なんだそれは。
行くしかないじゃないか。
わずかな晴れ間を縫って行ってみたものの。
リターンマッチを心に誓う結果に。
地元民すら知らない【黒菱林道】
スキーシーズンは混むのはもちろん、最近は夏でも観光地としてかなり栄えています。
※外人が居つくくらい快適な町らしいですな。
そんな街のはずれにひっそりと【黒菱林道】はあります。
白馬の観光地はパラグライダーもSUPもやったし、大体行った気になっていたのですが、最近【黒菱林道】の話を聞きまして。
なんでも、
【黒菱林道】は7月から秋までのわずかな期間しか通れない絶景路だとか。
そんなところ行くしかあるまい。
ということで、
7月の雲が多めな休日に向かうことにしました。
【黒菱林道】はこんなところ
恐らくスキーのリフトの整備道路だったのではないかと想定します。
そうするとと黒菱林道にたどり着きます。
※結構わかりづらいのも一見さんを拒んでてとてもよろしいです。
チャリ多い
この辺りのペンション街はチャリがたくさんいて危ないので要注意です。
車通りが少ないのでチャリはやりたい放題。
しかも、
ずっと登り坂なので、チャリもヘロヘロです。
さらに、
チャリはタイヤが太くて重そうな奴ですよ。
フラフラしてたりするので車やバイクで行く場合はかなり余裕をもって追い越しする方がいいでしょう。
チャリでスポーツは流行ってていいのですが、傍若無人な人もたくさんいて道路を占拠してたりします。
後方確認もろくにせずに、道路の真ん中に出てきたり、ふらついてたりするのですよ。
ツマラナイ事故とか起きなければいいのですが。
ペンション街を超えると、車線が狭くなって広くても1.5車線になります。
そんな道を何本もリフトの下をくぐっりつつ、ズンズン登っていくことになります。
もちろんガードレールなんてないです。
デカい車が多い
なぜか県外ナンバーのでかい外車(高級車)が多いです。
当然、すれ違えません。
なんども車同士の睨み合いというか譲り合いを見ました。
そもそもデカい車で来るところじゃないですが、なぜかそういう観光情報が蔓延してるようです。
※最近の車はデカすぎ。こういう所での運用は考えられてませんな。
もちろん、
バイクならスムーズに登っていけます。
バイクでも注意
夏季は牧場になってるので、GRIDと呼ばれる金属製のグレーチングが道路に敷いてあったりします。
※家畜はこのグレーチングを蹄で越えられないのですな。
豪州では、こういうGRIDがあるときは立て看板で事前に警告があったものですが、日本ではそんな表示義務はない様です。
これが結構滑るのですよ♪
バイクで油断してると一発で足元救われます。
※路面が濡れてる下り時にGRIDの上でフロントブレーキかけると一発でコケます。
長野の高原道路は結構牧場の脇を通る道があるのですが、こういう個所は気を付けたほうがいいのです。
「牛見ててコケタ。」
そんなのはバイク乗りとして情けないし。
延々とこんな感じの道です。
約12キロほど延々こんな道が続くのですが時折白馬の街が見え隠れしたりします。
晴れていれば。
そうです、この日は
「麓は晴れてたんですが山の上は土砂降り。」
というよくある山の天気に左右されたツーリングになってしまったのでした。
黒菱駐車場
が。
黒菱駐車場に着くころには土砂降りに。(´;ω;`)
土砂降りで這う這うの体でたどり着いた黒菱駐車場からの景色は・・。
「視界ゼロ。」
でした。
※黒菱駐車場は未舗装の駐車場です。その路面状況も見えないくらいの雲の中でした。
左上の標高だけ確認できればよろしい。
標高1400mを超えているので夏でも雨だと寒い。
サマージャケット+長袖シャツという組み合わせでは寒い。
※当倶楽部では夏のツーリングでもグローブは厚手のものを積んでいます。
こんな記事もあります▼
それでも、
悔しいので周りの写真を撮りまくり。
