスッキリすると乗ってて気持ちがいいものです。
特にハンドルグリップは目立つんですよ。
ハンドルグリップがすり減ってハンドルバーとかスロットルボディとかが見えてるようなバイクはなんだか大事にされてないように見えて オーナーともども ダサいのです。
新しいグリップはコレ。
でも新しいグリップも嫁がすぐコケてすぐ痛むんだろうねえ。
傷んだハンドルグリップは早く交換した方がいいに決まっているのです。
好きなハンドルグリップを選ぶといい。
値段もピンキリです。
しかし、純正のハンドルグリップは長持ちするよねえ。
※ほんとにZ1系バイクのハンドルグリップは全体的に肉厚で重くて超頑丈です。
すみません、装着後の写真撮ってないのに意味気が付きました。
後日、 気が向いたら この記事に画像追加します。