リフトの脇でずぶ濡れになってる牛の群れを撮影したりします。
夏は放牧地帯になってるので牛がいる。
「うむ。これは出直したほうがよかろう。」
と土砂降りの中で思いなおして、近いうちの来訪を誓いつつバイクを方向転換します。
そうしてる間もヘルメットからは雨がしたたり落ちてくる始末。
※OGK KABUTO KAMUIⅢで初めての雨(´;ω;`)
車のヘッドライトすら分からんくらいの雲の中でした。
土砂降りだと、 Z1系のバイクのブレーキは冗談じゃないレベルで効かないので ゆるゆる降りることにしました。
GRIDも怖いしね。
今回嫁はセロー225Wを得物に選んだのですが「大正解♪」とか言ってます。
※ワタクシはZ750D1で臨みました。
たしかに、
【黒菱林道】にくるなら全般的にオフ車とか小さいバイクの方が向いているかもしれません。
最近、高速道路や高規格の道路を走り回るならデカいバイクがいいのですが、こういう細かい所を散策しまくるなら250cc以下がベストだと思っています。
※小さいバイクは悪条件でのUターンがとにかく楽。
黒菱林道を下ってる途中で荷物満載のツーリングライダーとすれ違いましたが、この後ずぶ濡れになるんだなぁ、と見守ってしまいました。
※どうやっても「この先雨だよ。」とは伝えられないし。
50mほど下ると雨はやみ、ところどころでいい景色が広がり始めました。
ゆっくり時間をかけて降りてきた白馬の街の中は雨というよりもむしろピーカンで。
ずぶ濡れなのはワタクシ達だけ、という浮きっぷり。
※この天気なら、普通に黒菱林道に向かうのは理解できるというくらいいい天気でした。
せっかくなので白馬の足湯で暖まろうかという話も出たのですが、
下界に下りたらむしろ暑いくらいだったので適当に走れば乾くだろ、ということになりました。
コレだけでは何の情報提供にもならんワタクシの個人的な日記になってしまうので、
久々に行く隠れ家的なレストランに向かうことにしました。
ちょうど濡れたウェアを乾かすにはいい距離ですし。
ちなみに・・
GARMINのハンディGPSで標高を見ながら走りましたが、500mも標高が下がれば雨は降ってないんですよ。
※【黒菱林道】の途中で既に道路は乾いていました。
山の上だけがピンポイントで雨降ってると言うことですな。
※下から見上げると確かに山の上だけ雲がかかっていました。
GARMINのハンディGPSはこういう使い方ができるのでツーリング時にとても楽しいのです。
どんどん新しく性能がアップして安くなっています。
円安でこの後、価格が上がるかもしれません。
秘密の隠れ家レストラン「くんくん」
「カフェ・レストランくんくん。」です。
雰囲気がいいまさに隠れ家風のカフェレストランです。
R148を白馬から南下します。
佐野坂を抜けて青木湖を抜け、中綱湖のR148を挟んで反対にあるのが「カフェ・レストラン くんくん。」です。
いつも先客がいるくらいは流行っているのですが、立地も静かで素敵な隠れ家的なカフェ・レストランなのですよ。
30分くらいかけて到着するころには、ずぶ濡れだったウェアが8割以上乾いていました。
これこそ夏のツーリングですな。
帰る時に一瞬駐車場が空いたので記念撮影を。
レンガ作り&レンガ敷で建物が素晴らしくかわいいのよ、ここ。
ワタクシはいつも食べるヒメマスのフライ定食を。
※アジフライっぽいけれど美味い。タルタルでもソースでも抹茶塩でもうまい。
嫁はデミグラスソースのポークカツ定食を。
※これも、ご飯足りないくらい旨い。
当倶楽部はこういう個人でやってるようなカフェ&レストランを応援しています。
※定食屋さんも。情報共有希望。
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ちなみに・・
白馬八方エリアにはワタクシ達が長らく通ってたおシャレなカフェがあったのです。
※今でもありますが。
ただし、
最近はいつ行っても地元民(外人が半分くらい)とにわか観光客に占領されてゆっくりできないのですよ。
お店も食べ物もSNS映えするので急に流行っちゃったようです。
昔の閑散としてた感じが好きだったんだけどねえ。
今は駐車場すらまともに入れないくらい混在していますな。
普通の観光客は多分入ってこないようなところなんですがね。
時間がある人は、デカイハンバーガーを食べてみるといいですよ。
※ワタクシは分解して食べた。
こういう軽喫茶店っぽいオシャレなカフェがたくさんあるのが長野のいいところなのです。
ロータスヨーロッパで行くとお店のお客さんにウケたもんですが。
腹ごなしに【居谷里湿原】散策
このまま撤退をするのもしゃくなので、無理やり散策路を検討します。
時間も時間だし、出来れば長野市に向かう途中で散策できればありがたい。
という目線で食事をしながらプランニングをしますと。
それほど遠くない場所に【居谷里湿原】というのがあります。
「真夏の湿原と言えば、蒸し暑くて虫がいる。」
のが定番ですが、この日は風が爽やかでして。
※白馬あたりで気温が27度。風は割と強め。
せっかくなので、 腹ごなしに 散策して来ようということになりました。
未舗装区間はちょっとだけありますが、普通にオンロードバイクで行けます。
というか、
一応、軽く木道が整備されているのですが湿原以外何もねえ♪
※自販機とかもないです。
観光地にする気がないのが良くわかる清々しい駐車場。
そして誰もいねえ♪
まさに知る人が少ない穴場スポットなのかもしれません。
※なんでも貴重な湿原であるという立て看板もありまして、なんだか無理やりありがたがるワタクシ達なのでした。
遊歩道で湿原を一周できるとのことなので、当然行きます。
※ライディングブーツですが。
基本的に生き物の気配があんまりない湿原ですが、ところどころが「もののけ姫。」に出てきそうな森でした。
※探せば両生類なんかはいそうですが。
人の気配が全くなく、神秘的な湿原でした。
まあ、よほど暇じゃない限りツーリングの途中で寄るようなところではないかもしれません。
一人で行くと怖いかもしれませんな、熊とか。
※でもワタクシは人でごった返してる所よりは、こういう所の方が好きです。
まとめ
そして、麓では晴れてても山の上は雨だったりするので注意すること。
今回の教訓はコレに限りますな。
麓では天気は大丈夫だと思ったんだけれど。
ツーリング記事としては内容が薄いので 記事にするか悩みましたが、無理やり合わせ技とすることd絵何とか一本、と言ったところか。
それでも、
「山の上は寒いことがある。」
「麓で晴れてても山を見上げて雲がかかってたら山の上は雨なことがある。」
という、痛い目を見る人が一人でも削減出来れば幸いなのです。
それでも、バイクで出かけた先が絶景だと車以上に感動するものですな。
今回は悔しい思いをしましたが、また行けばいいのです。
※長野市からも割と近いしな。
こういう道の先に知らない世界がある・・可能性はゼロではないのだ。
こういう人知れずひっそりとある絶景ポイントを探すのはとても楽しいのです。
※人が何と言おうと、人に迷惑かけない限り自分だけ満足できればそれはそれでいいのです。
でも、単独行以外だと実際なかなかバイクを止めてゆっくり撮影するなんてことはあんまりないのですが。
若いころは田んぼや畑なんか全く気にならなかったのに。
田んぼの稲が順調に育っていますな♪
年々、田んぼや畑の生育状態が気になうようになりました。
※特に、立派なヒマワリを見ると「どうしてうちのヒマワリはこんなに大きくならんのか?」と思ったりします。
もしかすると来年くらいには「農家&自給自足ブログ。」になってるかもしれません。
※食料を自給できるって、実は結構すごいことですよ。
今回は以上です。